問題児RTA - アジ=ダカーハ討伐チャート 作:チルドレン
はい、よーいスタート。
寝て起きたらすぐ隣に阿修羅が居るRTA、はーじまーるよー!
前回はリリちゃんに手厚く保護されてもふもふした所からですね。
…全然進んでないなおい。
それもその筈、実はペルセウスイベントは高機動なキャラクターや第二の十六夜君を作らない限りは短縮できないんですね。
今回は生まれも育ちも普通の九十九ちゃんなので、此処の短縮は出来ません。
なので今の内に
「………」
黒ウサギが私の身体から片時も目を離さない。▽
その事に苦笑しながら、少しだけ話をしようと起き上がろうとしたが…▽
「何かしたかったら言ってください。私がそれを駄目って言いますから」
駄目みたいですね。
因みにこの後は可愛い可愛いリリちゃんが見張りに来るんですが…もし其処で逃げようとすると普通に泣かれ、評価が下がります。
…なので出来れば黒ウサギを説得して逃げたいんですが…流石に九十九ちゃんは説得出来る程口論が強くないんですよね。
「…えっと、耀に会いた…」
「それだったら後でリリに行って呼ばせますね。姉妹水入らずで話して下さいね♪」
「……ごめん、何でもない」
ほらこんな風に、一方的に丸め込まれます。
…それなら知能を付ける為に大量の本を持ってきて貰いましょう。
私は本が欲しいとお願いすると、どんな本が良いかを聞かれた▽
→御伽噺の本
神話の本
この中だと御伽噺の本一択ですね。
…この時点で
どうして読めないか…という事ですが、先ず初めに箱庭にとって
例えば単独で強い
…あー、例えばペストとかですね。死の風は確かに強力です。
ですが、
という事で、
なので完璧な
勿論不完全な
しかしそれは、所詮不完全な物です…例えば“意図的に隠蔽”されていたり、逆に読めない文字になっていたり…なので今の九十九ちゃんには読めないんですね。
逆に神話の本は、信仰が大事な箱庭にとって重要な物です。
自分の偉大さを広め、少しでも信仰を広げようとする為ですね。…後は人間達が信仰を止めない様に…という目的もありますが。
神話系の本を選ばなかった理由ですが、これから必要になる機会が無いからですね。
それなら目先の目標であるハーメルンの笛吹き…それを先に見ておけば次の次のゲームで謎解きが少しだけ早くなります。
…え?ペルセウス?あれは関係ないんで。
「それでしたら持ってきますね。少しお待ちください!」
その言葉と同時に、黒ウサギが嬉しそうに扉から出て行った。▽
…今なら出れそうだが、どうする?▽
出る。
→出ない。
実は此処、出ない一択です。
此処で出るのはかなりの悪手です。今後“ノーネーム”のメンバーが九十九ちゃんを監視し始め、タイムが伸びてしまいます。
なので此処は大人しく待つべきですね。後は一つ、ギフトゲームをこなしてペルセウス戦に挑むだけです。
では諸君、サラダバ!
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…本を読むのと同時に、私は小さく黒ウサギを見つめる。
其処には私をじっと見つめ、そして私の視線に気付くのと同時に微笑む…黒ウサギが其処に居た。
「おや。もう読み終わりましたか?」
「…ううん。まだ…」
「そうですか。まだまだありますので、読み終わったら何時でも言ってくださいね♪」
「……」
その言葉に答えず、私は小さく本に視線を移した。
…私が今読んでいるお話はハーメルンの笛吹きというお話で、これを選んだ理由は分からない。
「…ん」
「どうしたんですか?」
「……私、あんまり御伽噺って見た事が無かったから…新鮮だったの」
「あやや。それだったらこのお話は違ったかもしれませんね」
「…そうなの?」
「えぇ。初心者向けの御伽噺は…シンデレラとか灰かぶり姫とかですかね!」
「…そうなんだ」
「……其処は突っ込む所ですよぅ」
勝手に言って勝手に落ち込んだ黒ウサギを見て…私は小さく首を傾げた。
どうやら何か突っ込んで欲しかったらしい。
…というか、御伽噺見た事無いのに突っ込めというのはかなり酷なのではないだろうか?
「…まぁ良いです。それだったら読み方とか不安ではありませんか?」
「……読み方に不安…?」
「そうですそうです!もしかしたら間違って読んでるかもしれませんから!」
その言葉を聞いて私は小さく首を傾げた。
それを見て苦笑した黒ウサギが私の持っていた御伽噺の本を取り返し…ゆっくりと最初のページを開いた。
「…いや、流石に読み方は分かるけ…」
「それでは読み聞かせを開始します♪
題目はグリム童話の『ハーメルンの笛吹き男』。伝承の『ハーメルンの笛吹き』も続けてお話しますので、ゆっくりとお聞きくださいね♪」
「…あ、うん」
私が諦めた様に返事をすれば、黒ウサギは嬉しそうな表情を浮かべてから私に対して読み聞かせてくれた。
時にお道化、時に笑顔、そして時に悲しみを滲ませた黒ウサギの読み聞かせは、私をその世界の虜にした。
…だからだろうか。物語が終わった後、少しだけ悲しかった様な気がして…それに気付いた黒ウサギは、意地悪そうな笑みを浮かべ…
「あやや。其処まで真剣に喜んでもらえると嬉しいですね」
「…っ…」
「ふふ。私で良ければ何時でも……えぇ。何時でも読み聞かせしますね!」
そう言って私の傍に近寄って、嬉しそうに微笑んだ。
…それを見て私が驚いた様に黒ウサギを見つめるのを見た黒ウサギが事情を話そうとして…
「あら。その言葉が本当なら“ノーネーム”に残るのね。黒ウサギ」
その言葉を聞いて、黒ウサギが驚いた様な表情を浮かべ…ゆっくりと扉を見つめた。
…扉から現れた飛鳥は嬉しそうに微笑み、ゆっくりと私の頬にキスをした。
「…体調はどう?」
「元気」
「そう。良かったわ…もし目が覚めなかったら困るから、そろそろギフトを使って起こそうって思ったの」
そう言いながら優しく微笑んだ飛鳥を見て…私は思わず飛鳥の膝に頭を乗せた。
…それを見た飛鳥が嬉しそうに微笑み…私の視界の奥で、黒ウサギが頬を膨らませた。
「…そんなに飛鳥さんの方が良いのであれば、今後の読み聞かせも飛鳥さんにやってもらいましょうか?」
「あら、読み聞かせ?良いわね」
その言葉と同時に、私の近くに置いてあった本を拾って見始める。
…そしてゆっくりと読み終わり…私は小さく拍手をした。
それを見た飛鳥は嬉しそうに微笑んだ後…
「…私に妹が出来たら、こんな風に出来たのかしらね」
そう言って小さく、私の額にキスをした。
…そしてゆっくりと私の身体の調子を黒ウサギに聞いた後…思いだしたのか一枚の手紙を私に持ってきた。
差出人は無く、私宛の手紙という事しか分からない。
その事に少しだけ首を傾げながらも、私は無印のシールを剥がして中身を見る。
「…これって」
「ギフトゲーム…でもどうして九十九さんが…?」
「手紙で送られるギフトゲームなんてあるの?」
「…詳しくは分かりませんが、黒ウサギは一度も聞いた事が無いですね」
「それだったら今から白夜叉に…」
その言葉と同時に私は中身を読み解き、二人を部屋の外に追い出した。
…そして完全に扉と鍵を閉め、誰も入ってこれない様にする。
「九十九さん?!」
「…ごめんなさい。でも一つだけお願いがある…誰も、近づかせない様にして。特に子供達を」
「どうして?リリが会いたそうに…」
「……このギフトゲームは、私一人でクリアする」
『
ゲーム名“
・プレイヤー一覧
春日部 九十九
・クリア条件 現れた箱の中身の存在を紐解け。
犠牲にされた子供達の怨嗟を減らし、呪いを復活させろ。
・クリア方法 回答権は五回まで、一度の回答権が終了すると周囲に居る存在の内、
未成年の人間の五臓の内一つが失われる。
・敗北条件 プレイヤーが死亡。
宣誓 上記を尊重し、手紙を受け取ったプレイヤーが未成年に限り、ギフトゲー
ムを執行します。
“ベッカフイの栄冠 減った喝采” 印
』
名前を考えるのに時間が掛かったので失踪します。