神殺しの三王は元はみ出し者   作:不浄皇

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 本来読み専で文才が無いことを自覚しているのに、何を血迷ったか書いてしまいました。
 生温かい目で見守っていただければ幸いです。


プロローグ ありふれた日常
それぞれの始まり


 オリ主Aサイド

 

 ごうごうと燃える嘗ては栄えていたであろう知らない都市。その中で人々は全力でその災禍から逃げ廻っていた。老人も子供も男も女も皆生き残るために必死だった。それはそうだろう、少しでも長く生きたい、死にたくないと思うのは人間、……いや生物として当たり前の欲求だ。

 

 だがそんな努力も虚しく多くの人々が炎に焼かれていく。悲鳴、怨嗟、あるいは救いを求める声も、灼熱の緋い津波に飲み込まれた行った。

 

 眼前に広がっている光景はまさにこの世の地獄といって良い。大抵の人が眉をしかめたり、目と耳を塞ぎたくなるだろう。そんな光景を観ていた僕はこう思った

 

 (またか………)

 

 我ながら薄情だと思うがあえて弁明させて欲しい。どんな悲惨な光景でも()()()()()()()()()()()()こう思いたくもなる。そう、僕がコレを観るのは一度だけじゃない。そしてこのあとの展開も知っている。

 

 グゥオオオオオオオオオ!!!!!!

 

 突如聞こえてきたのは盛大な咆哮だ。《もう何度も聞いた》それの発生源を見ればやはり[アイツ]がいた。

その巨大な体躯はまさに()()()()と言っていい。災禍から立ち上る黒煙で姿形はよく見えないが、その中で輝く赤黒い瞳が異様に目立っていた。ソレはまさに自分が全ての元凶だと宣言するかのように都市の中心に佇んでいた。

 

 まだ生き残っていた人々は、この地獄を生み出した瞳の主を視て何を思うのだろう?怒りだろうか?慈悲だろうか?それとも絶望だろうか?観ているだけの僕ではそこまではわからない。

 

 (ここ最近はほぼ()()観ているな……。でもここまで来れば()()は終わりだな。)

 

 そう、いつもならここでコレは終わり()()に戻るハズなんだ。

 

 そう、()()()()()。だが今日は違っていた。

 

 (………何だ?)

 

 突然空から光が溢れた。まるで全てを余すことなく照すそれが日光ではないことはわかっていた。何故なら今も空は黒煙に被われて曇天のようになっているからである。

 

 やがてその光から現れたのは複数の人影だった。こちらも放たれる光で姿はわからないがただ者ではないことはなんとなくわかった。その証拠に災禍の主から警戒するかのような唸り声が聞こえてきた。

 

 グルルルルルルルルルルゥゥ……!!

 

 端から観ていれば、お伽噺か子供向けのファンタジー小説に有りがちな神話みたいな光景。お世辞に言っても大して面白味も無い展開だ。でも何故だろうか?僕は、その光景から目が離せなかった。いや、()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()そう強く感じたんだ。

 

 だが、それ思いは叶わなかった。

 

 

 

 

__________________________

 

 

 

 

     ジリリリリリリリリ!!!

 

 

 

 

 けたたましい音と共に目覚めると最近やっと見馴れたアパートの自室の天井が目に写った。とりあえず布団の横にあるスマホのアラームを止めて寝起きの気だるい体を起こした。

 

 「またあの夢か……。ここ最近毎晩だなぁ。」

 

 そう、さっきまで観ていたあの光景は夢。子供のころの、とある出来事から観ている夢である。といっても毎晩観るのは最近で、前までは忘れ掛けた頃に、という頻度である。

 

 「………やっぱり戻ってきたからかな?」

 

 僕は元々この町の出身で、7年前にある理由で離れ、

そして色々な事情があって二週間前にまた戻ってきた。現在はこのアパートで一人暮らしをしながら高校に通っている。最初は色々戸惑っていたけど慣れればなんて事はない。

 

 (そういえば今何時頃だ?)

 

 そう思い枕元のスマホで時間を確認する。

 

 (7時か。とりあえずもう一回寝よう。昨日は借りた本を読んで夜遅かったし………。)

 

 なんて寝ぼけた頭で二度寝しようとして……………………そしてはたと気が付く。

 

 「……………てっ、今日月曜だった。」

 

 とにかく身支度をしないと思い、洗面所に駆け込み鏡に写った自分の顔を見た。

 ………()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()を………。

 

 「おっと、急がないと」     

 

 そう思い直し、身支度と朝食(菓子パンと牛乳)を済ませて、()()()()()を飲んで家を出た。今から出れば十分間に合うだろう。

 

 この時僕、『霧原 透(きりはら とおる)』は信じていた。

こんな平穏な日常が()()()()()()()()まで続くものだと………。

 

 

 透サイド End

 

_________________

 

 

 オリ主Bサイド

 

 

 月曜日。1週間の始まりの日であり、一部のリア充か仕事大好き人間(ワーカーホリック)以外にとっては前日(日曜日)を名残惜しく思いため息を吐くだろう、そんな1日だ。

 もっとも、今俺はまったく別の理由でテンションだだ下がりだ。

 

 「うっ、ぐぉぁ、ああぁ……。」

 

 「いぃっでぇぇ、痛てえよぉぉぉ…。」

 

 その原因が現在地面に転がっている奴らだ。数は5人、どいつも明らかに善良な一般市民とは言え無い連中(チンピラ)の格好をしている。何で朝っぱらからこんな事になっているかというと……。

 

 「オイッハジメ、終わったぞ。」

 

 「………うん。」

 

 俺がそう声をかけると物陰から出てきたのは、俺と同じ制服を着た中肉中背の男子生徒だ。

 コイツの名前は『南雲(なぐも)ハジメ』。一応俺とは幼なじみ兼腐れ縁のような関係だ。性格は気が弱くて荒事を嫌う平和主義者で自他共に認めるオタクでもある。

 要するに登校してたらコイツがチンピラに絡まれて路地裏に連れ込まれる現場に遭遇したってことだ。一応言っておくと最初は説得を試みたが、結局聞く耳持たずに向かってきたので正当防衛とさせてもらった。

 

ハジメ「助かったよ暁君。……でも彼らは大丈夫なの?」

 

 「一応加減はしといたし、しばらくすりゃ起きんだろ。」

 

端から観りゃ死屍累々だが、一人は腹パン(ボディブロー)一発で鎮め、もう一人は右腕の関節を外し、残りは顎を打ち抜いて意識を刈り取った。そこまで酷いケガはしてないし、放置して問題ないだろう。

 

 「それよりも早くズラかるぞ。正直警察に見られると色々面倒だ。」

 

ハジメ「そ、そうだね。うわっ!しかも時間がヤバい!急がないと遅刻する!」

 

 「…あぁ、クソッ!!只でさえ休日明けだってのについてないぜ!」

 

ハジメ「僕も徹夜明けでコレはキツイよぉ~。」

 

 「また徹ゲーか?懲りないなお前もよぉ。」

 

ハジメ「違うよ!昨日は一日中母さんのアシスタントだよ!原稿の締め切りが今日までだったんだ!」

 

 「あぁ~そりゃ悪かったよ。んで御愁傷様。ってか喋ってないで走れ!マジで遅刻するぞ!!」

 

ハジメ「ちょ、待ってよ!」

 

 こうして俺達は無駄口を叩きながらその場をダッシュで後にした。

 

 この時俺、『五十嵐 暁(いがらし あきら)』は思ってもいなかった。この何でもない平凡な日常が今日で()()()()()()()()()………。




 以上になります。
 ちなみにこれだけ書くのに一週間位かかりました。
 とりあえずは自分のペースで頑張って行こうと思います。

オリ主二人はハーレムにするか?

  • 両方ハーレム
  • 両方シングル
  • 暁がハーレム
  • 透がハーレム
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