更にメルアドもくれた。これでなんかあったら呼べるので存分に活用できたらいいな(多分使わない)
出来たらいいな程度の目的であった個性停止無効化は出来なかったものの、メルアドくれるくらいには信用してくれたなら自分にかかる心配はない。弾?知ーらない。
オールフォーワンは当然出てこなかったが、ヒーロー達も今後の対策を模索するらしい。
私達が高校一年の時にオールマイトが教職として参加するのは変わらないが、ここまで大きく改変されたら、全てが変化するかも知れない。
その物語に期待しよう
追記 最終日、根津校長から推薦状が渡された。曰く、救助や対敵ができる個性は有能とのこと。という事は、もしかしたらになるがあの2人の仲違いも少し改善できるかも知れない。期待しよう。
凪日記
「大体ヒーロー科志望だよね」
神様、どういう事でしょうか。雄英高校から推薦状が渡されたのはいいでしょう。私も物語を見てみたいし、実際にキャラクターの一部として活動できるのは嬉しい限りです。
「うんうん、みんないい個性だ!」
しかし、これはあんまりです。
「俺はこんな没個性どもと仲良く底辺の高校なんかいかね────よ」
確かに私は「原作を変えたら面白そう」という安易な思い付きで改変を行いました。その結果がこれですか?
「必ずや高額納税者のランキングに名を刻むのだ!」
「あっ、鈴鹿は雄英から推薦が来てるぞ。ヒーロー科の」
先生、どっちかっていうとそこは無個性の主人公の方に目を向けてあげてください。
「「「「「「「はぁっ!?」」」」」」」
「おいテメェどういう事だこのクソモブ女!」
あぁ、多分無個性の子がヒーロー科、ましてや雄英を受けるなんて冗談か何かと思われてるのか。推薦の私がいるから。
「おいきけやモブ女!」
「雄英から推薦状が来た。それだけの事ですよ」
「だからテメェが推薦なんてどういう事だって言ってんだよ!!」
それ以上でも以下でもないのに、なんて言えばいいのか。
当然、個性は使えない。こういう時は先生頼りが一番だが
「...」
ガン無視である。成る程、プルスウルトラしろってか。
「恐らく、私が治療できる個性だからでしょうね。治療系個性は貴重で、雄英も囲っておきたい。だから私に推薦状を渡したんだと思います」
「ほぉ──? って事は、ただの治療個性のテメェが受かる訳ねぇな。なら受けんなよモブ。時間の無駄だから」
「記念受験位はさせて下さいよ」
「それすらも時間の無駄だからやめろって言ってんのがわかんねぇのかこの馬鹿女!」
怒りに任せて机を爆破させる爆豪。椅子までは吹き飛ばない様なので、少しは手加減してるのだろうか。
あくまで脅し。「回復出来ねぇくらいにぶっ飛ばす!」とか言いそうなものだが、そこまではしないのか。
...だけど机破壊は悪手じゃないか?
「あーあ。机が壊れてしまいました。しかも禁止されてるはずの個性の使用による破壊。ヒーローを目指すからといって、社会のルール・学校のルールを違反するものが、ヒーローになれると思いますか?」
暴力には正論で。「それはちげぇぞ!」と論破もできない。ならもう煽るだけだ。
「あぁ!?」
「高額納税者を目指すなら、政治家でもどうです? 個性有りの子に向けた社会でも作って、その功績が認められれば多分、お金持ちですよ。まぁそんな社会作ったら、無個性の人に命狙われますが」
「...ぶっ飛ばす!」
「爆豪!」
「!...クソがぁ...」
先生、動くのが遅いです。せめて机爆破あたりから動いて欲しかったです。
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でも待てよ、この話が出たならオールマイトとあのスライム敵が出くわして、運命的な出会いをする場面じゃないか?
なら、怪我をしてないオールマイトと主人公が出会うのでは?
.よし緑谷君を尾行してみよう。
「...あれ?」
彼って爆豪君に止められて.あぁ、その爆轟君は職員室だ。反省文提出という簡単な罰。
って待てよ、という事はもう帰ったのか? 早くないか!?
くそ、名シーンが見れなくなってしまう! 早く行かないと.!
走って後を追っても間に合いそうにないなら私がトンネルに行けばいいだけでは? (閃き)
確かトンネルのマンホールから出てくるはず。襲われてもいい様に準備だけはしておこう。
頭上注意2Mトンネル.ここか!
「Sサイズの.隠れ蓑.」
きた!けどやっぱりいないんかい。緑谷君
「【ヒエヒエの実】」
マンホール近くはガスが溜まってそうだし、凍らせれば何とかなりそう
「うっ、冷た.」
「凍ってなさい。【アイスタイムカプセル】」
個性で流動的なスライムになっても、凍ってしまえば問題ない。生命反応はあるから殺してはいない。
「私が来た!」
「ところでもう終わりましたよ」
「へっ?...って君は!」
「お久しぶりです、オールマイト。あっ、正当防衛です」
「勿論さ、鈴鹿少女! なら、これはひーろ「オ、オ、オ、オールマイト!?」」
「さささ、サイン下しゃい!」
「いいよ!」
ノートにオールマイトのサインを書き、携帯でヒーローの要請をしている最中に、急にやってきた主人公、緑谷 出久に尋ねる
「何でここに?」
「え!? え、えっと、当番の仕事を忘れてたから仕事をしてから家に帰る途中にオールマイトに会ってそれからサインを貰ってというかオールマイトが目の前にいるのが今でも信じられなくて本当にオールマイトなのかオールマイトのそっくりさんなのかどうか一瞬判断が「分かったよ」」
「で鈴鹿少女、彼は?」
「緑谷出久、唯の同級生です」
「み、緑谷出久って言います! あ、あのオールマイト!」
「ん?」
「あ、あの! 個性がなくても、ヒーローは出来ますか!?」
「個性のない人間でも、あなたみたいになれますか?」
「個性が...」
「個性がないの?」
「あ、え、えっと、そうなんだ。無個性なんだ。それだけなのか分からないけど、みんなからも馬鹿にされて...あ、君は違うよ? 君はなんというか、その、平等であの、えっと、ん?というか鈴鹿さん、知らなかったの!?」
「うん」
ごめん、知ってる。けど、私は知ってるけど、知っていたら変になるんだ。だからあえて知らんぷりしてたんだ。
「聞きたい事はわかった、緑谷少年。一つ確認しときたいが君は無個性で、それでもヒーローになれるか、だね?」
「.はい」
「厳しいことを言うが、君には無理だ」
「...っ!」
「...そうだな、ヒーローが来るまで、少し私の友人の話をしよう」
「オールマイトの...友人?」
おっとおっと? 何だこれは。
「あぁ。私の友人でもあり、サイドキックでもある男の話だ。その男の個性は予知。見たものの未来がわかると言う個性だよ」
ナイトアイの話をするのかオールマイト。
「オールマイトのサイドキック? それに予知...一言だけ聞くと、強力な個性じゃないですか」
「予知自体は君の言う通り、確かに強力な個性だ。じゃあ聞くが緑谷少年、例えば敵の予知をして...君ならその後どう動く?」
「え? えっと、僕なら回避してから粘って、それからヒーローに救援を求めます」
「うん。けど、私のサイドキックは撃退まで自分1人で行う」
「え!? だ、だって個性は予知なんですよね?」
「そう。1人でも対処できる様に。或いは強力な敵が現れても動ける様にと、訓練に訓練を重ねてたよ。緑谷少年、君はそんな努力をしたかね?」
「....!けど、オールマイトさっき言ったじゃないですか! 個性がないとヒーローにはなれないって、努力以前の問題じゃないですか!」
「私は君には無理だとは言ったが、他の無個性の方々には言っていないぞ」
中々ゲスいぞこのNo. 1!? ここまで下衆になるのかオールマイト!? どう言うことだよオールマイト!?
「それに、たとえ個性を持っていたとしても、それを強力な個性に仕立てるヒーローや上手く調整するヒーローだっている。個性を上手に扱うヒーローだって、何もせずにヒーローになれた訳じゃない」
...確かにそうだ。ミリオ先輩だって個性は弱い。けどそれを強力なものにした。オールマイトも体は出来てたけど、それでも師匠にやられまくってたらしい。努力はしてる。
まぁ私はそこまで努力してないけど。所詮異世界転生系は才能と能力とたまに知識だ。
「...!」
あーあ、涙目だ。
「もし君が人を救いたいという理由でヒーローを目指しているなら、警察官とか消防という手もある。「敵受取係」とか「ヒーローの後始末係」とか言われるが、あれも立派な人命救助行為だ」
「確かに夢を見るのは悪いことじゃない。ただ、努力もせずに夢は語れないよ、少年」
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その後、ヒーローがやってきてスライム敵の処理を行なった。と同時に、ワンフォーオールフラグがへし折れた。爆豪の知名度も低い(と言うより無い)
代わりに、私の知名度が上がりそうになったが、そこはオールマイト。しっかり庇ってくれた。助かる。
しかしなるほど、あの時点でオールマイトの怪我も治り、かつ敵も抑えているとあぁなるのか。面白いな。
「ONE PIECE 青キジ(クザン) ヒエヒエの実 アイスタイムカプセル」