独自の思想である『英雄回帰』を持ち、その思想を基に活動をする。今までに殺した人数17名、再起不能に追い込んだ人数23人という、オールマイトの存在が犯罪低下に繋がってる世の中において最大級の殺人犯である。
それにヒーローは
しかし警察は
これについて世間では「警察の怠慢」「ヒーローの仕事を奪い取ろうとした罰」といった警察側の批判の声が上がっている。
確かにヒーローは権限の話になると警察の方が上だ。しかし対ヴィランとなると個性という暴力に対し対抗策はヒーローになる。
権限的には公安>警察>ヒーローで、力的にはヒーロー≧公安>(越えられない壁)>警察だ。しかも一般社会で公安はないに等しい(触れることがあまりない)
しかも今回関わったヒーローであるオールマイトや、今回はいないが子供人気のウォッシュとか、イメージはヒーローの方が圧倒的人気だから、余計に警察のイメージダウンが激しい。
それにしても、一体どういう事だろう。原作だとステインはタルタロスに投獄されるはず。それが警察輸送中にヴィラン連合が動くだと?険悪な筈じゃあ...
それに輸送中に襲われるのはオーバーホールの時の筈だ。しかも目的はオーバーホールではなく個性消失弾だった。
アンサートーカーでも可能性が高いのを示すだけで確定的な答えは出さない。というより緑谷が絡んでる可能性が極めて高いってなんだ。彼たしか一般高だろ。確かに彼の動向は分からないが。
と、一旦思考を放棄しつつ仕事をこなす。といっても本日の仕事は警察の治療に向かい、戻り次第パトロール+戦闘訓練+雑用(事務、情報収集etc...)という簡易な、そうとても簡易なものである。
今回、治療先が治療先なのでミスは許されない。が、インターンも大事。なので影分身を二体ほど作り、ここに置いておく。分身体は途中で消えないよう、少し力を込める。
「では行ってまいります」
額に手を当て気を探る。目的の人は相澤先生の気。病院の玄関口に待ってもらう手筈だから探ればいい。
「見つけた【瞬間移動】」
シュインという効果音でもつきそうな移動をし、分身体が残る。
「さて鈴鹿。貴様にはこの書類整理と1人はパトロールを。ミリオ、先輩として引率頼む」
先ずは基本から。どこのヒーロー事務所でも行う事を身につけてから別の事をやる。まだ数日しか経ってないこの職場体験で、いきなり基本以外からやらせるのはダメだとの事。
この時期は連合との繋がりもなければただの暴力団で、ナイトアイも「範囲内にいる暴力団」としか扱えない。なので変な張り込みをしようものなら逆に怪しい目で見られる。
...というより不味い気がする。オールマイトの失脚が治崎の活動活発化原因なのに、その原因が起きるかどうかが不明だ。怪我もなければ今後の怪我も回復できる。
最悪、連合のトップが捕まる事が最大の好機と見てくれれば助かるか?
それにしても、えりちゃんどうしよう。
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「鈴鹿か。悪いなインターン中に」
「いえ、向こうに分身体作りましたので職業体験の経験は出来ます」
「...ほう」
病院に一般人客はほぼいなく、著名人や金持ち、警察やヒーローといったそういう人を専門にしている病院である。
受付は先生が基本的にやってくれてるので、私はリストにある怪我の内容を確認する。
負傷者の中には単なる骨折もあるが、中には腕がちぎれていたりしている。ワープゲートで無理やり切断でもされたのだろうか?
不幸中の幸いなのが千切れた腕が見つかっているところか。無くなってたなら再生の種がいるところだった。あるいは機械鎧。どちらも回復にかなりの時間がかかる。
最悪、腕が黒霧の中に残る可能性もあった。ワープゲートは黒霧の体内を経由して開かれるもののはずだから、しまうほどの余裕がなかったのだろう。
意識不明者2名に関してはもしかしたら精神的なダメージがあるのかもしれない。精神干渉...か。
「いくぞ。まずは重傷者からだ」
とことこと後ろをついていく。軽傷者はリカバリーガールやそもそも個性を使わなくても治療できるとの事。そこら辺は案外ドライなのかと思ったが、ヒーロー側も警察何やってんだという細やかな抵抗を感じる。
看護婦もいないのか?と思ったが、どうやら出払ってるらしい。おそらく軽傷なヒーローや一般市民の治療に向かってるのだろう。
「ここだ。まだ全員麻酔効いてるから、容体を聞きたいなら俺に聞け」
あと治療するなら今のうちだと言い、ガラガラと扉を開けると、包帯ぐるぐる巻いている置物が4人。
「まずはこれ...か」
腕の治療。その部分の包帯を外すと脂肪が傷口を塞ぎかけてしまってる。
「まずはくっつけるかぁ...『凝』」
筋肉から骨、血管、神経を見るが、やはり脂肪が邪魔してしまっているのでその部分を取り出したメスで切断する。
「『念糸縫合』」
傷口を物理的に縫い合わせる。ここでのミスは許されない。
「...終わり。血管・骨・神経・筋肉ほぼ100%つなげました。次は...」
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治療という部分に関してはリカバリーガールを超えている。というより、治療のみならず一つ一つの個性が多すぎる。
例えば先ほど言った『分身』だって、本来ならそれ一つでも個性扱いされる代物。それを目の前にいる奴は自分が持つ一つの個性として扱える。
恐ろしい。これが敵に渡っていたら。今はまだオールマイトを超えることはない。まだ俺の抹消で個性を消せる。
しかし、これが成長したら手に負えなくなるのではないか?
今は『心転身』という技で意識不明者に関する治療行為を行なってるが、その用途、本来は治療というものではないらしい。
そしてこれは在学中に分かった事だが、何故ヒーローを目指しているのかが不明だ。
体育祭であいつは「悔しいから一位をとる」「一位以外興味ない」と言った感じで体育祭をやったわけではなく、「できるからやった」という感じで体育祭を進めていた。
謂わば、芯がない。ヒーローを目指す為の心意気、なった後の心構え、そういったものが。
死ぬ気はない、敵になりたくはない、だけど本来はヒーローにもなりたくないのではないか?身の危険があるからヒーローになるだけで。
そういった奴は脆い。そしてそれは、やりたくもないことをやらせてしまっている教員にも原因がある。元々、雄英が推薦を送ったのが原因だ。
だから、そこを更正させる必要があると同時にそれは外部の協力より自分で気づかないといけない部分だから指導が難しい。
「先生、大体の治療が終わりました」
「!で、結果は?」
「目の前で起きた惨状と自身の怪我がトラウマによるストレスが原因と思われます。結果、脳が起きるのを嫌がってるんだと思います。実際、精神の核の部分も幼児化してました」
「個性によるものはないか?」
「否定しきれません。しかし、ここからは時間をかけてゆっくり治療をした方がいいかと」
「...それもそうか」
一応いくつかのプランをばーさんに提案させ、俺もお役御免となる。
後日、忘却という解決策で重症者が回復するがそれはまた違う話だ。
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平和に終わった職場体験。一応経験したものを日記に書いておく
初期 どこの事務所でも行うようなパトロール、事務処理
中期 戦闘訓練を行いながらサーナイトアイの名の下に病院での怪我治療及び軽い暴動の鎮圧。激しくなるものに関しては市民誘導。サーとミリオにぼこされた。許すまじ
後期 トリアージの設定、個性指導、戦闘訓練が中心。特に個性に関しては影分身を使ったものの為疲労倍増。ここら辺のデメリットも当然受け継ぐ。
書いてみると前衛より後衛、支援キャラのような育ち方をしてる様な気はするが貴重な回復キャラ、前衛で死なしてしまうよりは後衛で支援しつつ前衛でも戦える様にということらしい。
また、パトロールに関しては「部下を使った方法の方がいい」とのことで、影分身を部下と見立てどの様なパトロールをするのか、見張り込みをするのならどの様な場所で、ビルやマンションの上ならどの様な交渉で、と言ったことを逐一報告させられた。
まさか職場体験がこんなすぐ終わると思ってなかった。あれよく見直したけどステイン関連以外だと多分本当にこんな感じ。
【瞬間移動】 ドラゴンボール 孫悟空
【凝】 ハンターハンター ゴン他
【念糸縫合】 ハンターハンター マチ=コマチネ
【心転身の術】 ナルト 山中いの
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