第零世代神機使いが行く!   作:さくさくルミナ

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前回のあらすじ

カムラン「俺様登場☆弱い者イジメするぜ!」

主「お呼びではない。はい、バリアー」

カムラン「はい、砂埃ぃ!」

主「目がぁぁ!!(攻撃)」
 
カムラン「目がぁぁぁぁ!!!(頭粉砕)」

ユウ「お姉様カッコいい!」

ソーマ「・・・めちゃくちゃだな」

こんな感じ。



お風呂なら釣られるよね、だってこのご時世だもの

「・・・お前な、そういう特異な武器を使うなら始めから伝えておけ!私でも全てを理解しているわけではないのだぞ!」

 

 

・・・なんで私は怒られているのだろう。突然の襲来に対し、被害無く撃退したというのに。いや、勿論それとこれは関係はないとは思うんだけれども。

 

 

「私ツバキさんにちゃんと言いましたよね?ちょっと特殊仕様にしてもらってるって」

「・・・あの変形は少しと言っていいのか?そもそも──いや、私にも非はあるか。すまない、謝ろう」

 

 

え、あの暴君のツバキさん(噂では)を相手に謝らせたの、私!?しかもまだ初日だよ!

 

 

「いえいえ、いいんですよ。ツバキさん。上官殿、それもツバキさんほどとなると忙しさも尋常じゃありませんもんね」

 

 

内心は不満だらけだが口だけは良いように言っておくのがポイントだ。好感度を上げて上官に依怙贔屓えこひいきして貰えればそれはそのまま生存率へと直結するのだ。何故かって?危ない任務が任されないようになるからだ。

 

 

「いや、ここ最近は忙しくなかったんだがな。20歳以下の第零世代神機使いと聞いて調べる気力が湧かなかった」

「非があり過ぎでしょ!?ただの怠慢!」

「上官を敬おうか、椎名?」

「申し訳ありませんでしたぁ!」

 

 

上官の立場強すぎぃ!この人の好感度上げられそうにないよ、私!

 

 

「それはそうと椎名。支部長が呼んでいたぞ。なるべく早く行った方が良いだろうな」

 

 

よくわからない茶番をしてた貴方がそれを言いますかねぇ!?

 

 

「・・・了解です、ツバキさん」

 

 

我慢出来る子。私偉い!

 

 

「最も、説教するよりも大分前の話だからもう随分と経っているんだがな」

「くそったれぇ!」

 

 

ツバキさん一応真面目な人って聞いてたんだけどな!全然真面目じゃないじゃん。権力を振りかざすダメ上官だよ!

しかし、ツバキさんの言う通りならば本当に急がないとヤバい。

支部長に嫌われる程絶望的な未来は存在しないのだ。故に私は全力で下の階へと行くエレベーターのボタンをプッシュしまくった。

 

 

 

 

 

◇◇◇◇◇

 

 

 

 

 

「姉さん、しないような悪戯してどうしたんだ?」

 

 

何やらエントランスが騒がしいと見に来てみれば真面目な姉さんツバキが例の零世代神器使いをイジって笑っていたのだ。

普段やらないような行為に俺が目を引くのもしょうがないというやつだ。

 

 

「リンドウ・・・いたのか。・・・なに、ちょっとした遊び心というやつだ。──昔のリンドウに少し似ていてな」

「俺に?どうだったか・・・。俺はあんなにはしゃぐようなやつでしたっけ?」

 

 

確かに俺は普段おちゃらけてるようなやつだと自覚はしているが、それは部下とのコミュニケーションの1種であって算段無しにふざけるような事はしない。故に姉さんの言葉は理解に苦しむ。

 

 

「まぁ、本当に幼い頃だったけどな。あの時のお前は可愛げがあって良かったよ」

「あれ、今は可愛げないってことですかね?」

「オッサンになったお前を可愛いだなんて口が裂けても言えないな」

「はは、でしょうね、俺ももう姉さんが可愛いだなんて口が裂けても「最近プロレスにハマっているんだがリンドウ、ちょっと相手してくれな」美人って言いたかったんだなぁ、これが!」

「・・・ともかく、アイツは危なっかしい所があるからしっかり見ておいてくれよ、リンドウ」

「──了解です、姉さん」

 

 

イジらずに始めからそう言えばいいのに。全く、お人好しで素直じゃない姉さんだ。

 

 

「それとリンドウ、ここではその名で呼ぶな」

「へーい」

 

そういやそうだった。

頭を掻きながら俺は笑った。

 

 

 

 

 

◇◇◇◇◇

 

 

 

 

 

「ふむ・・・予想より726秒も遅い。でもよく来たね『零世代』君」

 

 

・・・お、怒ってない?怒ってないかな?でもなんでそんな秒数測ってるの?こわいよ。あれですか、君達がなんちゃらするまでに何秒掛かりましたとか言っちゃう系の人?

 

 

「私はペイラー・サカキ。アラガミ技術開発の統括責任者だ。以後君とはよく顔を合わせることになると思うけどよろしく頼むよ」

「も、勿論誠心誠意頑張らさせて頂きます!」

 

 

こ、これはあれか!私は偉い人なんだ。その私を待たせるとはどういう事かねぇ?ま、長い付き合いなんだ。仲良くしようじゃないか(ニッコリ)というやつか!

 

 

「さて、と。私の方は準備は完了しているが・・・ヨハン、先に君の用事を済ませたらどうだい?」

「勿論そのつもりだ。君の用事は長いからね」

 

 

長いんですか・・・。もしかしてずっと立っていないと駄目なんだろうか?早く部屋に戻ってベッドでスヤァしたい。

 

 

「まずは、長旅及び初任務ご苦労だった。私はヨハネス・フォン・シックザール。この地域のフェンリル支部を統括している」

「勿体無いお言葉です。ありがとうございます」

「ふっ、さて、ここからが本題だ」

 

 

あっ、こっちも長そう。

実際、長々とフェンリルの目標やら理念やらを小1時間ほど語られたのであった。

 

 

 

 

 

◇◇◇◇◇

 

 

 

 

 

「と、こんな感じなのだが。何か質問はあるかね?」

「と、特にはなにも」

「ふむ、まぁ君は転属でこちらに来たからね。大体のことは知っているだろう」

 

 

・・・じゃあなぜよく分からない歴史とか話したんだ。昨日まで野宿でろくに寝れてないからおふぅとんinしたいんだけど。

 

 

「あ、でも少し気になったのが」

「何かね?」

「私がこちらに来る時にヘリから落とされたり異様にアラガミの数が多かったりと不可解なことが多々あったのですが、何か知らないでしょうか?」

 

 

案外深刻な問題かもしれない。ヘリから落とされたのはただ許すまじで済むけど、アラガミの増勢はゴッドイーターへの負担及び市民への危険が付きまとってくる。

 

 

「ああ、あれは私が用意した」

「・・・ふぇ?」

「私が落とすように命令し、誘導フェロモンでアラガミを呼び寄せていた」

「・・・なんふぇ?」

「つまりは君の実力が知りたかったんだ。すまないね」

 

 

──するってぇと。

 

 

「支部長が犯人だったんですか!?」

「そういう事になるな」

「は、はは・・・。あの地獄のような2日間は仕組まれていたんだ・・・支部長によって・・・はは、だめよ、亜花梨・・・右手・・・収まりなさい。今ここで手を出したら人生詰むから。我慢、我慢よ・・・私」

「聞こえてるよ、亜花梨君」

「──はひ!あ、安心してください、手は出しません!」

「そうあってほしいね。ああ、それにあれほどまでのアラガミと戦闘したのだ。あれはこちらで緊急任務として処理させてもらうよ」

 

 

・・・お?つまりは休日出勤手当てみたいのが貰えるんですかね?実はブラックではない?ここ。

 

 

「普通ならfc(フェンリルクレジット)やチケットの配布なんだが・・・君はそういうのは既に捨てるほどありそうだからね。ふむ」

 

 

ですね、こちらも10年働いてますから。今から退職しても案外死ぬまで食っていけそうなくらいの額はあるからあまり要らないです。

 

 

「そうだね、希少な風呂チケットはどうかな?毎度オークション制で手に入り難い代物だが」

「お、お風呂があるんですか!」

 

 

支部長の机をバァンと叩きそうな勢いで前のめりのなる。

隣で作業していたサカキ博士が驚いてビクッとなっていた。

・・・あ、感情的になり過ぎた。

 

 

「ふふ・・・気に入ってくれると思ったよ。それに期待しておくといい、極東の風呂は素晴らしいからね」

「おお・・・ぐ、具体的にどのような感じで!」

 

 

私が前居た支部では1人用の風呂で四方約2m位の部屋の中に湯船とシャワーが備え付けられていた。30分間だけだったがお湯も出し放題で最高のひと時だった。あれがここでも味わえるというのならこれからもやっていけそうである。

 

 

「まず、1人用でなく大人数で入るタイプだ。だから溢れ返らないようにいくつか湯船がある。シャワーは勿論別で、これも複数用意してあるよ。基本的に大人数だからその他備品も複数用意してあるから安心してくれ」

 

 

・・・つまり、小さいお風呂の中にぎゅうぎゅうに詰め込まれてゆっくり出来ず、シャワーを浴びる時も裸の状態で長々と順番待ちしないといけないってことですかね・・・?え。なにそれ、そんなのお風呂じゃない。

 

 

「ヨハン、君は説明下手だね?」

「うるさいぞ、ペイラー」

「亜花梨君、心配しないでいい。つまりは大人数で楽しく入ろうってことだ。窮屈とかそういう心配はないから大丈夫だよ」

「・・・はぁ」

 

 

残念ながら私の耳にはほとんど届いていない。唯一の聖域が安らげない可能性が浮上しているのだ。

もうダメだ。ここでやっていけないかもしれない。

 

 

「今日にでも支給しておくから入るといい、 ・・・じゃあ私は失礼するよ。ペイラー、あとはよろしく。終わったらデータを送っておいてくれ」

「わかったよ、ヨハン」

 

 

出ていく支部長に片手で手を振るサカキ博士。結構フレンドリーな関係そうだけど、何でだろうか?まぁ、私には関係ないことだ。

 

 

「よし、それじゃあ私の用事の番だね。亜花梨君、そこのベッドに横になってもらえるかな?」

「あっ、はい」

 

 

ベッドで横になれるのか。寝てしまいそうだけど大丈夫だろうか?

 

 

「少しの間眠くなると思うが心配しないでいいよ。次目が覚める時は自分の部屋だ」

「分かりまし・・・、サカキ博士?それは?」

 

 

あまり看破できないほどデカい注射器が見えるんだけど。

 

 

「ああ、ただの麻酔だよ。あまり動かれると正しい数値がでないからね」

 

 

眠くなるんじゃなくて眠らされるんじゃないですかー、やだー。・・・という冗談は置いといて。それ大丈夫なんですかね?結構太いよ?

 

 

「あのぉ、私眠いんで麻酔なくても寝ちゃって動かなくなると思うから要らないかなーって思うんですけど・・・」

「そうか、でもすまないね。それでも動くと困るから念のためやらせてもらうよ」

「あう・・・」

「大丈夫、戦士の束の間の休息というやつだ」

 

 

そんな休息はいやだ。

 

 

「予定では10800秒だ。ゆっくりおやすみ」

「待って!心の準備が・・・あぅ!」

 

 

躊躇なくざっくりといかれた。

瞬間、瞼が異常に重くなり、それに耐えられなくなった私は意識を闇に落とした。

 

 

 

 

 

◇◇◇◇◇

 

 

 

 

 

「・・・ねぇ?なん・・・で」

「違う・・・違・・・う、わた、しだって・・・・・・なんかじゃ・・・」

「なんで・・・見捨てたの・・・」

 

 

 

燃え盛る炎、包まれる家、人。踏み潰すアラガミ、踏み潰される人。喰うアラガミ、喰われる人。喰われる家族、睨むアラガミ、逃げる私。来ないゴッドイーター、来るアラガミ。喰われるアラガミ、喰うアラガミ。紫のアラガミ、逃げるアラガミ。笑うアラガミ、怯える私。突き刺すアラガミ、刺される私。喰うアラガミ、喰われる私。去るアラガミ、倒れる私。

 

 

 

「違う・・・違う。私のせいじゃ・・・わた・・・わたしわた・・・た・・・ちが、ちがうちがうちががちちがうちがうぢぐうちがうちがうちがうぢがううちがちがうぢかうちがうちがうちがう・・・・・・ぁ」

 

 

しぬんだ。

 

 

「いや・・・いやいやいやいやいやいやいああああぁぁあぁあぁぁあアラガミイヤイヤいやああいやいやいやぁぁあこないでこないでこないでこないでくだざいごないで」

 

 

そうして懇願する彼女にアラガミは近づき。

 

 

「私が・・・ゴッドイーターだったら良かったのに」

 

 

躊躇無く刺しましたとさ。

 

 

 

 

 

「────ぁああ!・・・・・・な・・・なん、だ。夢・・・か」

 

 

びっくりさせないでよ。私が死ぬ夢なんて・・・。あんまりもうよく覚えてないけど・・・。

私はゴッドイーター。一般人なんかじゃない。弱くなくなんてない。人々を守り、アラガミを倒す存在。

もう10年も倒してきたんだ。今更何が来ても怖くない。

じゃあ、このビッショリな汗はなに?・・・当然だ。ゴッドイーターじゃない私が喰われる夢を見たんだ。でも私はゴッドイーター。夢は所詮夢。

 

 

「うん、とりあえずお風呂に入ろうかな。汗流したいし」

 

 

・・・あ、でも窮屈な風呂だった・・・。もういいや、さっさと入ってさっさと出よう。

若干諦めの思想の中、下着と寝間着を手に私は部屋から出た。

 

 

 

 

 

「──ふぅああぁ・・・」

 

 

湯がたっぷりと入っているお風呂に肩まで浸かって更に足まで目一杯伸ばして私はくつろいでいた。

10人入っても問題なさそうなほど広いキャパを持つここにいるのは現在私だけだ。

 

 

「さいこぉぉ・・・。もう社畜でもいい、ここのお風呂が味わえるなら・・・」

 

 

全く、数分前の私をぶん殴ってやりたい。何が窮屈なお風呂だ。むしろ広すぎて泳ぎたくなるよ!・・・流石にやりはしないけど。

いや、でも支部長も言い方がいけないよね?何が大人数で入るタイプだ。大人数で入らないといけないかと思ったよ。各々が自由に入っていいのならもう少し別の言い方があったんじゃないのかなと思う。

 

 

「でももういいや。そんなことは忘れてこれを堪能しまくるんだ」

 

 

ちゃぷ、と僅かに音を立てて腕を引き上げる。

 

温泉ではない筈なのに、なんとなく肌がスベスベになったような気がする。

 

 

「ふへへぇ・・・全身浸かれば全部綺麗になるかな?」

 

 

なわけないか。と自問自答しながら漂っている髪をいじってみる。

手入れは欠かさずしているため艶やかとしているが、お風呂にすらなかなか入れないこの御時世では女の子の中でも実はかなり珍しいのだ。

 

 

髪は命だからね!こだわり抜くのは当たり前だよね!

 

 

勿論トリートメントも自分のを持参している。お風呂に常備しているやつは使わない。あれはただ髪の毛の汚れを落とすだけだから。

 

 

「・・・毛先整えようかなぁ。ちょっと傷んでるし」

 

 

こればっかりは仕方がない。毛先は1番古い毛の部分だし、何よりゴッドイーターという傷つきやすい仕事をしているのだから。

 

 

「だからローリング回避なんてしたくないんだよねぇ」

 

 

いや、ステップ回避よりも効果的な場面があるのは知っているけどね?そういう場面になっちゃったら迷わず使いますけどね?

ただやっぱり地面で髪を擦るのって傷むじゃん。

 

 

「髪の毛纏めて、アリサみたいに帽子被れば結構保護出来るかなぁ?」

 

 

そうすれば、完全防御だ。ただし1度に限る。落ちるだろうし。むしろなんでアリサが戦闘中に何度もローリングしてるのに落ちないのか気になる。

下乳が常に見えているのにどんなに激しく動いても肝心な所は見えないのもそこら辺の所以だろうか?

ただし、パンツ。アンタは別だ。

避けたり跳んだ時にチラッチラッしてたよ。おかげでコウタさんがガン見してたし。気持ちがわからないこともないけどね。

 

 

・・・それにしても今日は災難だった。支部長のせいでクタクタになりながら極東に着いたというのにそこから速攻で任務に行かされて、挙句の果てには新人守りながらボルグ・カムランと戦わされるのだから。

・・・ん?

 

 

「──あぁああぁあああ!!」

 

 

そういえばボルグ・カムラン分の報酬貰ってない!大型だからかなりの報酬貰えるはずなのに!

くそ、支部長あえて話題に出さなかったな!

 

 

『非常事態発生! 非常事態発生!アラガミ防壁が突破されました!防衛班、及び第1部隊は出撃願います!区間は『4-5地区』です!』

 

 

「あぁああぁあああ!!?」

 

 

お風呂に入ってるっていうのに呼び出されたぁ!ていうか髪とか洗ってない!

 

 

とはいっても緊急出撃は絶対命令だ。

それにあそこら辺の地区は商業区と民間区が入り乱れている所だったはず。早急に対処しなくては──。

 

 

「明日からの食卓に影響がでるっっ!」

 

 

こっちに来たばかりで食事制限掛かるとか冗談にならない。

それ故に私は持参していた物をパッとまとめて風呂場をあとにする。

不本意だが、仕方なく身体を濡らしたまま服を着る。 べっとりとした感覚に不快感を感じるが残念ながらそれどころではない。

緊急警報から僅か1分足らずで着替え終えた私は更衣室を出た──所で。

 

 

「あ、支部長!」

「・・・ん・・・?なぜ君がここに・・・いや、何でもない。で、緊急警報が鳴っているのになぜこんな所いるのね?」

「直前までお風呂に入っていましたからね・・・入るといいって言ったのも支部長ですよ」

「そうか、それはすまなかった。だが、緊急の任務だからね。もちろん行ってくれるよね?」

「それはもちろんですよ。──ただし!」

「・・・なんだね?」

「今回のお風呂チケットは無効で!あとでもう一度入らせてください!」

「・・・・・・わかった」

 

 

なんで、そんな呆然とした眼差しでこっちを見てくるの?この私にそんな事を言ったのは君が初めてだよ。なんて表情なの?

しかしそこで食い下がる私ではないのだ!

 

 

「あと、ちゃんとボルグ・カムランの報酬も下さいね!戦った1匹分でいいですから!」

「・・・ああ」

 

 

よっし、これでサビ残にならずにすんだ!

どこか諦めたような支部長だけど、そんな事は関係ないかのように『これから叩くアラガミの分も忘れないでくださいねぇ!』というのも忘れない。

全てを言い切ってスッキリした私はアラガミを討伐すべく軽やかになった脚をエントランスホールへと向ける。

凄い人が来ましたねぇ・・・と苦笑いしていたお風呂の受付嬢の声は既に私には聞こえなかった。

 

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