鬼に転生   作:たこやき鍋

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血鬼術 蔓蓮華・鎌鼬:数は多くないが高速の蔓が鎌鼬を発生させながら攻撃する血鬼術
血鬼術 極・炎陽凍土:周囲の温度を短時間で灼熱と極寒に変化させる血鬼術
血鬼術 樹海降誕・牢:対象の全方向から氷の植物を発生させて最終的に捕らえる血鬼術
血鬼術 調律:経絡を通して、意識記憶、無意識記憶を読み取る血鬼術


調律

鬼殺隊のとの戦いはなかなかためになったな。

食事も途中で邪魔されたとはいえ、十分食べた後だったからいい経験になったな。

それに戦いの中でまた新しい血鬼術の使い方も思いついたし、問題ない。

 

あれからはまた長い間山にこもって鍛錬をしていたけど、鬼の精神構造は本当に永遠の時間に向いているね。

やりたいことがいつまでも続けられる。

 

まぁそれはいいとして、また血鬼術も試してみたい頃合いだ。

呼吸ももう少し学んでいきたい。

それに前は鬼舞辻無惨が死ぬまでゆっくりしようと思ってたけど、そこまでいくと強い鬼たちが鬼殺隊にやられてしまう。

それは俺の強化に影響がやっぱりあるよね。

鬼にとって鬼舞辻無惨の呪いは死活問題だけど、血鬼術で細胞の性質を変化させたらそれも解けたから問題ないな。

 

それじゃまた移動しますか。

 

 

——街------

 

この街は前回の街より大きいからここでしばらく食事してれば鬼殺隊とか呪いを解かれたことに気づいた鬼舞辻無惨が鬼を派遣してくるはず。

それまで好きに食事でもしてますか。

食事も前よりもずっと効率化してるから1人を食べるのも簡単だ。

体を変化させて食べやすい形にすればいいからね。

 

 

そうして夜の街で数日食事をしていると、またもや人間が走ってくる感覚がする。

食事をした道を通って真っ直ぐこっちに来ているね。

この早さと足音からすると普通の人間よりも圧倒的に強いから鬼殺隊だね。

さてどんな人が来るのかな?

 

「やっと来たみたいだね、1人かな?」

 

「…….」

 

だんまりか。

確か水柱だった人だね。

名前は覚えてないけど無口な人だった気がする。

好きな食べ物がぶり大根だったか鮭大根だったはず。

どうでもいいことは覚えてるんだよね。

 

とりあえず、柱なら最初から手加減なしで行きますか。

今回は刀も血鬼術も特製のだ。

刀を振り蔓を発生させる。

【血鬼術 蔓蓮華・鎌鼬】

 

【水の呼吸 拾壱ノ型 凪】

 

【水の呼吸 壱ノ型 水面斬り】

 

蔓と人をたやすく切り裂く風が一瞬で霧散するとは。

すさまじい呼吸だね。

呼吸の使い方も前の剣士よりも洗練されている。

それに呼吸を出してからすでに俺の目の前まで迫っている。

もう刀では間に合わない。

だからこそこれがある。

 

【血鬼術 極・炎陽凍土】

 

水柱が首を切ろうとした寸前で強烈な熱風が襲った。

距離を取ろうとした瞬間には周囲一帯が氷つき足凍って地面にくっつきそうになる。

そう判断した水柱は次の手を打つ。

 

【水の呼吸 玖ノ型 水流飛沫・乱】

 

足が凍る前に次の場所へと足を写し、残像を残すほどで鬼へと迫る。

技を繰り出そうとした瞬間に強烈な熱風が発生し、呼吸をみだす。

あまりに高温になった空気は肺を痛めつけていた。

呼吸が乱れ動きが遅くなった瞬間にまた空気は急激に冷え、だんだんと対応ができなくなって行った。

 

水柱が近付こうとすれば熱風が発生し、距離をとれば凍えてしまう。

水柱は鬼の血気術の前に1人では倒せないことをわかりながらも戦うしかなかった。

この鬼を逃せばまた大勢の犠牲者が出てしまう。

鬼殺隊として退くことはできなかった。

 

「これくらいでいいだろう」

 

【血鬼術 樹海降誕・牢】

 

鬼が血鬼術を使えば水柱の周り全方向から氷の植物が発生し、逃げ場を塞ぐように現れる。

先ほどよりも空気は一層冷え、全身の震えが止まらなくなる。

 

【水の呼吸 拾ノ型 生生流転】

 

呼吸で退路を確保すべく破壊をこころみるが何重にもかなさった太い根は壊しても外を閉ざしていた。

加えて細い植物の根が手足を拘束するように発生し、冷たい空気で呼吸が困難になりもはや逃げることはできなくなっていた。

ついに動きが取れなくなり、水柱は死を悟っていた。

氷の壁となった植物から鬼が現れ、水柱は自分の無力さを悔やんでいた。

もうここで終わりだと思いながらも鴉が残ったものにこの鬼のことを伝えている。

そう考え、昔を思いだしていた。

 

「すばらしい呼吸でしたね。安心してください殺すことはないので」

 

殺さないのは別に情けとかではなく、人間の可能性を潰すことをしたくないからだ。

鬼に勝つために人は、呼吸を生み出し日輪刀を作り上げた。

鬼がいなければどちらもなかったものだ。

 

「…..どういうつもりだ」

 

「さぁ? 知る必要はないですよ」

 

 

【血鬼術 調律】

 

なるほど、呼吸はこのようにして使用するのか。

呼吸の仕方を思いついたやつはすさまじい人間だな。

柱レベルの呼吸の経験を学べるのは運がいいとしかいえない。

 

 

水柱は鬼が突然うなじに触れてきたときにはついに終わりかと思ったが、意外にも殺されることはなく。

鬼は目を瞑ってすさまじい集中力で何かをしていた。

水柱がどんなに動こうとも気に留めにずひらすら何かに集中をしている。

 

 

やがて鬼がうなじから離し、周りの氷の植物を消すと屋根に飛び乗りどこかへと行ってしまった。

なにが起こったのかわからず、なぜ殺されなかったのかもわからず氷が溶けるまでどうすることもできなかった。

 

 

 

 

 

 

---とある山奥----

 

【水の呼吸 壱ノ型 水面斬り】

 

なるほど、力任せに振るうよりも圧倒的に効率的だ。

鬼ならば人間が行えないレベルの呼吸も容易に行える。

たとえ肺が出血しようとも気にせず、使い続けることができる。

 

これでまた私はひとつ前へと進んだな。




 鬼はただのチートですね。
 物語の主人公は基本的にチートなので問題ないです(錯乱)
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