しかし、大掃除恒例の掃除をしたら出てきた懐かしき◯◯に足止めを食らってしまう恒例行事。
無事大掃除を終えることができるのか?
お正月を目の前にした、12月もラストスパートのとある日
書くミーディアム達はそれぞれの大掃除に悪戦苦闘していた
じゅん宅大掃除
「ほら、真紅にはこれ。雛苺はこれを頼むぞ」
「これは、はたき?何をさせる気なのだわ?」
「ヒナは雑巾なのー」
「何って大掃除だよ。1階はのりがやってくれてるから、流石に自分の部屋位はやらないと」
「じゃあ、ジュンだけでやればいいじゃない。私は忙しいのだわ」
「っ!!どうせ本読むだけだろ。3人いた方が、直ぐ終わるんだから文句言わずにてつだってくれよな」
それから数分後
「あっ・・・」
「お、おい真紅!」
「こんな所に割れ物をおくのが悪いのだわ。これじゃあ割ってください。といってるのと同じじゃない」
「開き直りやがった」
「ねぇ、じゅーん」
「どうした、雛イチゴも何か壊したのか?」
「じゅんのベットの下からこんなもの見つけたのー♪」
「!!あっ!」
「・・・穢らわしい。」
「おまえ、そういうキャラじゃなかっただろ」
「じゅん。この絵本どういう絵本なのー?」
「どういうって・・」
「のりに見せれば教えてくれるかもしれないのだわ♪」
「なんてこというんだ!真紅」
「のり~」
「まっ・・まて雛イチゴ!!」
大掃除はまだまだ始まったばかり。
果たして終わりを迎えるのはいつになるのか?
元治宅
「門松はこの位置でいいですかぁ~?」
「ああ。ありがとうな翠星石ちゃん」
「お安いご用ですぅ」
「おじいさん。しめ縄の交換終わりました」
「蒼星石ちゃんも御苦労様。あとは達磨とお札を新しい物に交換すれば大体終わりじゃのう」
「疲れたですぅ。」
「あとの交換はわしと婆さんでやるから二人はさいの神用に古いお札とかを集めてきてくれるかのぉ」
「さいの神?って何ですぅ?」
「古くなった縁起物をその地区の住民が一ヶ所に集めてきて燃やす行事らしいね」
「よく知っているのぉ。蒼星石ちゃん。」
「燃やすですぅ?なら、燃えるごみの日にまとめて出せばいいですぅ。なんでそんな面倒なことするですぅ」
「ちょっと待ってて・・・えーと、さいの神は縁起物を燃やして、今年一年無事過ごせたことを神様に感謝する行事らしいね」
「燃やすことで、神様のいる天界に感謝の気持ち。それと来年も無事すごせますようにという願いを煙にして届ける。・・・それと、そのさいの神で起こした炎でお餅やスルメを食べるとご利益があるんだって」
「本当ですぅ!じゃあ、そのさいの神?にマシュマロを持っていくですぅ♪」
「マシュマロかぁ・・・それは、どうなんだろう。持っていっていいのかなぁ?」
「餅を焼いていいなら、どんな食べ物を持っていっても大丈夫なはずですぅ。あっ!!それにビスケットにクッキーも持っていきたいですぅ♪」
「それじゃあ、さいの神に向けてもうひと働き頑張ろうかのう。二人とも」
「はーいですぅ♪」
End
メグと水銀燈の場合
「ねえメグ?そろそろ大掃除やらないと新年に間に合わなくなるわよぉ」
「大丈夫。何時もそういうことは、看護婦さん達がやっているから特にやることはないの」
「あら、そうだったの」
「でも、そうね。折角だし大掃除しちゃおうかしら♪」
「?でもさっき大掃除はしてくれたって言ってたじゃない」
「お部屋はね」
「ちょっとメグ!どうして私を抱き抱えているのかしらぁ」
「折角だから水銀燈を大掃除しようかなって」
「わたし?遠慮しておくわぁ」
「まぁまぁそういわないで♪」
「別にいいって言ってるでしょお」
「まずはブラッシング。あとは衣装の洗濯かしら?」
「ちょっと!洗濯中何を着ていればいいのよ。あれ一着しかないんだから」
「うーん。私のパジャマならあるけれど」
「・・・ちょっと、いえかなりブカブカなんだけど」
「ふふ、乾くまでちょっと我慢しててね。うーんあと何処かやってほしいところってあるかしら?」
「・・それじゃあ、あとはこれをお願いしようかしら」
「これ?あ、翼ね♪それじゃあ、ここもブラッシングしましょう」
「優しくしてちょうだいよ」
「はいはい♪」
END
次回はさいの神予定