もしかしたらあったかもしれない世界   作:究極の猫愛好家

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みんな覚えるかな!?得間頼華ちゃんだよ!
覚えてない人は龍よ、竜よ!を見直そう


興味が本気に変わる時 楽郎×頼華

 

~~~???side~~~

「この動画ってシャンフロだよね?え?すっご何この動き!」

 

「壁をあんなスピードで駆け下るってなに!?」

 

「…ふぅすっごかったぁ…でも引っかかるんだよなぁ」

 

「誰だっけ?すっごく声似てるんだけどなぁ…ん?サンラク…もしかして」

 

~~~楽郎side~~~

今朝もいつも通り玲氏とシャンフロについて話したけど結局オルケストラ戦の動画流れてるんだよなぁ…オフゲーに逃げたけどいつまでも逃げるわけにもいかないしなぁ…てかたった一日で登録者50万人ってなんだよ…っと着いたから思考切り替えるか

 

「…ん?なんか下駄箱に入ってる…悪戯か?」

 

これは…手紙?これまた古風に何故…

 

ポンッ

肩に手を置かれた…何故だか懐かしくそして汗が止まらなくなり始めたのを感じる

 

「なぁ陽務よぉちょーっと話があるんだがな?面ァ貸せよ」

 

「すまんな、朝はあれがそれでこれなもんで都合が合わなそうだ」

 

「そうか、ほらさっさと行くぞ?」

 

「問答無用ならさっきの会話する意味無くね?」

 

致命的に会話のキャッチボールが成立しない我が友人達よ…顔にデッドボール当てれば通じるかな?

 

「お前なんか物騒な事考えてないか?」

 

「普段のお前らよりは絶対物騒じゃないから問題ない」

 

「まぁとりあえず陽務3等兵言い残すことはあるか?」

 

「もはや裁判すら開かれていないんだが?」

 

「別に良くね?」

 

「まだ今回は何もしてないんだが!?」

そう、今回ばかりはまだ何もしてないんだよなぁ

 

「今回は、ってのには引っかかるがお前手紙もらったじゃん」

 

「貰ったな」

 

「ラブレターだから処刑する」

 

あれ?急に話しとんだな…もしかして今バグった?

 

「てかなんでラブレター固定なんだよもっと他のもあるだろ」

 

「他に持って例えばなんだよ」

 

「脅迫状とか」

 

『お前どういう日常送ってんだよ!』

 

おぉ、ハモった

 

…………………………………

 

「作戦タイム!」

 

「帰っていい?」

 

『これ斎賀さんに知られたら不味くない?』

 

『一般人ですら察知できる威圧感を味わいたくねぇよ…』

 

『でも知らぬ存ぜぬで通せば良くない?』

 

『そうすっか☆』

 

「なぁ陽務、ほんとに思い当たる節は無いんだな?」

 

「ないな」

 

「なら今回は見逃してやろう感謝するんだな!」

 

「そうか、では皆の者雑ピを捕らえるのだ」

 

「は!?なんでだよ!話は終わったじゃねぇか!!」

 

「貴様この間雨宿りしながらポエムを書いていたそうだな」

 

「なんでそれを知ってんだよォ!」

 

「コンビニ帰りの柳澤が発見したらしい」

 

「てめぇおい柳澤ァ!」

 

「あぁまるで君は春風のようだ。暖かく心地の良い風を「うぉぉぉぉぉァ!」」

 

結論としては割と心温まるからいいのでは無いかとなった。

 

てかこの手紙呼び出しかぁ…

『陽務君へ、貴方へ話したいことがあります。放課後教室で待っていてください』

まあいいけどさぁ帰ってゲームしたいから早く来て欲しいなぁ

 

~~~放課後~~~

 

「ごめん、待たせちゃったかな?」

 

「ん?いや待ってないよHR終わってからまだ20分も経ってないわけだし」

 

「優しいんだね、サンラクくん。」

 

「!?!?!?」

 

なんでこの人は俺=サンラクだって知っているんだ!?これを周りで知ってるのは玲氏だけ…あの外道衆は確実に言うことは無いし玲氏も同じ…一体どこで…

 

「で、合ってるのかな?サンラクくん」

 

「サンラク?誰のことだ?」

 

「あれ?シラを切るのかな?」

 

「シラを切るも何も分からないんだから仕方ないじゃん」

 

「そっかぁ、実は私さ、少し前にシャンフロのサンラクってプレイヤーの動画を見たんだよね。」

 

「そ、そうなんだ〜」

 

「そうなんだよ、正直すっごく感動したんだけどさ、なぁんか引っかかるなぁと思ってなんでだろうって考えたらさ、何かどこかで聞き覚えのある声だなぁと思った訳よ」

 

「う、うん」

 

そろそろ嫌な予感するからこれ付けるか…

 

「そうなんだよ、それで…ってえ?まってまって何それ」

 

「ん?あぁ気にしないでいいよ続きよろしく」

 

「え?いや急にそんな電光掲示板見たいな被り物し始めた人を前にして流石に平静を保つのは無理があるよ?」

 

「まぁまぁ、いいじゃないか」

 

「ふ、ふーんこれで更に確証が深まったよ!君、顔隠し(ノーフェイス)でもあるよね?」

 

「(~ω~;)))」

 

「え?なにそれ便利…じゃなくて!なんで私が確証を得たのかって言うとね実は少し前にシャンフロの動画を見たんだよね。とにかく感動しちゃってねぇ」

 

「(^ω^;);););)」

 

「でも見ててどこかずっと引っかかってたんだよねぇ」

 

「そうなんだ…」

 

「それでよく注意して聞くと声が君なんだよねぇ。玲から君はゲーム好きでエナドリ狂というのは聞いてたし。それにサンラクって名前、自分の名前1部使ってるだけじゃん」

 

「…ぐぅ」

 

「グゥの音は出たみたいだね、てかそれをリアルで言う人初めて見たよ。てかホントシャンフロも驚いたけど顔隠しまで君だとはねぇ」

 

この人鋭すぎるな…諦めた方が早いか…

 

「なんで俺が顔隠しだと?」

 

「元々エイトちゃんが好きだったんだけどGG-Cの時も見てて動きすごいなぁと思ってたんだけどやっぱりそうか!」

 

「うーわ油断してた…もうバレたのならいいやサンラクこと陽務楽郎よろしくね」

 

「私は得間頼華、気軽に頼華って呼んでね楽郎君」

 

「よろしく。で、結局俺を呼び出したのはなんで?確証を得たいがため?」

 

「それもあるけど1つお願いがあるんだよねぇ」

 

「なにが?」

 

「手伝って欲しいゲームがあるの!」

 

~~~30分後~~~

 

「まさか手伝って欲しいゲームがスクラップガンマンだったとはね」

 

「前にふらっと寄った時に筐体があるのを見てやりたかったんだけど一人でやるのはねぇって。もしかしてやった事があるの?」

 

「JGEに行ってたからね」

 

「だからかぁ…ほんとごめんね?足引っ張っちゃって」

 

「引っ張ってないよ。てかほんとに初見プレイ?それなのにB評価って凄いでしょ」

 

「えへへ、ありがと。でも喉乾いちゃったよ」

 

「そうだね。なんか買ってくるか何がいい?」

 

「え?いいの?ならお茶をお願い出来るかな?」

 

「分かった、ならすぐ買ってくるから待ってて」

 

「うん。よろしくね」

 

……………………………………

 

うんデジャブかな?頼華さんがナンパされてるよ…この光景前にも見たなぁ…確かJGEの時は玲さんがお花摘みにいったら〜って感じだったかなぁ

さて、行くか

 

「ごめんね頼華、そろそろ帰ろうか」

 

「ら、楽郎君?」

 

「ごめんな兄ちゃんこの子はちょっと俺が借りるからよ、一人で帰ってくれや」

 

「遅くなってごめんお茶がなかったからおしるコーラ買ってきたよ」

 

「え?まっておしるコーラ?なにそれ」

 

「いやほんとになんだよおしるコーラ」

 

「てかそこのお前、流石に古典的すぎるだろ面白味がない3点」

 

「は!?なんだテメェ!調子乗ってんじゃねぇぞ!」

 

うーむ今回もやっぱりつかみかかって来るかぁなら

ガッッ!

 

「痛った!」

 

足払いに限るんだよなぁ!

 

「ナンパなんかするより体幹鍛えろバーカ!よし逃げるぞ頼華!」

 

「う、うん!!」

 

~~~10分後~~~

 

「ここまで来れば来ないだろ」

 

「ありがとう楽郎君、でもおしるコーラは許さないから」

 

「あ、そんなにまずかった?」

 

「ほんとに不味いよ!?なんならまだ残ってるから飲んでよ!」

 

うおっ、そんなに不味かったのか?まあ別に飲んでもいいが…

 

「間接キスになるけど大丈夫?」

 

「かっっっっ!べ、別に構わないよ!ほらグイッと!」

 

大丈夫ならいいんだが…ゴク

 

「うわまっず!何コレ!え?うわやっば…」

 

「でしょ?覚えときなさいよ!明日絶対に面白味の飲み物飲ませてやるんだから!」

 

「うへぇ…勘弁してくれ」

 

「それじゃ私もう行くから!また明日ね!」

 

「おう、また明日な」

 

~~~翌日~~~

 

「さぁて陽務くぅん遺言はあるかぁい?」

 

「流石に登校してノータイムで処刑開始はおかしい」

 

「貴様が昨日美人と有名な得間さんとデートをしていたとの情報が入っている!白状す「楽郎君いるかなぁー?」」

 

ナイスタイミングひゃっほう!

 

「ここ!ここにいるぞ!!」

 

「昨日約束したドリアンソーダだよ?美味しく飲んでね☆」

 

「え゛今このタイミングでその話は…」

 

「あ、得間さん話し終わった?終わったなら陽務借りるね?」

 

「え、あ、うんいいけど…楽郎君!またデート行こうね!」

 

「それは誤解が生まれるやつぅ!」

 

「なぁ陽務、抱いてくれないか? 石畳を」

 

「フレに呼ばれたので抜けますね^^*」

 

『ひっ捕らえろ!』

 

~~~とある教室にて~~~

 

「ごめん玲、私もう貴女のこと応援出来そうにないかも」

 

「え?急に何が「私も楽郎君が好きになっちゃった」!?!?!?!?」

 

「譲らないから」




ドリアンソーダはしっかり不味かったようです

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