例えばそんなヒロインがいたりいなかったり   作:chee

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楽郎君が女の子だったら普段ずぼらなくせに押しに弱いちょろかわヒロインになるってマジですか!?!?(妄想過多)


例えばそんなヒロインがいたりいなかったり

私の名前は陽務楽羽。17歳。現役JKである。

学校ではゲームに魂を売った女なんて言われてるが、一応彼氏がいる。

 

もう一度言う。彼氏がいる。

 

 

ドヤァ!!!!!!

 

 

………うん。段々虚しくなってくるわ。別に彼氏が居ようと居まいと変わらんし。学校じゃ彼氏持ちってだけで持ち上げられたりもするけど、別にそんなステータスには全く魅力を感じないっつの。なんで世の女子はみんな彼氏を欲しがるんだろ。

 

 

まぁ、今日学校帰りにまっすぐ家に帰らないのも久しぶりに現実側(リアル)でその彼氏に会うからなんだけど、別に少女漫画のヒロインみたいに胸が高鳴ったり期待で頭真っ白にしたりはしない。

 

そんなんで付き合ってる意味あんのだって?いろいろあったんだよほっとけ。

 

 

「お、久しぶり、楽羽」

 

「うん。久しぶり、慧」

 

 

学校近くの駅前広場の時計の下。そこにその男はいた。

 

 

魚臣慧。

 

 

日本人最強と謳われるプロ格ゲーマー。このひょろっとした頼りなさそーな顔面総受け魚類が私の彼氏だ。

 

「学校終わり?お疲れ様」

 

「ありがと。慧もお疲れ様。仕事だったんでしょ?」

 

「まぁ、俺の仕事ってゲームするだけだけどね」

 

「確かに。素直に労った私に謝れ」

 

「やだ」

 

はぁ。やだやだ、これだからプロゲーマーって人種は。

 

「とりあえず、どっか店入ろっか」

 

「うん」

 

こんな私達だけど、慧に手を引かれて歩く様はやっぱり傍から見ればカップルなわけで。いや、実情もカップルなんだけどさ。

 

全く、どうしてこうなったんだか。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

とりあえずで入ったのはみんな大好きラーメン屋。え?カップルで来るような店じゃないって?いいんだよ私達はこれで。そもそもそんなオサレな店でイチャイチャするような間柄でもあるまいし。

 

「……いつも言うけど、もっといいお店でもいいんだよ?俺奢るし」

 

「だからそれじゃ私の気がすまないっていつも言ってるでしょ?いいんだよ割り勘で。ラーメン美味いし」

 

「確かにラーメンは美味しいけど、これでも普通に国内トップクラスに稼いでるからね?」

 

「そこに甘え始めたら終わりなの。ほら、とりあえず食べよ」

 

「…わかった」

 

私が注文したのは濃厚味噌ラーメン。慧が注文したのはあっさり鳥白湯麺。どっちも冬場に食べるラーメンとして間違いないチョイスだ。

 

まずは景気づけ。勢いよく麺を啜り込む。

 

「はぁ……うっま」

 

「楽羽ってほんと美味しそうにラーメン食べるよね」

 

「美味いんだもん。当たり前じゃん」

 

美味いもんを美味く食う。それ則ち至高。

 

「そういう慧はチマチマと…」

 

慧はさっきからわざわざレンゲに麺を丸めて口元を隠しながら………って女子かよ。ていうか、は??何普通に女子っぽい仕草して可愛いのコイツ。何でお前は私の彼氏のくせに私より可愛いんだよ潰すぞ。

 

「……楽羽、目が怖い」

 

「スイマセン。慧ちゃんが可愛すぎて殺意が湧いただけですわ。女子として完敗なのですわクソッタレ」

 

「何その口調……」

 

「慧さぁ、彼氏が自分より可愛い彼女の気持ちって考えた事ある?」

 

「あるわけがないだろ!!………はぁ」

 

ため息をつきたいのはこっちなんだけど!?もうラーメン思い切り啜る気も起きないんだよこっちは!!

 

「あのさぁ……」

 

唐突に慧が箸を置く。

 

そのまま席を立って、

 

一歩近づいて、

 

 

…………って待って待ってなにしてんの!?!?

 

 

 

 

 

あたま ぽん ぽん   ……ぎゅっ

 

 

 

 

 

「……ッッッ!?!??!!?!?」

 

 

 

 

 

「楽羽だって可愛いよ。少なくとも、俺からしたら誰よりも可愛い」

 

 

 

 

 

は………はぁぁああああああ!?!?!?

 

公衆の面前で何やってのコイツ!??!!??

 

……あっ、慧意外と胸板あるんだ

 

ていうか、か、可愛い??

 

というか、慧の、体が!!!

 

 

じゃなくて!!!!!

 

 

 

「はっ……なっ……れ……てぇ!!!」

 

「うぉっと」

 

「ふーっ……ふーっ……がるるるる……」

 

「……獣かな?」

 

「こっちのセリフだケダモノぉ!!何すんだいきなり!!」

 

「いや、急に楽羽が変なこと言いだすから」

 

「変なのはお前だぁ!!!」

 

マジで何やってんだよ!拷問か?拷問なのか!?そんでもってお前はなんで顔色一つ変えないんだよ精神力異常か!?!?

 

 

 

「あ、あのー、お客さん?もうちょっと静かに……」

 

 

「「……あ」」

 

 

 

やってしまったぁ……!!!

 

これ全部慧のせいだからな!!慧が突然あんなことしてかっこ…かっk…変なこと言いだすから!!

 

「……慧」

 

「ん?」

 

「帰ったら便秘来いや。ぼっこぼこにしてやる」

 

「えぇ……」

 

くっそ調子の乗んなよ総受け魚類が。あんなことして惚れ直すと思ったら大間違いだかんな。とりあえず、今日のことは許さん。

 

いや、別に急にぎゅってされて嬉しかったとかないから。絶対にないから。

 

 

だから、こんなにも顔が熱いのはラーメンのせいだ。決して、慧にドキドキしてるとかじゃないからな!!!




性格は楽郎ベースだからこうはならんやろとも思ったけどやっぱりちゃんと女の子してほしいなって思ったのでこんな感じになっちゃいました。ていうかむっずい、むっずいよこれ。楽羽ちゃんの他カプも挑んでみたいなとは思いますけど書き上げる自信はないですね。

というわけでここまでありがとうございました!感想お待ちしています!!


追記
鰹くんの一人称はプライベートだと僕じゃなくて俺だよと教えてもらったので修正させていただきます(6/12 15:02)
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