今回は、短いですが楽しんでください。
10/26誤字報告ありがとうございます。
──そのとき、私は生涯の中でこれ以上驚愕することはないだろうと思った。しかし、このときが最大の驚きではなかった。そう、驚きの始まりであったのだ。──
異世界との出会いー序章より抜粋ー著者 ミドリ・グラウバー
バリー二等水兵は、ミドリ船長自ら率いる臨検隊の一員として
バリーは、木製ではなく鋼鉄の船体や、
「なんなんだこの船は! 鉄でできているだけでなく床が動くなんてな」
バリーは、同僚のグラーツ二等水兵に興奮のまま話しかけた。
「グラーツ、こんなすごい船に乗れるなんて俺たちラッキーだな! 船に残った連中に自慢できるぞ!」
「……そうだな……」
グラーツは、バリーほど興奮していなかったが造船学を少しばかり学んだことがあったので、表面はともかく内心は、かなり興奮し、動揺もしていた。
(なんだ、この船は! 魔法技術を使わずに作っているのか、魔法陣や魔力計器が存在していない。しかし、あの列強以外の国が、魔法を使わずにこんな巨大な船を作れるとも思えんし……。いったいどんな技術を持っているのか楽しみだ!)
こうして、臨検隊の面々が様々な思いを抱いているなか船長のミドリはこの艦の代表と思われる人物たちと会談しようとしていた。
(落ち着け、おそらく初めて接触する国の連中だ。公国軍人として失礼の無いように、かつ、公国の誇りをもって接触せねばならん。ここで問題を起こして、戦にでもなったら我が公国に勝ち目はないかもしれん。慎重に行動せねば……)
ミドリは、内面の動揺を表面上は抑え、笑顔を保ちながら黒い服を着た二人の人物の元へと近寄って行った。
その二人からは、動揺しているのがバレバレであったが。
「我々はクワ・トイネ公国海軍です。この先は我が国の領海で……」
結局、ミドリはすべてを言うことはできなかった。
「言葉が通じるぞ!?」
黒服の二人が飛びあがって喜んでいることに、話しかけずらくなったミドリは、二人が落ち着くまで待つ羽目になった。
とは、言ってもカップラーメンもできないほどの時間だったが……。
「いや~、先程は見苦しい姿をお見せして申し訳ない」
ようやく落ち着いたらしい、黒服の……いや、外交官の二人が話しかけてきた。
「い、いえ、大丈夫です。それで、お二人は一体?」
二人のうち、黒淵メガネをかけている方が前に出て、きれいに腰を曲げ挨拶してきた。
「私は、日本国外務省の外交官、朝田と申します。これからよろしくお願いします」
朝田の挨拶が終わると、もう一人の男が挨拶してきた。朝田、比べると背が少し低く、この男も眼鏡を掛けていた。
「私は、大日本帝国外務省の園田と申します。よろしくお願いします」
「日本国……と大日本帝国……ですか? 失礼ながら、今まで聞いたことのない国名ですがどこにあるのでしょうか?」
「ここからおよそ、950㎞ほど北西にある島国です。あ、単位わかります?」
朝田が、答えてくれたがその方向には、小さな群島しかなかったはずだ。
こんな高度な技術を持った国ができるはずもない。
あと、何故か単位は同じだったようで、混乱はしなかった。
「ええ、単位はわかりますが……。そちらの方角に島なんて、小さいのがいくつかしか……」
ミドリが答えようとしたが、途中で園田が話を遮った。
「細かい話は、艦内で行いましょう。ここでは寒いですし」
その提案に三人は賛成し、艦内へ移動することとなった。
一体いつになったらクワ・トイネで会談が行われるのやら
次回は、もう少し早めに投稿します。
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原作より、戦闘増やすべき?
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増やすべき
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原作通りで