祭り囃子に誘われて、彼女たちはとある町の祭り屋台巡りを楽しんでいた
水銀燈:お祭りといったら、かき氷は外せないわよね
めぐ:そう言えば、かき氷のシロップって色が違うだけで味は全部同じって知ってる?
水銀燈:へーそうなの?じゃあ確かめたいから、めぐの一口貰うわね
めぐ:はい、どうぞ。
水銀燈:うーん。そういわれると、同じ味のような気もするし違う気もするわね
めぐ:本当ね。不思議だわ
水銀燈:あーっ。今どさくさに紛れて私のかき氷食べたわね
めぐ:ふふっ。次のお店に行ってみましょう
水銀燈:ここは、チョコバナナ屋さんね。これもお祭りには定番の屋台よね
めぐ:今って色んなカラフルなコーティングが有るわね
水銀燈:正直、青とかピンクとか緑って体に悪そうね。やっぱりノーマルが一番よ
めぐ:あのチョコレートコーティング難しいのよね。ただチョコレートを溶かして、バナナに浸けて冷凍庫で凍らせても旨く行かないんだもの
水銀燈:チョコバナナを自作する人ってなかなかいないわよ
めぐ:あ、今度はあそこを覗いてみましょう
水銀燈:最近こういうお店増えてきたわよね
めぐ:割り箸に薄いジャガイモを巻き付けたやつね。よく見かけるけどなんて食べ物なのかしら?
水銀燈:さぁ?そう言われると、よくわからないわ
めぐ:せっかくだから、一つ買っていきましょう
水銀燈:それなら、そっちより隣のジャガバターにしましょうよ。ジャガイモといったら断然こっちよ
めぐ:じゃあ、それを2つ買っていきましょう。はい、どうぞ
水銀燈:ありがとう。やっぱりこの味ね
めぐ:そういえば、ジャガバターで気付いたけど
水銀燈:なーに?
めぐ:最近どこのお祭りでも焼きトウモロコシ売らなくなったわね
水銀燈:ああ、そういわれれば見た感じないわねぇ。まあ、あれはお醤油とバターさえあれば簡単に家でも再現できるし、儲からないからじゃなぁい?
めぐ:確かにそうよね。他の屋台料理は中々真似できないけど、あれは結構近い味が作れちゃうのよね
水銀燈:あっちは・・・広島焼きの屋台ね
めぐ:買ってくる?
水銀燈:遠慮しておくわ。一度あのなかに輪ゴムが入ってたことがあって、それ以来食べないようにしているの
めぐ:外の屋台だから仕方ないわ。まだ輪ゴムだっただけ不幸中の幸いと思わないと
水銀燈:えぇっ・・・仮にも食べ物屋さんなんだから、最低限の衛生には気をつけてほしいじゃない
めぐ:それを屋外の、それも屋台に求めるのは厳しいんじゃないかしら。厳密にいっちゃえば、屋内と違って車の排気ガスとか、風が吹いたら外の埃とか
水銀燈:ちょっと!嫌なこと言わないでよ。折角屋台料理を楽しんでるのに
めぐ:ふふっ、ごめんなさい。要するに屋台でそんな細かいことを気にしてたら、キリがないって思ったの
水銀燈:まぁそれは確かにあるけど・・輪ゴムの件は細かいことなのかしら?
めぐ:こまかいことよ。それより、もうすぐ花火大会が始まるみたい行ってみましょう
水銀燈:あ、ちょっとまちなさい。最後にあそこのリンゴ飴を買いに行きましょう
彼女達の屋台巡りはまだまだ続く
焼きもろこし、冷やしきゅうり、なんだかよくわからない紐を引っ張りあげるクジ。ここら辺は最近本当に見なくなっていしましたね