HUGっと!プリキュア ROAD TO MAESTRO   作:シロX

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とうとうアニメの42?くらいまでやって来ました。小説の方が話数的に少ない!?

ほまれ回って他の個人回と比べて良作画が殆どだからめちゃ好き

ではスタート


第40話 秘めた想い今伝える!輝く星の気持ち!

もうすぐ、ほまれが出場するスケートの大会が開催される

 

その日に向けて拓人達は、横断幕の製作をビューティーハリーで作業していた

 

「嬉しいけど……何で虎?」

 

製作途中の横断幕を広げてみると、大きく虎のデザインが入った形となっていた

 

「めちょっく!何か違った?」

 

「そうじゃないけど…」

 

「…ハリーがそのデザインが良いって言ってたよ」

 

「あ!拓人裏切りよったな!?」

 

ほまれはお仕置きとしてハリーの頬を引っ張り上げる

 

「変な入れ知恵しないでよ」

 

「にゃ、にゃんにゃと!?」

 

「「「「「目指せ優勝!(なのです!)」」」」」

 

「ありがとね、みんにゃ…」

 

今度はほまれの頬がハリーに引っ張られ返された

 

「な、ななななっ!?」

 

「お返しや。頑張れよ、客席で応援するからな」

 

「…ネズミの癖に生意気!」

 

「せやからネズミちゃうて!」

 

「っ!!」

 

不意にハリーの顔が近付いて、ほまれは赤面してその場から逃げ出した

 

「何やアイツ?」

 

 

 

 

 

////////

 

「それは"恋"ね」

 

「「「恋!?」」」

 

材料の買い出し途中、はなとえみるとルールーの三人はパップルと出会していた

 

ここ最近のほまれの様子をパップルに相談してみたところ、「恋」という診断が下された

 

「お子ちゃまなアンタ達じゃ分からないかもね」

 

「ほまれが恋?」

 

「ネズミさんに恋…」

 

「理解不能…」

 

「恋はするものじゃない。堕ちてしまうものだから。自分じゃどうにも出来ないのよ……てか二人もそうでしょう?」

 

パップルが言うのはえみるとルールーの事。しかし二人は何を言っているのか分からない様子だった

 

「はぁ…もういいわ」

 

「「??」」

 

「とにかく恋に種族は関係無い!愛する気持ちが有れば成立するのよ!!」

 

「「「は、はぁ…」」」

 

 

 

 

 

////////

 

今度は場所が打って変わって

 

海が見える場所で、ほまれとさあやは何か話していた

 

「ミライクリスタルはわたし達の心。ほまれの心はキラキラと輝いてる」

 

「どうかな?普通にしようと思うのに、ハリーにはいつもキツくなっちゃう。イケてない…」

 

「好きな人の事を考えて、いつも心配してるほまれは可愛いよ……ごめんね。ほまれ最近悩んでるから」

 

「ううん、ありがとう」

 

「告白しないの?」

 

「アイツ未来に帰っちゃうじゃん…」

 

やはりと言うべきか、ほまれはハリーの事を想っている。

しかし、未来に帰ってしまう現実は変わらない。それが壁となってイマイチ素直にさせてくれない

 

「それに……」

 

「何話しとんや?」

 

「「ッ!?」」

 

急に、噂をしていたハリーが会話に割って入って来た

 

「な、何で此処に居るの!?」

 

「そんなん決まっとるやろ?拓人と買い出し中や」

 

ハリーの後ろで小さく手を振って応えていた

 

「あ、そうだ!わたし、拓人さんとこの後用事があるの忘れてた!」

 

「え、何か用事してたっけ?」

 

「っ!っ!」

 

さあやはウインクで必死に拓人に伝えようとしていた

 

「…あ〜そういえばあったね用事」

 

拓人も意図が伝わった

 

「じゃあわたし達はこれで〜!」

 

さあやは拓人と共にその場を離れたのだった

 

 

 

「何とか誤魔化せたね」

 

「はい。それにしても中々上手く行きませんね」

 

ほまれの恋路は時間が経つ程、相手を知る程その壁は厚く、大きくなっていく

 

「上手く行って欲しいね」

 

「そうですね。でもそれは、拓人さん達もですよ」

 

「…え?」

 

さあやは密かに知っていた。えみるとルールーの恋路のことも

 

しかし当の本人が全く駄目だった

 

「…何かわたし頭が痛くなってきた」

 

「え、大丈夫!?」

 

「えみるちゃんとルールーが可哀想…」

 

「んん??」

 

 

 

 

 

////////

 

色々とハリーについて悩みつつも、とうとう大会当日になった

 

はなとさあやはほまれの様子、残りの拓人達はハリーの様子を見ることとなったのだ

 

ほまれはともかく、何故ハリーもかと言うとさあやからの指示なのである

 

ほまれが一歩踏み出す為に、色々相談しながらした計画がある。

それにはハリーが必要不可欠

 

(後は指示があるのだけど)

 

拓人は時間を確認する。もう少しで開演の時間

 

ソワソワしてると、ルールーのプリハートから連絡が入った

 

「はい、了解です。ハリー!」

 

「さあ行くのです!」

 

「何処へ〜?」

 

「いいからいいから!」

 

 

 

 

 

リンク会場からハリーを追い出して、とある廊下までハリーを置いて三人は帰って行った

 

「何やったんや一体……あ」

 

そして打ち合わせ通りハリーの前にほまれがやって来た

 

「どうしたんや?もうすぐ本番やろ」

 

しかしほまれは何も答えず、ハリーに近付く

 

そんな沈黙が続く中でハリーから声を掛けて来た

 

「俺、お前に謝らんといかんな。真剣に頑張ってる時に茶化す様な事言って悪かった。けどな、俺はお前を応援しとる。それはホンマの気持ちで──」

 

「本当に鈍感…」

 

こうしていても意味が無い。だからほまれは、遠回りしてでもそれを伝えようとする

 

「ギャグつまんないし、すぐふざけるし、大事な事隠すし、ネズミだし」

 

「だから、ネズミちゃう言うてるやろ」

 

「本当に優しいんだから……何でだろう、アンタと居ると全然上手く喋れないし、喧嘩しちゃったりそんなんばっか。でも────アンタが好き」

 

その言葉を言うのにどれだけ時間が掛かったか。

それを今、爆発させてありったけを伝える。自分の素直なその好きな気持ちを

 

「輝木ほまれはハリーの事が大好きです!!」

 

俯いて涙を流すほまれに手を伸ばそうとするも、その手を引っ込めた

 

「…すまん。俺はお前の気持ちに応えられへん」

 

「未来に帰っちゃうから?」

 

「そやない。俺も、気持ちを伝えたいと思ってる奴がおる。それを有耶無耶にしたまま気持ちには応えられへん。ごめんな」

 

ハリーは謝りつつも丁重に断った。けれど、ほまれからしたら当然の結果だと納得した

 

「ありがとう。スッキリした!正直言ってサンキュー!最高のスケート滑るから!」

 

だけど、だからこそ嘘偽り無く言ってくれた事に感謝して笑顔でいられた

 

「はぁ…」

 

「溜め息なんてどうかしたの?」

 

タイミング良く拓人が話し掛けて来た

 

「聞いてたんか?」

 

「そんな野暮な事はしないよ」

 

「…ほまれには悪い事したな」

 

「でもそれが、今の彼女に力と勇気になってくれる。ハリーの本心を聞いたからね」

 

「ならええけど…」

 

「ハリーは悪くないよ。でもそう思うなら、全力で応援してあげなきゃ。ほまれちゃんの未来の為に」

 

「あぁ、言われんでも!」

 

 

 

 

 

開演となりほまれの出番

 

リンク中央でほまれは、何処と無くスッキリとした表情をして滑り始めた

 

(不思議、凄く集中出来る。バラバラになってた心が一つになったみたいに。ずっと想ってたこと、片想い、叶わない恋に意味はあるのかって……でも──)

 

ふと、応援席を見るとハリーが大きく応援旗を広げて叫んでいた

 

 

「フレフレ!ほまれ!!」

 

 

(きっとあった。ドキドキした気持ちも、胸がきゅーとなって流した涙も。今、わたしの心で輝いてる!フレフレわたし!!)

 

最後、フィニッシュである四回転ジャンプを綺麗に決めて演技は終了した

 

(ありがとう皆んな、ありがとうハリー…!)

 

全てに満足したほまれだったが、会場が大きく揺れる

 

猛オシマイダーの登場で、ほまれ達は外へ出て変身する

 

 

 

「「「「「ミライクリスタル!ハートキラっと!」」」」」

 

 

「「「輝く未来を抱きしめて!」」」

 

「みんなを応援!元気のプリキュア!キュアエール!」

 

「みんなを癒す!知恵のプリキュア!キュアアンジュ!」

 

「みんな輝け!力のプリキュア!キュアエトワール!」

 

 

「「みんな大好き!愛のプリキュア!」」

 

「キュアマシェリ!」

 

「キュアアムール!」

 

 

「「「「「HUGっとプリキュア!」」」」」

 

 

 

「来たねハリー。行けぇ!!」

 

ハリーを奪う為に、ビシンが猛オシマイダーを連れて会場を襲い始めた

 

「猛オシマイダー!!」

 

猛オシマイダーは飛び上がり、手の届かない空から攻撃する

 

拓人達は手も足も出来ず防御しか出来ないが、一人だけ空に居る猛オシマイダーに飛んで行く者が居た

 

「スタースラッシュ!」

 

猛オシマイダーとの激しいぶつかり合い。

お互いの攻撃が相殺して煙を上げる

 

「お前イラつく!!」

 

「きゃあ!」

 

立ち込める煙から出て来たエトワールを、不意打ちで背後から蹴り付ける

 

そしてその先には猛オシマイダーが待ち構えており、飛ばされたエトワールは捕まってしまう

 

「ハリーはお前の事なんか──」

 

「知ってるよ。もう伝えたから」

 

「アッハハハハ!あれだけ教えてやったのに馬鹿な奴!」

 

振られた事をいい気味だと高笑いするビシンだったが、下からエール達の声が聞こえてくる

 

「そんな事は無い!勇気を出して行動した人を」

 

「馬鹿にする権利なんて」

 

「「「「誰にも無い!」」」」

 

エール達四人のミライブレスが光り輝く

 

「強がるなよ!お前はもう明日なんて要らないと思ってるのだろ!?」

 

「わたしは自分の大好きな人の幸せを、輝く未来を願ってる。だから、時間を止めたい何てイケてない事思わない!!」

 

エトワールのミライブレスが瞬く間に輝き、ビシンはそれを見て前線から離脱した

 

「「「「プリキュア の絆!」」」」

 

「だあぁぁぁ!!」

 

エトワールは皆んなから受け取ったエールを、気持ちを力に変えて猛オシマイダーの拘束から自力で抜け出した

 

「スタースラッシュ!!」

 

そして真上からの攻撃で、猛オシマイダーは地面へ叩き付けられた

 

「皆んな!」

 

 

 

「「「「「メモリアルキュアクロック!マザーハート!」」」」」

 

「「「「「ミライパッド・オープン!」」」」」

 

「「「「「HUGっとプリキュア!今ここに!」」」」」

 

 

「ワン・フォー・オール!」

 

「オール・フォー・ワン!」

 

「ウィーアー!」

 

「プリーキュアー!」

 

「明日にエールを!」

 

「「「「「ゴーファイ!みんなでトゥモロー!」」」」」

 

 

「モウヤメサセテモライマ〜ス」

 

 

 

 

 

////////

 

「じゃん!」

 

ほまれは優勝する事が出来、首には金メダルが掛けられていた

 

「「「「おめでとう!」」」」

 

「ありがとう」

 

皆んなに囲まれて祝福される中を見てハリーも

 

「おめでとう」

 

そう優しく呟いた

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ほまれは、新たな輝きと共に未来へ飛んで行く




一週間に二つ投稿したかった作者です

ここまでの拝読ありがとうございます
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