オリジナルキャラクター登場します。
俺はどうやら早朝より早く起きてしまった。まだ、朝日は登らず真っ暗だった。横には疲れて眠っているティアマト様がいたのでもう一度寝るか、ダンジョンに行くか迷ったが、近くに置き手紙があったので、それを読んでみた。
どうやらティアマト様が勇者の軌跡をボカしながら伝えてしまった事や勝手に予定を決めてしまった事など謝罪があったが、正直あまり気にしなかった。別段知られても困らないし、予定もダンジョンに行くかティアマト様と出かけるか、散策するかしか俺の交友関係はではできないのである。
ヘファイストス様が昼前に会いに来るって事なので、それまでダンジョンに行こうと思い、置き手紙の返事を書き置きして、ダンジョンに向かった。今日は8層に向かう予定だった。
今日も元気にキラーアント狩りに勤しんだ。キラーアントを灼熱・火炎斬りで殲滅しては休んでを繰り返した。途中、ニードルラピッドが現れたが、特に問題はなく倒した。
8層に辿り着くとキラーアントやニードルラビット以外のパープル・モスと言うモンスターが複数現れた。こいつは情報によると毒の鱗粉をばら撒く厄介な奴らしいから風刃呪文バギの発展呪文"バギマ"を放った。
「お前らは厄介だから、初手で片付ける!喰らえ!バギマ!」
パープル・モスは迫り来る竜巻に切り裂かれた。しかし、勘?の良い奴らは後退し何とか交わしたらしく、襲ってきた為に次は闘気を練りこんだ剣技で対応した。
「そらそら!これでも喰らえ!竜巻・真空斬り!」
俺はパープル・モスの残りを斬り裂き倒した。竜巻・真空斬りは真空斬りの全体版である。これが有るなら、バギマは要らなかったと思われるが、バギマは発動後前後左右に移動しながら敵を斬り裂く。しかし、竜巻・真空斬りは放った箇所に固定して斬り裂く為に飛行移動ができる敵が複数いる時はバギマを使った方が効果的なのだ。それに魔力の節約になるので、ある程度削った後に行った方が楽なのである。
そろそろ朝食になるかなぁと思った頃、俺は帰ることにした。あまりギリギリまでいて間に合わなかったらティアマト様やヘファイトス様に迷惑掛けることになるので余裕を持って帰ることにした。
帰り道に6層あたりから誰かが助けを呼ぶ声がした様な気がした。俺は立ち止まり耳を澄ませた。そしたら小さい声で「…〜い、だれか、たすけてくれ〜」と聞こえた。取り敢えず声の方に向かうとそこには、若いドワーフの少年?が苦しそうに倒れていた。
「アンタ!どうしたんだ!?」
「や、やっと…きて…くれた。す…まん、げど…くして…ほし。かね…はら…から。」
どうやらパープル・モスの毒か何かにやられて苦しんでいた様だった。あたりには争った跡は無いが途中引きずった跡があったので、体を引きずって来たが、体力が尽きたみたいだった。
「待っていてくれ、今やる。その前に"ベホイミ"。そして"キアリー"」
俺はキアリー中に死なない様にホイミの発展呪文"ベホイミ"を放ち体力を回復させた。その後ある程度体力を回復した後に解毒呪文"キアリー"を放ち解毒した。解毒後、少年?毒に侵されていた気疲れでそのまま休んだ。俺も助けた手前ほっぽり出すのも寝覚めが悪い為、背中に背負ってギルドに戻った。その際にモンスターが襲って来たが、呪文で対応した。正直2層付近で少年?に覚醒呪文ザメハを使った方が早かった気がすると後悔したが落ち着いて話すにも俺が運んだ方が早そうだと思った。
ギルドに到着すると、少年?は目を覚ました。
「あ、あれ?ここは…オイラは確か毒で…って!アンタ誰だよ!何でオイラを背負っているんだよ!」
少年は混乱し俺が人攫いか何かに思ったらしく、背中で暴れ始めた。
「分かった、分かった。降ろすから暴れんじゃねぇよ。ったく。てめえ命の恩人に失礼な奴だな。っよっと。」
少年?面倒だから少年で良いや。少年も俺の言葉を聞いてようやく落ち着いたのか、今度は顔色を真っ青にした。
「命の恩人って……あっ!…………。も、申し訳ございませんでした!」
「別に謝らなくて良いよ。んじゃぁな。俺は急な用事あっからもう帰るわ。」
「ま、待って欲しいっす!な、名前!教えて欲しいっす!オイラは、ゴブニュ・ファミリアのゲン・ストラージュっす!」
「そう。俺はティアマト・ファミリアのバラスト。ゲン元気でなあ。」
俺はゴブニュ・ファミリアのゲンと別れて急ぎホームに戻った。
最近俺の見ているダンまちハーメルン小説で女性キャラクターでかつヘファイストス・ファミリア所属って言うのが割とあるように思う。流行っているのかなぁ?鍛治ファミリアってヘファイストスの他にゴブニュの作品が少ないと思うのでオリジナルのキャラクターを作りました。