問題児RTA - アジ=ダカーハ討伐チャート 作:チルドレン
はい、よーいスタート。
現実世界のジャックと戦って、再び努力を始めるRTA。はーじまーるよー!
前回の戦いはどうやらイベント終了らしかったらしく…どうやらそれで九十九ちゃんが何かに目覚めたようですね。
…と言っても、鈴の音と身体の奥に火が灯ったという演出的に、付喪神の神性案件ですかね。
所で…木下ですけど、(手紙が来るの)まーだ時間がかりそうですかね?
…駄目みたいですね。全然来る気配がありません。
そもそもこの世界、どのタイミングで手紙が降ってくるか未だに分かってないんですよね。
ちゃんと逆算でもしたらリセットタイミングとか分かるんでしょうが…まま、ええわ。
今から九十九ちゃんの身体を鍛えつつ、次いでに耀ちゃんも鍛えましょうか。
…と言っても、九十九ちゃんが耀ちゃんを病院に逃がそうとしているので…まぁ余り鍛える事は……ん?
どうして耀ちゃん、戦闘終了した後に翼が生えているんですかね?
んんー…?(戦闘シーン見直し中)…あ、そっかぁ。
どうやら
鷹とライオンと友達になっていれば確かに出来る事は出来ますが…こうはならんやろ。
私の身体に灯った火が、ゆっくりと頭に昇っていく。▽
…そして、私の頭の上にある鈴に灯り…私は思わず首を傾げてしまった▽
私は何時、鈴なんて付けていただろうか?▽
どうやら付喪神は目覚めたようですね。
春日部ちゃんは三日月を待っている位の年齢なので、まだ手紙は来ないと思いますが…それでもなるべく急いだ方が良さそうです。
…え?何故急がないといけないの?…と思った其処の兄貴達、そんなんじゃ甘いよ。
先ず初めに、アジ=ダカーハに勝つために必要な事は何かを考えましょう。シンキングタイムは8.10秒。はい、よーいスタート。
終わり!正解は人間である事です。人間やめたら“人類”最終試練《ラスト・エンブリオ》に挑めないからね。
だから何処かで神性を捨てなきゃいけないんですよね。何なら最初にペルセウスと戦う時にお荷物になるし、正直神性が必要な場面は…ナオキです。
しかし今捨てるとなると、“それを捨てるなんてとんでもない!”と言われますので…不意の事故で捨てる事にしましょうか。
…じゃあどうして神性を手に入る様な名前にしたのかって?
さぁ、どうしてでしょうね。(すっ呆け)
取り敢えず今から九十九ちゃんにしてもらうのは、人間である事を止めずに力を付けて貰う事です。
なので…んん?
鈴が鳴り、私の後ろに有った扉が独りでに開かれる。▽
…それを見た私は小さく首を傾げながらも、ゆっくりと開いた扉に向かって歩き…耀が入ってくる前に扉が勝手に閉じてしまった▽
外から耀の悲鳴が聞こえ、私は急いで扉を開けようとするが…扉は先程とは違いびくともしなかった▽
どうやら、部屋の奥に行かないといけないらしい。▽
あっ、これは不味いですね。どうやらイベントが発生したみたいです。(ガバ)
…鈴の音、付喪神…あっ、鈴彦姫?情報無いから、別の神様にチェンジとか…出来ないですか。はい。
鈴彦姫は天照大神の扉を、エロティックな仕草で開けた(語弊)天鈿女命さんと同一視される事もある付喪神ですね。
そんな姫ちゃんが九十九ちゃんに何の用なんですかねぇ…お願いだから、これ以上人間を止めさせないで…。
私の頭の上の鈴が、歩く度に音を鳴らし始める。▽
それは何かを導く様な、あるいは何かを呼ぶ様な音で…その音を聞く度、私は足を速めた▽
シャランと、大きく鈴が鳴る音が聞こえる▽
…それと同時に、私の頭の上に乗っていた鈴が…ゆっくりと私の脚元に降りてきた。▽
それを拾い上げ、私はじっと見つめる▽
「…この、鈴。やっぱり見た事無い…何時私、付けたっけ?」
多分着けてないので、投げ捨てるのが一番だと思います。
…しかし残念ながら投げ捨てるという選択肢は一切出てこないので…取り敢えずポケットに入れて奥に行きたいと思います。
棄てれるなら捨てたいんだけどなぁ俺もなぁ。
…とか考えている間に、ムービーイベントに入りましたので後は無言タイムとなります。
次回こそ、箱庭スペシャルになる筈です。ガバさえなければな!
--------------------
コツコツと、部屋を歩く音。シャランシャランと、鈴が鳴る音。…そして、ガンガンと後ろから聞こえる、扉を壊そうとする音。
耀の悲鳴が、雄叫びが、
…憑依、神降ろし。何かを引き寄せる鈴。
…熊鈴、鳴子。何かを追い払う為の鈴。
「元々はどっちが先?それとも、どっちも先?鈴が生まれた理由は、他にある?」
「…っ!?誰!」
その言葉を聞いて、先程の声の主が歩く音が聞こえる。
…けれど、その足音は小さく…聞こえるのは鈴の音の方が大きかった。
頭に鈴を付けた少女が、私の姿を見て少しだけ嬉しそうに微笑んだ。
「…こんにちは。九十九…私の名前、分かる?」
「……鈴をつけた少女…妖怪でもあり、付喪神でもある…」
「そう。なら分かるよね。名前」
「鈴の付喪神、鈴彦姫」
その言葉を聞いて、目の前の少女は嬉しそうに微笑み…正解と言った。
「でもちょっと不正解。“今の”私は付喪神の方が強いけど…でも、元々の私は妖怪」
「…元々?」
「そう。私の生まれは“鈴彦姫”と言う妖怪。だけど…何時しかとある人と雑じってしまった」
「…天鈿女命…」
その言葉を聞いて、彼女は少しだけ寂しそうに微笑み…そしてゆっくりと頷いた。
…それを見て私は小さく息を吐いた後に…ゆっくりと彼女に対して喋り始める。
「…姿を見せた事は、そういう事で良いの?」
「そういう…?…うん。そうだよ」
「……じゃあ、対価として求める物は何?私の命?魂?信仰心?」
その言葉を聞いて、目の前の鈴彦姫は嬉しそうに微笑んだ。
そして小さく…
「
…私の耳元で、小さく呟いた。
それと同時に私のポケットに入っている鈴を取り…それにキスをすると彼女の姿が消える。
…地面に落ちそうになった鈴をキャッチしながら私は小さく周囲を見回すが…其処には先程の少女は居なかった。
…それと同時に、ズドンと大きな音が聞こえ振り返ると…
「お姉ちゃん!」
耀が私に勢いよく突撃し、私は意識を失った。
使おうと思った奴の情報が思ったより少なかったので失踪します。