◇◇◇霊夢宅の居間にて◇◇◇
「霊夢の家は落ち着くな。畳だし、まるで、俺のおばあちゃん家みたいだ」
「といっても、母屋だけどね。私は毎日ここで生活しているのよ」
――ズズズズズ············
「やっぱ、働いたあとのお茶は最高だぜ。霊夢、おかわり」
「ちょっと、魔理沙、さすがに飲み過ぎじゃない? お腹壊しても知らないわよ」
「これで最後にするから。な、おかわり」
「ハイハイ、これで最後ね」
――ズズズズズ···············
ここまでの話。
赤い『封結晶』によって幻想郷にやってきた、龍夜は、博麗神社へと赴き、霊夢と魔理沙に出会った。
ひょんなことから、霊夢に裏手の掃除を頼まれ、魔理沙と協力しその分仲良くなり、無事に掃除が終わり現在に至る。
「それで、龍夜はどこから来たかわかるかしら?」
唐突な質問にすぐには答えられなかった。
「その顔は、自分でもわからないようね」
霊夢が悟ってくれたのが幸いだった。
すると、黙っていた魔理沙が動く。
「どうやら、情報源がないみたいなんだ」
「なんで、あんたが知ってるのよ?」
息ぴったりの霊夢のツッコミが炸裂した。
「霊夢がいない間に、聞いた話なんだが。ここに来てから、情報源無し、過去の記憶無し、そして、龍夜にはもう1つ別の人格······みたいなのがあるみたいなんだ」
――サンキュー魔理沙、助かるよ
「あとは、龍夜は私たちと同じ女」
そう言って、魔理沙が振り向く。
――魔理沙、それは言わないでくれよ
――悪ぃ、けど勘違いされているよりはマシだと思うぜ
――確かにそうだけどさぁ〜
「そうだったのね、てっきり男だと思っていたわ」
――ほらな
――男って思っていれば、それでよかったんだけどさぁ〜、余計なこと言うなよ
――すまん
「で、さっきから2人して顔を見合わせて、何話してるのよ。まさか、変なことを考えてるんじゃないでしょうね?」
その発言で、同時に霊夢の方を向き、かぶりを振る。
「「いやいや、何も話してません」」
◇◇◇霊夢の家に入る前◇◇◇
「霊夢、それにしてもどうやったら、あんな量になるんだ?」
「私にもわからないわよ。朝起きたら落ち葉だらけになってたの。あと、表を掃除してたら封結晶が出てきた、色は緑色だったわ」
――『封結晶』······、『落ち葉』······、『海』······、
「なあ、霊夢。俺の予想なんだが······、俺が幻想郷に来る前に見た封結晶が『赤』、んで霊夢が見つけた封結晶が『緑』、それぞれ役割があるんじゃないか?」
その言葉に皆立ち止まる。
「役割······、ちょっと気になるわね、着いたら説明いいかしら」
「了解」
◇◇◇現在◇◇◇
「ここに向かっている時に言ってた『役割』について考えてたんだ。俺の予想は、赤が『入り口』緑が『出口』っということなんだが」
その言葉に、霊夢と魔理沙が頭を傾げる。
「それって、つまり、入り口の方から大量の落ち葉が入ってきて、博麗神社にあった出口からその落ち葉が出てきたってことだよな」
「魔理沙、よくわかったな」
――ドカンッ!!!!
「外で爆発音!?」
「いやな予感がするわ。確か魔理沙、今日は花火大会の日よね」
「そうだぜ。これから私も打ち上げ準備に行くから······、って」
「やべぇじゃん、俺が知ってる情報では、音がした方は人里だろ?」
「ええ、そうよ。犠牲者が出る前に行きましょ。龍夜はここで待ってて」
「いや、俺も行く」
··················
「わかったわ。私の手を離さように、飛ぶわよ」
――そうだ、霊夢は空飛べるんだった
◇◇◇博麗神社上空◇◇◇
空は晴天、雲1つないダークブルーに、煌めく星々が瞬いていた。
気温は、少し暑いくらいで涼しい風が吹き付ける。
現在飛行中······、といえば飛行中、浮遊中といえば浮遊中ってな感じに飛んでいた。
飛んでいただから、飛行中が正しいのだろう。
目的地の人里に、燃ゆる炎が陽炎を作り出していた。
◇◇◇人里上空◇◇◇
「うわっ、あちっ、私の箒が燃えちまうじゃないか」
突然、先頭を飛んでいた魔理沙が急ブレーキをかける。
すかさず、霊夢もブレーキをかけると、緩みかけていた手が離れた。
「うわぁぁぁー、お、落ちるぅぅぅぅー」
思わず、大声を出してしまい、くるくると回り始める。
すると、
「龍夜、あんた何してるの?」
「ハハハ、笑いが止まらないぜ、ハハハ」
霊夢と魔理沙が笑い出した。
「ちょっ、助けてくれよ」
「背中に羽が生えてるのに、ハハハ」
「ふぇ?」
魔理沙の言葉で、回転が止まり、後ろを見る。
背中には、漆黒の妖精の羽があり、身体が浮いていた。
良く見ると、まだ出会ってはないが『チルノ』の羽とは違う形をしていて、北欧神話に出てくる妖精の『スプリガン』の物に酷似していた。
「これで、おまえも、私たちの仲間入りだな」
「仲間入りって言っても空が飛べるという共通点だけでしょ」
「そうだった。って、このままじゃ、大会が台無しになっちまう」
「急ぎましょ」
「ちょっと、待ってくれぇぇぇ!!」
霊夢と魔理沙が猛スピードで先を行くのを、慣れない羽を震わせながら追いかけた。
◇◇◇人里 花火保管庫◇◇◇
「これは、まずいわね」
辿り着いた時には、保管庫の花火の大半が消えていた。
「私の調合に調合を重ねて作った弾幕花火が······、希少な素材を1年間探し回って見つけたものを、さらに1年かけて完成させた自信作なのに······」
「魔理沙、そういえば何番保管庫に入れたんだ?」
「······50番保管庫」
――どんだけ、規模がでかいんだよ
「なら、安心なさい。ここは、1番保管庫よ」
「けど、霊夢。このままじゃ、連鎖爆発するぞ。俺の親が花火師だからさ」
――クスクスクス······、これで花火大会はおしまいだ······
「ん? 魔理沙、なんか言ったか?」
「一言も喋ってないぜ」
「じゃ、さっきの声は気にせいか?」
――クスクスクス······、ほんとに花火の爆発音は面白いわね
「今度は、霊夢か?」
「何も言ってないわよ」
「なら、一体誰が······」
――クスクスクス······、ここだよ
目の前にある花火の上に、小さな妖精が現れた。
「私たちは、別次元から来たんだ」
緑の衣を纏った妖精がそっと語り始める。
「そうそう、ボクたちは、赤い何かに吸い込まれてやってきたの。そしたら元の場所に戻れなくなっちゃって、ヒットポイントを0にすれば戻れるかなって爆破してたら、ここの世界には、ヒットポイントがないから意味ないことがわかって、お姉ちゃんを止めようと思ったんだけど······」
青色の衣を纏ったもう一人の妖精が事情を説明してくれた。
「つまり、これをやったのは2人ってことだけど、青い子は許してあげる、でも、お姉さんである緑の子はおしおきが必要ね」
「ってことは、弾幕か? けど、ここだと『マスタースパーク』も撃てない、狭すぎるし、他の人のが爆発しちまう」
「『夢想封印』も、駄目ね」
「夢想封印も、マスタースパークもできない。じゃあ一体どうすれば············」
――ほわ〜ん
「龍夜のポケット、光ってるわよ?」
「え?!」
霊夢の言葉に、自分の右手をポケットに入れると紫からもらった御札が光っていた。
「それって、スペカだよな。いつか、私と弾幕ごっこ······」
「けど魔理沙、まだ刻印もされてないのよ」
すると、霊夢と魔理沙のポケットも光り始めた。
2人もスペカを取り出すと、3枚のスペカが共鳴して、龍夜のスペカの刻印が早まる。
「俺のスペカ······」
「早速使ってみようぜ」
「お、おう······」
あまり読んでくれる方がいなくて困っています。
ど素人だから当然ですよね。
東方シリーズにハマったきっかけは、私の兄弟です。
まだまだ知らないキャラが多すぎて、セリフを考えるのがとても難しいです。
あらすじの方にも書いてありますが、既存のキャラクターは、話し方などが違うことがあるので、気にしないでください。
あと、アンケートをしようと思います。
アドバイスもしてもらえると助かります。
次回は、主人公・龍夜がスペカを発動します。
魔理沙の花火が見てみたい
第3話の事件解決に乱入キャラを入れたいので、乱入してきてほしいキャラに投票してください。
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チルノ:花火会場を変に盛り上げるパターン
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レミリア:花火会場で偶然出会うパターン
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パチュリー:魔理沙を追いかけるパターン