HUGっと!プリキュア ROAD TO MAESTRO   作:シロX

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我は宣戦布告をする!

誰に?

知らない

ではスタート!


第17話 きみとともだち!えみるとルールー!

「色んな事があったけど、ルールーちゃんが帰って来てくれて良かったね」

 

「うん!今日の晩ご飯は何かな〜?」

 

全ての事が終わりルールーを連れて帰ろう。そう思っていたのだが

 

「やはり、わたしは帰れません」

 

「何で?」

 

「わたしは、貴女の母・野乃すみれの記憶を操作して家に潜入しました。勿論記憶は元に戻します。しかし、その結果わたしは100%野乃家を追い出されるでしょう」

 

「そんな事…」

 

はなが否定する時、少々タイミングが悪く野乃家全員がはな達を迎えに来た

 

「無事だったのね!良かった!」

 

どうやらルールーとの戦闘で大騒ぎしたらしく、それを心配して探しに来てくれていた

 

「行くよルールー」

 

独り輪の中に入ろうとしないルールーの手を引っ張り連れ出す

 

そしてすみれと相対したルールーは

 

「──っ」

 

操作していた記憶を元に戻した

 

「そっか、全部思い出した」

 

「ごめんなさい。本当にわたしは…」

 

「ママ、ルールーは!」

 

「ぎゅ〜!」

 

すみれは2人をハグした。これに何の意味があるのかは分からない。けれどもそれは暖かく、優しいものだった

 

「帰りましょう」

 

ルールーは拓人の方へ目を向けた

 

拓人は只、手を振って「また明日」。その一言だけ言って野乃家は仲良く帰って行った

 

「後の事は、はなちゃんに任せて俺達も帰ろうか」

 

「そうやな。流石に今日は疲れたわ」

 

「ハリー何かしたっけ?」

 

「何言うてんねん!?お前らを助けたやろ!」

 

「そうだった?」

 

ほまれとハリーのやり取りを見ながら、残った皆んなも帰宅した

 

 

 

 

 

////////

 

そして次の日の学校

 

「何これ?俺宛?」

 

拓人の机の上に1枚の置き手紙があった

 

「『お昼休み、中庭にて待つのです。』?」

 

そんな手紙を持って中庭に行くと、そこにははな達4人も一緒に居た

 

「あれ?はなちゃんどうしたの?」

 

「拓人さん。あの実はこれ…」

 

どうやらはな達も同じようにで中庭に呼び出されていた

 

差出人不明の人物はまだ見当たらない。探すように周りを見渡していたら

 

「いらっしゃいましたね!」

 

「えぇ〜!」

 

現れた。その人物は、キュアえみ〜るの格好をしたえみるだった

 

「えみる…」

 

「やっぱりえみるちゃんだったんだ」

 

「わたしは見てしまったのです!皆さんの秘密を!」

 

「秘密ってまさか…言っちゃ駄目〜!」

 

はなは青筋を立てながら叫ぶもえみるの口は止まらない

 

「貴女達がプリ──」

 

「──ッ!」

 

しかし、それをルールーが直前でえみるの口を塞いで取り押さえた

 

「し、失礼しました〜!!」

 

拓人達は急いでこの場から離れる為、えみるをビューティーハリーへと連行した

 

 

 

「本当に見ちゃったの?」

 

「見たのです!3人がプリキュアから戻る所!後、このネズミがベラベラと喋るところも!」

 

本当に全部見られていた。しかもプリキュアだけではなく、ハリーの事も全て。ここまで知られては誤魔化し切れない

 

「絶対言うたらアカンで!正体隠して皆んなの為に戦う。それが──

 

「ヒーローなのです!」

 

「わ、分かっとるやないか」

 

取り敢えず秘密は守ってくれるの事。そこに関してはハリーはホッとした

 

「でも、拓人お兄さんまで一緒に行動していたなんて少し意外なのです」

 

「ま、まぁ成り行きで…」

 

「あの!皆さんにお願いがあるのです!」

 

 

 

 

 

えみるのお願いというのは、プリキュアとして活躍する皆んなの日常風景を目にしたいとの事

 

ほまれはスケートで練習する所、さあやは演技の練習とえみるとルールーの2人で見学させてもらっていた

 

「しかし驚いたのです。ルールーが先にプリキュア修行を始めていたとは」

 

「何の事です?」

 

「ルールーの事は全てお見通しなのです。隠しても無駄なのです。な・ぜ・な・ら、わたしはルールーの親友なのです!」

 

「そうなんですか?」

 

えみるの思い込みで勝手に話がトントン拍子で進んでいた。ルールーも訳が分からず真顔で返答してしまう始末

 

そんな時、草むらからはなが泣きながらやって来た

 

「皆んな手伝って〜!」

 

 

 

 

 

はなのお願い事は、来週にある歌のテストの練習に付き合って欲しいとの事。一度学校に戻ってえみるが伴奏をする事になった

 

「音が外れてます」

 

しかし、えみるのダメ出しは厳しいもの。多少のズレも許さないといったところだ

 

「どうやらえみるは絶対音感があるようです」

 

「じゃあじゃあ拓人さん!」

 

「う、うん」

 

拓人は後ろに向いて適当にハーモニカを吹く

 

「『レ』ですね。拓人お兄さん少し意地悪しませんでした?」

 

「バレちゃった?確かに『レ』を吹いたけど半音ズラしたんだ」

 

「えみるって小さい時から音楽やってたの?」

 

「はい!音楽は心を自由に羽ばたかせる事が出来ると、拓人お兄さんが言っていましたのです!」

 

絶対音感も拓人が音楽を進めて、それがえみるの隠れた才能を引き出した

 

「ねぇ、ルールーも一緒に練習しよう」

 

「わたしがですか?」

 

ルールー的にはあまり気の乗らないまま歌を歌う事になった

 

 

「どう…でしょうか?」

 

「音程はとても正確です。ですがその…心に響かないというか…」

 

ルールーの歌はとても機械的なものだった。それ故に、「音程しか合っていない」の印象で終わった

 

「ごめんなさい…やっぱりわたしには無理です。分からない…心、分からない、分からない…」

 

「ルールーちゃん?」

 

ルールーの様子がおかしくなる。心を理解しようとする程、自分自身を苦しめて最後は

 

「システムエラー」

 

パンクしてしまった

 

ルールーは機能停止になり倒れてしまった

 

「ルールーちゃん!?ルールーちゃん!」

 

「拓人さん、急いで保健室に!」

 

拓人はルールーを抱えて保健室まで走った

 

 

 

「ルールーちゃん…」

 

目覚めぬルールーを心配しながら、拓人は保健室から出ようとすると入れ違いでえみるが入る。そのえみるも何やら暗い様子だった

 

「えみるちゃんも心配か」

 

「それもあるけど…喋っちゃった」

 

「え?何を?」

 

「ルールーについて。全部」

 

拓人が席を外してる間に、えみるにルールーの事全て話したのだ。未来の事、アンドロイドである事を

 

「余計な事だったかな?」

 

「そんな事は無いよ。どちらにしろ、これからルールーと付き合って行くならいつか知る真実だよ。それが早いか遅いかだけ」

 

 

 

 

 

////////

 

次の日、ルールーは拓人とさあやと一緒に今日も歌の練習をしていた

 

「駄目です。心が篭らない」

 

いくら練習しても思う通りにいかない

 

「わたしも考え過ぎて、いいお芝居が出来なくなるの。でも上手く出来た時は、何も考えなくても胸の奥から想いが湧き出る。きっと、それが心」

 

「焦らなくてもいいんだよ。ゆっくりとやっていけば」

 

2人はルールーを励ましていると

 

「あれは!」

 

遠くでオシマイダーの姿を見つけた。急いで変身して現場へと駆け付ける

 

 

 

 

 

「すっかりヒーローぶっちゃってルールーちゃん」

 

「オシマイダー!」

 

4人は正面からオシマイダーと激突する

 

「うりゃ〜!」

 

エールがオシマイダーを投げ飛ばしてアンジュとエトワールが追撃を仕掛ける

 

「フェザー・ブラスト!」

 

「スター・スラッシュ!」

 

「お着替えよ!」

 

オシマイダーに2人の技が当たる直前で姿を変えた

 

しかし、何事の無く技は直撃した

 

「目標温度上昇中…マズい!避けて!」

 

ルールーが分析して危険信号を呼び掛けるが、それと同時にオシマイダーは先程放った2人の技に加えて自分の力も上乗せして跳ね返して来た

 

「ッ!」

 

咄嗟に拓人がプリズムシンバルで防御するのだが

 

「グッ…ウゥ…ッ」

 

跳ね返った攻撃を受け流す事も出来ずに破られてしまった

 

エールも3人の所へ駆け寄ろうとするも、上から襲って来るオシマイダーに気付けずに4人纏めて踏み潰されてしまった

 

「残念ね〜、仲間を守らなくて…ってか仲間って何?笑わせないで!本気でヒーローになれるとでも?心の無い機械人形のくせに」

 

今まさに気にしてるそれをパップルはズカズカと言い放つ。何も言い返せない。それは本当の事だと決め付けようと思っていた

 

「あるのです!ルールーには心のがあるのです!心があるから悩んでいるのです!心があるから音楽を素敵だと言って下さいました!心があるから……わたし達は親友なのです!」

 

決め付けようとしていた。けれど、それをえみるが許さなかった。言葉ひとつひとつに想いを込めて、ルールーの内に秘める心に響かせる

 

「「「「ハァァァッ!!」」」」

 

潰されたと思われた拓人達が踏ん張ってオシマイダーを持ち上げる

 

「友情の邪魔するなぁぁぁぁ!!」

 

エールの気合いの入ったアッパーがオシマイダーを天高く飛ばした

 

「いくよ!」

 

 

 

「「「ミライクリスタル!」」」

 

「エールタクト!」

 

「アンジュハープ!」

 

「エトワールフルート!」

 

「「「心のトゲトゲ飛んで行け〜!」」」

 

「「「プリキュア・トリニティコンサート!」」」

 

 

「ヤメサセテモライマ〜ス」

 

「「「HUGっとプリキュア!エール・フォー・ユー!」」」

 

 

 

「やっぱり、プリキュアはカッコいいのです!」

 

「えみるも…」

 

「えっ?」

 

「何でもありません」

 

 

 

 

 

////////

 

「これは…?」

 

「前に聴かせた曲に歌詞を付けてみたのです。一緒に歌いませんか?」

 

後日、えみるはルールーと一緒に自分が作詞作曲した曲を歌おうと誘う

 

「ルールーと歌いたいのです」

 

そして、えみるがリードしながらルールーと共に歌う。その音楽はどこまでも広がり

 

「2人の心が溢れ出す」

 

「えみるちゃん、ルールーちゃん」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

音楽が2人を繋ぎ合わせた




次回も簡素で終わっちゃう可能性大ですわんわん

ここまでの拝読ありがとうございました
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