その1 公衆電話
とある消灯時間が過ぎた病院ロビー、水銀燈は緑の電話ボックス周辺を右往左往していた。「今日こそは伝えないと真紅に」そう呟くと意を決したように身の丈ほどの受話器を持ち上げ、10円玉をいれ番号をプッシュしていく。
「はい、桜田です。」
「っ!!」
「もしもーし?もしもーし?」
一言も言葉を発することなく受話器を叩き付けた彼女はミーディアムの元へと引き返していく。どうしてもあと一歩が踏み出せないもどかしさを胸に抱きながら。
その2 流れ星(Aパート)
「どうだった?水銀燈」
彼女の問いかけに視線を落とした状態でゆっくりと左右に首を降る
「そっか。でもあのころに比べたら前進したと思うわ」
そう、お互いに歪み合いアリスゲームをしていたあの頃に比べれば目を見張る進歩があった。しかしもう少し、最後の1歩を踏み出すことは困難であった。
「あっ。見て水銀燈」
その声に視線を上げる。するとめぐは窓の外、夜空の何かを指差していた。
その指の先を追っていくと、そこには
「流れ星?あれがどうしたっていうのよ」
流れ星から視線を外し再びめぐの方を振り向く。すると両手をくみ何かを祈っている彼女がいた
「何やってるのよ」
「願い事。流れ星が落ちきる前に心のなかで願い事を3回唱えられれば、そのねがいごとが叶うの。迷信だけどね」
「そう。何を祈ったの?」
「真紅ちゃんと水銀燈がお互い素直になって仲直りできますように」
流れ星Bパート
めぐが流れ星に願いを込めていた同時刻、それぞれのミーディアム、ドールズ達も思い思いの願い事を流れ星に込めていた
ミッチャン宅
ミッチャン「かな見て!流れ星よ。3回願いを唱えるとその願いが絶対叶うわよ」
金糸雀「本当かしら?玉子焼き!玉子焼き!!玉子焼き!!!」
ミッチャン「負けてられない!今年も真紅ちゃん達ドールズと一杯スキンシップが取れますように。あっ薔薇水晶・水銀燈ちゃん達とも!!」×3
金糸雀「ミッチャン・・・成功したかしら?」
ミッチャン「もちのロンよ!!さあ2人とも願いを星に込められたし玉子焼き作りましょうか」
金糸雀「やったかシラー!願いが叶ったかしらー」
ジュン宅
のり「みて!皆流れ星よ」
雛苺「えーと、えーと。あ~消えちゃったなの~」
ジュン君「下らないあんなの迷信だよ。そう思うだろ?真紅」
真紅「クンクン探偵の懸賞が当たりますように!」×3
雛苺「真紅顔が恐いなのー」
ジュン君「お前案外こういう迷信信じるんだな」
最後までシリアスでいこうと思いましたが。
なんか作っているうちにむずむずしてきたので方針転換