HUGっと!プリキュア ROAD TO MAESTRO   作:シロX

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サブタイ通り初変身!

ではスタート!


第19話 愛のプリキュア!キュアマシェリ&アムール!

「残り…」

 

「1個…」

 

忘れていたがプリハートは全部で4つ。その内の3つははな達が所持している。その為、どう考えてもえみるとルールーのどちらかにしか使えない

 

2人は唖然とするしかなかった

 

「なんとか2つになんないの〜!」

 

「何しとるんや!?」

 

はなは物理的にプリハートを折ろうとするが、ハリーがすぐさまひったくり取り返す

 

「プリハートはんはごっつ大切なんや!」

 

「実は予備があったり…とか?」

 

「そんなもんあったらとっくに出しとるわ。奇跡でも起きん限り無理や」

 

「奇跡…」

 

えみるとルールーは一度家に帰る事にして、拓人達はプリハートについて色々と調べる

 

「プリハート増やせそう?」

 

「う〜ん分からない…」

 

「あっ!どっかに売ってあるのか?」

 

「はなちゃん、売ってあったとしてもハリー達は未来から来たんだよ。そうなるとプリハートも未来の産物。この時代には無いよ」

 

「そっか〜めちょっく…」

 

結局、何も策が出ないまま時間だけが過ぎて行く

 

 

 

 

 

////////

 

「わたしはどうすれば…」

 

「え〜みるちゃん!」

 

「どうかされたのですか?」

 

学校でもモヤモヤしてるえみるを見て、拓人は声を掛けてみる

 

「それはこっちの台詞だよ。…やっぱりプリハートはどうする事も出来なかったよ」

 

「だと思いました…」

 

「残りの1個。自分を選ぶか、友達を選ぶか。迷うよね」

 

拓人は独り言のように呟く

 

「拓人お兄さん、わたしはどうすれば…」

 

えみるは拓人に助けを求める様に目を向ける

 

「選択肢はまだひとつある。それは、えみるちゃんがルールーちゃんにいつも言ってる事だよ」

 

「わたしがルールーに…」

 

「そうだ、放課後ほまれが付き合ってだって」

 

 

 

 

 

////////

 

別の日、今度はルールーの元へやって来た

 

「探したよルールーちゃん」

 

「何か?」

 

拓人はルールーも心配して様子を見に来ただけなのだが

 

「…杞憂だったね」

 

「え?」

 

「顔が良くなっている。もう決めたの?」

 

「顔…アンドロイドは体調を崩しません」

 

「良い表情になっているって意味だよ」

 

ルールーの両頬に手を添えた後、軽く両肩を叩いた

 

「此処で待っているって事はえみるちゃんでしょ?2人仲良くね」

 

「待って下さい!」

 

その場を去ろうとする拓人をルールーが止めた

 

「何故拓人はそんなにも、他人の為に動けるのですか?前々から気になっていました。えみるはならともかく、わたしまで…」

 

「2人にはもっと仲良くなって欲しい。えみるちゃんとルールーちゃん、2人が一緒に居る事で良い音が奏でられている。俺なんかじゃあ到底…」

 

少し拓人の表情が暗くなる。でもすぐにいつもの様に戻る

 

「大切だから。2人が一緒に笑ってる姿が好きだから後押ししたくなる」

 

 

「ル〜ル〜!」

 

 

離れた所からえみるの声が聞こえた

 

「そろそろ行くよ」

 

「拓人も一緒に」

 

「ありがとう。でもいいの。俺が居たって邪魔なだけだから」

 

 

 

 

 

////////

 

「応援行きたかったなぁ…」

 

1人家でそう呟く。さあやはオーディション、ほまれはスケート、えみるとルールーはライブを観に行った

 

はなは、熱が出ていた事もあり療養中。下がってはいるものの、まだ安静にしなければならないので自宅待機なのだ

 

そんなはなの世話をするのが拓人とハリーの2人

 

「熱が下がったばかりだからまだ安静にしてなきゃ」

 

「は〜い」

 

「ほ〜れはぐたん、お口開けてや〜」

 

「あ〜ん」

 

「暇だなぁ…」

 

家ではやる事が無く、何か面白いのがあるのかと探しながらテレビのチャンネルを変えていると

 

『ライブ会場に突然モンスターが現れました!』

 

突然割り込んで来たニュース映像が全員を注目させた

 

「「「オシマイダー!」」」

 

モンスターというのがオシマイダーだったのだ。更に、オシマイダーと一緒に映っている人物にも目がいった

 

「えみるちゃん!ルールーちゃん!」

 

「早くライブ会場に行かなくちゃ!」

 

はなは急いで着替えて、拓人達とライブ会場へと向かった

 

 

 

 

 

「いた!はな変身や!」

 

「それだと間に合わない!はなちゃん!」

 

はなは拓人にミライクリスタル・ローズを受け取りセットする

 

「フェアリーズ・オラトリオ!」

 

巨砲がオシマイダーの攻撃を打ち消した

 

 

 

「みんなを応援!元気のプリキュア!キュアエール!」

 

 

 

えみるとルールーの前に、拓人とエールが立ちオシマイダーから2人を守る

 

「オシマイダー!」

 

オシマイダーは武器であるギターから、武器の形を切り替えて炎を纏う棒で2人に襲い掛かる

 

「デュアルクラリネット!」

 

「やぁぁ!」

 

「オシマイダー!」

 

拓人が撹乱してエールが大きく攻めるも、オシマイダーの力が強く形勢をひっくり返せない

 

「お仲間ちゃんはお休み?薄情ねぇ」

 

「2人は、夢に向かって頑張っているのー!友達の夢応援するのがプリキュアだ!!」

 

「ブーケトランペット!これで!」

 

拓人の攻撃が直撃するも全く意に介さない

 

「プリキュアは諦めない」

 

人数が足りない中で戦う2人を応援する。するしかないのだ

 

「頑張れ!頑張れ!」

 

「フレフレエール!拓人!」

 

その時、2人から溢れんばかりの光が灯る

 

「「心が溢れる!」」

 

その輝きは最高潮に達して、新たなミライクリスタルが誕生した

 

「ミライクリスタルが2つも!?」

 

えみるからは「ミライクリスタル・レッド」、ルールーからは「ミライクリスタル・パープル」

 

しかし

 

「えみる早くプリキュアに!」

 

最後の1個のプリハートを持ち、えみるは変身するのかと思いきやルールーに差し出した

 

「さぁルーループリキュアになるのです!」

 

「何を言っているんですか?えみるの夢は…」

 

「それはルールーの夢も同じなのです!今、はな先輩と拓人お兄さんを助けられるのはルールーなのです!」

 

お互いを思いやる仲だからこそ譲り合う。それが2人が出した決断

 

でも本当はそうは思ってはいなかった

 

「プリキュアは諦めない。どれだけ計算しても答えが出ない。分析不能。でも信じる。奇跡を……わたしはえみると一緒にプリキュアになりたい!」

 

「わたしもルールーと一緒にプリキュアになりたい!」

 

「「お願い!」」

 

本当は2人一緒にプリキュアになりたいのだ。どちらかに選ぶなんて最初から無理だったのだ。答えは最初から出ていた

 

「アンドロイドが神頼み?」

 

パップルはそんな哀れな姿を見て楽しんでいた

 

しかし、そんなパップルの思惑とは裏腹にプリハートが光る。1つから2つへと増えたのだ

 

「奇跡が起こった」

 

そしてルールーは5つ目のプリハートを持ち、えみると一緒に変身する

 

「「貴女を愛し、わたしを愛する」」

 

 

 

「「ミライクリスタル!ハートキラっと!」」

 

「「「輝く未来を抱きしめて!」」

 

「「みんな大好き!愛のプリキュア!」」

 

「キュアマシェリ!」

 

「キュアアムール!」

 

 

 

「マシェリにアムール?」

 

「何々、どういう事!?」

 

遂に変身した。ヒーローを夢見て憧れたえみる、色んな体験して心を知ったルールー

 

2人の息の合った連携がオシマイダーを追い込んでいく

 

「拓人お兄さん!」

 

マシェリからミライクリスタル・レッドを受け取ると同時に、拓人は新たな武器「ウェディングギター」を構える

 

「ミライクリスタル!」

 

ピックアップの隣のボディにミライクリスタル・レッドをセットする

 

「ギュイーンとソウルがシャウトするのです!」

 

 

「グロリアス・コン・アニマ!」

 

 

ピックで弦を弾くと、多種の音符がオシマイダーに絡み付き撃ち抜く

 

「拓人!」

 

今度はアムールからミライクリスタル・パープルを受け取り、またも新たな武器「ブライドヴァイオリン」のテールピースにセットする

 

「ミライクリスタル!」

 

「お願いします!」

 

 

「リベリオン・アマービレ!」

 

 

ヴァイオリンの弓を使って斬りつけた。その威力は、今まで受けたダメージを返すかの如く凄まじかった

 

「最後頼んだよ!」

 

ミライクリスタルを2人に返した

 

 

 

「Are you ready?」

 

「行きます!」

 

「フレフレ!ハート・ソング!」

 

「フレフレ!ハート・ダンス!」

 

赤と紫のハートが掛け合わさりオシマイダーを浄化した

 

「ヤメサセテモライマ〜ス」

 

 

 

「よっしゃ〜!」

 

「キュアマシェリ!」

 

「キュアアムール!」

 

「「ふたりはプリキュア!」」

 

 

 

 

 

////////

 

「良かった…やったね!2人共!」

 

念願のプリキュアになれた事に、本人達よりもエールが喜び2人に抱き付く

 

「マシェリ!アムール!これから宜しくね!」

 

「「はい!」」

 

「うんうん良かっ…ハックション!」

 

「ハックション!」

 

「「あれ?」」

 

エールの風邪がどうやら拓人にも移ってしまったようだ

 

「風邪が振り返さしたな。ほな2人共、また暫く安静しとかな」

 

「「ええぇぇ〜!?」」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2人が信じ続けた奇跡

 

これからも皆んなで、クライアス社から未来を守る為に奮闘する




次回から、自分がしたかった話の始まり

ここまでの拝読ありがとうございました
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