HUGっと!プリキュア ROAD TO MAESTRO   作:シロX

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今回からはちゃんと書くよ!…多分!

ではスタート


第16話 触れる優しさ、これが心というもの

早速だが、ビューティーハリーでは言い合いが繰り広げられていた

 

ルールーが未来の技術で造り上げられたアンドロイド、スパイだった事、騙した、騙されてないなどはなとハリーがムキになっていた

 

「てか、何で拓人は一緒に居てはったん?まさか、スパイだと知っていたんちゃうか!」

 

「うん、偶々あの日に知ってね。でもハリー、いつまでも過去ばかり振り返るばかりじゃなく、未来に向かって進まなきゃ」

 

「確かに最初狙いが合ったのかも知れないけど、あの子わたしにプリハート返した時『行きなさいプリキュア』って言ってたんだ」

 

「確かにそうやけど」

 

「最後まで騙す気なら、わたし達を庇ったりしない筈だよね」

 

「自分らお人好し過ぎるやろ」

 

敵であるルールーにそこまで心配する拓人達に、ハリーも何も言えなくなった

 

「俺達と触れ合って心変わりしたんじゃないかな?」

 

「万が一そうやとしても、クライアス社は裏切り者を許すような組織やないで」

 

「ハリー随分詳しいね」

 

「わ、悪もんってのはそういうもんや!」

 

「まぁ、先ずは話し合う事から始めようか」

 

 

 

 

 

一先ずは、ルールーを探す事にした

 

「何処から探すか…」

 

「手当たりしだい探そう!」

 

とにかく走り続けた。そして広く空いた場所にルールーが立っていた

 

「ルールーだ!何処行ってたの?探したよ!」

 

はなが、ルールーの手を掴もうとするが振り払われた

 

ルールーの見る目がいつもと違う

 

「プリキュア…倒す!」

 

その言葉と共に上空から巨大なロボット型のパワードスーツが降って来た

 

ルールーはそのパワードスーツを装着してこちらへ襲って来た

 

「プリズムシンバル!」

 

一瞬の判断で拓人が防御して皆んなを守った

 

「でも…!」

 

「ダァーッ!」

 

「危ない!」

 

ハリーが身体を張ってはな達を突き飛ばしが、拓人は防御するのに手一杯で避ける事が出来ず吹き飛ばされた

 

「拓人さん!」

 

「大丈夫!けど…」

 

「プリキュア…倒す!」

 

「変身するよ」

 

「でも…」

 

「このままじゃ話も出来ないでしょ!」

 

戦いたくは無いが、この状況ではそんな事言っていられない。はな達は変身する事を余儀無くされる

 

 

 

「「「ミライクリスタル!ハートキラっと!」」」

 

「「「輝く未来を抱きしめて!」」」

 

「みんなを応援!元気のプリキュア!キュアエール!」

 

「みんなを癒す!知恵のプリキュア!キュアアンジュ!」

 

「みんな輝け!力のプリキュア!キュアエトワール!」

 

 

 

今のルールーの強さは拓人を見て理解した。とにかく攻撃に注意しながら避けるも、拳以外にも頭部からの光線も放たれ一層激しくなる

 

そこへ、様子を見に来たパップルが現れる

 

「パップル!」

 

「貴女がルールーを操っているの?」

 

「操る?違うわよ、私は只アンタ達と遊んでたルールーの記憶を消してだけ」

 

「記憶を消した?じゃあ今のルールーちゃんは…」

 

「アンタらと出会う前の機械人形よ」

 

なら無理もない。記憶が消されて覚えていないのなら、拓人達の事も知らず敵と判断して襲い掛かるのも納得が出来る

 

「返して!消したの返して!」

 

「一度ゴミ箱にポイしたデータは戻りま〜ん!でも、消して無いのもあるわよ。アンタ達の戦闘データ」

 

ルールーがその巨体を活かして突進して来た

 

「フッ!」

 

エトワールはそれをジャンプして避けるが、ルールーの分析により追撃を食らう事になる

 

「キャア!」

 

「エトワール!」

 

アンジュがエトワールを助けようとするが、その助けようとする行動も予測済みで背後からの攻撃に対応出来ず殴られる

 

「エールは…特に取り柄は無い」

 

ルールーはその圧倒的なスペックでエールを力で捻じ伏せにいく

 

「本当にこれでいいの?ルールーちゃん!」

 

しかし、拓人がプリズムシンバルで防御してエールを守った

 

「最初は俺達チグハグだったよ。でも!それでも楽しかった思い出は沢山ある筈だよ!思い出して!」

 

「無理よ無理、聞いて無かったの?一度ゴミ箱に捨てたデータは戻らないのよ」

 

「ゴミ箱に捨てたのだったら漁って見つければいいだけだよ!どんなに汚くても、臭くても、腐っていても!大事なものがそこにあるなら俺は……意地でも見つけて笑顔になりたい!」

 

拓人はルールーに手を伸ばすが裏拳で簡単に飛ばされる

 

「だから…!」

 

「ウァ…アァ…アアァァァ!!」

 

ルールーは何かに苦しみながらも、装備されていたミサイルを放つ

 

「拓人さん!」

 

「クリスタルグロッケン!」

 

拓人はアンジュからミライクリスタル・ネイビーを受け取り、ミサイルの攻撃を避けるどころか逆に迎え撃つ

 

「ウィング・キャロル!」

 

無数に飛び交う鍵盤でミサイルの軌道をずらして跳ね返した

 

「拓人!」

 

「デュアルクラリネット!」

 

今度はエトワールからミライクリスタル・イエローを受け取り、ルールーの股をスライディングで掻い潜りながら

 

「スパーキング・ブリランテ!」

 

攻撃してパワードスーツ全体にひびを入れる

 

「拓人さんお願い!」

 

最後にエールから、ミライクリスタル・ローズを受け取る

 

「チューバズーカ!」

 

ローズ色のチューバを抱えてルールーへと向ける

 

そしてバルブケースにセットする

 

「フェアリーズ・オラトリオ!」

 

ベルから巨大な砲撃が放たれた。ルールーに直撃し、大きく火花を散らしながらパワードスーツは砕け散った

 

「ルールーちゃん。少し強引だったけど戻った?」

 

「はい…」

 

スーツが砕けた拍子で何もかも思い出した

 

拓人はルールーに歩み寄ろうとすると

 

「──ッ!アアァァァッ!!」

 

ルールーが突然胸を押さえて苦しみだす

 

「痛い…胸が…痛い…っ!」

 

「ルールーちゃん!」

 

「何…これ…っ?本体の破損箇所は無い…のにっ!胸がっ…張り裂けそう!」

 

「「「ルールー!」」」

 

心配してエール達が駆け寄るも

 

「わたしに近付かないで!」

 

「「「キャアッ!」」」

 

ルールーは腕のパーツを分解・再構築してエール達を近付かせぬよう吹き飛ばした

 

「クッ…ルールーちゃん!」

 

「くどい!」

 

今度は縦横無尽に撒き散らして被害を拡大させる

 

「エール!ミライクリスタルを!」

 

次はブーケトランペットにミライクリスタル・ピンクをセットする

 

「アグレッシブ・エスプレッシーボ!」

 

拓人の無数に放った蕾の光弾が全て相殺して撃ち落とした

 

「ルールーちゃん!」

 

「来るなと言っている!」

 

「この分からず屋!」

 

「く、来るなァァァ!!」

 

ルールーは、自分を中心に風を巻き起こして閉じ籠ろうとする

 

「フラワー・シュート!」

 

エールの技が、風によって出来た檻に穴を開けた

 

「今だ!」

 

拓人は、また穴が塞がる前に中へと飛び込んだ

 

ルールーは今まで溜め込んでいた事を全てぶつける。この痛みから解放されたい一心で

 

「もう分かっているのでしょう?わたしは、クライアス社製のアンドロイド・RURー9500、ルールー・アムール!貴方達の未来を奪いに来た!邪魔なプリキュアの力を調べる為に、はなの母に偽物の記憶を植え付けて潜入した!嘘をついて皆んなに近付いた!わたしは、家族を!学校の皆んなを!町の人々を!皆んな騙した!!」

 

「そんなの知らない!!」

 

拓人はルールーに近付き思いっきり頭突きをした

 

「俺やはな達皆んなそんな事思っていない!だから騙されてない!」

 

「やめて…。本当に、痛いの……。もう優しくしないで。これ以上貴方と…貴方達と触れ合うと、この痛みがわたしの中の正しい世界を…壊していく…」

 

「やめないよ。だってルールーちゃんは逃げているんだよ。その痛みから…心からちゃんと向き合えば痛くない筈だよ」

 

どんなに否定されようと拓人はルールーにちゃんと寄り添い、その胸に秘める事を全て受け止めて返す

 

「無理です。貴方達の力の源は心。その心がわたしの回路にバグを作った……こんな痛みに苦しむくらいなら、記憶は消されたままが良かった…」

 

「…ねぇルールーちゃん、何でそんなに苦しいのか…痛いのか教えてあげる。それはね、ルールーちゃんが優しいから…俺達の事が好きだから罪悪感を覚えて痛いんだよ」

 

「優しい…から…、罪悪感?」

 

「ルールーちゃんだけじゃない。はなちゃん達だって今すっごく心が痛いんだよ。ルールーちゃんともうこんな事はしたくないって」

 

「何故…?」

 

「何故って、さっきも言ったでしょう?」

 

拓人はルールーの手を自分の胸に当てる

 

「皆んなルールーちゃんの事が好きだから」

 

「あ…」

 

ルールーはその場に膝を突いて崩れた。そして風のバリアーも消え失せた

 

そして、いつの間にかルールーの側にははぐたんが居た

 

「よちよち」

 

はぐたんはただ、ルールーの頭を撫でるだけ。それでも今のルールーにはとても必要なものだった

 

ルールーは感情を爆発させて大声で泣き叫んだ

 

「何泣いてんのよ!さっさと命令を果たしなさいよ!」

 

いつまでも手こずるルールーに、痺れを切らして命令するが頬を光線が掠める

 

「去りなさい、わたしのプログラムは上書きされました。もう従順な機械人形ではありません」

 

初めての犯行。それはクライアス社との決別を意味する

 

パップルは堪らず立ち去って行った

 

 

 

 

 

////////

 

「まだ痛いか?」

 

「いいえ、寧ろ温かいです。ですがバグを抱えてたままでは支障があります。何処か修理出来る所はありませんか?」

 

「その必要は無いと思うよ」

 

「それはきっとバグじゃないから」

 

「わたし達と同じ心だよ」

 

ルールーは今初めて「心」というものを知った。けれども、知ったばかりか少しばかり困惑もしていた

 

「お帰りルールー!」

 

「ただいま」

 

はなはルールーを抱きしめてそう告げた。これまで通りに

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「はな先輩達が…!」

 

近くでえみるがその様子を見ていたのだが

 

またひとつ、波乱がありそうな出来事になる




はなのポジションをオリ主が奪った!こうでもしないとね…その…うん……

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