Re:Monster ~脇役から始まる怪物憑依記~ 作:キュクロプス
俺が、Re:Monsterの世界に転生したと気づいたのは生まれてから八日目のことだった。
それ以前にも、薄々感づいていたが、確信したのは、レッドベアーと呼ばれる熊を遠目にとはいえ、見たことだった。
しかも、それが憑依と言うべき物であり、その憑依したキャラが、踏み台とでも言うべきホブ剣(現在はゴブ剣)であると気づいた。
そこからの行動は自分ながら素早かったと思う、まずは同年代にいた、ゴブ里及びゴブ星を誘い、オークを殺して食い、その生き血を啜り、運良く手に入れた、精霊石と親和性を高めるべく、肌身離さず持ち続け、話しかけたりとできることをなるべくし続けたり、そのオークが持っていた剣を振るったり等々色々なことに挑戦し脇目もふらず強くなるべく邁進し続けた。
他ゴブリン達にはドン引きされたがこのインフレの激しい、Re:Monsterという世界で生きていくには些細なことだ。
そのかいあって転生して3ヶ月経つか経たないか位に、【
このペースでも異常だというのに、二週間足らずで、【存在進化】した主人公は本当に異常だと思う。
まあ、【存在進化】する際により強力な種族になるべく、条件を満たせそうな行動を色々行っていたのも大きかったのだが。
後、【亜種】の御多分に外れず俺も【神の加護】を得て、【《自然と魂魄》を司る大神】の眷属神である【精霊の神の加護】を得て体色も暗めの赤に変わった。
【神の加護】によって自然干渉系に高い補正が乗り、怪我の治療もできる様になった。
それ以降は、出稼ぎ(という名の略奪)等に時間を取られ、【存在進化】できないまま三年が過ぎた。
ーーー補足ーーー
ここでは、原作を読んでない人にも分かる様に補足をしていきます。
まずは、原作の概要についてですが、ゴブリンに転生した原作主人公が、【
その作品の中でも、大きな比重を占める設定が【存在進化】です。
【存在進化】とは、エルフやドワーフ、ゴブリンやコボルト、オークといった人間以外の種族ができる、種族の次のステージへの到達とでも言うべき物で、誤解を覚悟の上でいえば、ポケットなモンスターの進化の様な物です。
ポケットなモンスターと違う点は、色々と安定しないことでしょうか。
これまたポケットなモンスターで例えると、6Vしか進化できず、6Vの中でもできないものはできない、しかも性格等や技構成、これまでに覚えさせた技や技の使用頻度、どのような敵と戦ったか、更には戦闘がどのように進行されたか等々、そして、最後には運が大きく絡み、そして進化には年単位が必要、しかしその分強化はものすごく、自身の体を切り刻まれたり、自身の体を目の前で食われたり、人肉を嬉々として食したり、毒物無機物関係なく食べたり、男でも女関係なく食っちまう(意味深)な男である原作主人公(こうしてみるとかなりの狂人)も全能感に酔いしれそうになるほど凄まじい強化をします。
正直、【吸食能力】よりもよっぽど強力(その分条件が厳しい)だと思っている。
周辺地理について
本作主人公の生まれた、エルフ達の暮らす森《クーデルン大森林》それを領土に持つ《シュテンベルト王国》及びその同盟国《キーリカ帝国》等の交通の要所となっている。
憑依先であるホブ剣について。
ホブ剣は、原作主人公の属すゴブリンコミュニティにおいて、リーダーであったホブゴブリンで、リーダーの座を原作主人公に奪われるまで、リーダーの座に君臨していました。
しかし、原作では別にコミュニティで最強だった訳ではないと、原作では描写されています。
その最後は、派閥が組織にあるのは良くないと考えた原作主人公によって、命令違反をしたことも重なり、指先からジワジワと切り刻まれていき、傷口を失血死しない様に火であぶられたり、片腕を燃やしたり、水攻めされたり、重しを載せて鞭打ちされたりを死なないギリギリを攻められながら、一晩中繰り返されて死んでいくという無惨な死に方をします。
本作主人公は、原作知識を持っているため、そういったデメリットを凌駕するメリットを提示することで生き残ろうと考えています。
ゴブ里及びゴブ星について。
原作開始時には、ホブゴブリンに【存在進化】している、原作の主要人物、原作開始時にはホブ里及びホブ星に名前が変わる、ホブ星はメイジと呼ばれる魔法が使える様になる種族になり、原作で、ホブ剣がコミュニティ最強でない理由である。
レッドベアーについて。
レッドベアーは【炎の亜神の加護】を得たハインドベアーのこと。
山の主(森なのに)と呼ばれ、原作主人公によって喰われる。
加護色などはまた今度。