ーー私がきた!
一撃で倒すオールマイトを見てテンションが上がる観客
「ひき逃げだーー!」
「んーー!遅刻すると...不味いんだけどな!」
脚に力を貯め、まるで飛ぶ様に助けにいくオールマイト
(いかんな、まだ引きずっている)
怪我は完治し活動時間や力そのものの衰えはないが、思いだけは衰えた。
「まだまだだな、私も...!」
違うだろと自分に喝を入れる。怪我は完治し、全力を出せる。ならばその全力を超えるのがヒーローだ。
ーーなお、この後立てこもり事件で結局遅刻をしてしまうのは今はまだだれも知らない。
「今日のヒーロー基礎学は、俺とオールマイト、そしてもう1人のヒーローが見る事になった」
「はーい!何するんですかー?」
「水害災害なんでもござれ、人命救助訓練だ!」
レスキュー活動。ヒーローとして1番必要な活動で、様々な所で人々を救うのがヒーローとしての本分だ
....水をさしてしまうと、数少ない回復個性持ちは救った後の活動で大忙しだが。
「コスチュームは各自で判断。バスに乗って移動するから早めに準備」
「みんな!バスでスムーズに乗れる様に2列になろう!」
「飯田さん、それはあまり関係ないタイプの様ですわ」
「何だって...!?」
ここ最近見る光景である。飯田が仕切り、八百万が修正する。委員長と副委員長の活動が逆の様に思えるが、八百万が強く発言できるのは成長材料になる
「....そんな事あったんですね」
「えぇ、大変でしたわ....」
隣になった八百万から食堂での出来事を聞く。まるで大型犬の様に懐いてくれている
「飯田さんがその場を抑えたのですが、私は何も出来ませんでした....」
あぁ、尻尾と耳が垂れ下がってるのが見える。....不味いな、今ここで落ち込まれると、この後少し大変だ。
「何も落ち込む事はないと思いますが....そうですね」
バックから紙とペンを取り出し、物語を書いていく
「?それは....?」
「少し待っててください」
「【貴方のための物語】」
「メルヒェン...?」
「....あぁ、やはり効果は薄いですね。何より1ページ分の効果しかない。だけども受け取ってください」
紙が八百万の胸にあたり、溶け込む様に浸透していく
「....!」
自分の中で活力が漲るのが分かる
「それは宝具というにはあまりにも力が弱く、何より本来の使い方とは違うのですが、少なくともこの次の時間くらいは効果があると思います」
書いたのは、自分がどうなれるのか。どのように活動すればいいのか。それを示した物語である。
「鈴鹿さん....!」
「泣かない泣かない」
....あれ、八百万ってこんなメンタル弱かったか...?
「私、推薦で貴女と同じグループでゴールについた時にはもういて、何とか一般で受かったのですが、貴女と同じクラスで....」
....あぁ、だからか。推薦にも落ちて、何とか一般で受かって授業で何とか活躍しようとしたけど、その授業でも私が立ちはだかって。自信の喪失が今起きたのか。
「大丈夫ですよ。現に今、この高校にいるのは八百万さんです。倍率が300を超えるこの高校にいるのは貴女です。自信を持って」
「....はい」
私にできるのはここまでだろう。
「すっげーーーーー!USJかよ!」
「水難事故、土砂災害、火事...あらゆる事故あらゆる災害を想定して僕が作った演習場。その名もウソの災害や事故ルーム!」
まんまUSJである。
「オールマイトは?」
「先輩それが、厄介な立てこもり事件に巻き込まれててまだ解決してないそうです」
「あの人の今の本業は教師だろ...仕方ない始めるか」
....おかしいな、立てこもりはこの時にはもう解決して、制限時間ギリギリだから仮眠室で休んでるはず。なのにまだ解決してないのか?
「えー、始める前にお小言を一つ二つ、三つ...四つ....」
「皆さんご存知だと思いますが、僕の個性はブラックホール。どんなものでも吸い込んでチリにします」
「その力で人命を救うのが主な仕事ですが、簡単に人を殺せる力です。君達もよく分かると思いますが....」
「....」
全員で私と爆豪を見るな。
「相澤さんのテストで自分の個性の可能性を知り、オールマイトの対人戦闘でそれを人に向ける危うさを君らは特に知っていると思います」
「この授業では心機一転、自分達の個性がどの様に人命救助に活かせるか、学んでいきましょう!以上!ご清聴ありがとうございましたー!」
「んじゃまずは....」
「....?」
「一かたまりになって動くな‼︎」
「え?」
「13号‼︎生徒を守れ‼︎」
ーー中央広場に敵意の塊が現れる
「何だありゃ!?また入試んときみたいに始まってるパターン?」
「動くなあれは敵だ‼︎」
....うん。怖い。
けど、あの時ほどの怖さじゃない!
(今ここで鈴鹿を使って回避策をとるのが1番安全で合理的だ。しかし、もし後ろにいるのが奴らだったら.....)
「....13号避難開始!学校にも連絡試せ!上鳴お前も個性で連絡試せ」
「ウス!」
....多分、ここで私を使わないのは敵の後ろにアレがいたら不味いと考えたんだろう。私もそれに乗ろう。
何しろ私も個性を使う練習をしたい。
「早く避難を!」
「させませんよ」
「初めまして、我々は敵連合。僭越ながら...この度ヒーローの巣窟雄英高校に入らせて頂いたのは平和の象徴オールマイトに、息絶えて頂きたいと思ってのことでして」
....この人は救えるなら救った方がいいのかもしれないが、そうすると後々情報が足りず、ヒーロー側の敗北もあり得てしまう。
済まない。白雲さん
「私の役目はこれ」
霧が私達を囲む...前に2人が前に出る
「させねぇよ!」
「その前に俺たちにやられる事は考えてなかったか!?」
「だめだ2人とも、下がりなさい!」
「....危ない危ない」
しかしそれは無効の様で。
私たちは数人を残して霧に呑まれた
...1番危ないのはつゆちゃんのところか。よし、行くか
【瞬間移動】
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
....大きく息を吸って、着水に備える
「キタキタ!オメーに恨みはねぇけど、サヨナラ!」
「鈴鹿ちゃん」
ベロに捕まり一時撤退。やっぱり水に落ちてたか。
「さいならー!」
その後、峰田が放り込まれ次に私が放り込まれる
「ありがとうございますつゆちゃん」
「大変な事になったわね」
「えぇ、どうしましょうか」
「どうしようも何も、あんな奴らオールマイトがきてすぐ終わるさ!」
「オールマイト、今立てこもり事件解決に忙しいらしいですが?」
「それに、私達を散らしたのは確実に私達を殺める為じゃないかしら?」
ちらと水辺を見て状況判断をするつゆちゃん
「戦うしかないですね」
「そうね」
「はぁ!?馬鹿か!?オールマイトを倒す為に来た奴らなんだろ!?なら俺らはかないっこねーじゃねーか!?」
「つゆちゃん、三つ方法があります」
「言ってみて」
「一つ。峰田君を犠牲にして私たちは裏から逃げる。二つ。私が先導、つゆちゃん、峰田君が補助」
「おい!犠牲にするな!」
「三つめ。安全にここからチクチク攻撃」
「その中なら三つめがいいかもだけれども、方法は?」
「電撃か氷結で終わらせます」
「なら2つ目ね。それじゃあ死んじゃうもの」
「なら2人の個性を確認したいんですが。というより峰田君の個性がよく分からなくて....」
「おいらのもぎもぎは自分以外にはくっつくけど、自分にはくっつかないぞ」
「なら拘束要因は決まりです。後は...そうですね。強い衝撃波か」
「貴女の個性で衝撃波は出せるんじゃないの?」
「出せます。その後のフォロー、任せてもいいですか?」
「ケロ...いいけど、大丈夫なの?」
「大丈夫です」
「な、なぁ!」
「峰田君は私の後、もぎもぎを投げ込んで下さい。じゃあいきますね」
【舞空術】
「な、なんだ!?空を飛んでる!?」
「くそ、水飛ばせ!」
「いや、こっちだ!船の2人を狙え!」
「それはさせない【かめはめ波】」
よし。充分に水に穴を開けることができた。後は
「つゆちゃんヘルプと峰田君投げ込んで!」
「掴まって!」
「うぅ...あああああああああああああああ!」
ベロに捕まりつつ下を見ると、原作の様な光景が広がる。おお、本当に水が中心にいくんだ。
「これで一網打尽。もし気があっても身動きが出来なければ意味ありません」
「完璧勝利...とでも言えるかしらね」
「へ、へへん!」
「...2人は広場に戻って下さい。私は空から他の皆がどうか探してきます。」
「お、おい!1人で行くのかよ!」
「危険だわ鈴鹿ちゃん」
気遣いは嬉しいが、正直ここで戻ると危ないところが数箇所ある。一応自力で助かったり時間まで粘ったりしたが、もしかしたらがあるわけで
「危険なのは分かりますが、制圧が出来次第、すぐ広場に戻る予定なので安心してください」
といい、【死ぬ気の炎 大空】を発動させる。空を高速でかけるにはこれがいい。
「というわけで行ってきます」
「貴方のための物語 Fate アンデルセン」
「瞬間移動 舞空術 かめはめ波 ドラゴンボール 孫悟空」
「死ぬ気の炎 大空 家庭教師ヒットマンREBORN! 沢田綱吉」
「視線誘導 黒子のバスケ 黒子テツヤ」
(展開を無双系にしようと思ったけど結局これが1番と気付いた模様)
(電撃、氷結とかやったら死んじゃう...)