日本国召喚 平行世界の日本と共に! 休載中   作: 宵月醍醐

3 / 4
どもこんにちは
お気に入り登録8件増えました。
評価もありがとうございます。
感謝です!
今日、8/15戦争で亡くなった方たちに黙祷を…
さて、3話目だよ……
一回書いたけど、間違って昨日消去しちゃったから急いで書き直したよ。
くそ疲れた…
今回は短いけど、まぁ楽しんでいってください!

2021.6/6 一部修正


003 今度こそ、異世界との接触

 平成27年1月18日

 

 先日接触した日本と帝国(大日本帝国)は、友好条約を結ぶことで合意したが、条約締結には、時間がかかるため、ひとまずは協定ー代表者の名前を取り、朝田ー天宮協定ーを結び、共同して活動することにした。

 

 朝田ー天宮協定

 

 1,日本国と大日本帝国は、国交締結に向けて国内に働きかける。

 2,日本国自衛隊と大日本帝国軍は、共同して周辺の状況を調査する。

 3,新世界国家と接触(contact)する際は、共同で行う。

 

 

 平成27年1月23日

 

 この協定にしたがって海上自衛隊と大日本帝国海軍は、南方に発見された大陸へ外交官を伴いながら向かっていた。

 空母(ヘリ空母)1隻、戦艦1隻、巡洋艦2隻、大型駆逐艦(汎用型護衛艦)4隻という艦隊が大陸へ向かっていったが、接触することはできるのだろうか? 

 

 

 

 

 中央暦1639年1月27日 

 マイハーク港沖合約60km

 

 クワ・トイネ公国の最新鋭艦である軍船『ピーマ』は、漁船から通報のあった海域へ向かっていた。

 帆をいっぱいに張り、風を受けてオールも合わせて漕ぐという方法で現在出しうる最大速度7ノットで海域に向かっていた。

 船上では、戦闘態勢が整えられていた。鎧をまとい、剣を帯剣した者、矢避けの盾を甲板に立て、最新鋭の大型弩弓(バリスタ)の動作確認をしている者もいた。

 目的の海域にたどり着いたとき、船長をはじめとする船の幹部たちは最新鋭の装備が揃い、公国軍精鋭が揃っているにも関わらず顔色が悪くなっていった。

 彼らは気づいた。

 不審船に近づけども近づけども、たどり着かない理由(わけ)を……

 不審船は、我々の常識で測りきれる大きさではないことを

 しかし、気がつかない愚か者もいた。

 

「船長、あのでかいだけの不審船は我々の最新鋭の装備に恐れをなして停船したようだ。即刻、臨検を実行すべきと具申する!」

 

 貴族出身の若手士官が船長に意見具申した。

 意見具申と言いつつ上から目線だが。

 

「……ちっ、海のことを何も知らん小僧(貴族のボンボン)が何を言いやがる!」

 

「船長に向かってなんて口を聞くんだ……」

 

 航海長や副長が若手士官に対し、嫌みを言う。

 

「ふん、私に逆らえば貴様らなぞ辺境に飛ばしてやる」

 

 若手士官は、怒りの沸点が低いようで副長らにたいして喧嘩腰になっていた。

 

 にらみ合いが続き、殴り合いが始まりそうになったが、見張り員の報告によって事態は終息した。

 

「奥にもう一隻大型船……いや、超大型船がいます! 棒のようなものがこちらを向いています!」

 

「どけっ! 俺が直接見る」

 

 ここまで若手士官を相手にせず、不審船に対する行動を考えていた船長が見張り員から、望遠鏡を焦った顔で奪い取り超大型船の様子を覗きこんだ。

 

 その超大型船(金剛型戦艦)灰色の巨大な城と煙突が中央に見え、その前後に巨大な山が二つあり、そこから2本ずつ巨大な棒が飛び出ていた。

 

「まさかあれは……」

 

 船長の脳裏には、かつて見習い士官の頃訪れた、第三文明圏列強パーパルディア皇国で見かけた世界最強の国神聖ミリシアル帝国軍艦の姿が浮かび上がっていた。

 

 ーあの山のようなところから棒が飛び出ているのはおそらく回転式砲塔だろう。今、私の目の前に存在する船の砲の大きさはミリシアル帝国のものと同じくらいに見える。だが、ミリシアルやムーの船とは設計が違う気がする。……つまり、ミリシアルやムーと同等の力がある別の国の船か? ー

 

 その軍艦について素早く考察した船長は、即座に命令を出した。

 

大型弩弓(バリスタ)ひとつ動かすなよ! 相手を刺激するな。見張り員、国旗を確認したらすぐに伝えろ」

 

「了解です」

 

「はっ、国旗を視認次第お伝えします」

 

 航海長や副長もすぐさま持ち場に戻り、作業を行っていたが、若手士官はその場で顔を背けて震えていた。

 

「貴様っ!今すぐ持ち場につけ!」

 

 船長は怒鳴り付けたが、若手仕官はその場から動かなかった。と、思えばいきなり顔をあげ、唾を飛ばしながら怒鳴り出した。

 

「貴族である私の言うことを聞かないとは、どう言うことだ!」

 

 若手仕官は怒りで赤くなった顔を震わせながら、拳を振り上げ、船長に向かって怒鳴り殴ろうとしたが、すぐさま甲板員に押さえつけられた。船長は若手士官を汚物を見るかのように見下しながら、副長へ命令を下した。

 

「副長、この命令違反者を独房に叩き込んどけ!」

 

 何を命じられるのかと怪訝な顔をしていた副長は、命令を聞いたとたんに、いきいきとした表情に代わり、自ら若手士官を甲板員と共に連行していった。

 

「貴族のボンボンが……」

 

 船長は、若手士官の喚きなど聞こえないかのように一言愚痴ると再び望遠鏡を覗き込んだ。

 

 先程の船の後ろに少し小さいサイズの船(妙高型重巡洋艦)が2隻見え、また、城のような船と同じぐらいの大きさの平べったい船も1隻見えた。小さいとは言ってもどちらもこの『ピーマ』より大きく、平べったい船以外は大きさは違えど、砲塔をつけていた。

 

「あんな船を作れる国がこの第三文明圏にあるのだろうか……」

 

「船長っ! 国旗は、見たことないやつださ。白地に赤い丸が見えるださ。あと、軍旗? ぽいのは国旗から赤い線が放射状に延びているようださ」

 

不審船について考えていた船長へ、訛りと方言が出ている見張り員が、国旗や軍旗について報告をした。

 

 ーどちらの旗も見たことがない? うちの船の連中は、新鋭船だから精鋭揃いだ。見間違えるはずがない。……ということは新興国の船か。外交案件だとしたらめんどくさいが慎重に行動せねばなー

 

 船長は考察を終え、指示を素早く出していく。

 

「新興国の船の可能性が高い。臨検隊は、私自ら率いる。副長、船の指揮を頼むぞ! 相手が攻撃しない限り絶対に反撃するな。通信長、本部へ電文を送っとけ!内容は任せる」

 

 艦長は、そう指示し、相手の大型船の中でも平べったい船(護衛艦『いずも』)へ近付くように指示を出した。

 

 平べったい船の上からは、何人もの人が手をこちらに振っているのが見えた。私は、敵意はないのだろうと踏んだ。

 あと、光るもの(探照灯)を点けたり消したりしていた。どういう意味があるのかは知らんが。

 

「通信長、不審船に魔信は通じたか?」

 

「いえ、通じません。故障を疑いましたが、本部には報告できているため、故障ではないかと……」

 

「あんな大きい船を作れるくせに魔信はないのか? おかしな船だなぁ」

 

 まぁ、不可解なこともあるが取り敢えずは接触するか。

 

 軍船『ピーマ』は平べったい船(護衛艦『いずも』)の誘導に従い、接舷することにした。

 

「臨検隊は、私自ら率いる。これは、外交案件になる可能性が高い。我が公国の恥とならぬように行動せよ!」

 




次はいよいよ、クワ・トイネとの接触ですね。
来週は、模試や文化祭の準備があるので投稿はお休みします。
(ストックが切れた訳じゃないからっ!)
次回は、9/5に投稿予定です。
では、また今度!

感想・意見お待ちしてます。
豆腐メンタルだから、あまりきつく言わないでくれるとありがたいです。
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。