幼馴染がVTuberを始めたら友人Aちゃんと呼ばれるようになった私の恋愛事情   作:yosshy3304

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コピーせずに頑張って覚えて打ってみれば、そこそこ同じ文章になっていた。


第二話 幼馴染がVTuber始めましてリメイク

「私、VTuber始める!」

「は???」

 

グッモーニン、ハロー、こんにちは、こんばんは。

突然の意味わからん発言というよりもよくよく考えれば配信時の定型文だわ、で開幕困惑ぶっぱしてしまった私を誰が責めようか。

まぁ、小夜に至っては至極真面目に、ブンブン尻尾を振りながら私に報告しているんだろうけども!

 

「何で急にVTuber? 確かに最近流行ってるっちゃ流行ってるけど」

「えっとね、前々から配信者に憧れてたんだけど、普通の実況とか、顔出ししないような配信だと続かないかなぁって思って……。」

「待て待て待て待て、配信者やりたかったってのも初耳だし何で無駄にチャレンジャーなんだ」

 

いや、まぁいきなり突飛な事しなきゃ小夜じゃないと言えばそうだが、少なくとも何故今? という思いもある。

もっとも配信者飽和時代で、ぱっと出たところで伸びるわけはなく、趣味程度でやるのなら良いだろうが、ガチでやるなら2〜3年という長い目で見る必要がある。

嬉しい事にVTuberも最近は増えてきて同じだろうが、トレンドではあるし目は引きやすいから、間違っちゃいないだろうが……。

前世ではどうだったかと思うも、前世ではここまで流行っていなかったと言えるだろう。

そもそもVTuberが流行ったのは2016年以降、特に数が増えたのは2018年じゃなかっただろうか。

 

「あんた機材とかどうすんの?」

「それがね! じゃーん! なんと私、VTuber事務所に受かりました!」

「おー………はぁ……???」

 

彼氏がVTuber事務所経営しているからこそ少し心配にもなる。

彼氏の会社もぐんぐん大きくなってるし、小夜が配信して少しでも世間にVTuberという言葉を認知してもらう事はいい事ともいえるも、わざわざ天然トラブルメーカー&クラッシャーな小夜を受け入れる事務所のご冥福を祈らなきゃいけなくなる。

 

「所属するからしばらく機材を貸し出してくれるんだって!」

「んな太っ腹な事務所って事は、結構有名な事務所なの?」

「えっとね、2次STARSって事務所」

「よく受かったなほんと!」

 

素っ転びそうになったが何とか態度に出さなかった自分を褒めたい。

何でわざわざ冒険を冒すのかねぇ!?

2次STARS事務所、VTuberを先駆け、VTuber好きなら名前の知らない人はいない事務所。

今や倍率が高く、まだ3期生をつのったばかりだが……、うん、まぁ、彼氏の会社だ。

 

「まさか3期生のオーディション受けたの?」

「せいかーいっ。まさか私も受かるとは思わなかったの! で、で! あーちゃんに真っ先に報告したかったんだっ」

「あー、さいですか……。」

「むー……反応うっすーい…!」

「いや……も、ほんと……驚きの供給過多でしんどい……。」

 

それ以上に未だに彼氏を手伝っている自分は配信者として重役扱い受けているのだが。

小夜の事だ、絶対知らないだろうなとも思う。

取りあえず3期マネージャー誰だろ? に小夜取り扱い説明書を書いて渡さないと。

先に彼氏を問い詰めるのが先か?

 

「で、デビューはいつなの?」

「んーとね、3週間後だったかな。しばらくは告知と絵師さん、運営さんと話し合いっ」

「あー、設定とか?」

「そうそう! 絵自体は完成してるから、お披露目できるようになったら真っ先にあーちゃんに見せるねっ」

「はいはい、楽しみにしとく……。」

 

2年前の自分のデビューの頃から会社側も学習し、それなりにサポート体制が整っている事を小夜との会話から理解できた。

小学生の頃から今に至るまでの10年くらいの付き合いではあるが、未だに突飛な事をしでかすから目が離せない……。

兎にも角にも、この子が何かに夢中になれることが見つかったのなら、私としては嬉しい。

私に合わせるように同じ事を始め、私としか遊ばない子だったから、まさか知ってて合わせて来たって事はないだろうと内心思いたい。

これで私もゆっくり配信や動画作り出来る時間が確保出来そう。

この子の配信を見てあげたりしながら、自分の趣味に没頭するのも悪くないだろう……。

私の膝に頭を乗せてゴロゴロしてる幼馴染……、小夜の頭をわしゃわしゃと撫で回しながら、そんな少し先の未来図を想像し、少し……ほんの少しだが、ワクワクしている。

元来この子は、私が居なくても出来る子なのだ。

私が居たから、そのタイミングが掴めなかっただけで……、こうして自分から動いちゃえば、あっちから運が助走つけてやってくる。

想像してみれば、運よりも先に助走つけて駈けてきそうな小夜が想像できてクスリと笑いをもらした。

 

「あーちゃんあーちゃん、配信始めても、一緒に遊んでくれる?」

「さて……小夜が人気になっちゃったら、時間作れなくて遊べない可能性があるじゃん?」

「そうなったら、あー……あーちゃんとコラボして遊ぶ!」

「はっはっは、こやつめ何を言いよるのやら」

「いひゃいいひゃい……ほっへのぴりゅ……っ」

 

少なくとも私はあんたの2年先輩よとマウントを取りたくなるが、私は彼氏の協力者という立場で、実は個人V扱い。

彼氏の立場上、強くでれたりコラボは自由にできるが、それをやればただの嫌な女だろう。

兎も角、私は見守る側でいるつもりだ。今回も、そしてこれからも……、この子が私を必要としなくなる日まで、私は変わる気は無いのだ。

楽しそうにしてる姿を見ているだけで、私は満足さ。

 

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

 

 

「初配信お疲れ様でした。」

「お、お疲れ様でした。こんなので大丈夫ですか?」

 

マイクオフ、カメラオフ、配信停止。

確認しつつ、初配信に思いをはせる。

リスナーは20分を超えたあたりからコメントがパラパラと。

 

「視聴者は最初から4,5人は居たね。」

「初って事を考えると多いのか、少ないのか……。」

「多いさ、僕たちだって初めててでサポートすら真面に出来たか判らないのに。」

 

ちょっと楽しかった。

緊張はもちろんしたが、そもそも顔を出さないし、相手の顔も見れないから電話感覚で喋れる。

 

「そういえば、会社の名前って言った方がよかったんじゃ?」

「まぁ、そうだね。うん、……。」

「何か問題が?」

 

少なくとも自分の名前を言うよりもこのこの会社の協力者ですと言った方が宣伝にはなるし、これから増えて来た時の為にもなるんじゃとお兄さんに聞くも、なにやらきまりが悪い。

 

「実はまだ決まってないんだ。」

「はい?」

 

会社名はナイトスターと言うらしいのだが、あくまでVTuber専門部署としての名前が決まってないらしい。

 

「ほら、ホームページにもあるだろ? 何々会社ってのは一番下に。でも部署としては、例えばネクストフゥーチャー事務所とか。」

「ああ、確かに。」

 

ホームページに誘導する為にも、一番先に目をつけさせるのはやはりグループ名とか事務所名だろう。

ましてや部署としてはまだ立ち上がってもない。

 

「VTuberって意味の言葉入れるのもいいですよね?」

「そうだねぇ、まぁ、何にしても決めたら連絡するよ。今日はお疲れ様でした。」

「はい、お疲れ様でした。」

 

「送ってこうか?」と聞くお兄さんに「お願いします。」と答えて。

これが後々日常の一幕となるもそれほど時間は掛からなかった。




考察
Aちゃんの親もゲーム好き
しかし作中でAちゃんの持っているハードはPS3までという事は、PS4が2013暮れ発売と考えると、VTuberリンちゃん登場はそれ以前と考える事ができる。
しかしVTuberという単語や、事務所がある事を考えると2016年以降となってしまう。
これを何とかしようと無理やりAちゃんに別の魂を入れて、バタフライエフェクトを起こしてもらいましたw
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