転生アカデミア   作:お月見桜

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「...あなたがジェントルの言ってたもやもやか。」

「えぇ。黒霧と呼んでください。弔が待ってます。ジェントルとヒーロー殺しも中にいます」

そう言ってワープする緑谷出久。

「弔」

「黒霧か。そしてそいつが...」

「緑谷出久です。死柄木 弔」

「こいつの協定者...ハァ...」

「デク君助けてくれ!空気が死にそうだ!」

「...そいつは?」

「巷で噂のヒーロー殺しです」

「あぁ、そいつが」

睨みつけるステインだが、面識がない為いくら睨まれたところで何も恐れることはない。

「さっそく話と行こうじゃないかブレイン君?」

...ジェントルには後でお湯でもかけてやろう


閑話2

「それで話って?」

 

椅子に腰掛け、質問を投げかける

 

「簡単な話だ。うちの傘下に加われ」

 

「...何が目的なんだ?」

 

「目的?」

 

「例えばうちの所の今の目的は知名度を上げる事。犯罪、ヴィラン活動etc...どんな事でも知名度を上げる。ヒーロー殺し、あんたも何か目的あんだろ?」

 

「...なぜお前にいう必要がある?」

 

「つまりあるんだな?どんな事でもやる事には何か目的がある。で、そちらは?」

 

「...とりあえずはオールマイトをブッ殺したい。気に入らないものは全部壊したいな」

 

「オールマイト...ね」

 

嫌な記憶が蘇る。やはりあいつが全部の元凶じゃないかと。

 

「くだらん」

 

そういいつつ、獲物を手に取るステイン

 

「待てステイン。もしこいつに何か危害加えるなら相手になるぞ...ジェントルが」

 

「私にフルの⁉︎」

 

「そりゃそうだ」

 

「...お前は...」

 

「?」

 

「お前は人を顎で使い...自らは動かない...俺が嫌いな人種だ」

 

「そりゃそうだろ。こちとら無個性だぜ?」

 

無個性。その言葉にジェントル以外の全員が固まった。

 

「なんだったらオールマイトに否定された人間様だぜ?だから気に入らないものを壊す...今そいつが言ったように、オールマイトという今の象徴は壊したいんだよ。俺も」

 

まぁジェントルは違うが。

 

ジェントルは悪名高くなりたいだけ。本音を言うなら名をあげたいだけで方法ならなんでもいい。ただ一番手っ取り早かったのが悪名というだけで。

 

ただの一ヴィランがオールマイトを殺したら...あるいはヒーロー社会を壊したら...一気に名は上がるに違いない。しかし残念な事にジェントルは頭が悪い。計画立案が下手なのだ。

 

だからこそ、緑谷は頭を使って犯罪を成功させているわけだが。

 

「...なるほどな...」

 

「?」

 

「現在を壊す。この一点においてここにいる全員は共通している...」

 

「ん...」

 

「最後には殺すが...お前らがどのような末路を辿るのか...それを見届けてからでも遅くない」

 

「最後には殺されるのかい...まぁいいや。組もうじゃないか。死柄木弔」

 

「交渉は決定した!死柄木弔!」

 

「あぁ...じゃよろしく」

 

「さぁ俺を保須に戻せ!あそこにはまだやるべきことがある!」

 

「...」

 

ワープを使い、保須に戻るステインと黒霧。

 

「さて...一つききたいが、オールマイトを殺す算段はあるのか?」

 

それは当然の質問であり、明確にしなければならないところでもある

 

「...ある。オールマイトは先生が負わせた怪我がある」

 

『あぁ、僕が負わせたんだよ』

 

なぜか付いていたテレビから声が聞こえ、そちらに意識を寄せる。

 

「...あんたは?」

 

『失礼、僕は...そうだな、オールマイトをよく知る者だよ』

 

「そうか。ちなみにどんな怪我を...?」

 

『少なくとも、今の彼は虚栄...意地を張ってることは間違いない』

 

つまり、ほぼ死にかけの体ということ。

 

例えばリカバリーガールが治療をしていたとして、それでもなお治らない怪我...だとしたら確かに殺せる隙はあるか...?

 

(恐らく、私が治療できる個性だからでしょうね)

 

(治療系個性は貴重で、雄英も囲っておきたい。だから私に推薦状を渡したんだと思います)

 

(お久しぶりです、オールマイト)

 

(で鈴鹿少女、彼は?)

 

「もし...」

 

『「?」』

 

「もし、炎も氷も雷も使え、空も飛べて、まさに何でもできる様な個性とオールマイトが既に面識があって、その時に傷を治せていたら...?」

 

「は?そんな夢物語の様な個性があったら...!」

 

『...なるほど。鈴鹿凪。彼女が絡んでると?』

 

そう。体育祭では彼女は自分の個性をふんだんに使い、最後は引き分けにもつれ込んだものの、個性自体は割れている。

 

なんでもできる個性。そのなんでもの範囲には戦闘に役立つものは勿論、回復もあるだろう。

 

「少なくとも、オールマイトと彼女は面識がある。そして彼女の個性は回復系だと思ってた。でも実際はなんでもありのチート個性だった」

 

「どれくらい深い傷があるか分からないが、少なくともその個性の効力は雄英が認める程。単なる自己回復程度なら雄英は囲わない」

 

「おいまて、なんで学校が囲ってるのを知ってる?」

 

「同中だった。そして同クラスだったから、それは知ってるし間違いはない」

 

『なるほど。まさに運命の悪戯というわけだ』

 

『なら弔。今の君らに勝ち目はない。それだけははっきり言える』

 

「酷いこと言うな、先生」

 

『なに、時には真実を伝えるのも教育だぜ。そして、オールマイト並びに雄英襲撃は最後の手段だ』

 

「...あんたは動けないのか?」

 

『動けない事はないが、それにしたって戦力が足らなすぎる。身体も欲しい、個性も欲しい、あぁ、何もかもが足りない。から襲う場所を変更する』

 

「...どこだ先生」

 

『タルタロス』

 

「「⁉︎」」

 

『あそこはいい。リスクもでかいが、その代わりリターンが莫大だ。なんせヒーローになれなかった強個性(ヒーロー擬き)が数多くいる』

 

「...だめだ先生。タルタロスは攻略できない」

 

『弔、戦艦は外部は硬いが内部は脆いんだよ。...出久‼︎』

 

「!」

 

『君は無個性といってたね。大方オールマイトに無個性じゃ危険だとか言われたんだろ?あいつも無個性だった癖に』

 

...は?

 

オールマイト、あいつ無個性だったのか...?なら、なんであいつは選ばれて、()は選ばれてないんだ?

 

(私は君には無理だとは言ったが、他の無個性の方々には言っていないぞ)

 

お前も無個性だったんじゃないか。なら僕とお前の差はなんだったんだ?

 

『やはり、君はそこを言われたんだろ?あいつも酷いことをするもんだぜ。夢見る少年を導かず、残酷なことを突きつける‼︎』

 

『けど大丈夫。僕がいる。だから出久。僕のために協力してくれないか?』

 

「...あぁ、協力するよ」




補足。

この緑谷、理想とするヴィラン像がかっちゃんです。口が悪く、威圧的で、すぐに手が出る(口が出る)。そして舐められないように口調を変えて、ヒーローを憧れていた緑谷出久を自分で殺しました。最後は殺しきれてなかった部分がトドメ刺された感じ。

ジェントルに会えたのは動画と新聞、ネットから。緑谷が計画したとおりにやったら成功した為、以降頭関係は全て任せてる感じ。今回はびびって何もできずにいた模様。怖いもんね...

次に緑谷サイド出すとしたらタルタロス襲撃の時かな。時期は多分夏休み〜林間学校時。夏休みでなんか一回あって、林間学校時に...って感じ
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