鬼に転生 作:たこやき鍋
なんか体が軽いな。
暗闇でそう思いながら目を開けると森の中だった。
....どこだよ。割とマジでどこだよ。
服も昔っぽくてなんか臭いし。靴も無くなって裸足だし。
風呂入ってないのか?
どうなってんだこれ。
それに普通に森だとか認識してたけど夜なのに見えるのも変だな。
あかりのない森で視界が良好とはね。
とりあえず、水辺でも探して顔でも確認するか。
この感じだと顔も変わっている可能性もあるしな。
森を歩き周りなんどか水辺をみつけた。比較的大きな湖らしいな。
明け方なのかだんだんと明るくなってきたようだな。
それは置いといて水面を見ると顔は変わっていないようだった。
昔のことはあまり思い出せないようだが顔は昔のだとなぜかわかる。
その後どうするか考えていると朝日が昇り体にあたった。
朝日を浴びながら瞑想でもするかと思っていたら激痛とともにかだが崩れてきたので急いでまだくらい森へと逃げることにした。
この現象は鬼滅の刃の鬼か。
思い出せる候補はこれくらいだな。
仮にそうだとしてかなりだるくなるぞ。
鬼が強くなるためには人を食べるか、同族を食うか、鬼舞辻無惨から血を与えられるとかだった気がする。
それに鬼には呪いがあって、名前を言ったり、思考、位置、視界がわかるとかだったかな。
自分の服装的にまだ鬼舞辻無惨は生きてそうだなー。
そうなったら、強くなっても鬼殺隊とかと戦わなきゃいけないもんな。
死ぬ確率が高すぎる。
とりあえず、人をすこしだけ食べて鬼舞辻無惨までは静かにしておくのがいいな。
存在を忘れられるほどの雑魚でいよう。
食べるのも自殺者とか口減らしがいいな。
でも、主人公の妹とか人を食べなくてもいけてたよな。あれはどうなんだろうか?
それは置いておくとして、ここはどこなんだろうか。
ここはどこの県かわからないけど島とか、海外とかに移動してなるべく鬼舞辻無惨から距離を置きたい。
忘れそうだったけど自分の血気術ってなんだろうか?
弱いから多分使えないと思うけどものは試しだね。
....ひたすら色々試してみたけどだめだこりゃ。
なんにも起こらん。
とりあえず、洞窟でも探すか。
歩き続けた結果、運良く見つかった。
ここを拠点にするとして、夜になったら湖にもう一度行こう。
さすがに臭いままは遠慮したいな。
それはそうと鬼の体というのはまったく疲れない。
これで寿命もないというのだから素晴らしいな。
太陽に当たるとだめというのはちょっとずつ慣らしていけば問題ないかな。
やることも鍛錬くらいしかないし、体の一部を太陽に当てては回復させるを繰り返すか。
夜になったので湖行くために森を走っていた。
鬼の体だと筋肉痛になっても人間より圧倒的に早く回復するから今日の1日だけでも人間の時よりも進歩したな。
とりあえず、引きこもって鍛錬とかしてればいつか原作の時期になるでしょ。
---- 1年後-----
最初の頃より行動範囲は広がったけど、生活ルーティーンは変わっていない。
鍛錬と太陽克服のために日々同じことを繰り返していた。
人を食べなくてもなんとかなってるからこのままでいいかなとすら思っている。
そう思って夜に忍者のように飛び回っていると老人を発見した。
ここは初めて行くエリアだったけど人里が近いのかもしれないな。
とりあえず、話を聞いて見るとするか。
現代の日本語が通じるか不明だけどなんとかなるだろ。
「どうしてここにいるのかな?」
「口減らしじゃよ」
「なるほど、ここはどこの国かな、元号は知ってる?」
「知らんのか、静岡で大正4年だ」
「なるほど静岡で大正4年ね。」
「私は鬼であなたを食べたいと思ってるんだ。一応聞くけど殺していい?」
「鬼とはな、かまわんよ。代わりと言ってはなんだが願いを聞いてくれるか?」
「近くの里に手を出さんでほしい、あそこにはわしの息子や孫がいるんじゃ」
「いいよー。じゃあ、殺すね」
そう言って老人の首を手刀できる。斬ると言うより力で無理やりといった感じだね。
とりあえず、老人の首と胴体を持って洞窟まで戻ることにした。
食べたくない部分を除いて食べてみた。
対しておいしくはないけど、なんか力がみなぎる感じがするな。
それにしてもここが静岡で大正4年とはね。
湖があるから富士の山付近で今が原作の途中かもね。
アニメで手鬼が騒いでた印象がある。
でも、騒いでたのは大正2年だった気もする。
どっちだっけ?
どっちにしても原作の時期だから今から力をつければ鬼舞辻無惨が死ぬあたりでいい感じの力がつくはず。
そうなると引きこもりもやめて人間と同族を食べますか。
夜まで待ってから森を移動していると里を見つけた。
あれが爺さんが言っていた里かな?
あかりがもれている家で街への道を聞こうかな。
「ごめんください」
「はい、どちらさまですか?」
男の人が警戒しながら出てきた。
当たり前だな。夜に人が尋ねてきたら普通は警戒する。
「街への道を教えていただければと思いまして」
「そこの道をずっと行くとつきますよ」
「ありがとうございました。それでは」
あの道を行けばいいのか。
そう聞いて昔よりはるかに早くなった足で夜道をかけて行く。