HUGっと!プリキュア ROAD TO MAESTRO   作:シロX

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ブーストかけるぜ!

ではスタート!


第9話 アンリ登場!ほまれ脱退の危機!?

「アンリ、ちょっと離れて」

 

「ハグなんて子供の頃からよくしてるじゃない?」

 

「何なのよ急に来て!」

 

「迎えに来たんだよ。ほまれ、僕と一緒にモスクワに行こう」

 

突如現れた「アンリ」と言う男性が、ほまれをモスクワに行こうと誘った

 

ちゃんと話し合う為に、ビューティーハリーに入る事にした

 

そしてアンリについてどんな人物か調べる

 

「『若宮アンリ』君、中学3年。凄い!フィギュアスケートで出場した大会は全部1位だ!」

 

「アンリは子供の頃から、スケートのレッスンを一緒にしてた仲間なの」

 

どうやら幼い頃からの馴染み関係だった

 

「どう?似合うでしょ」

 

アンリについて調べてると、ビューティーハリーにある服を試着していた

 

「ちょ、それレディースやで?」

 

「似合ってれば問題無いでしょ」

 

「うん、凄く素敵!女神様みたい!」

 

はな達はアンリの姿に見惚れるが、男である拓人からすれば違和感を感じてしまう

 

「それに、アンリ君の瞳綺麗!」

 

「瞳は父親から譲り受けたもの。母親は日本人で、父親は、フランス人だから」

 

「じゃあ、アンリ君はハーフなんだね!」

 

「半分じゃない。大和撫子とパリジャンのダブルだからね」

 

ここまで自分に自信を持って言うとなると、思わず拍手してしまいそうになる

 

「はなちゃん、褒めるのはいいけどまだ本題が残ってるよ。アンリ君、君は何をしに来たのかな?」

 

「…ほまれを、ここに縛るのは辞めてくれないか?」

 

「縛る?わたし達がほまれを?」

 

言葉の意味が分からなかった

 

「君達とほまれは、住んでる世界が違うって分かってる?」

 

「ちょっと!」

 

少し嫌味な言い方にほまれは怒り拓人達を庇う

 

「…ジャンプ、まだ跳べてないんでしょ?」

 

「ッ!?」

 

「僕達には時間が無い。シニアデビュー、僕達が大人と肩を並べて本格的にスケートを始める大事な時期はもうすぐだ……よく考えて」

 

それからほまれは考えるようになってしまった

 

 

 

 

 

////////

 

そして次の日

 

はなから連絡があり、一緒に皆んなで出掛けようとい事になり、今はそれを楽しんでる最中だ

 

「悩むよね。アンリ君ちょっと強引だけど、凄くほまれの事を考えてるって分かるから」

 

「皆んな優しくて困っちゃう」

 

「優しいのはほまれでしょ。はなとほまれと拓人さんと一緒に居ると、初めての思い出がキラキラと増えていく。きっと今、アスパワワがいっぱいだよ!」

 

自分が悩んでいた事もあり今度はほまれを元気付ける

 

「ホンマ、3人共よう似てるわ。誰かを思ってその為に動く、けど人の事を優先し過ぎとちゃうか。自分の心に素直になるんが大事な時もあるで。イケメンアドバイス」

 

「流石、ハリーは人生に余裕があって羨ましいよ」

 

そんな時、はぐたんがはなの脚を使って立とうとしていた

 

「はぐたんが掴まり立ちしそう!」

 

「頑張ってはぐたん!」

 

「フレフレ!」

 

皆んなの声援の中ではぐたんは、初めての掴まり立ちを成功させた

 

 

 

それから少しして、ほまれは風に当たりに行った。けれど中々帰って来なかった

 

「ほまれ遅いね」

 

「もぐもぐの散歩ついでに様子でも見に行く?」

 

「うん!」

 

拓人とはな、2人でもぐもぐの散歩をしながらほまれを探して

 

「あ!ほまれ居た!」

 

ほまれはクライミングの上に立っていた

 

拓人とはなは登ってほまれの所へ行こうとすると、誰かと会話する声を聞いた

 

「あの子達には無理だ。赤ちゃんのお世話をしたり、お店屋さんの真似をしたり、それって今の僕達に必要な事?」

 

「アンリ!」

 

話をしていた相手はアンリだった

 

「一緒に行こう。友達と遊ぶのは引退してからでも出来る」

 

アンリはほまれに手を差し伸べる

 

「そんな…」

 

「あ、はなちゃん!」

 

口に手をやるがもう遅い。2人に気付かれてしまった

 

「立ち聞き?良い趣味してるね」

 

「ごめんなさい!思わず…」

 

「邪魔しないでって言ったよね」

 

「うん…邪魔したくない。でも、ほまれ凄く困った顔をしてるから。そんな顔を見たら放って置けない」

 

友達として、はなとしてそれは見過ごせなかった

 

「じゃあ君、ほまれの為に何が出来るの?」

 

「…ある。出来る事ある!わたし、夢応援するよ!」

 

「えっ?」

 

「フレフレほまれ!頑張れ頑張れオーッ!」

 

はならしい答えだった

 

でも

 

「君って無責任だね」

 

「ちょっとアンリいい加減に──」

 

「頑張れって言われなくてもほまれは頑張るよ。応援なんて誰にでも出来る。その無責任な頑張れが、彼女の重荷になってるんだよ」

 

これには流石の拓人も聞き逃せなかった

 

「何で君はそんな言い方をするの?」

 

「君ってあの『マエストロ』の音宮拓人だよね?」

 

「何でそれを?家族や吹奏楽の皆んなにしか知らない筈なのに…」

 

「調べれば色々と分かるもんさ。住む世界は違うけど、同じ才能の持ち主なら僕の言ってる事は分かるよね?」

 

拓人は何故か黙ってしまった。一部の人間にしか知らない情報をこの男は知っている。

それもあるが、結局は図星を突かれてしまったのだ

 

「さぁ行こう」

 

差し出す手をほまれは悩んでいた

 

その手を取るか、取らざるべきか

 

悩んだ結果、ほまれはアンリの手を取った

 

「──ッ!」

 

だが手に取ったのはアンリの手だけでは無く、はなの手も取った

 

「ごめん!わたし、アンリとは一緒に行けない。見て欲しいものがあるんだ」

 

 

 

 

 

ほまれに連れられて来た場所は、いつも練習してるスケートリンクだった

 

「アンリの言う事は間違ってないよ。ジャンプが跳べなくなったショックで、わたし、頑張れって言われる度に凄く辛かった」

 

今だから言える本当の事

 

「皆んなから応援される度に、そんな資格無いって、心がギュッとなって…わたしは一度逃げた」

 

「分かるよ。そんなほまれを救えるのは僕だけだ」

 

「確かにアンリとわたしは、同じ世界を生きてるのかも知れない。…けど、わたしに新しい世界を見せてくれたのは皆んななの」

 

そうしてほまれはリンク中心へと滑り

 

「はな、フレフレして」

 

「うん!フレフレほまれ!頑張れ頑張れオーッ!」

 

「わたしはもう一度、皆んなの頑張れを背負って跳びたい!」

 

滑りだす。今の自分を見て欲しいから

 

リンクを駆け抜ける度にほまれの輝きは増していく。その姿はまるで

 

「まるで流れ星みたい!」

 

「もう一度空に!」

 

「頑張れほまれ〜!」

 

はなの応援と共にジャンプする

 

見事着地を成功させた。遂にジャンプが出来る様になったのだ

 

「「ほまれ〜!」」

 

「良かった、良かったねぇ〜!」

 

「素敵だったよ!」

 

はなは泣く程ほまれのジャンプの成功に喜んだ

 

「ほまれ…」

 

だが、そんな喜びの最中にもオシマイダーが現れた

 

急いでオシマイダーが居る場所へと走る

 

 

 

「「「ミライクリスタル!ハートキラっと!」」」

 

「「「輝く未来を抱きしめて!」」」

 

「みんなを応援!元気のプリキュア!キュアエール!」

 

「みんなを癒す!知恵のプリキュア!キュアアンジュ!」

 

「みんな輝け!力のプリキュア!キュアエトワール!」

 

 

 

「来たわねプリキュア」

 

「オシマイダー!」

 

オシマイダーは頭にある信号機から光線を放射する

 

4人はジャンプで避けて、そのまま攻撃へと転じた

 

「「「「ハァァッ!」」」」

 

「オシマイ!?」

 

「良し怯んだ!一気に攻めるよ!デュアルクラリネット!」

 

怯んだ隙にエール、アンジュ、拓人の3人が仕掛けるも

 

「キャッ!」

 

「うわぁっ!」

 

「だはっ!」

 

振り回す腕に弾かれてしまった

 

「エール!アンジュ!拓人!」

 

エトワールはオシマイダーの股をすり抜けて、後ろから蹴りを食らわせてダウンさせた

 

「私に無駄な時間は許されないのよ!」

 

「無駄な時間?…人生に、無駄な時間なんか無い!」

 

「はぁ?無駄話は時間の無駄よ!」

 

「オシマイダー!」

 

光線が放射されるがまたジャンプして躱す

 

「仲間と過ごす時間がとても愛おしい!」

 

空中に逃げたエトワールだが、それを狙って連射する

 

「エトワール!」

 

それをエールが、エトワールの手を取り一緒に避けた

 

「アンジュ!」

 

「フレフレ!ハート・フェザー!」

 

「ハッ!」

 

今度はハート・フェザーを足場にして、エトワールは更に空へ飛んだ

 

「友達と一緒に学校に行ける時間が好き。可愛い赤ちゃんの温もりを感じれる時間が好き。皆んなと過ごす時間が、わたしの心を輝かすんだ!」

 

エトワールの胸の内が光り輝く。それはアンジュと同じ現象

 

「2つ目のミライクリスタル!」

 

新たなミライクリスタル「ミライクリスタル・オレンジ」が生まれたのだ

 

「フレフレ!ハート・スター!」

 

星の鎖がオシマイダーの体に巻き付き封じ込める

 

 

 

「フレフレ!ハート・フォー・ユー!」

 

 

「ヤメサセテモライマ〜ス」

 

 

 

 

 

////////

 

「アンリ、わたし…」

 

「はぁ…負けたよ。さっきのほまれのスケート素晴らしいかった。昔の無駄の無い滑りも好きだったけど、今のほまれの気持ち溢れる演技も悪くない」

 

ほまれの想いがアンリに届いた。そしてそれは、拓人達の事を認めたと言っても過言では無かった

 

「僕も負けていられないね」

 

アンリは手を出す。今度はちゃんと、競い合う仲間として

 

勿論ほまれもその手を握った

 

 

 

 

 

次の日

 

「今日からラヴェニール学園、スポーツ特進クラス3年の若宮アンリです。宜しくね」

 

アンリがラヴェニール学園へに転校して来た。急な事に4人はビックリする

 

「何で!?」

 

「僕もほまれみたいに、心の広がりを探したかったんだよね」

 

「はぁ…?」

 

アンリはほまれに近付き耳打ちする

 

「僕もやってみようかなプリキュア」

 

「えっ!?」

 

アンリにどうやら見られてしまったようだ

 

「な〜んてね!人の為に頑張るなんて僕には向かないかな。それに」

 

今度は拓人に目を向ける

 

「拓人に関してはもうちょっと隠す努力した方が良いよ」

 

「あはは…はぁ…」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

アンリにほまれの気持ちが伝わりモスクワ行きの話は無くなった

 

これから、また更に騒がしい日常が始まる




ピャアアア!!次はえみるちゃんだ!!!

ここまでの拝読ありがとうございました
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