旅人のダンジョン探索記   作:火取閃光

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お久しぶりに投稿しました。
小説家になろうにて
オリジナル小説"探検の書〜これが俺の物語だ!〜"を更新していました。作者名はぶちゃ丸ですので良かったら読んでみてください。


第24話

「ラース君、ステータス更新はどうだった?」

 

「あれだけボロボロだったんだもの、ランクアップ…した?」

 

「ええっ、はい。LV.2になりました。」

 

「っ!?おめでとう、ラース君。」

 

「まぁまぁ、ランクアップ、おめでとう、ラース君」

 

ランクアップを伝えると二人は驚き、まるで自分の事のように喜んでくれた。

 

「ありがとう。ストールさん、ラナティナさん。これで、明日からは心置きなく皆さんのサポートに回れますよ。」

 

「うん、それは有難いんだけどね。ラース君は何で僕達がいない時に無理をしたんだい?」

 

「そうね、今日は無事だから良かったけど、一歩間違えれば死んでいたのよ?」

 

「そうですよねぇ。言い訳なんですが、そのぉ、みんなの強さを求める姿勢に触発されたと言うか、俺も強くなりてぇなぁと思った次第と言う具合です。でも、そうなるとみんなが付いていけない10層や11層になるので、その、我慢できなかったんですよ…」

 

正直、自分の精神の未熟さを言葉にするのはとても恥ずかしかった。しかし、ここで嘘をついたらランクアップを喜んでくれたこの人達に失礼だと思ったのでありのままを話した。

 

「う〜ん。気持ちが分からなくもないのが怒るに怒れず難しいところですねぇ。」

 

「ええ、だって私たちラース君のサポートを受けている時は強くなれている実感があって夢中になっているもの。ラース君も同じ気持ちだったのね。」

 

「それでも、ラース君。一団員として家族として、それならそうと次は前もって言ってね。君は多分また、無理をするのだろう?」

 

「そうですね。申し訳ないですが、多分すると思います。」

 

「それでも私たち突然死なれて残された側の気持ちも考えてね。貴方の命はもう貴方だけのものではないのだから。ティアマト様、ストール、私、ゲン君が貴方を心配していることを覚えておいてね。」

 

「はい。今日で見に染みました。」

 

「さてと、苦言はここまでっ!細やかながら僕からラース君のランクアップパーティを開催したいんだけど、如何かな?」

 

「良いわね!私も手伝うわ。ラース君は大丈夫?」

 

「とても有り難く嬉しいのですが、ちょっと疲れて眠いので夕食に行って貰えませんか?」

 

「勿論良いさ!」

 

「それじゃあ、ゲン君にもランクアップを伝えるけど良いかしら?それともラース君が伝える?」

 

「ラナティナさんが伝えて貰えませんか?なんか俺から伝えたら祝われるよりも説教されそうなので、反省していることも伝えていただけると助かります。」

 

「伝えるけど、説教は免れないわよ。絶対。」

 

「マジかぁ…。」

 

(多分滅茶苦茶キレるだろうなぁ。ドロップ品は明日渡した方が良いかと思ったが、その時渡した方が機嫌直してくれるかなぁ?)

 

「まぁ、話はそのくらいにして僕達はパーティー準備するから、ラース君はもう休みなさい。」

 

「時間になったら、起こしに行くからね。」

 

「ありがとうございます。ではお休みなさい。」

 

俺は二人に挨拶して自室で眠った。ベッドに入って目を瞑ったら直ぐに意識が遠のいたので、知らずに疲れが溜まっていたみたいだった。

 

 

 

 

 

「………。…ーす。ら…。らーす。ラース。起きなさい!ラース!」

 

「な、何っ!敵襲!?って、えっ?ティアマト様じゃないか。敵は…何処に?」

 

「うふふ、何寝ぼけているのよ。パーティもうそろそろ始まるわよ。そろそろ起きなさい。」

 

「あっ…そう言えばそうだった。(ボソッと)第1敵襲なら最早間に合っていねぇよ。俺はなんの夢を見てたんだぁ?鈍ったかなぁ。それとも心に余裕が出来たかなぁ。」

 

「何ボソボソ言っているの?待っているから早く来なさいね。」

 

俺のランクアップパーティはティアマト・ファミリアのホームで行われた。参加者は主神とファミリアメンバーとゲンの5人で行われた。

ゲンにあった時は説教されるものだと思ったが、空気を読んでくれたのかその時は言われなかった。

 

「待っていたっすよ、ラース!」

 

「さて、主役が来たことだし早速始めましょうね。改めてラース、ランクアップおめでとう。」

 

「「ラース君、おめでとう。」」

 

「おめでとうっす。ラース!」

 

「ああ、みんなありがとう。」

 

「それでは、みんな飲み物を持って。………。ラースのランクアップを祝して乾杯!」

 

「「「「乾杯!」」」」

 

飲み物は皆成人しているので祝い酒を飲んだ。安酒ではあるがビールに赤ワイン、白ワイン、他の果物のお酒など沢山の種類があった。俺はアルコール度が低いビールをチビチビ飲んでいたがゲンは赤ワインをガブガブ飲んでいた。

 

しかし、お互いお酒を飲むにつれて、ゲンの飲むスピードが更に加速し泣きながら説教?愚痴?を聞かされた。流石の俺たちも仕方ないと受け入れて、俺はゲンに謝り続けた。

 

「ら〜す〜、何で前もって言ってくれないんすか〜。おいらは、おいらは心配したんすよ。」

 

「ごめんって。俺も悪かったよ。」

 

「おいら、ようやく自分の武器を必要としてくれる人が見つかったのに、まだらーすに作ってないんすよ〜。武器や防具は壊れてボロボロって聞いたし、心配したんすからね。」

 

「ごめんって。それと武器なんだけど…なぁゲン。これ使って武器作ってくんね?」

 

「こ、これはっ!モンスタードロップ!これって…。」

 

「うん。インファントドラゴンの強化種?みたいなやつのドロップ。これなら良い呪いの槍が作れると思うんだ。頼めるか?」

 

「勿論っすよ!でも本格的に作るのはオイラもランクアップした後にするっすよ!良いっすねラース!」

 

心配されながら説教?された後にゲンに武器を壊したのでドロップ品を使って作って欲しいことを伝えると、今度は泣きながら喜んでくれた。俺からのサプライズは成功したようだ。ゲンも直ぐに作らずランクアップしてから作りたいと言ってくれた。鍛治師が最高な状態で作りたいって言っているのだから、待とうと思う。この調子なら直ぐにランクアップ出来るだろうから。この後早めに休んだが、明日はダンジョンニア行けるだろうか?明日が楽しみだ。

 

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