金糸雀達はミッチャンが密かにこしらえた振り袖に身を包み初詣へと出陣する
大晦日の宴会を終え迎えた1月1日
真紅達は思い思いの朝を迎えていた
「う~昨日は呑みすぎたのだわ。頭が割れるように痛いのだわ」
「まぁ、あれだけ飲んでればそうなるわね。はい、コーヒーで良かったかしら?」
「あ、ありがとうなのだわ・・水銀燈」
「僕も一杯もらおうかな。」
2日酔い
それは酒を飲めない・飲まない者にとっては恐らく一生無縁の
そして酒が大好きな者に取っては、前日の罪が罰となり清算される戒めのイベントである。
勿論、例外的にこのイベントが発生しないヤベー奴もいる
「うーんよく寝たなの」
「かなぁ~、おはよう。昨日の夢は1かな、2かな、3金糸雀。今年も最高の1年を迎えられそうよ」
「おかしいのだわ・・あの2人は蒼星石よりハイペースで飲み進めていたはずなのに。どうしてピンピンしているのだわ」
「そういえば、かな。のりちゃんやメグちゃんはどこかしら?」
「朝御飯の準備かしら。今日は七草粥と元治特製2八蕎麦を作るっていってたかしら」
「大変、私も手伝いにいかないと。割烹着の準備お願いね」
「了解かしらミッチャン」
「割烹着って。今日日聞かない死語ねぇ」
「そう?私はエプロンより割烹着の方が日本的な響きで好きなのだわ」
「裸エプロン、裸割烹着。うん今風と古風でどちらも捨てがたいね」
「何いってるですぅ。変態石」
「そういえば、薔薇水晶とジュンの姿が見えないですぅ」
「あの2人ならうるさくて眠れないからっていって、薔薇水晶を連れて部屋にいっちゃったわよぉ」
「どうしてその事をもっと速く言わないですぅ!水銀燈」
「えっ・・えぇ。」
「こうしては居られないのだわ。」
「男女が2人、密室、7時間なにも起きないはずもないですぅ」
「こうしてはいられないのだわ。今すぐ突撃となりのジュンの部屋なのだわ」
「バズーカの準備はオッケーですぅ」
「じゃあ僕は大成功の看板でも持っていこうかな」
「馬鹿らしぃ。私はここでもう一眠りするから勝手にやって来なさいな」
ジュン寝室
昨日の酒乱達の宴会による被害者達は深い眠りについていた
「到着したのだわ」
「起こさないように静かにドアを開けるですぅ」
「なんだか、いけないことをしているみたいで興奮してきたね」
「ちょっと黙ってるですぅ!!」
「!!」
「これは、ジュン君と薔薇水晶in俺の部屋状態だね」
「野蛮ですぅ。ジュンと薔薇水晶が一つのベットで寝ているですぅ」
「あ、真紅に翠星石、蒼星石明けましておめでとう。今年もよろしく」
「うん。今年も宜しくね薔薇水晶」
「呑気に挨拶してる場合じゃないのだわ。蒼星石」
「じゅん現行犯逮捕ですぅ」
「なんだよ現行犯って」
「とぼけるなですぅ。ここでアレしてなにしてた癖にしらばっくれるきですぅ」
「朝から意味わからないことばっかり言うなぁ」
そんなこんなで暫く誤解が解けるまで紆余曲折
闘争心はリビングから届けられたお粥の香りに中和され終戦となった
「みんなーご飯よ」
「お粥とお蕎麦ができたかしらー」
「お節の海老は早い者勝ちなのー」
昨日の残り物とお蕎麦、そして七草粥
朝ご飯としては些か豪華すぎる料理の数々が勢揃いした
「いただきますかしらー」
「駅伝をみるですぅ」
「なにいってるの?元旦は朝からやってる落差が激しいお笑い番組の垂れ流しなのだわ」
「再放送アニメをみたいの」
「何でもいいから速く食べちゃいなさい。全然食器を片せないじゃなぁい」
慌ただしい朝御飯が終わり、思い出したようにミッチャンが呟く
「そうだ!真紅ちゃん達に振り袖をこしらえたのよ。カラーもちゃんと合わせたんだから」
「赤一色は目に優しくない気がするのだわ」
「見てみてジュン。ピンクのお洋服なの」
「流石金糸雀。黄色一色だけど全く違和感がないわねぇ」
「今にもチャラーンっていいそうですぅ」
「それ、オレンジと混じってないか」
「折角だからこの衣装で初売りに行きましょう」
「流石にこの衣装では・・ねぇ金糸雀?」
「行くかしら行くかしら」
「聞いた相手が悪かったのだわ」
「さあさ、善は急げ皆で出発♪」
「出発ですぅ」
「水銀燈、薔薇水晶も急ぐかしら」
「面倒くさいわねぇ。ほら、いくわよ」
「・・・」
「あー。薔薇水晶ずるいかしらー。かなも混ざるかしら」
「誰も手を繋ぐとは行ってないでしょ?本当に仕方がないわねぇ」
三が日は過ぎましたが
ネタが思い付いたため