問題児RTA - アジ=ダカーハ討伐チャート   作:チルドレン

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早送りの筈の戦闘で色々詰め込んだので初投稿です。


生命の目録

はい、よーいスタート。

不思議な図形を見つけた主人公が両親の秘密を知りに行くRTA、はーじまーるよー!

前回は本を覚え、生命の目録(ゲノム・ツリー)に対して造詣を深めた所ですね。(インテリアピール)

これからはなるべく早めに生命の目録(ゲノム・ツリー)の本来の力を発揮できる様、耀ちゃんをちゃーんと導いてあげましょう。(激うまギャグ)

 

「…お姉ちゃん?」

私がじっと見つめながら撫でていると、少しだけ困った様な表情で耀が私を呼んだ▽

…それを見て私は慌てて手を離すと…それを嫌がった耀が驚くべきスピードで私を掴んだ▽

それに対して思わず身体を跳ねさせると…それを見て耀が悲しそうな表情を浮かべる▽

 

おっとこれは美味しいですね。

耀ちゃんが今人間には絶対に出せないスピードで九十九ちゃんを掴むイベントです。

長くも無く短くも無い時間を撫でた影響で、もう少し撫でられたいという気持ちが浮かんだんでしょうね。

…さて、これで生命の目録(ゲノム・ツリー)の本来の力を発揮させる為の条件は揃いました。

後はこの情報を元に耀ちゃんにダークチップを使いなさい(強くなりたいか?)と問いかけるだけなんですが…

 

「…ごめんなさい。最近、私の身体おかしいの…」

そう言いながら泣きそうな表情を浮かべるのを見て、私は小さく息を呑んだ。▽

…副作用でキメラになる可能性があるなんて言ったら…耀はあの生命の目録(ゲノム・ツリー)と言う首飾りを捨ててしまうのだろうか?▽

そうすれば…耀はもう一度身体が動かせない生活に逆戻りしてしまう。▽

そんなのは駄目だと、首を振って…私は…▽

 

此処は無難な選択肢で行きましょう。

好感度上げ過ぎると後半タイムがきつくなりますからね。

 

大丈夫だよ。と伝える。

→今の耀が大好きだよ。と伝える。

 

はい、選択肢ミスりましたね。(ガバ)

どうして二択の選択肢で、ボタンを押すだけなのに間違えるんですか?(電話猫並感)

…まま、これから好感度下げれば良いだけだから、ヨシッ!

 

昔の頃の耀に戻って欲しくない。笑顔が増えたままの耀で居て欲しい。▽

そんな想いを含めながら言えば…耀は小さく頬を赤らめていた。▽

…もしかして、もう既に副作用があるのだろうか?私が読んだ本はそう言った副作用は無かったが…▽

 

おっと。そういえば春日部ちゃんは病弱でしたね。

確か病気イベントは黒死病(ペスト)まで無かった筈ですが…まだこの頃は身体が弱いんですかね?

 

「…おねえちゃ…」

小さく頬を赤らめて、耀が私の身体を抱きしめて匂いを嗅ぎ始める▽

…それと同時に、息を潜めた誰かが歩く音が聞こえ…私は警戒するように耀を抱きしめた▽

 

…おっと?こんなイベント見た事無いぞ?(チャートガン見)

……と思ったら、ランダムイベントの野盗襲来イベントらしいです。箱庭外でも出るとか、ガバガバかよ!

まぁ、人間一人が人外二人に勝てる訳ないでしょうし…此処は生命の目録(ゲノム・ツリー)の実験台に…

 

「此処で良いんだよな?」

「はい。此処に居ると情報が入っています」

「…突然現れた、春日部孝明とかいう奴の所為で…俺の人生は…!」

「いえ!先生の芸術が、あんなぽっと出の奴に負ける訳がありません!」

 

…んー?唯のイベントとは違う様な感じですね。

どうやら相手は、春日部孝明に対して恨みを持っている人物らしいですが…そんな奴聞いた事無いんだよなぁ?

……と言うか、先生?本当にこんなイベント知らないんですけど?

 

「…そうか。なら後は…頼んだぞ?」

「お任せあれ!この先生の一番弟子事…」

-ジャック・ザ・リッパーが、彼女達を(芸術に)してあげますよ。

 

おっと不味いですね、これは本当に不味いです。

相手は“ジャック”と名乗ってしまいました。此処で生きて負けた場合“箱庭のジャック”に出会った瞬間、トラウマが発生する可能性がありますね。

…それなら、此処は耀を逃がす方が先で良いでしょう。

 

その言葉と同時に、私はドアの延長戦から耀を逃がす▽

突然身体が剥がされた事に驚いた耀を見てから、私は扉に向かって走るが…一足遅かった▽

扉が蹴り飛ばされ、私に向かって飛んでくる。▽

 

さて、戦闘開始です。

最初の攻撃はジャックと呼ばれた男からの不意討ちですね。身体能力に物を言わせて避けましょうか。

 

扉を視た私は、飛んでくる扉を避けるべく足に力を入れる。▽

地面が抉れ、その地面からの悲鳴が聞こえるが…一旦無視して攻撃を避ける事に専念した▽

「…おや。まさか避けられるとは思いませんでした。もしかしてですが…声が聞こえてたりしたんですかね?」

「……お姉ちゃん?!」

 

さて、此処からは単純作業の戦闘になりますので、皆様の為にぃ…クッキー☆を流しながらお別れとしましょう。

次回はちゃんと、箱庭に呼ばれる所からスタートです。

これ以上は本当にイベントがないので…もっと箱庭前の生活が見たい兄貴には…すいません許してください。何でもしますから!

では諸君、サラダバ!

 

----------------

 

扉を避け、私は目の前の人間と対峙する。

…ジャック・ザ・リッパー…と言うのは聞いた事があるが…もう捕まった筈だ。

という事は…彼は自分の事をジャック・ザ・リッパーだと考えている頭のおかしい奴か、それとも名前を騙っている人間か。

本物と言う線は無いだろう。まさか本物が生きてるなんて、夢物語じゃあるまいし。

 

「ほう。ほうほう。ほうほうほう!そんな風に見てくるなんて!面白い!」

「…何が、面白いの?」

「簡単ですよ。まさか本当に、“春日部孝明の娘達”が居るとは思わなかったんですよ!」

 

その言葉を聞いて、私は首を傾げた。

…それを見た目の前の男は嬉しそうに笑いながら…狂った様にこちらを見つめる。

 

「私はねぇ…女殺すのが大好きなんですよ。例えば妊婦とか」

「…最低な話をするなら、私は貴方を殺す」

「まぁまぁ。もう少しお話をしましょうよ!それにこれは…貴女達にとっても気になるであろう…お母様のお話ですよ」

 

その言葉を聞いて、私は思わず耀の方を見つめた。

…耀は少しだけ興味を持ったのか、目の前の男の話を聞こうとしている。

口を閉じさせるのが遅かったと、自分で歯噛みをする。

 

「先程も言いましたが、私は妊婦を殺すのが大好きなんですよ」

「…それが何?」

「いえいえ。最近頭角を現した孝明君、殺害依頼が沢山届きましてね?中には私に依頼をする奇特な方もいらっしゃいました」

「……っ?!」

 

その言葉を聞いて、私は思わず口を塞ごうと彼に向かって蹴りを入れようとするが…彼は二歩下がって避け…そのまま気にせずに喋り続ける。

…これ以上は駄目だ。耀に伝えてない情報を、こいつの口から言わせる事になる。

 

「…お姉ちゃん?」

「聞かないで!」

「おや、お姉さんの方は知っていたんですね」

「……お姉ちゃん、何を知ってるの?」

 

その言葉に、私は答える事が出来ず…唯動きを止めるだけだった。

…それを見た彼は嬉しそうに微笑み…ゆっくりと万年筆を取り出して微笑む。

 

「貴女のお母さんはね?この世に存在して無いんですよ」

「…それは、知ってる。お母さんは私達が三歳の時に…」

「違いますねぇ」

 

その言葉と同時に、万年筆を持った彼は狂気の感情を浮かべて小さく微笑んだ。

 

「幾ら調べても、貴方達母親の情報は“一切”無かったんですよ。幾ら調べても、貴方達の母親は…名前すらないっ!これがどういう事か、わ・か・る・か・にゃ?」

「…貴方が名前を調べられない程、愚か者だったって事でしょ?」

「残念外れ!正解はぁ…貴方達のお母さんは、“存在を消された”んですよぉ!いやぁ困りました。私、これでも妊婦殺しとして名を馳せてたんですがね?存在しない物を殺せとは!いやはや…」

 

その言葉を聞いて、私は思わず耀の方を見つめた。

…耀は、小さく目を開き…私の方を見つめて声を出そうとする。

 

「…なので!私が次に目を付けたのは…貴女です。九十九ちゃぁん?」

 

その言葉を聞いて、耀が彼を見つめ…私はそれを見てゆっくりと彼の方に視線を向ける。

彼はそれを見て更に嬉しそうに微笑み…そして今度はこちらに対して万年筆を向けた。

 

「……」

「貴女を犯し、孕ませ、妊婦にして殺せば!私は満たされラッキー!孝明に恨みを持っている仕事人もラッキー!完全にwin-winになるんですよ!」

《…狂った破綻野郎が》

 

小さく呟く様にドイツ語を洩らせば、彼は少しだけ驚いた様な表情を浮かべた後に…くつくつと笑い出す。

それと同時に、私は小さく頭を振って…彼に蹴りを入れる。

 

「…っと?」

 

その言葉と同時に、彼は一歩下がって避ける。

それを見て私は舌打ちをしつつ、急いで耀の方に行こうとするが…その前に彼が私に対して万年筆を一気に振り下ろす。

私は避けようとするが…上手く避けきれず、私の肩に傷が走った。

 

「…イヒヒ!このまま傷付けて、襲って!犯して!生ませて!殺す!良いですねぇ!楽しみですねぇ!」

 

その言葉に対して、私は小さく痛みに耐えながら…私はゆっくりと耀の前に立つ。

…それを見た彼は少しだけ面白そうに微笑みながら、私に対して突っ込んできた。

 

「…っ!?」

「肩、もーらいっ!」

 

その言葉と同時に、私の肩に万年筆が刺さり…私はそれを無理矢理肩に突き刺す。

 

「…これで、貴方の仕事道具は無くなったね。画家野郎」

 

…それを見た彼は少しだけ驚いた様に、ゆっくりとこちらを見つめた。

それを見て私は少しだけ面白そうに微笑んだ後に…万年筆を無理矢理引き抜く。

 

「…ジャック・ザ・リッパーの被疑者として挙げられた、真犯人として一番可能性が高い存在が、ドイツ人のある画家だった筈。

もし貴方がジャック・ザ・リッパーの名前を騙るのなら、本職が画家かなって思った

それなら私を殺す事を芸術と言うのも、武器に万年筆を使うのも納得が出来る。

後、私がドイツ語を喋った時、ニヤッとしたね」

 

その言葉を聞いて、私を急に憎々し気に見つめた彼を見て…私は少しだけ口を緩ませた。

…それを見て苛立たし気にこちらを見つめる彼を見て…私はゆっくりと万年筆を構える。

 

「…っ!?」

「耀?!」

 

それと同時に、耀の周囲に風が吹き荒れる。

…手と足に風が吹き荒れ、私の直ぐ傍に来た耀がジャックを睨み付けた。

それを見て小さく息を呑んだジャックと、それを知っている私が耀を見つめ…

 

「お姉ちゃんを…傷つけるな!」

 

瞬間、風が吹き荒れジャックを一瞬で弾き飛ばす。

…今の彼女には、獅子の脚と鷹の翼が生えた状態で…泣きそうな表情を浮かべる。

それを見たジャックと、もう一人の蚊帳の外になっていた男が逃げ出すのを見て…耀は急いで追いかけようとするが…その前に私が耀の手を掴んだ。

 

「…耀。落ち着いて。息を吸って…目を瞑って?」

「お姉ちゃん?どうして…?」

「……私は大丈夫だから、落ち着いて…」

 

なるべく姿を見せない様に、私は翼の生えている背中を優しく撫でて…感情を抑えさせる。

…耀が生命の目録(ゲノム・ツリー)を使ってグリフォンを選択し、自身の外装にした。

生命の目録(ゲノム・ツリー)の事を知らない耀がそんな選択肢を使ったことが、凄く悲しくて…私はゆっくりと息を吐いた。

 

「…お姉ちゃん。病院に戻ろ?此処、危ないよ…?」

「……ううん。もう少しだけ居させて」

「…どうして?」

 

悲しそうな表情を浮かべ、こちらを見つめるのを見て…

 

「…もっと、強くならなきゃいけないから。…もう、耀に手を汚させない様に…私が強くならなきゃ」

 

…小さく、私の身体の奥底に火が灯り始めた。

身体が軽くなる感触がして、小さく首を動かすと…

 

-チリン

 

鈴が鳴る音が聞こえた。




走者はこれで地球編が終わると考えてるけど、もう少しだけ続くので失踪します。
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