問題児RTA - アジ=ダカーハ討伐チャート   作:チルドレン

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思ったより早く買えたので初投稿です。


造物主達の決闘

はい、よーいスタート。

面倒なイベントは殆どスキップするRTA、はーじまーるよー!

さて前回は気絶して無理やりサウザンド・アイズのお店に帰ってきた所からですね。

どうやらイベントが起きているようですが、私は特に気にしません。

当たり前だよなぁ。

取り敢えず飛鳥ちゃんを呼んできましょう。飛鳥ちゃんどうかなぁ?

 

「…おはよう。元気だった?」

 

あ、春日部ちゃんオッスオッス。そんなに怒って何かあったん?

…はい。理由はわかっています。イベントですね。

気絶した回数が一定以上になると、所属するコミュニティの誰かから感謝のお叱りを受けます。

本来ならロスになるイベントなんですが、これをイベント待ちの序盤でやる事によって後半にこのイベントを発生させ辛くします。(しないとは言っていない)

 

「…無茶しないって言った」

耀が怒った様な表情でこちらを見つめる。▽

それを見た私は小さく目を伏せながら、小さく謝った。▽

 

すいません許してください。なんでもしますから!

…はい。これは本当にそのままの意味になります。

このイベントが発生すると、主人公はいきなり何でもしますと謝ります。

なのでこれを後半に行うと……高確率でベッドの上でロスが起きるんですね。

 

「…本当に?本当に何でもしてくれるの?」

「うん」

その言葉を聞いた耀は何かを考え…そして何か思い浮かんだのか頬を赤らめた▽

…そして、私の顔を二、三回見た後に…私の傍にやってきた。▽

「…じゃあ、私が明日やるゲームのサポーターになってくれる?」

その言葉を聞いて、私は小さく頷いた▽

 

 

おや、今回は“造物主達の決闘”のサポーターをお願いされましたね。正直もう無茶しないでとか言われると思ったので、これは予想外です。

…さて、このサポーターのイベントは耀の好感度がかなり高くないといけないのと、主人公の恩恵(ギフト)が“弱くない”と発生しません。

好感度の方でいえばかなり楽な部類なんですが、問題は恩恵(ギフト)が強いと発生しない点です。

この頃の春日部ちゃんは自分一人で何とかしようという兆しがあり、弱い子を見ると放っておけない状態なんですね。

なので私と一緒に戦って経験を積ませようとする…一種の母性本能?という物が前に出ます。

…ですが逆に、春日部ちゃんよりも強いと…自分の力で何とかしようという感情が前に出て、頼ってくれなくなりますね。

 

…え?飛鳥ちゃんとかジン=ラッセルはどうだって?

あの二人も二人で強いですが…そうですね、飛鳥ちゃんは友達だからとかでしょうか?

ジン=ラッセル?…リーダーだからじゃないですかね?(適当)

 

さて、ならどうして姉である九十九ちゃんが呼ばれたのかですが…実はこれには秘密があります。

実は春日部ちゃん。自分より家族が弱い場合、絶対に守るという鋼の意思を見せるんですね。

あ、逆に自分より強いとコンプレックスを抱きます。

なので今回のギフトゲームで自分の強さをアピールして、自分に頼ってもらおうと思っているんじゃないんでしょうか?

 

「…じゃあ、白夜叉に言ってくる。此処で待ってて」

 

白夜叉に言う序でに、飛鳥ちゃんを呼んでもらいましょう。

飛鳥ちゃんに会いたいといえば、少しだけ怪訝な顔をしつつもしっかりと会わせてくれます。

では此処で飛鳥ちゃんにギフトのお話をしている間に、こちらでも話をしましょうか。

まず初めに、今回“造物主達の決闘”に出たのは理由があります。

その理由というのは…“ウィル・オ・ウィスプ”にとある道具のお願いをする為ですね。

もし此処で勝てた場合、ジャックにとあるお願いをして飛鳥ちゃんに強化を施す事が出来ます。

…しかし、勝てないと実力がまだ足りないと判断され…残念ながら道具を作ってもらう時間が遅くなってしまうのです。

なのでこの試合でなるべく勝ちつつ、他のコミュニティに舐められない様に実力を見せつけていきましょう。

 

「…わかったわ。正直…あんまりピンとは来てないけど…でも、少しだけ恩恵(ギフト)の事…知れた気がする」

 

おっと成功ですね。

この後は白夜叉に聞いてみるともっとわかりやすい答えが返ってくると教えておきましょう。

本来なら自分で聞いて教える筈だったんですが…成長が阻害されているのか身体能力が思ったより伸びていないんですよね。

なので少しでも差をつける為にガバの転換期(オリチャー)を起こして、少しでも早く目的の能力を発動出来る様に頑張っている訳ですね。

 

「…あの…」

 

ん?これ以上話す事は無いから帰って欲しいのですが…正直帰ってとか言われたら余計帰らなさそうですね。

はいはい。なんです?

 

「守ってくれて、ありがとう」

 

はい。唯のお礼でした。

…このお礼の時間があったらコトリバコに血を入れる事が出来たんだよ!

(今日の分の)血が入ってないやん!どうしてくれんのこれ(憤怒)

……という冗談は置いておきましょう。実際今日の状態で血を流し始めたら、主人公は最悪両手両足目隠しプレイをされながら普通に監禁されます。

此処には黒ウサギと耀とレティシア、序でに白夜叉も居ますからね。

何時もはその三人がいない時を狙って血を流しているんですが…三人がいる状態でそんなことをやれば1000‰の確率でばれます。

なので此処は大人しく眠っておきましょう。

 

因みに外では白夜叉が招集をしていますが、本気で眠ると全く起きない九十九ちゃんには何の関係もありません。

それでは次回はペスト戦でお会いしましょう。

では諸君、サラダバ!

 

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「…という訳で、こんな感じの作戦で行こうと思うんだけど…どうかな?」

「うん。凄く良いと思う…でも、良いのかな?」

「反則はしてないから大丈夫だよ」

 

私がそう言いながら微笑めば、耀も嬉しそうに微笑み返した。

…そのまま指を絡めて手を繋ぐ耀を見て、私は小さく微笑みつつ…

 

「じゃあ頑張ろうか。お姉ちゃん?」

「うん。絶対勝とう、耀」

 

小さくお互いの名前を呼んで、黒ウサギの声と同時に歩き始めた。

…瞬間、火の玉が私の目の前を横切り…私は思わず尻もちをついた。

 

「わっ…と…」

「…大丈夫?」

「うん。ありがとう…成程、ちゃんと当てなければ攻撃にならないんだね」

「…私としては、あんまりやって欲しくない行動だけど…」

「…あっははははははははは!見て見て見たぁ、ジャック?“ノーネーム”の女が無様に尻餅ついてる!ふふふ。さあ、素敵に不敵にオモシロオカシク笑ってやろうぜ!」

「……あの女か。後で絶対に泣かせる」

 

耀のその言葉を聞いて、私は優しく耀の手を強く握る。

…それだけで、耀は少しだけ困った様に微笑みながら…優しく私に頬擦りをしてきた。

 

「…何?私達に対する挑発ですかそれ?」

「あっごめん。忘れてた…所で貴女は誰だっけ?」

「……は、はぁ!?さっき月の兎が説明しただろ!私は…」

「ごめん。別に気になってないからいいや」

 

その言葉と同時に、耀が私の手を何度も強く握ったり弱めたりを繰り返す。

…そしてじっと私の方を見つめる彼女を見て…私は小さくため息を吐いた。

 

「…それ以上は駄目だよ“お姉ちゃん”。相手だって一応子供なんだから…そんなに大人げない事をしたら…ね?」

「……それもそうだね。子供の貴女に大人げなくてごめんなさい」

 

その言葉と同時に、場がシーンとなる。

…相手が何かを言おうとする前に、黒ウサギと白夜叉が喋りだす。

そして、全員が柏手を打つのを見ながら…私達の周囲の景色が変わりだした。

 

「…耀。これ…」

「うん。白夜叉の…」

 

その言葉と同時に、私達は目を瞑った。

眩しいプリズムを感じながら、私達は不思議な着地音と共に目を開け…そして耀が私を持ち上げた。

 

「この樹………ううん、地面だけじゃない。ここ、樹の根に囲まれた場所?」

「あらあらそりゃあどうも教えてくれてありがとよ。そっか、ここは根の中なのねー」

「このギフトゲームが終わったらどうする?飛鳥が美味しいクレープがあるって言ってたけど」

「…後で一緒に食べる?」

「うん。耀は少食だからいっぱい食べないと」

 

その言葉だけは納得できないと思いつつ、それでも小さく微笑み返した。

…どうやら普通の日常の話でも演技は出来るらしい。

その事に少しだけ安堵しながらも…ゆっくりと向こうで臨戦態勢を取っている彼女に話しかけた。

 

「まだゲームは始まってないよ」

「はあ?何言って」

「まだ契約書類(ギアスロール)がない。という事はゲームはまだ始まってないんじゃないかな?」

「……まぁ」

 

そういいながら彼女がそっぽを向くのと同時に、空間に亀裂が走る。

亀裂の中から黒ウサギが現れ、私の方を優しく見つめた後に契約書類(ギアスロール)を読み上げた。

 

『ギフトゲーム名“アンダーウッドの迷路”

・勝利条件 一、プレイヤーが大樹の根の迷路より野外に出る。

      二、対戦プレイヤーのギフトを破壊。

      三、対戦プレイヤーが勝利条件を満たせなくなった場合(降参含む)

 

・敗北条件 一、対戦プレイヤーが勝利条件を一つ満たした場合。

      二、上記の勝利条件を満たせなくなった場合。        』

 

黒ウサギが読み上げている間に、私は合図で1を目指す事を伝える。

それを見て最小限の動きで頷いた耀が…ギフトゲームの開始と同時に距離を取った。

…そして、お互いが睨み合う状態になり…彼女は笑みを浮かべながら喋りだした。

 

「睨み合っていても進まねぇし。先手は譲るぜ」

「場所がわからないから教えて下さいって事?それともツアーガイドでも欲しかった?」

「……ハッ…このアーシ…」

 

その言葉と同時に耀が駆け出し、私は必死に縋り付いた。

…そして私がバレない様にとある道具を見せながら…

 

「…お姉ちゃん、左」

「うん」

 

最小限の動きで、火球を炎を誘導させて避けた。

…それを見た彼女はこう思うはずだ。私がこのゲームのプレイヤーであると。

 

「…このままだったら、勝てそうだね」

「油断は禁物だよ」

 

そんなことを言い合いながらも、差はどんどん開いていく。

…それを見た彼女は焦った様に隣のカボチャに話しかける。

 

「…くそ、やべえぞジャック………!このままじゃ逃げられる!」

「Yaho………!」

 

…それと同時に、私は縋り付く手を外して態と離れやすいようにする。

…それを見た耀が小さく首を傾げるが…

 

「……くそったれ。悔しいがあとはアンタに任せるよ。本気でやっちゃって、ジャックさん(、、、、、、)

「…っ!?」

 

その言葉と同時に、私の体は耀から離され…そして転ばされた。

…立ち上がる事が出来ないのが分かったカボチャは、少しだけ困った様な声音で一鳴きしてから…

 

「失礼お嬢さん」

 

その言葉と同時に、私は小さく体で指示を出す。

…それを見た耀が小さく頷いた後に、彼女に向って突撃するが…次の瞬間、ジャックが一気に強く弾き飛ばした。

それと同時にガサガサと音が鳴り…

 

「…お姉ちゃん…!」

「さ、早く行きなさいアーシャ。このお嬢さんは私が足止めします」

「悪いねジャックさん。本当なら私の力で優勝したかったんだけど………」

「それは貴女の怠慢と油断が原因です。猛省し、このお嬢さん達のゲームメイクを少しは見習いなさい」

「う~……了解しました」

 

その言葉と同時に私の方に一瞥もしない彼女を見て…私はイペタムを投げようとするが…そのままカボチャのジャックに抑えられる。

……耀は、行った。後は何処までばれないかだ。

 

「…っ…彼女がゴールする前に貴方を壊せば、私の勝ちになるの?」

「えぇ。試してみますか?……と言っても、貴女には壊す事は出来ないでしょうけどね」

「……それは、何故?」

「私が不死の怪物だからですよ。いくら壊しても、新しいカボチャがニョキッっと生えるだけです」

「…もし、ハルパーがあったら…私は貴方を壊す事が出来た?」

「さぁ?どうでしょうね。私も痛いのは嫌ですし、そもそも壊れたら私は死にますから。…その場合は生死を賭けて戦う事になりますよ?」

 

その言葉と同時に、目の奥に優しい灯が見える。

 

「…じゃあ、今殺さないのは…」

「あの娘と余り年の差が離れていないというのもありますが…そもそも私、罪人以外は殺したくありません!子供なんてまっぴらごめん!」

「……そっか、じゃあ…私とは反対だね」

 

その言葉を言うのと同時に、彼の灯が燃え盛り始める。

…地雷を踏んだ。という認識はかなり遅かった。

 

「…お前は、子供を殺したのか?」

「……っ…どう、かな…」

 

私が誤魔化して言えば、力が更に強く入り始める。

…此処で私が出来る事は、二択だ。それも…どうしようもなく危険な。

 

「答えろ。しかし、その解によっては容赦はしない」

「…っ……あなたは、コトリバコをしって…る?」

「…?」

「…女子供を殺し、子孫を残させない為に作られた呪い…それが私の恩恵(ギフト)だと言ったら…どうする?」

 

その言葉を聞いて、少しだけ彼が訝し気にこちらを見つめた。

…それを見て私は小さく微笑み…ゆっくりとギフトカードからコトリバコを取り出した。

 

「…もう既に、お姉ちゃんは離れた。後はこの森で迷っている彼女に…呪いを掛けてあげるだけ」

「……っ!?貴様ァ!」

「…ねぇ。あの子、幼かったよね。どうする?」

 

最低な一言だと、私は自分で自分を軽蔑した。

…そもそもこのコトリバコの範囲内に、私達しかいない。

そして、このハコには呪いを込められる程…誰かを恨んでいる訳でもない。

だから…この会話自体が嘘なのだ。

それでも…私はこの試合に耀を勝たせてあげたかった。

たとえ、私が悪になっても良い。私が全世界から悪意を向けられても良い。耀が勝てるのなら…私は喜んで悪になろう。

 

「…起動せよ。コトリバコ…イッポウ、ニホウ、サンポウ…」

「させるか!」

 

その言葉と同時に、私の両手が燃え始める。

…コトリバコだけは無理やり守ったが…どうやらこれは本当に不味い。

両手が、全くと言って良いほど動かない。

 

「……それ以上喋るな。もしこれ以上喋るのなら…私はお前を断罪する」

 

その言葉と同時に、私の手からギフトカードが落ちた。

…それを見たジャックは安心する様に一瞬力を緩めるが…私はその隙を見逃さずに…

 

「…っ!?」

 

イペタムにお願いをし、ジャックの両手を狙った。

…しかしそれを間一髪で避けた彼は、私の方を見つめ…そして何かを準備しようとするのと同時に…

 

「っ!?」

「…よかった。おわった…」

 

周囲の景色がガラス細工のように砕け散り、円状の舞台に戻ってきた。

…それを見たジャックが私の方を見つめるのと同時に…

 

『勝者、春日部耀!!』

 

黒ウサギの声が聞こえ…私は満足気に微笑んだ。

…奥から少女と耀が戻ってくるのを見て…私はゆっくりと安堵の息を吐く。

 

「…ごめんジャックさん。勝てなかった…ゴールに一直線に向かうあいつがどうしても怪しかったんだけど…伝える事が出来なくて…」

「…っ!そういう…事でしたか」

「……お姉ちゃん!?」

「えへ…少しだけ無茶しちゃった。でも勝てたのは偉いね」

「ありがとう」

 

その言葉と同時に、耀が私の体を持ち上げ…ゆっくりとジャックを睨み付けた。

それを見た私は慌てて耀に話を切り出す。

 

「待って!この傷は自業自得。勝つ為に私が自ら地雷を踏んだ…だから、彼は悪くない!」

「…本当に?」

「本当だって!」

 

私のその一言を聞いて、耀がじっと彼を見つめる。

しかし彼は少しも動かずに、唯私を見ているだけだ。

…それを見て私は小さく首を傾げるが…彼は特に気にせずに…ゆっくりと少女と直線上に立ってから挨拶をし始めた。

…警戒はされている。か…

 

「…そうでしたか。それはそれは…ヤホホ!とんだ勘違いを…」

「どんな勘違いをしたの?」

「うーんとね。コトリバコを出しに使って子供を殺したって言ったの」

「…お姉ちゃんはそんな事をしない。寧ろ子供を大事に……」

 

私達が喋っているのと同時に、黒い契約書が降り注ぐ。

…それと同時に…

 

「魔王が………魔王が現れたぞオオオォォォォ!」

 

誰かの叫び声と同時に、周囲がパニック状態になった。




風切り笛が手に入った時期がわからないので失踪します。
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