盾の勇者の成り上がり~黒龍騎士と紅龍の戦姫   作:ドラゴニール

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{OP(永世のクレイドル)}
前回までのあらすじ!
魔王を倒しこの世を去ったレイジと澪、、
だが目を覚ますとそこは、なんと異世界!?
さて、どうなる?!
それでは第一話、どうぞ!!!


第一話《勇者召喚》

『おぉ!!成功したぞ!!』

 

 

 

レイジ「んあぁ?」

澪「ええ?」

 

レイジ達が目を覚ますと、何処かの建物の中の魔法陣の上にいた。

 

澪「レイジ、、、、」

レイジ「澪!」(ギュっ)

 

レイジと澪はお互いの無事を確かめ合い、レイジは澪を抱きしめる。

 

レイジ「よかった、、、」

澪「レイジ、、、でも私たち、、、、」

レイジ「ああ、、」

 

消えたはずの自分達が生きていた事に驚いていると、

 

「どーなってるんだ?これ?」

 

声がしたので後ろを見てみると、そこには、髪がぼさっとした男、黒髪の少年、薄い緑色の髪の少年、金髪でロングポニーテールの男が立っていた。

 

澪「ねぇ、レイジ、」

レイジ「あぁ、、、(なんで四人とも武器持ってんだ?)」

 

髪がボサッとした男は盾、黒髪の少年は剣、薄緑の少年は弓、金髪ポニーテールは槍を持っていた。

 

「おぉっ古の四聖勇者様っ、どうかこの世界をお救いください!!』

 

「「「「「(えっ?)は?」」」」」

 

レイジ「どういうことだ?」

「色々と込み合った事情があります故、ご理解する言い方ですと、勇者様達を太古の儀式で召喚させていただきました。」

レイジ「ほう、、、」

「この世界は今、存亡の危機に陥っているのです。勇者様方、どうかお力をお貸しください」

 

ローブの男は深々とレイジ達に頭を下げる。

 

「まあ、、、話だけなら、、、」

「嫌だな」

「そうですね」

「元の世界に帰れるんだよな?話はそれからだ」

レイジ「おいおい、話聞けや、お前ら。んでさ此処の軍隊とかで対処できなかったのか?まあ、できなかったからだろうけど、、、」

ローブの男「はあ、第一波は国の騎士と冒険者で退けましたが<竜刻(りゅうこく)の砂時計>が既に次の厄災の波の時を、、、、」

 

「人の同意もなく突然呼び出したことに罪悪感はないのか?」

黒髪の少年はローブの男に持っていた剣を向けた

「仮に、世界が平和な鳴ったらすぐに元の世界に戻されてはタダ働きですしね」

「こっちの意向をどれだけ汲み取ってくれるんだ?話によっちゃ俺達が世界の敵になるかもしれないから覚悟しておけよ」

レイジ「おい、人の話は最後まで聞けよ、まあ、報酬は?」

ローブの男「は、はい、まずは王様と謁見していただき、報酬の相談や、その他諸々の重大な話はその場でお願いします。」

レイジ「よし、連れてけ」

ローブの男「は、はい」

澪「ちょっとレイジ!」

レイジ「大丈夫だ、イケスカン奴ならその場で潰す。」

澪「そう言う問題じゃなくて」

「「「「なんかコイツヤバい、、、、」」」」

 

ローブの男が道を示したため、それについていく。(レイジは、念のため変身準備)

暗い部屋を抜け石造りの廊下を歩く、そして窓の外を見ると中世期ヨーロッパのような街並みが広がっていた。

 

「すげぇ、、」「おぉ、、」「すごい、、、」

 

髪がぼさっとした男とレイジ、澪の声が重なる。

そうして、歩いていると彼らは謁見の間にたどり着いた。

 

「ほう、こ奴等が古の四聖勇者か。しかし、6人いるぞ?わしの記憶違いだろうか?」

レイジ「なんか腹立つな

澪「ちょっとレイジ

 

「面を上げい!」

 

レイジ「別に誰も下げちゃいねぇよ」

「「「「「!!!」」」」」

うわぁ~こいつ言っちゃったよ、と言う茎がその場に流れる。

「んっんん!ワシがこの国の王オルトクレイ=メルロマルク32世だ」

レイジ「へえ~」

王「さて、まずは事情を説明せねばなるまい。この国、さらにはこの世界は滅びへと向かいつつある。」

 

 

 

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レイジ「終末の予言と、次元の亀裂ねぇ~、へぇ~」

澪「簡単に言えば、この世界は滅亡の危機に瀕していて、私たちが持ってる、『伝説の武器』でその危機を救ってほしい、、、ってことね。」

レイジ「んで言葉が分かんのもそれのおかげか。」

王「うむ、そういうことじゃ。」

「話は分かった。つまり勝手に召喚した召喚された俺たちにタダ働きしろって事だな。」

「都合のいい話ですね。」

「そうだな、自分勝手としか言いようが無い。滅ぶのなら勝手に滅べばいい。俺たちにとってどうでもいい話だ。」

澪「ちょっと、あなた達」

と澪が言おうとした途端レイジが割って入る。

 

レイジ「おいおいおい、お前らさっきローブの男が言ってた事忘れたか?おい、もちろんタダでとは言わねぇよな?」

王「安心せい、もちろんある。」

と言うと、王は近くの大臣な目線を送る。

 

「はい、もちろん、、勇者様達には存分な報酬は与えられる予定です。」

 

それを聞いた、レイジ、澪以外の4人は小さくガッツポーズをした。

レイジと澪は、やれやれといった顔をしている。

 

「他に援助金も用意できております。ぜひ、勇者様達には世界を守っていただきたく、そのための環境も整える所存でございます。」

王「では勇者達よ、名前を聞こう。」

 

「俺の名前は、天木練。年齢は16歳、高校生だ。」

黒髪の少年は《剣の勇者》、天木錬。

切れ長の目に白い肌でなんかクールっぽい奴。

 

「じゃあ、次は俺だな。俺の名前は北村元康、年齢は21歳、大学生だ。」

金髪ポニーテールは《槍の勇者》、北村元康。

背が高くなんかチャラそう。

 

「次は僕ですね。僕の名前は川澄樹。年齢は17歳、高校生です。」

薄緑の髪は《弓の勇者》、川澄樹。

小柄で穏やかそうだ。

 

王「ふむ、レンにモトヤスにイツキか、「おい、老いぼれ、」なっ!」

 

自分たちを無視した王にレイジが物申す。

 

元康「おい、それはまずいって」

樹「そうですよ。」

錬「わざとらしく、無視した王も非はあるが、、」

レイジ「俺の所では見えてんのに人数を間違える奴を、バカかアホか老いぼれ、もしくは、相当間抜けな奴と言う。」

澪「ちょっと、レイジ」

王「きっ、貴様」

レイジ「なんだよ、人無視しといて逆ギレか?子供でも間違えねえよ、後この世界がどうたら言うんだったらそこん所、ちゃんとやれって話だ。」

王「ぐっ、、、」

 

王はレイジの言うことに言い返せない。

 

レイジ「自己紹介だったな、じゃっどうぞ。」

「えっ、あっあぁ、俺の名前は岩谷尚文。年齢は20歳、大学生だ。」

ぼさっとした髪の奴は《盾の勇者》、岩谷尚文。

穏やかな雰囲気でちょっとオタクぽい。

 

レイジ「俺の名は鬼灯レイジ。年は15、中学生だ」

澪「私は神威澪。年は16歳、高校生よ」

 

王「では皆、己がステータスを確認し、自らを客観視してもらおう」

「「「は?」」」

樹「えっと、どのようなして見るのでしょうか?」

錬「なんだお前ら、この世界に来てすぐ気付か無かったのか?」

 

樹が王に聞くと錬が呆れたように言う。

 

錬「視界の端にアイコンが無いか?」

「「「えっ」」」

 

そう言われ意識を、ぼんやりすると視界の端マークが見える

錬「それに意識を集中させてみろ。」

集中するとデータの様なアイコンが表示される。

 

 

 

『鬼灯レイジ

 

 職業:黒龍騎士(仮面ライダー)(勇者) Lv.X

 装備:仮面ライダーリュウガ 

 スキル:仮面ライダーリュウガ及び他のミラーライダーに変身可能

 魔法:ERRОR     

                   』

 

レイジ「(レベルⅩ?)」

澪「レイジ、

レイジ「澪、お前はどう書いてた?

澪「紅龍の戦姫(プリキュア)(勇者)って

レイジ「レベルは?

澪「Ⅹって

レイジ「お前もか?

澪「レイジも?

レイジ「あぁ

 

樹「レベル1ですか、、、、これは不安ですね。」

元康「そうだな、これじゃまともに戦えるかもわからねぇ。」

レイジ「どうやら俺ら2人以外は全員レベル1みたいだな。

澪「ええ、そうみたいね、、、

 

その後、魔法が、どうの、こうの、言っていたがレイジは適当に聞き流しながら、これからどうするか考え、澪は話を聞いている。

 

そして武器を、強化するために冒険の旅に出なければならないことを告げられる。

それを聞いたレイジと澪を除いた勇者達は己らの武器に夢中になった。

多分、異世界召喚と未知の魔法と言う、魅惑のテイストのシチュエーションに興奮してるからだろう、それを見た2人はどこからか不安を覚える。

すると、やはりパーティーをどうするかと言う話なる。

 

「俺達6人でパーティー組むのか?」

と誰が勇者は、誰が前衛で後衛するのか相談し冒険の旅に出ようとしている。

すると、大臣が口を開く。

 

「お待ちください勇者様方」

レイジ「なんだ?」

「勇者様方は別々に仲間を募り冒険に出ることになります。」

樹「それは何故ですか?分散せずにみんなで戦えば良いのではないのですか?」

「はい、伝承によると、伝説の武器はそれぞれ反発する性質を持っておりまして、勇者様達だけで行動すると成長を阻害すると記録されております」

 

そう言われ皆、己の武器のヘルプを見る。

 

『注意:伝説の武器同士を所持した者同士で共闘した場合、反作用が発生します。』

 

「マジか、、、」

 

一方、レイジと澪は、

『ただし、黒龍と紅龍、この伝説の武器は例外で反作用は起こりません。』

 

レイジと澪はお互いにだけこのことを知らせあう。

 

元康「となると仲間を募集した方がいいのか?」

 

と元康が言うと

 

王「ワシが仲間を用意しておくとしよう。何分、今日は日も傾いておる。勇者殿、今日はゆっくりと休み、明日旅立つのがよいであろう。明日まで仲間になる逸材を集めておく、別々とはいえ波の時は肩を並べて戦うのじゃ、この間に交流しておくとよいぞ。」

 

 

「ありがとうございます」

 

そして皆、王の用意した来賓室で休むことになった。

 

 

 

―来賓室―

 

来賓室に着くと4人は(レイジと澪以外)はゲームやら総理大臣の名前やら、話している。

 

レイジ「ってことは俺らは違う世界の違う日本から来たって事か。」」

 

レイジが口を開きそう言うと4人は反応する

 

レイジ「となると、お前ら、どうやってここに来たんだ?ちなみな俺は死んだはずだったんだが、」

 

錬「おれもだ。」

元康「俺もだな」

樹「僕もです。」

レイジ「ってことは尚文は違うのか?」

尚文「あ、あぁ」

レイジ「んじゃあ1人づつ言おう。」

錬「俺は学校の下校中に、巷を騒がす殺人事件に運悪く遭遇してな?」

レイジ「ふ~ん」

錬「一緒にいた幼馴染を助けて、犯人を取り押さえてたところまで覚えているんだが、、、、」

と言い脇腹を擦る。

レイジ「うん、100%刺されたな。御愁傷さん。」

元康「じゃあ次は、おれだな。」

と言い、次は元康が自分に指をさす。

元康「俺さ、ガールフレンドが多いんだよね。』

「「「「、、、、、、、」」」」

元康「それでちょーっと、、、、、」

レイジ「よし、、、元康だったけ?俺当てるわ。どーせ、コソコソ女に手ぇ出して殺されたんだろ?多分、、、」

元康「えっ?なんで分かったんだよ。」

レイジ「はぁ~、良いか?女に手ぇ出すって事はそいつの人生に責任持つって事だ、複数いるならそいつらの人生に平等に愛を注ぐ覚悟をしろ、それが男だ。」

元康「うぐっ、、」

樹「次は僕ですね。塾帰り名横断歩道を渡ってたら、、、突然ダンプカーが全力で曲がってきまして、その後は、、、」

レイジ「轢かれたな。」

樹「はい、、、、」

澪「何か、何処かの本で読んだような、、」

尚文「なあ、この世界に来た時の話って絶対に離さなきゃ駄目か?」

元康「そりゃみんな話してるし。」

尚文「そうだよな。悪い、俺は図書館でふいに見覚えのない本を読んでいて気が付いたらって感じだ。」

「「「「「、、、、、」」」」」

 

すると3人はレイジ、澪、尚文に聞こえないように話し出す。

樹「でも、あの人盾だし、、」

元康「やっぱ、、、、ところも?」

錬「ああ、、」

元康「あの2人ってどうなんだろう?」

と言いレイジ、澪を見る

 

レイジ「あぁ、俺か、、俺な、、、元々世界を闇に包もうとしてる魔王の直属の部下だったんだよ、、、、」

「「「はぁ?」」」

 

3人が腑抜けた声を出す

 

澪「ちょっと、レイジ!?」

レイジ「良いんだよ、どうせ嘘着いてもバレるし、俺元々孤児でな、施設で虐められて脱走したんだよ、そこで魔王に拾われてな、鍛えられて戦士になった。まあ、師匠でもあり親みたいなもんかな?んで澪、お前の事も言っちまっていいか?」

澪「はあ~、良いわよ別に、」

レイジ「はは、サンキューんで澪はその魔王から世界を守る伝説の戦士の1人だ。」

「「「!?!?!?」」」

 

澪を見て驚愕する3人

 

レイジ「まあ最初はスパイとして入って戦かってたんだが、そいつらといる内になんか、、、、ナ?んで、正体ばれちまったんだが、澪や皆は俺を過去を知って許して温かく包み込んでくれた、、んで最後は魔王裏切ってな皆で倒したんだけど俺は無理しすぎた反動で死んでな、澪はそんな俺に死ぬ間際は抱きしめて付いてきてくれた、まったく、、、正直言って、、、嬉しかったよ、、。」

澪「最後は私ね、って言っても死因はレイジが言ってくれたから言わなくていいわね?」

 

「「「、、、、、、、、」」」

 

レイジ「さっ!沁みったれた話はここまでにして!ん?(スンスン)なんかいい匂いすんな!」

「勇者様、お食事の用意が出来ました。」

レイジ「おっ!んじゃ行くか!」

と言いレイジ達は食事を取り寝床に着き寝る、、、レイジ以外は、、、、

レイジは、ベットに入ると、、、

 

レイジ「おい、いるか?ドラゴブラッカー。」

 

[キィィィィィィィィィィン]

 

ドラゴブラッカー「グオオオオオオオオオオ」

 

ガラスに黒龍《暗黒龍ドラゴブラッカー》が映る

 

レイジ「お前以外もいるか?」

 

[キィィィィィィィィィン」

 

「グオオオオオオオ」

「キイイイイイイイ」

「シャアアアアアアア」

「キシャァァァァァァ」

と言う鳴き声と共に

ガラスには、蛇や蝙蝠、虎や蟹、犀の様なミラーモンスターが映る。

 

レイジ「よし、、、みんないるな。、ボルキャンサー、エビダイバー、メタルゲラス、ベススネーカー、デスワイルダー、バイオグリーザ、お前らはこの城に何があってどうなってんのか見てくれ、特にあの王とか言ういけすかん奴は要注意人物だ。後ダークウィング、ギガゼール、ブランウィング、ゴルドフェニックス、アビスラッシャーにサイコローグ、お前らはこの国がどう言った所見てくれ。そして、ドラゴブラッカー、ドラグレッダー、マグナギガ、ガルドサンダーお前らは寝ている澪の護衛を頼む。いいな?」

「グオオオオオオオオオオ」

「グオオオオオオオ」

「キイイイイイイイ」

「シャアアアアアアア」

「キシャァァァァァァ」

と言いミラーモンスター達は各々行く。

レイジ「さて、、、、寝るか。」

と言いレイジも眠りに着く。

次の日の冒険で何があるか、、、まだ誰も知らない、、、、、。

 

 

                続く

 

{ED(不老不死)}

 




次回!《盾の勇者の成り上がり~黒龍騎士と紅龍の戦姫》{BGM(Quartzer(仮面ライダージオウ))}

レイジ「さあ!!いくか!」
澪「ええ!」
始まる冒険!!
レイジ「変身!!」澪「チェンジ!プリキュア!」
仮面ライダーリュウガ、キュア龍騎復活!!

レイジ「なんだ?これ?」
澪「遺跡?」
突如2人の前に現れる、古代遺跡!!
そして、、、
レイジ「剣?」
澪「剣?」
封印された二振りの剣!?
?「汝、力を欲するか?」
?「なぜ、アナタは戦うのですか?」
問われる試練と信念!!
レイジ「それは、、、」
澪「それは、、、」
―次回-《復活の戦士達と遺跡と魔剣と聖剣》


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