ローゼンメイデンアラカルト   作:ぴちかー党

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 何時ものように一人探索に出掛けた水銀燈
 その途中でふと気になるお店を発見し・・・
(水銀燈が原作崩壊している可能性ありの為苦手な方はブラウザバックを推奨します)


水銀燈の孤高のグルメ 第1回近所のお蕎麦屋さん

 某月某日お昼と言うには遅すぎる時間。いつも通り探索をしていた彼女は気になるお店を発見する

 

水銀燈:(あら?こんなところにお蕎麦やさんなんてあったのね。折角だから今日はここにしましょう)

 

水銀燈:・・・全然店員さんが出てこないじゃない。ねぇちょっと(お客さんもいないし今日は休業日だったのかしら?)

 

お婆さん:あら、いらっしゃーい!どーぞー

 

 水銀燈の呼び掛けにワンテンポ遅れて、奥の方からしわがれた。しかしよくとおるお婆さん特有の声が聞こえてくる。

 

水銀燈:(どうぞって適当に座ってということでいいのかしら?でも4人席しかないわねぇ・・・できればカウンターか一人席があればよかったんだけど)

 

水銀燈:・・・(全然メニューを持ってこないわね。)

 

お婆さん:はい。注文が決まったら呼んでください

 

水銀燈:(これは、お水とリモコン?お水はわかるけどリモコン??)

 

水銀燈:あの、これって?それとメニューをいただきたいのだけれど

 

お婆さん:ごめんねー。うちは席ごとメニューは置いてないだよ。あそこから選んで頂戴ね。

 

 そういって、お婆さんが指差す方をみてみる。すると壁に達筆でかかれたいくつものメニューと値段が書かれた木札が貼ってあることに気付く。

 

水銀燈:(随分達筆ねこのお婆さんが書いたのかしら?)

 

お婆さん:あと、テレビはそれで勝手に好きな番組にかえてちょうだいねー。どうせこの時間帯は誰もこないから好きにくつろいでてね。

 

水銀燈:そ、そうなの。わ、わかったわぁ。(個人で経営してる店ってどこもこんな感じなのかしら?なんかフランクというか、アットホームというか・・ちょっと馴れないわね)

 

 ひとまず、メニュー選びのため壁の木札を一通りながめる

 

水銀燈:(いつも思うけれど、どうして掛け蕎麦とザル蕎麦ってザルの方が100円近く高いのかしら?そば粉の割合が違うとか、何かあるのかしら。不思議だわ)

 

水銀燈:(ふーん・・炙り鴨南蛮と小天丼のセット。あれにしましょう)ねぇ、すいませーん

 

水銀燈:・・・(全然こないじゃなぁい!!またどこかにいっちゃったの?)

 

 何度目かのセルフ呼び出しに漸く奥の方から姿を見せるお婆さんが注文を取りに来る

 

水銀燈:もしかして、夜営業の仕込み中だったかしら?変な時間に来ちゃって申しわけないわぁ

 

お婆さん:あー。違うのよー。ちょっとねいいところでね

 

水銀燈:いいところ?

 

お婆さん:丁度助さんが、黄門を出すところでねぇー

 

水銀燈:(・・・水戸黄門観てたから遅れたのね!!)そ、そう。取り敢えずあそこの炙り鴨南蛮と小天丼のセットをお願いするわぁ

 

お婆さん:はーい。結構時間が掛かるからゆっくりしててちょうだいね

 

水銀燈:まったく(それにしても手持ち無沙汰ねぇ。TVはどこもニュースばっかりで面白くないし、雑誌はちょっと趣味に合わないものばかりだし・・・今のうちにお手洗いを済ませてこようかしら)

 

お手洗いと書かれた扉をあける。するとそこには、炬燵にあたりながらTVを眺めるお爺さんが彼女を迎えた

 

水銀燈:???

 

お爺さん:いらっしゃい。お手洗いはあそこだよ

 

水銀燈:(あそこって言われても・・これもしかしなくても、家とお店のトイレを兼用で使っているっていうことよね。)

 

お爺さん:そうだ!よかったらこれ。もっていきんさい。うちでとれた蜜柑、味は保証しないけど多分旨いと思うよ

 

水銀燈:はぁ・・頂いとくわ。(お蕎麦に蜜柑?よくわからないわ)

 

水銀燈:(やっぱりこういう個人経営のお店は馴れないわねぇ。だけどチェーン店だと人混みが嫌だし)あら?

 

 お手洗いを済ませ席に戻ると、既に鴨南蛮のセットが置かれていた

 

水銀燈:(結構すごいボリュームね。お新香にこれは、白菜と昆布の漬け物かしら。それに唐揚げとコロッケ。それにお饅頭・・よくわからない組み合わせね)

 

お婆さん:さっきはごめんなさいねぇ。それおまけ、結構評判がいいのよ

 

水銀燈:あら。それじゃあ遠慮なくいただくわぁ

 

水銀燈:(天丼はいけるわねぇ。海老と大葉、インゲン、かき揚げ、ナスに蓮根・・本当にこれ小天丼なのかしら?お蕎麦は・・可もなく不可もなくかしら)

 

水銀燈:(以外に多いわね・・完全にコロッケと唐揚げが余計ね。残したら悪いからたべるけれど)御馳走様でした。ちょっとぉ!お会計お願いしたいのだけれど

 

お婆さん:はいはい。えーとお蕎麦セットだから・・あっそうだそうだ!!

 

水銀燈:?

 

お婆さん:これ、割引券。丼ものお蕎麦何でも100円引きになるから渡しとくね!!

 

水銀燈:あらそうなの。それじゃあいただいとくわぁ

 

お婆さん:えーと、ここから100円引いて

 

水銀燈:今の今使えるのね・・普通次回来店時だと思うんだけど

 

お婆さん:はい、900円ね。

 

水銀燈:大きいのしかないけど大丈夫かしら?

 

お婆さん:はい。5000円だから4100のお釣りね。あ、お嬢ちゃん忘れ物!!

 

水銀燈:(忘れ物?特に席に置き忘れはないと思うけど・・)

 

お婆さん:はい割引券。これ5月中なら何回でも使えるから、またいらっしゃい

 

水銀燈:(か◯屋さん方式なのね・・いやあっちは一応その都度新しい券を渡してくれるからちょっと違うわね)                                                                                                                                                              

 

お婆さん:ありがとうございましたー!!

 

水銀燈:(中々良かったわね。またこようかしらぁ・・・お蕎麦は可もなく不可もなくだったのが残念だけれど。丼ものは美味しかったから、今度来たら丼ものだけ頼もうかしら)




 何処にでもある個人経営のお蕎麦やさんのお話

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