あれだけの展開でこの2人は付き合って無い。
まだ付き合わせない、もうちょい先までお付き合いをば。
彼といると飽きなくて時間もあっという間に過ぎ赤髪海賊団も人数が徐々に増えてきている。
ベン・ベックマンにラッキー・ルウ、そしてつい最近ヤソップも仲間になった。
他にもちらほら腕の立つ人を彼は誘う。
まあ、宴好きである事が第1の条件ではあるらしいが。
二日酔いになった後誰が後片付けしてると思ってるの、ベックマンだよ。
流石副船長片付けもスマート。
私は代わりに皆の朝食を作る。
まあ、二日酔いに良いのはしじみなのでその味噌汁とおにぎりくらいなものだけど。
他はコックが作る・・・まあ、そろそろコックも作り方が分かってきたので全任せにしてもいいね。
まあそんな話は置いておこう。
丁度彼が目星い人に声を掛け終え戻って来た。
「それじゃあ次の島に宝でも探しに行こうぜ」
「よぉ赤髪さん。俺もその船に乗せてくれや」
都合がいいのか悪いのか、ここでシャンクスに目の傷を負わせた奴が現れた。
この辺の状況は漫画や劇場版で語られて無かったので何時なのかはハッキリしなかったが。
それが“今日”とはね。
「白髭の所のティーチ・・・!!」
「お頭が乗せる訳ねぇだろ!!」
本当に何を言ってるのだろうか。
船に何て乗る気無いくせに。
若い芽を摘む気で話してる訳?
「おいおい、冗談だろ?そんな事してみろ、白髭と戦争になるのは目に見えてんだろ」
「ゼハハハ!!冗談に決まってるわ!本音を言おう、俺と組まねぇか?」
「断る」
「つれねぇなぁ・・・!!なら此奴を人質にするまでよ!!」
“女”だからか真っ直ぐ私の方向へ来て攻撃を仕掛け捕まえようとするティーチ。
しかし私だってそれなりに修羅場はくぐり抜けている。
甘く見過ぎだよ。
自分の力を過信すると大変な事になるのにね。
「インビシブル・スレッド(見えざる糸)」
自分からはその糸を見る事も操ることも出来るけと相手からは見えない仕様になっている糸。
現世じゃ意味も少し違うけど割と何でもありな世界だし不思議ではない。
まあ、この糸を見えずとも切ることの出来る人も少なからず居るけどさ・・・シャンクスとか鷹の目とか。
ただ・・・初見で早々避けきれる人は早々居ない。
拘束具として適したものである。
まあ、体型が体型なのでやや某食べ物を連想してしまうのも仕方ないだろう。
人質として捕らえようとして逆に捕らえられただなんて思いもしなかっただろうね。
その怒りの表情からすると。
そもそもまだヤミヤミの実を食べてない非能力者のティーチは白髭海の中でも強かろうと白髭やその1番隊隊長不死鳥のマルコより断然劣ってるしシャンクスよりも当然弱い。
少なくとも彼並に強く無ければ私を捕らえられるだなんて考えないで欲しい。
ティーチが糸を引き千切ろうと体を動かすもギチギチと音がするだけで解けも切れもしない糸。
伸縮自在で余程の怪力で無ければ解ける事は無いので無意味な行動とも取れる。
「残念だったな、ティーチ。ウチの手品師は俺の次に強い。目的が何かは知らねぇが白髭と喧嘩する気は無ぇ。今日の事は見逃すからとっとと白髭の所に帰んな」
「後悔するぞ!あの時手を組んでおけば良かったとな!!」
「俺のモノを傷付けようとした奴なんかと誰が組むか馬鹿野郎!ベックマン、彼奴の小船に彼奴投げ込んどけ」
「ああ。しかし、ティーチお前本当にやったな」
「あ゛あ?」
「次バギーに手を出した瞬間地獄を見る事になるぞ」
「ゼハハハ、そいつァ面白い冗談だな。たかが女の船員だろうがよ!!」
「・・・忠告はした。2度は知らん」
(そのたかが船員にやられた奴がまだそんなイキれるとはな・・・まあ、2度目は捕らえるだけに留まらず死んだ方が楽だと思える体裁がシャンクスによって下されるだろう)
ティーチを運ぶベックマン・・・力持ちだね。
体型からして結構重いだろうに。
私が持つ訳じゃないからどうでもいいけどさ。
「じゃ、ベックマン戻り次第次の島行くぞ」
「「「「「アイアイサー!!!」」」」」
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