HUGっと!プリキュア ROAD TO MAESTRO   作:シロX

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今回の話は正直作者自身も何がしたかったのかよく分かりませんでした!!

ではスタート


第30話 恥ずかしがる気持ち、それでも伝えたい

ビューティーハリーでいつもの様に集まっていたのだが、はなとルールーが昨日の出来後を何やら皆んなに話していた

 

はな達の担任の内富士に子供が出来るらしい

 

しかし、父親となる心の準備がまだ出来ておらずプレッシャーとなっている。

そんな時に偶々居合わせた、はなの父親の森太郎が自信を付けされる修行に協力する事になったのだ

 

「一体何をするんや?」

 

「そりゃあ修行だから……滝に打たれるとか?」

 

「何でやねん!」

 

「もっと実用的な事じゃない?」

 

「オムツ変えるとか、ミルクのあげかたとか」

 

「を、しながら滝?」

 

「付け足すなや!滝から離れちゅうねん!」

 

はなが中々滝行から離れない。そういうイメージがあるのは仕方ないが

 

「それでね今日、内富士先生が一日HUGMANに行くから奥さん大変かなぁと思って、先生の家に手伝いに行く事になったんだけど…」

 

「だったらわたしも行くよ」

 

「わたしも!」

 

ほまれもさあやも、はなに同行する事で組が分かれた

 

残りの拓人達はビューティーハリーで店番をする事になった

 

 

 

 

 

「それじゃあ頑張って行こう!」

 

「「お〜!」」

 

「お〜…」

 

えみるとハリーは気合い充分なのだが、ルールーは少し元気が無かった

 

「ルールーちゃん元気無いけど大丈夫?」

 

「……」

 

しかし拓人の声には反応しない

 

「…ルールーちゃんちょっと来て」

 

「拓人…!」

 

拓人はルールーを一度外へ連れ出して2人だけで話をする

 

「ルールーちゃん、この際だからハッキリ言うね」

 

「……」

 

最近の自分に対しての説教でもするのだろう。

そんな原因を作ってしまったのは自分だが、怒られるのを覚悟して強く目を閉じると

 

「悩みがあるならなんでも言って。相談に乗るから」

 

優しく頭を撫でて聞いた

 

「…き、気にならないのですか?」

 

「何が?」

 

「せん、じつの……です」

 

「?」

 

モニョモニョ言って聞き取れない。耳を近づけて良く聴こうとすると、ルールーは突然大声で叫んだ

 

「せ、先日のキスの件気にならないのですか!?」

 

流石の拓人もこれにはポカンとする。

ルールーも腹を括って言った為赤面していた

 

「ルールーちゃん」

 

「はい」

 

「早く中に入ろっか」

 

「待って下さい」

 

拓人も触れたくなかったのか、何も無かった様に中へ戻ろうとしたのだがルールーに肩を掴まれた

 

「わたしだけ恥ずかしい思いするのはダメかと…///」

 

「それはごめんね。俺は何をすれば良いのかな?」

 

「それは…」

 

ルールーは考えた

 

拓人に羞恥心を晒す為にキスをせがませるか。しかしそれでは、えみるとの関係に亀裂が走るかも

 

または自分からキスをして、改めて羞恥心を知ってもらうか

 

(ダメです。どれもえみるを裏切る事になってしまう。いえ、そもそも何故『キス』の選択しか出ない?)

 

頭の中でフル回転させるルールーは、眉を寄せて拓人を凝視してる

 

考えるルールーに拓人は少し引き気味だった

 

「…どうしましょう」

 

「それは俺の方なんだけどね…」

 

よく分からない空間が漂ってると、窓が大きく開いた

 

「ルールー、拓人お兄さん!いつまで話をしているのですか?早く手伝って下さい!」

 

えみるが痺れを切らしていた

 

「今から行くよ!」

 

拓人はルールーの手を引く

 

「とにかく、もう避けるのは勘弁してね。流石に2回目は傷ついたよ」

 

「…拓人って話を逸らすのが上手ですね」

 

「偶々だよ」

 

「2人共!!」

 

えみるの怒号にビクつきながら店の中へ入る事になった

 

 

 

 

 

「ほな、お昼買って来るから頼むで〜」

 

ハリーははぐたんを連れて、お昼を買うついでに内富士の様子を見にHUGMANへ出掛けた

 

「「「……」」」

 

しかし頼まれたとは言え、今日は異常な程お客が来ない

 

(((暇だ…)))

 

口に出さずとも考える事は3人一緒

 

「ふわぁ〜…」

 

最初に沈黙を破ったのはえみる…というより欠伸をしただけ。

少し眠気があるのか目元まで擦る

 

「眠たいの?」

 

「うぇ…?そ、そんな訳無いのです!起きていますよ!!」

 

だがすぐにウトウトし始め、体は拓人へと倒れようとしていた

 

「少し寝た方が良いよ。おいで」

 

「ぅ…で、ではお言葉に甘えます」

 

えみるは拓人の膝に頭を乗せて目を瞑ると、ものの数秒で寝息を立て始めた

 

「拓人はその…えみるの事を好きなのですか?」

 

「え、ああ好きだよ。昔から面倒を見てるからって理由もあるけど、それ以上にえみるちゃんが可愛くてしょうがないから」

 

「そうですか…やっぱり余計な事をしましたね」

 

「余計な事って?」

 

「いえ、拓人はそのままでいて下さい」

 

 

 

 

 

「ふわぁ〜!」

 

「えみるちゃん良く眠れた?」

 

「はいなのです。ところで今何時ですか?」

 

ようやくえみるが起き、時計へ目を移すと時間は既に一時をを過ぎていた

 

「わたしの目の錯覚でしょうか?お昼は過ぎてるのに、ネズミが帰って来てないのです」

 

「錯覚じゃないよ」

 

拓人は苦笑いをしてるが、かなりお腹を減ったルールーが絶望した表情をしていた

 

「ルールー、物凄い顔なのです」

 

「お昼、早く、食べたいです…」

 

「あはは…迎えに行くか」

 

 

 

 

 

////////

 

しかし迎えに行って早々緊急事態が発生した

 

内富士の奥さんの体調に異変があると連絡があった

 

赤ちゃんが産まれてくるという報告だった

 

奥さんのゆかにはさあやが付いて、拓人やはな達はそれぞれ病院で合流する事となった

 

子供を産むというのは想像以上に難しく、時間が掛かるものだった。

いつの間にか日が落ちて夕方になっていた

 

そして遂に、赤ん坊の泣き声が聴こえた

 

新しい生命が誕生した瞬間に、皆嬉し涙を流していた

 

特にさあやは付き添っていた事もあり、これから母親となる覚悟と強さを直に感じたのだ。

感じるものも他の人とはまた違っていた

 

そこへ、ゆかの担当医をしていた人がさあやに声を掛ける

 

「生命が生まれるって凄いでしょう?」

 

「はい!」

 

「それじゃあ」

 

「あの、大変ですね」

 

「大変だよ。でも、この仕事最高だよ!」

 

その後は内富士も生まれてきた息子を抱っこして、その重みを感じた

 

だがその感動も束の間、病院の外から猛オシマイダーが出現した。

猛オシマイダーを発注したのはトラウム

 

はな達は急いでプリキュア へと変身するのであった

 

 

 

「「「「「ミライクリスタル!ハートキラっと!」」」」」

 

 

「「「輝く未来を抱きしめて!」」」

 

「みんなを応援!元気のプリキュア!キュアエール!」

 

「みんなを癒す!知恵のプリキュア!キュアアンジュ!」

 

「みんな輝け!力のプリキュア!キュアエトワール!」

 

 

「「みんな大好き!愛のプリキュア!」」

 

「キュアマシェリ!」

 

「キュアアムール!」

 

 

「「「「「HUGっとプリキュア!」」」」」

 

 

 

「来たねプリキュア 、年甲斐もなく気持ちが高揚しているよ!」

 

「猛オシマイダー!」

 

「静かにして」

 

「オ、オシ?」

 

騒ぐトラウム達を、アンジュが病院で寝ている赤ちゃん達を気遣って静かに怒り注意する

 

「赤ちゃん達がいるの!」

 

「赤ちゃん達の人生は始まったばかりなの!」

 

「「邪魔はさせません!」」

 

「ここから先は通さないよ!」

 

「皆んなも静かに!!」

 

しかしながら、拓人達も怒られる始末。アンジュは敵味方問わず騒がしくする人を注意する気でいる

 

「行ってらっしゃい!」

 

「猛オシマイダー!」

 

「させるか!ブーケトランペ……っ!?」

 

拓人は、ブーケトランペットで牽制しようとマウスピースに口に当てようとしたら、背後から物凄い視線を感じた

 

恐る恐る振り返るとアンジュが無言の圧力で訴えていた

 

「はい…じゃあ静かにエール達お願い」

 

「わ、分かった!」

 

渋々だが拓人は身を引いて、エール達に突っ込んで来る猛オシマイダーの迎撃を任せる事にした

 

「「「「やぁっ!」」」」

 

小さい掛け声と共に静かに猛オシマイダーを後退させる

 

「ハハハ〜!その程度の攻撃…」

 

「静かに!」

 

「調子狂っちゃうなもう…」

 

トラウムは指を鳴らして次の攻撃に移る様に合図を出す

 

カラーコーン型の猛オシマイダーは、両手を掛け合わせて巨大なドリルを構える

 

この時、トラウムも気を遣って回転する筈のドリルも無回転で発射させる様指示も出していた

 

「発射!」

 

「アムール!」

 

拓人はアムールからミライクリスタル・バイオレットを受け取り、ミライクリスタル・ハーモニーと共にクロノスタクトにセットする

 

「ミライクリスタルを静かにセット!時間よ戻れ!」

 

クロノスタクトの力で、発射されたドリルは猛オシマイダーの手元に戻るまで時間を巻き戻された

 

「やっ!」

 

更にエールが追撃を仕掛ける

 

「マシェリ、アムール」

 

「赤ちゃん達が寝ていますが」

 

「やるしかないのです」

 

 

 

「「ツインラブギター!」」

 

「「ミライクリスタル!」」

 

「Are you ready?」

 

「行くのです!」

 

「「届け!わたし達の愛の歌!」」

 

「心のトゲトゲ」

 

「ズッキュン打ち抜く!」

 

「「ツインラブ・ロックビート!」」

 

 

「モウヤメサセテモライマ〜ス」

 

「愛してる♡」

 

「Thank you!」

 

 

 

猛オシマイダーは浄化出来たものの、マシェリとアムールのツインラブ・ロックビートで病院に居る赤ちゃん達が大泣きし始めた

 

「ズルいな〜自分達だけ」

 

 

 

 

 

////////

 

「赤ん坊を気遣って負けるとか。どうなの?」

 

クライアス社に帰って来たトラウムは、早々に奏音にそう言われてしまった

 

「これでも少しは親の気持ちは分かるんだ」

 

トラウムは一枚の写真を取り出して微笑む

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

その写真にはトラウム自身と他2人、かつてクライアス社に居た時のルールーと、また別の青年が映っていた




流石に過去作のプリキュア だから読んでる方少ないな〜と常々思っております

ここまでの拝読ありがとうございました
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