問題児RTA - アジ=ダカーハ討伐チャート 作:チルドレン
はい、よーいスタート。
ペルセウス戦が面倒だけど、取り敢えず評価を上げる為にやるRTA。はーじまーるよー!
因みにペルセウスのルイオス坊ちゃんとは初対面です。特に評価されるポイントは無いでしょう。
「我々“ノーネーム”は、“ペルセウス”に決闘を申し込みます」
「何?」
はい。作戦が伝えられてますが私は一切知りません。というのも、仲間同士の話は一部を除き全て休憩時間に使っているからですね。
約年単位のRTAなんだから当たり前だよなぁ!
なのでゲーム開始時に漸く役割が分かるんですが…ま、露払い確定でしょう。
「決闘の方式は“ペルセウス”の所持するゲー…」
「こんな人にそれを言ってもしょうがないでしょ。さっさとあれを出したら?」
「おいおい。少しは相手を立てないといけないだろ?」
(そんな時間は)無いです。
なのでさっさと九十九ちゃんで会話を止めて、タイムの短縮を狙っていきましょう。
因みに此処でもう一度何かを言おうとすると、ルイオスが喋って返ってロスになるので此処で黙ります。
ショートコント“ノーネーム”は居ない時の一回で良いんです。二回以上は唯のロスですから。
「…じゃ、味方に出鼻を挫かれたが…これを見ても同じことが言えるのか?」
さて、これで何とかなるでしょう。
後はルイオスのお坊ちゃんに常識を叩きこんで一切反論させない様にするだけですね。
なので適当に
さ、露払いかなぁ。それとも兜集め係かなぁ?
『ギフトネーム名 “FAIRYTALE in PERSEUS”
・プレイヤー一覧 逆廻 十六夜
久遠 飛鳥
春日部 耀
春日部 九十九
・“ノーネーム”ゲームマスター ジン=ラッセル
・“ペルセウス”ゲームマスター ルイオス=ペルセウス
・クリア条件 ホスト側のゲームマスターを打倒
・敗北条件 プレイヤー側のゲームマスターによる降伏。
プレイヤー側のゲームマスターの失格。
プレイヤー側が上記の勝利条件を満たせなくなった場合。
・舞台詳細・ルール
*ホスト側のゲームマスターは本拠・白亜の宮殿の最奥から出てはならない。
*ホスト側の参加者は最奥に入ってはいけない。
*プレイヤー達はホスト側の(ゲームマスターを除く)人間に
*姿を見られたプレイヤーは失格となり、ゲームマスターへの挑戦権を失う。
*失格となったプレイヤーは挑戦資格を失うだけでゲームを続行する事が出来る
宣誓 上記を尊重し、誇りと御旗の下、“ノーネーム”はギフトゲームに参加します。
“ペルセウス”印』
「何となく予想はしていたが、姿を見られれば失格、か。つまりペルセウスを暗殺しろって事か?」
「…向こうがメデューサ状態?」
「それならルイオスも伝説に倣って睡眠中だという事になりますよ。流石に其処まで甘くは無いと思いますが」
「YES。そのルイオスは最奥で待ち構えているはずデス。それにまずは宮殿の攻略が先でございます」
「そっか。空飛ぶ靴でズルも出来なければ、兜のギフトも無いもんね」
はい。
九十九ちゃんが先に全部説明したことにより黒ウサギがうなだれましたね。
先に作戦は十六夜君が対策して決めているので、ささっとやりましょう。
「囮、露払い、お坊ちゃんをぶっ飛ばす役は前に決めた通りだが…一つだけ変更がある」
「あら。そうなの?」
「ああ。九十九の身体が本調子らしいからな」
はっ?凄く嫌な予感がするんですけど…不可視、感じるんでしたよね?(記憶頼り)
このままだと普通にボス役…いやまさか、そんな事ある訳…
「俺と一緒に来い。但し坊ちゃんはやるが魔王は俺の得物だぞ?」
「…分かった。なるべく引き付けられるようにする」
は?(憤怒)
いきなり死の危険に直面するとか聞いてないんですけど。
お兄さん許して!(チャート)壊れちゃーう!
「…って!どうして十六夜さんが知っているんですか!?」
そんな事はどうでも良いんで、スキップするぞおらぁ!
…面倒な事になりましたね。このままだと最終的に、付喪神が九十九ちゃんから剥がされる可能性も出てきます。
……正直私がやりたかった事は、注意を集めて適当な所で流血沙汰になり、最終的に覚醒イベントでも起きれば良かったんですけど…今回は無理そうですね。
何故無理かというと…私ルイオス坊ちゃんと飽きるくらいまで戦ったんですよ。なので行動パターン所か彼がどういう思考に陥っているかすら分かります。
なので普通にぼーっとしていると、ノーダメージで勝っちゃうんですよね。
…ですが逆に破れかぶれの一発…それ所か、ハルパーで掠り傷を喰らえば付喪神が憑いてる九十九ちゃんがかなりきついです。
…というかそもそも、まだ怪我に慣れていないので普通に行動不可に陥る場合もあります。
なので此処は安定を取ってノーダメージ撃破しかないんですよね。操作ガバが起きない限りは、大丈夫でしょう。
では最後は走者である私の神プレーをご覧いただきながら終わるとしましょう。
では諸君、サラダバ!
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…色々あった。本当にそう思う。
始まる前は二人から怒られ、挙句の果てには黒ウサギがニコニコしながらこちらを見るし。
ハデスの兜をドロップする敵が全然来なくて五分程ハデス待ちしたり。
最終的には耀に文句を言われたし。
…そんなこんなが合って、漸く最上階に上がって、さっさと倒そうとした奴が…
「ふん。ホントに仕えない奴ら。今回の一件で纏めて粛清だな」
そんな事を言ってきた。
その事に少しだけイラっとしつつも、私は彼の方を睨み付ける。
…と言っても今の私は、ハデスの兜があるのでまだバレていない状態だが。
「まぁでも、これでこのコミュニティが誰のおかげで存続できているか分かっただろうね。自分達の無能っぷりを省みて貰うにはいい切っ掛けだったかな」
その言葉と同時に、ルイオスが風を追い抜いて私達の降り立つ。
「何はともあれ、ようこそ白亜の宮殿・最上階へ。ゲームマスターとしてお相手しましょう。………あれ、この台詞言うの初めてかも」
その言葉を聞いて、私は思わず舌を巻いた。
…こいつ、此処まで言ってて仲間が無能だと思っていたら、あの
そんな事を考えながらじっと見ていると、彼がもう一度空に上がり…カードから燃え盛る炎の弓を取り出した。
「………炎の弓?ペルセウスの武器で戦う心算はない、という事でしょうか?」
「当然。空が飛べるのになんで同じ土俵で戦わなきゃいけないのさ」
その言葉を聞いて、確かにと思った。
私も貴方が未成年の女の子なら、コトリバコを置いて帰るのに…と。
そんな事を考えながら私は胸ポケットにあるギフトカードを触り…小さく溜め息を吐いた。
私も空を飛ぶ事が出来たら、あいつとかなり楽に戦えるのに…と。
「目覚めろ!“アルゴールの魔王”!!」
そんな事を考えていると、どうやら彼がアルゴールの魔王とやらの封印を解いていたらしい。
拘束具の姿に、私は思わず竦みそうになるが…
-シャラン
鈴の音が鳴り、私は思わず苦笑した。
…そうだ。魔王が一体位なんだ、こっちは無断で人を呪い殺す箱とか、捨てても返ってくる妖刀とかが沢山やってくるのだ。
それに比べたら目の前の化け物なんてまだ気が楽だ。こっちの神様は勝手に
「ra、GYAAAAAaaaaaa!!」
だから、怖くはない。
私は周囲を見回し、彼の影の下に入り込む。
アイツ天飛んでるけど、どうせ日和って自分の近くには撃たないだろうと。
…そして、その予想は当たり…私は石にならずに済んだ。
「いやあ、飛べない人間って不便だよねえ。落下してくる雲も避けられないんだから」
代わりに彼の言葉を特等席で聞く事にもなった。しかも普通に十六夜君達も石になっていないって事は、別に此処はアンチじゃなかったのだろう。
…少しだけその事に苛々しつつも、私は彼が油断するタイミングを待つ。
別に何時も油断している気がするが、それでも彼は警戒を欠かさない。
…私達が来た時点で、伏兵は一人居ると考えているのだろう。
それでも…だ。人間の姿をしているのなら…いや、知性がある生物なら油断はする。
例えば…
「おいおい自惚れるなよ。オマエ如き、うちの坊ちゃんが手を出すまでもねえ」
こうやって、見え見えの挑発をされた時とか。
…それによって彼と魔王は空を飛び…アルゴールの陰に隠れて炎の弓を引き絞る。
撃ち出された炎の矢を見た十六夜君は…
「…渇ッ!!」
気合だけで弾き飛ばした。付喪神よりも化け物だ。
今度寺生まれのIさんとかさせてみようかと考えつつ…彼が鎌の様な物を取り出したのを見て…私は足に力を入れた。
「押さえ付けろ、アルゴール!!」
それと同時に彼が飛び回り、周囲を観察しながら十六夜の背後に向かう。
…彼が速度に乗る、その瞬間まで待ち…
「図に乗るな!」
両足の力を一気に放出し、兜と風を置き去りにして十六夜君の背中を守る。
彼が驚愕の表情を浮かべながら突撃する瞬間、私はギフトカードから刀を取り出し…勝手に刀が鞘から出る。
一瞬の攻防、しかし私の頭に悲鳴が伝わり…鎌の様な武器から離すべく妖刀を全力投球した。
「ばっ!こいつ武器投げるとか正気かよ!それともこいつ、どっかの奴並みに武器でも持っているのか?!」
「…残念だけど、私が使える武器はあれしかないよ」
「おいおい。ばらしていいのか?今お前、武器が無い状態なんだぞ?」
相手の舐める様な視線と声を聞いて、私は小さく微笑んだ。
…そしてゆっくりとファイテングポーズをとると、彼は再び舐められたのかと思い…刀と一直線上に並んだ。
「…あ、気を付けて?」
「ふん。新しい商品になるかもしれない女だからな。斬る時は…傷が残っても平気な場所に…」
「……私の事、どうやら皆好きらしいから。そういう言い方すると…」
その言葉と同時に、私の方の妖刀が一直線に私の方へ帰ってくる。
…次の瞬間、通っていった道筋に居た彼の頬に血の筋が走り…私はそれを見て溜め息を吐いた。
「ほら、危なかったでしょ?」
「…は?」
彼が呆けている隙に、十六夜君が彼の背後まで行って蹴り飛ばす。
…それを見て小さく拍手するのと同時に…
「ガッ!」
「Gya………!」
魔王と彼の悲鳴が背後から聞こえ、私は小さく溜め息を吐いた。
…このままだと普通に勝てそうだ。
そんな油断にも似た感想が湧き上がるのと同時に…
「アルゴール!宮殿の悪魔化を許可する!奴を殺せ!」
「RaAAaaa!!LaAAAA!!」
その言葉と同時に、アルゴールの声が聞こえ…私は刀を鞘に納めながらゆっくりと首を傾げた。
…その瞬間、私の周囲に大量の蛇が襲い掛かろうとし…
「…そういえばゴーゴンにそんなのもあったね。…今度ペガサスとか探しに行こうかな?」
その言葉と同時に、私の周囲に大量の血の線が走った。
遅れて風圧が発生し、蛇の死骸が吹き飛ぶ。
周囲には先程鞘に仕舞った剣が踊る様に舞っており、私は思わず溜め息を吐いた。
「終わりにしようイペタム。もう血は十分吸ったでしょ?これ以上吸ったら錆びちゃうよ」
小さく呟くのと同時に、私の腰に差さっている鞘にイペタムが入る。
…それを好機と見た蛇達が、私の方に襲い掛かってくるが…
「…後、私も少しだけ暴れたいから」
その言葉と同時に、鞘から私の手にイペタムが舞い戻る。
…それと同時に私は蛇を斬り捨て、小さく微笑んだ。
「昔、動けない耀を守る為に始めた刀術。久々にやったけど…うん、ちょっと鈍ったかも」
その言葉と同時に、蛇が三枚おろしになる。
…其処から血が出ないのは、未だに私が手に持っている刀が血を吸っているのだろう。
本当に底なし沼に沈めてやろうと思いながらも、私は十六夜君の為に自ら前に進み…
「もう生きて帰さないッ!この宮殿はアルゴールの力で生まれた新たな怪物だ!貴様らにはもはや足場一つ許されていない!貴様らの相手は魔王とその宮殿の怪物そのもの!このギフトゲームの舞台に、貴様らの逃げ場は無いものと知れッ!!!」
「……そうかい。つまり、
その言葉と同時に、私が離れた地面に向かって十六夜君が一撃を振り下ろす。
…次の瞬間、闘技場が一気に壊れ…私は自分の足場を見ながら急いで十六夜の方に向かって走った。
「……馬鹿な……どういう事なんだ?!奴の拳は、山河を打ち砕く程の力があるのか!?」
「普通にありそう。それ所か世界壊しそうだね」
私の感想に少しだけ困った様な表情を浮かべる十六夜君をチラ見しつつ…私はジン=ラッセルを助けてる黒ウサギを見つめた。
…審判が助けるのは果たしてありなんだろうか?
そう思って彼の方を見つめるが、彼は彼で闘技場の惨状を見て驚愕していた。
ゲームマスターである彼が何も言わないなら問題はない。そんな気がする。
…気がするだけだ。
「もういい。
その言葉と同時に、アルゴールが光を放つ。
…余り星には詳しくないし、何なら別にペルセウスにも詳しくは無いが…あれを喰らえば何の面白味もなさそうだ。
……なので此処は…
「十六夜君。頼んだ」
男の人に頼むとしよう。
古今東西、困ったら男の人を呼ぶと言われた事がある。主に父親から。
なので、しょうがないから目の前の彼にお願いするとしよう。幾らイペタムでも、あのビームは斬れない。
そもそもビームは剣から出したり、眼から出したりする物だ。前にやったゲームではそうだった気がする。
「…あいよ。…シャラ、くせぇ!」
その言葉と同時に、彼の脚は褐色の光を、踏みつぶした。
ガラス細工の様な砕け散り方をした光は瞬時に消え…そのまま彼に困惑を生み出した。
「ば、馬鹿な!?」
「せ、“星霊”のギフトを無効化……いえ、破壊した!?」
「あり得ません!あれだけの身体能力を持ちながら、ギフトを破壊するなんて!?」
三人が叫んでいるのを見て、私は思わず苦笑する。
「…だって。味方からもあり得ないって言われた気分はどう?」
「ああ。最高だな。後でうさ耳を引っこ抜こうと思うくらいには」
「そっか。…で、あれはするの?」
「当たり前だろ。俺らはこの為に来たんだぞ?」
「な、何の話だ?」
その言葉を聞いて、私は小さく目を伏せた。
…これから聞く言葉を聞いて、絶望する姿は余り見たくはないのだ。
「あ?もしこのままゲームで負けたら………お前達の旗印。どうなるか分かっているんだろうな?」
「な、何?あの吸血鬼を取り戻す為じゃ…」
「そんなのは後でも出来るだろ?そんなことより、旗印を盾にして即座にもう一度ゲームを申し込む。……そうだなぁ。次はお前たちの名前を頂こうか」
その言葉と同時に、息を呑む声が聞こえた。
…それは目の前に居た彼か、それとも黒ウサギか、それとも…ジン=ラッセルか。
「その二つを手に入れた後“ペルセウス”が箱庭で永遠に活動できない様に名も、旗印も、徹底して貶め続けてやる。例えお前たちが怒ろうが泣こうが喚こうが、コミュニティの存続そのものが出来ない位徹底的に。
「や、やめろ………!」
「そうか。嫌か……ならもう方法は一つしかないよな?」
その言葉と同時に裏腹に、十六夜君が楽しそうな声で喋る。
「
私を巻き込んだ事に驚いて顔を上げれば、彼は震えながらも…それでも一人の戦士として…覚悟を決めていた。
「負けない……負けられない、負けてたまるか!!奴らを倒すぞ、アルゴオォォォル!!」
*
「…あれは、やりすぎだったと思う」
「そうか?でもあそこまでしないと…何時あいつらが復讐にやってくるか不安だったからな」
「……そうかな。そうかも」
私の一言を聞いて、少しだけ面白そうに微笑んだ十六夜君が…私の刀を見て苦笑した。
「やはりイペタムだったか。伝承では捨てても帰ってくるらしいが、本当なのか?」
「うん。因みに最速は海で、沈めたら二秒で戻ってきた」
「錆びるのが嫌なんかねぇ?」
「血を吸ってるのに錆が怖いんだ」
「何時か血に飢える時があるんじゃねぇか?」
「それだったらあの宮殿が欲しかった。其処ならこいつも楽しそうに血が吸えるから便利かも」
そう言いながらギフトカードを取り出せば、一瞬だけ震えた後…小さくかちゃりと音が聞こえた。
私はそれをあえて無視してギフトカードに仕舞い…溜め息を吐く。
「…所で、コトリバコって何処で使えば良いと思う?」
「嫌がらせ目的で白夜叉の所に置いたらいいんじゃね?あいつは呪いくらいじゃ死なないだろ」
「あー…寧ろお札とか大量に貼られて帰ってきそうな気がする」
そう言いながら微笑めば、十六夜君は私の方を見た後に…小さく首を傾げた。
それを見て私も首を傾げるが…
「わりぃ。何でもない」
そう言って、彼はレティシアという吸血鬼を担いで歩いていった。
…それと同時に、私のポケットに入っていた石が小さく動く。
「…」
殺生石を生み出した存在について勉強しようと思いながら、私もゆっくりと歩き…それと同時に鈴の音が聞こえ…小さく笑みを浮かべる。
…何時鈴彦姫が活躍するか聞いてきたが、当分活躍しないだろう。
そんな事を考えれば鈴彦姫は悲しそうにシャランとなり…それを聞いた私は苦笑しながら…コミュニティの住居に入った。
ギフトのルビ振りが間違っていた事に今気付いたので失踪します。