赤髪海賊団の手品師   作:Ψ( 'ω'* )

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多機能フォームって使い勝手余り分からん。
のでほぼ使わん傾向になると思われる。


結成したもの

船長が自ら海軍に捕まりに行った。

 

あのクロッカス医師でも直せなかった不治の病に掛かり原作と同じ大海賊時代の幕を開けるあの台詞を残し前世で言う昔使用していたギロチンでスパンと首を切り落とされ命を無くす。

 

ひとつなぎの大秘宝を見付けた時のロジャー船長のあの笑顔と全く同じ顔であの台詞を吐き死んだ、その姿はまさに海賊王たる威厳があり海賊から見たら正しく英雄。

 

本来声を上げ鼓舞をする立場なのにその時ばかりは悲しくて珍しく涙が溢れた。

 

たった3年、されど3年。

 

父のように慕い、海賊として尊敬し、師の様に後ろ姿を追い掛けてたその船長ともう二度と話せず、笑い合うことも出来なくなると思うと凄く心が締め付けられ兎に角苦しい。

 

今日の事を忘れる事は出来ないだろう。

 

これから先どうなるかも分からないけど、それでも大切な人を失ったのだ、心に刻み付けて置かなければならない。

 

見習いなれど、海賊団の一員として。

 

「泣いてんのか」

 

「今は泣かせて」

 

「・・・ん、使えよ」

 

「服濡れるよ」

 

「構わねぇ。泣きたきゃ胸くらい幾らでも貸すさ」

 

「あり、がと・・・」

 

そこから更に涙が溢れ声は出さずとも泣いてる事など丸わかりで情けない姿を晒していた。

 

彼のお陰で他に見られることも無く泣き続け、その翌日待ち合わせた場所で彼と合流。

 

昨日は夜遅くまで泣いてた私に嫌味も言わず付き合ってくれたのにも関わらず宿まで届けてくれ、用事があるので後日合流しようとの事で今に至る。

 

目元が赤いが腫れていなかったのでそれは不幸中の幸いか。

 

それにしてもこの時に彼との接触何てあっただろうか。

 

「なぁバギー。俺と海賊団作ろうぜ」

 

「貴方と?」

 

「嗚呼・・・俺、この先もお前と一緒に居てぇんだ。だから・・・頼む」

 

何時とは違い声が震え訴え掛ける様にこちらを見つめる彼。

 

今後の予定は何も考えて無かったけど、こんな表情で頼まれたら断れないじゃん、もう。

 

・・・その表情は狡いって。

 

こっちまで調子が狂う。

 

まるで“私の事が好きで手離したくない”と訴え掛けてる様な事を。

 

勘違いしそうになる。

 

「・・・分かった、一緒に作ろう。ただし1つだけ忠告。もし貴方に好きな人が出来た場合私は船を降りる。争いの種にはなりたくないから」

 

「その事なら問題ねぇよ。お前が居れば他の女は要らねぇし」

 

「・・・・・・・・・は?」

 

「・・・ん?」

 

「シャ、シャンクス貴方・・・私の事好きだったの?」

 

「海賊見習いの時何度もアピールしてたのに逆に気付かなかったのかよ!??」

 

「いや、急に大人びたとは思ったけど。女性に優しくする紳士の鏡に憧れてかと思ってたの!副船長みたく」

 

その手始めとして私にそうしていたのかとばかり。

 

男として見てなかった訳では無いし、ここ最近男らしくなったなとは思ったよ?

 

でもそれが私に向けてだったとは思いもしなかった。

 

あの時まで喧嘩する中でもあったから余計に。

 

「マジかよ・・・俺ずっとアピールしてたのに気付かねぇとか・・・そりゃ振り向く振り向かない以前の話な訳だ。一喜一憂繰り返してる俺馬鹿だな・・・だが、海賊団作る話に乗ったんだ、その意味でも了承してくれるよな?」

 

ニヤリと笑いいつもの調子に戻る彼。

 

元々嫌いでは無いし多分、いや、うん、とっくに絆されてはいるし。

 

もどかしくむず痒いが私はきっとシャンクスのことを意識したら・・・好き、だと思う。

 

ハッキリはしてないから堂々とは言えないが。

 

「性だけの関係が目的だったら貴方のその下のブツ切り取って目の前で潰すから」

 

「そんなんだったら初めからバギーに言わねぇだろうよ。その辺の女性の方が胸あるし」

 

「どうせ胸無いよ」

 

「いや、悪気が有ってじゃ無くてだな、有ろうが無かろうがお前で有れば俺はそれで構わねぇって事。そりゃ、イチャイチャ(意味深)はしてぇけどそれ以上に大切だから」

 

「そんなに私の事好き?」

 

「好きだし愛してる。誰にも渡さねぇし奪わせねぇ。唯一無二の存在」

 

性格歪んでいるのか病んでいるのか、そんな新たな性格の一面に内心悶えている私も相当趣味は良いとは言えない。

 

嬉しさが胸いっぱいに広がってしまう。

 

海賊らしさが垣間みれる瞬間というものが、とてつもなく好きで。

 

別に性格が歪もうが病もうが明るかろうが騒がしかろうが関係ないが一心に私を見てくれる人が私は気になる、それがシャンクスなら更に。

 

なんか、更に絆されてる気がする。

 

「じゃあさ、手に入れた後も大切にしてくれる?」

 

これが今言える私の最大限の了承。

 

彼となら海賊団でも何でも作るし望むなら海賊王にだって導きたい。

 

「当たり前だろ。じゃあ早速行こうぜ!」

 

「ボートでは勘弁だから。最低でも寝れるスペースのある船を買おう」

 

「けどよ、そんな金俺らにねーだろ」

 

「賞金首なら今ロジャー海賊団以外に此処に沢山居るでしょ?名を知られる前に稼いで売ればそれなりの額になるし。1稼ぎしてから旗立てても問題ない」

 

「エグイな。相変わらずそんな所は」

 

「そうと決まれば善は急げ。行こう」

 

「はいはい」

 

ロジャー海賊団は解散し、船長は亡くなったけど、新しく彼と海賊団を結成。

 

達成したい目標も新たに立てた。

 

シャンクスの目の傷、左腕の損失・・・これらを回避させる事。

 

そして、エースの救済。

 

例え主人公の成長に必要だとしてもエース死は避けたい。

 

勝手だけど、ロジャー船長への最大の恩返しをしたいから。

 

最悪シャンクスの左腕を失う事になっても死にはしない、だけど、エースは放っておけばパラレルワールドであっても死ぬ可能性は高い、だからその為に、自己満足の為に勝手に助ける。

 

善人じゃないから海賊は海賊らしくどんな手段を使っても、ね。

 

それこそ革命軍と手を組む・・・とか。

 

取り敢えずはまだ先の事、今はもっと力を付けることに集中しなければならないだろう。

 

彼と海で共に戦う為に。

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