HUGっと!プリキュア ROAD TO MAESTRO 作:シロX
ではスタート
「あ!ルールーちゃん!」
「拓人」
朝登校するルールーの姿を見て、拓人はルールーの隣にかけ急ぐ
「おはよう」
「おはようございます」
しかし、その挨拶の会話から全く喋らなくなってしまった
「「……」」
無言の空間がしんどい
「あっ!ルールーちゃん、音楽は好きになれた?」
最近あった出来事で、一番ルールーと話題が広がりそうなのを選んだつもりなのだが
「分かりません」
(やっぱりなのね〜…)
予想はしていたが、いざその言葉を聞くと凹んでしまう。何せ、これ以上の話題が無いのだから
「ねぇルールーちゃん。俺は君ともっと話して、もっと仲良くなりたいと思っているの」
「それで、わたしに何をさせるつもりですか?」
「させるって…。俺は只、君とお喋りをしたいなと」
ルールーは足を止めて、こちらを睨む
「何故そんなに構うのですか?」
「何でだろう。俺だってこんなに人と話すのは初めてだし、もっと知りたいと思うのも初めて。何でだろうね?」
「理解不能」
「だよね。学校に行こうか」
そして学校に居ても、拓人は何かと時間を見つけてはルールーに話し掛けていた
見つからなければ探すという手段
「ルールーちゃん何処に居るのかな?」
キョロキョロと探してると、階段を上がって行くルールーを発見した
「あ!ルールーちゃ…」
「パップル様…」
呼び掛けようとした時、聞き覚えのある名前した。拓人は見つからない様に下の階段で盗み聞きする
「プリキュア、この学校に居るのね」
「詳しい報告は調査が終了してから…」
「正体が分かったなら早く倒しちゃえば?」
「あくまでデータ収集が目的です」
「データなら先に集めるものがあるでしょ?プリキュアってのは、変身するのにアイテムを使う。先ずは、その力の正体を調べないとね」
その会話を最後に話し声がしなくなった
「……」
そこで拓人はある決断をする
「ルールーちゃん、お話出来るかな?」
「貴方とはもう喋りました」
「パップル様ね」
「ッ!」
「お話…しよ?」
////////
夕陽が差し込む橋。そこでは、エールとアンジュがオシマイダーと交戦していた。しかし、1人だけ姿が見えない
「そんな筈ない!絶対にここにあったのに!」
ほまれはプリハートを無くして変身出来ずにいた
その無くなったプリハートは
「何ですぐにプリハートを渡さなかったの?」
「貴方には関係ありません」
ルールーが持っていた。そしてルールーと話してるのは拓人だった
2人は橋の下でエール達が戦っている姿を見ていた
「拓人こそ、何故助けに行かないのですか?それにコレを奪う事も出来ますし、報告する事も出来るのに何故?」
「ルールーはいい子だと信じている…いや、知っているから」
「理解不能です」
「ここ最近のルールーちゃんを見ていれば分かるよ。本当は優しい子だと」
プリハートを握る手が強くなる
「わたしはクライアス社」
「?」
「それを知っても尚、わたしを『優しい子』だと言えますか?」
「うん」
「本当に理解不能です」
ルールーは理解に苦しんでいた。自分が、倒すべき敵なのにそれを「優しい子」と言って信じる彼を
「だったら、可能になるまで悩んで悩んで悩めばいい。只それだけの事だよ」
そう言って拓人はルールーの背中を押す
「…」
ルールは静かにほまれの所へ歩いて行った
////////
それから、エトワールが加わりオシマイダーを浄化した
でも、それだけでは終わらなかった
「で、どういうこっちゃ?」
「どうして貴女が?」
プリハートをエトワールに返した事により、ルールーに疑いの目が向けられる
「それに何で拓人も?」
拓人もルールーの側に居た
「ほら、ルールーちゃん」
拓人はルールーの手を引いて皆んなの所へ行かせようとすると
「──ッ!」
拓人の手を振り払いエール達の方へ突き飛ばした
そして次の瞬間、赤黒い光線がルールーを呑み込んだ
「なっ!?」
「ルールー?」
「出来損ないの機械人形。私の邪魔するなんて調整し直しね」
パップルがルールーを小突くと力無く倒れた。パップルの言う通り人形のように
「ルールーちゃん!」
助けようと近付こうとするが、パップルは倒れたルールーと共に消え去った
「ルールーちゃん…」
ただ呆然と、ルールーが消えた場所を眺める事しか出来なかった
見事に戦闘シーン全てカットイン!
読んでる人少ないしまあいっか!
ここまでの拝読ありがとうございます