「はい...」
「もし君の怪我の復活が奴にばれたら奴の活動も増えると予想したのは誰だっけ?」
「私と校長です...」
「じゃあこれは何なのさ」
手に持っているタブレットには[オールマイト短時間で3件の事件解決]のネット記事
「今はヒーロー飽和時代であり、君も後継者のことを考えると後10年もしたら現役じゃなくなる。なら、今の内からヒーローを、後継者を育てるのは必要なんじゃないかな?」
「おっしゃる通りかと...」
「大体君は..」
(そろそろ抜けたい...)
空を飛び火災エリアに足を運ぶ。
ここは確か尾白が一人で凌いでいるはずだ
「あ?なんだてめぇ」
「どうも、ヒーローの卵ですよ。【X BURNER】」
外に待機していた敵を一斉に攻撃する
怖いことはグローブなしによる火傷とコンタクト無しによる威力調整だったが、少し後ろに吹っ飛ばされたくらいで大した怪我はない。あとは威力が十分かだが...
「問題なしと。これで入れますね」
実際には火傷をおったが回復系なんてのはいくらでもある。実質ノーリスクである。
ここに来たのは2つの理由がある。1つ。単純に尾白一人だと危険ということ。2つ。近接戦闘のスキルを少しでも鍛えると言う事
「入りますか」
中は燃えていて長居は危険。
「...見つけた」
隠れている尾白を発見した。
「...尾白君尾白君」
「っ!...ってなんだ、鈴鹿か」
一瞬警戒されたが、私の事がわかると警戒を解く。最も、敵に対する警戒は解いていないから流石といえるが。
「手伝いますよ。敵の数は?」
「多分8人」
「...なるほど、わかりました」
「わかりましたって...おい!?」
制止を振り切り敵陣に姿を現す。
「んだあのクソガキ?」
「別のやつじゃないか?尻尾もなさそうだし」
「ま、いっか」
8人で襲い掛かってくる敵たち。1人1人の動きをしっかり見る。
2人同時を回避。3人同時を回避。1人1人の攻撃を回避
【ゾーン】
そう命名したがこれが正しい名称ではない。ラッシュといわれるジャスト回避後の攻撃、空中での射撃に起きるテクニック。
だが、言うは易し行うは難しである。だからこそ、三流敵でそれを引き出す訓練をする。
「ここ...!」
バク宙の後ダッシュ、そのまま殴り次の敵に注目する
今度は横回避。鼻を殴る
それを続ける。ただ見て、回避して、ラッシュ攻撃を叩き込む。
最後の一体を気絶させ、一息つく。
「凄いな、まるで時が止まってるかの様に早かった..」
ただ見ているだけになってしまったが、動きを見ていた尾白。
「私は山岳地帯に向かいます。尾白君は広場に戻ってて下さい」
「....分かった」
恐らく、最初からこの火災ゾーンにいたわけではなく、別の地帯から来たことを察した尾白。そして、目の前にいる鈴鹿に、助けれる力があるということを察した。
「助かった。ありがとな!気をつけて!」
「いえいえ」
────────────────────ー
どうしたらこの場を抜け出せるか。八百万の思考は変に冴えていた。
一緒にいた2人、耳郎と上鳴の助けあって周りの敵は一掃出来た様に見える。
しかし、何かが引っかかる。
「上鳴さん、連絡は取れますか!?」
「ウェイ?ぅぇー...ぇ──ーい!」
「あぁ、バカ上鳴!丸かバツくらい作れ!」
「ぅぇ──ーい!」
バツを作る上鳴
「!上鳴さん、早くこちらに!耳郎さんも!」
「?八百万?」
敵は一掃したはず。何を変に焦っているのだろうか?
アホになりながらもこちらに走ってくる上鳴も少なからずそう思っていた?なんで焦ってんのかな?まぁいいやと。
「耳郎さん、個性で音を探って下さいませんか?」
「いいけど、どこらへん?」
「このエリアの下、出来れば地中を!」
「やってみる!」
プラグを地面に刺し、音を捉える
「...!みんな離れて!」
大声で注意勧告する耳郎。それに合わせて後ろにバックステップを取る八百万。しかしそんな機敏な行動は取れなかった上鳴。結果的に
「手をあげてお前らそこを動くなよ」
上鳴が人質という形になってしまった
「やはりですか..」
「そこのお前、よく考えたな?もしかしたらまだいるかもしれないと」
「いくら通信障害を起こせると言っても、特殊な装置を使わない限りは数百mが限度ですわ。それが個性によるものなら尚更」
「成る程な」
(プラグ...いや、上鳴さんにダメージが。何か創造...時間がかかる。何か、何か手はないの...!?)
悪手を除く。出来ないことを除く。そこから出来ることを考える。せめて人質が私ならば。
「おっと、そこの耳女も動くなよ」
「ぐっ!」
「ヒーローの卵なら人質を軽視するなよ。お前達が抵抗しなければこのアホは見逃してやるぜ?」
(当然嘘。そんなもの分かります。だけれども..)
ここから打破する一手が思いつかない。考えても考えても思い浮かばない
「【ねらいうち】」
悩める少女の前に現れるのがヒーローである。
「なっ...!」
腕を狙撃される敵。その痛みで上鳴を手放す
「今ですよ、2人とも!」
そして今度は、自分も行動を!
耳栓を造りそれをつける。
「耳郎さん!」
「うん!」
プラグをスピーカーに差し込み音を流す
「...!」
音を聞いた敵はそのまま気絶。結果的に勝利となった
「や、やりましたわ!」
「鈴鹿ナイス!よく来てくれた!」
「ギリギリ間に合ってよかったです」
「それで、広場の方は!?」
「大丈夫ですよ。No.1がもうとっくに終わらせてます」
────────────────────ー
それは火災エリアから山岳エリアに移動する前のこと。
「もう大丈夫。私が来た!」
生徒、先生達にとって絶望的な場面。そこに現れるNo.1ヒーロー オールマイト
「あれが...‼︎生で見るの初めてだぜ‼︎すげえ迫力...」
「馬鹿野郎尻込みすんなよ。アレを殺って俺たちが...」
だがいい終わる前に行動する。
「相澤君、よくぞここまで...!」
雑魚敵を後にして、ボロボロになりながらも生徒を守ろうと苦手な対多数を行った相澤。
「ケロッ..」
「な、何が起きた!?」
そして、水辺にて隙を窺っていた2人を救助。一瞬で分からなかったが、その一瞬の間に3人を救助した
「2人とも、怪我は?」
「ないわ」
「俺も!」
「そうか。相澤君を運んでくれないか2人とも」
「け、けど敵が...!」
「大丈夫」
"大丈夫"と言った瞬間に敵がどさどさと倒れていく。最も、相澤をここまでボロボロにした敵はギリギリかわし、耐えた様だが...
「す、すげぇ..」
その光景に率直な感想が出る峰田。
「助けるついでに殴られた...国家公認の暴力だ...ははは」
「けどおかしいな。予想だと相当弱ってると思ったんだけどな...黒霧、お前は?」
「殴られませんでしたが...ふむ」
「何を話してるかは知らんが、覚悟しろよ!」
手をつけた敵に殴りかかるオールマイト
「脳無」
だがそれを脳丸出しの敵が盾になる
「む!全然...効いてないな!」
「そりゃそうさ、ショック吸収だぜ?脳無にダメージ与えたいならゆっくり肉を抉るとか効果的だね...それをさせてくれるかは別だけど」
「ショック吸収...その程度か!」
顔が晴れやかになるオールマイト。なんだ、その程度かと。
「は?」
「覚えとけよ敵共!」
──No.1はどんな時だって笑うんだぜ!
「DETROIT SMASH‼︎」
3発。右ストレート2発と左ストレート1発。たったそれだけのはずなのに
ショック吸収する筈の敵は跡形もなく吹き飛んだ。
「おいおい、まじかよ..」
「これは流石に...弔、撤退を」
「くそっ..」
「させるか!」
だが、敵も撤退の手を考える。
「!」
「その脳無は超再生もあるんだ。本当はこれで終わらせる予定だったんだけど...
「!貴様、なぜそれを」
聞こえた言葉に耳を疑うオールマイト
「今度こそ、殺すからな...覚えとけオールマイト」
「待...くそっ逃げられたか..」
──────────────────────
「くそっ...あんな強いのかオールマイト。完敗だ」
「脳無もやられた。手下共は瞬殺だ...平和の象徴は健在だった!話が違うぞ先生!」
「違わないよ。ただ見通しが甘かった。ところで、僕と先生の共同制作、脳無は?」
「回収しましたが、ご覧のとおりです」
「...黒霧、これ本当にオールマイトがやったのかい?」
「ええ。オールマイトが3発で」
「...へぇ」
「...悔やんでも仕方ないさ!けどそうだな、怪我が治ったら少し僕のお願いを聞いてくれないかい?弔!」
「なんだ?お願いって..」
「ここ最近、どうやら面白い団体がいるそうでね」
テレビ画面には新聞の切り抜きが映し出される。
「これは...?」
「この悪事を起こしている団体に接触してほしいんだ。弔。出来るかい?」
「あぁ..」
「X BURNER 家庭教師ヒットマンREBORN! 沢田綱吉」
「ゾーン(ラッシュ) ゼルダの伝説ブレスオブザワイルド リンク」
「ねらいうち ポケットモンスター インテレオン」
電気敵さんだけあの世界じゃ狡猾なんよな。油断したタイミングで人質を取る。ヴィランの鏡ですね