転生アカデミア   作:お月見桜

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【天使の自動筆記】

「これがここ一ヶ月で起こるだろう出来事です」

そう言いながら39枚の紙を渡す

「ありがとう。()()()...うん。なるほど」

ヒーロー名バースは私の名だ。異世界=アナザーユニバースでアナザーかバースで迷い、二択を鉛筆倒しで選んだ。長すぎず、かつ自分に意味が通じる物なので案外気に入っている。

「では私はこの辺で」

「教室戻るときに相澤君を呼んでもらえるかい?バース」

いいですよと一言いい、校長室を出る。多分、飯田か轟あたりが二、三行しかないからそれについてだろう。

「あ、相澤先生」

「ん?」

「校長が呼んでましたよ」

「...分かった。すぐ行く」

さて。私も準備しなければならない

「失礼します。一年の鈴鹿と言います。ここにミリオさんいます?」

そう。職場体験の準備を


17話

()()()3()が覚えているかどうかは知らないが、実は3年生ヒーロー科は面識がある。というのも、過去にお世話になったとき、私がいる二週間はスケジュールを変更して実技多めに、それもハードなものに変わっていたらしい。

 

リカバリーガールの負担が増え、私の負担も多くなったがそれでも回復に関してはガールから太鼓判を貰った。ガールと違って治癒者の体力はなくてもいいのが大きいらしい。

 

そのせいで見覚えがある人はお久し振りとか言ってくれるし、一部の人からは「こいつがいたからあのとき死にそうに...」みたいな目で見てくるが、それはいい

 

「よく来たね!サーから聞いてるよ!確か職場体験うちに来るんだっけ」

 

「はいそうです。一応先輩には挨拶しといた方がいいと思いまして」

 

「うんよろしく!()()()()()()()()()()()()()

 

「... ()()()()()()()()()()()()()

 

少なくともミリオは覚えていたらしい。実際、一番保健室に来て傷を治していたのはミリオが多い。

 

「2人もまた話したいって言ってたね!」

 

...前言撤回、ビック3は全員私の顔を覚えていた。

 

後日、リカバリーガールに聴くと「そりゃ覚えるよ。あんたが来たから地獄の二週間になってたわけだし」とのこと。

主人公はほけんいいんというせってい

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

「ようこそバース。ナイトアイ事務所へ」

 

「よろしくお願いします、サー・ナイトアイ」

 

私はみんなと違い、ミリオと一緒に行動する事になった。曰く、「先輩がいるならそいつについてった方が早い」とのこと。合理主義者め...

 

しかしこの職場体験。中々にして面白いものだ。例えば爆豪。彼、ホークスのところからオファーが来ていた。私には来てなかった。

 

順位変動してないのに...と思ったが、そもそも素行がそこまで悪くない上に、上位の成績。鳥人ではないにしろ、空も飛べるからアリなのか...?

 

他に大きく変化していたのは常闇と轟、あと八百万あたり。常闇はホークスのところではなくシンリンカムイのところに。峰田とほぼ同じ行動かな。レディいるし。

 

轟はエンデヴァー事務所からオファーはあったもののこれを拒否。代わりにリューキュウのところに行った。氷と炎、それらと竜はかなりシナジーが合う筈だ。因みにねじれ先輩に連れ去られてた。

 

八百万は将来インターンもいくマジェスティックのところに。どうやら一回戦を勝てたから申請が来たらしい。

 

...こう見てみると大分変化が起こった。死にかけるだろうと言うのが飯田くらいだし、多分その飯田も先生たち及び周りのヒーローがなんとかする。ブラドキング先生が相性悪いくらいか...?

 

「それでだ。君の個性について改めて知っておきたい」

 

「個性...ですか?」

 

ふむ?書面上の個性はちゃんと提出したはずだが、何が引っかかっているのだろうか

 

「個性は身体能力の一部であり、大体は家系から引き継がれる。これは小学生でも習う事だが君の個性はその前提を大きく覆している」

 

「そうなると書面上だけの説明ではなく、本人が把握しているものも含め、君がどういった仕事ができるのか、またどのような仕事が適切なのかを振り分ける必要がある」

 

なるほど確かに。遊びできているわけでなくちゃんと仕事を経験させるというのはスカウトした人の勤めか。

 

「物語を作り、その物語の登場人物の力を使える。一旦万能に見えるそれもいくつかは出来ないはずだ。違うか?」

 

「違くないです。これはまだ、私自身が成長してないからというのもありますが、たとえ成長しても使えないもの、そして使ってはいけないものがあります」

 

使えないもの、例えばミリアラル・ポルクとかが代表例だろう使えなくはないけど使ったところで...という残念なものが使えないものだ。ちゃんと強い呪文なのに...

 

「なら今の君は何ができる?」

 

「そうですね。戦闘ならば近〜遠、盾役までなんでも。サポートは回復から探知、図面があれば木造建築だけはできます。硝子、コンクリート等を使った建築は材料と時間があれば。事務処理ならばパソコン作業は勿論、簿記も出来ます」

 

実際にアンサートーカーでそこら辺の資格は取ってる。

 

「その他として、予知だったり他者に対して戦闘能力の底上げだったり空飛べたり、個性の一部を他人に写したりできます」

 

「話に聞くと多いね⁉︎透過もできたりするかい⁉︎」

 

「透過...出来ないことは無いと思いますが、訓練してようやく使える様にはなるかと。今すぐ使えは無理です」

 

「使えるんかい‼︎面目丸潰れ‼︎」

 

「でも戦闘になったら勝てませんよ。まだ」

 

「まぁね‼︎」

 

「...話を戻すが、それだけの万能個性で逆に何を使ってはいけない?」

 

「人を生き返らせることです」

 

その言葉にミリオですら真剣になる。

 

「つまり、物語で人を蘇らせたと?」

 

「物語上では。...使えるか使えないか、やったことは無いのでわかりませんがおそらく出来ます」

 

「何が必要なんだ?」

 

「...」

 

「勘違いしないで欲しいが、別にその力を行使しろとも使う予定もない。ただ、もし発動条件が簡易なのであればその個性は君が思っているより規制されなければならない」

 

「えぇ、そうでしょうね。ただ、そこの何もない空間から死んだ人を生き返らせる、なんて芸当は流石にないです」

 

「なら条件は?」

 

「条件として1材料となるものを用意しないこと。2決して他人に伝えないこと。約束してくれますか」

 

「約束しよう。ミリオもしてくれるか?」

 

「はい」

 

ふぅーと一息つく。ここから選択を間違えたら即タルタロスでも雄英での実質的な軟禁生活でもなんでも、少なくとも自由はない。

 

「...一応。理論的に。水35L、炭素20㎏、アンモニア4L、石灰1.5㎏、リン800g、塩分250g、硝石100g、硫黄80g、フッ素7.5g、鉄5g、ケイ素3g、その他少量の15の元素等、これを混ぜ合わせて人は作れます。作れてしまいます」

 

「または、一時的なものとしてですが、何も関係ない健全な体と生き返らせたい死者のDNAがあれば、人は簡単に蘇ります」

 

人体錬成、穢土転生。その他にも3.14%に縋ってみたり、ザオリクだったり、中々人を生き返らせるという行為が簡単に出来ているわけで。

 

こう見ると死者蘇生は簡単なのでは...と思えてしまうが死の克服、あるいは黄泉がえりは人類の永遠のテーマだ。しょうがない部分もあるのかもしれない。

 

「その生贄は死刑囚でも無期懲役の犯罪者でもなんでも構わないです。...簡単に出来てしまいますが蘇りをやった先の社会はどうなるかなんて、少なくとも私は経験したく無いです。なのでこれは使いません」

 

「...分かった。なら次に君の個性は上限はあるか?」

 

案外すぐ引いたけど、それはなぜかは分からない。アンサートーカーでも使おうか迷ったが、ただの問答で個性を使うと何か裏があるのではとか取られかねない。

 

「身体強化系は自分の体力を使います。筋力が少ないと効果も薄く、身体強化を重ねがけると筋肉痛が激しくなります」

 

「回復筆頭にその他の個性は個性因子...というより、私はMPと呼んでますが、体力とはまた違う力を使ってます」

 

前にも話したが、この世界はゲームの流行が違う。少なくとも、MP概念は相当コアなゲーマーじゃ無いとピンとこない筈だ。

 

「別に濁さなくていい。その概念は知っている」

 

ピンときてるんかい。ミリオは頭に?を浮かべてるが

 

「MPを消費して色々出来ますが、これは寝たり(宿屋)食事を取ったり(料理)軽食を取ったり(グミ)で回復できます。一応体力も」

 

「把握した。ならバースの仕事は...」

 

こうして、私の職場体験が始まる。

 




何かあった時のリューキュウだったりサーだったり。扱いやすい

使ってはいけないものとして他にも金の錬成は駄目ですね。あとゴンさん化するのも。まぁもう二度と個性が使えなくてもいいなら話は別ですが。

サーにとってバースは恩人だったりします。自分の個性について見直すきっかけにもなり、更にはオールマイトを治した一種のヒーローです。ミリオと同じくらい目をつけるのも分かる気はする。

今回、人体錬成に関しては人を蘇させるではなく人を作ると明言させたのはこの前ハガレン読み直したからです。ナルト?あれは条件ガバガバすぎるから...
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