HUGっと!プリキュア ROAD TO MAESTRO   作:シロX

51 / 54
バトンタッチ回です。

ではスタート!


第48話 最後の思い出、ワクワクな出会いの未来!

全てを終えたプリキュア 達は、平和な日々に戻って生活をしていた

 

「平和ですな〜」

 

「そうね」

 

「なんかこう、久し振りにゆっくり出来る感じ」

 

はな達が学校の屋上のベンチで座るその隣のベンチでは、えみるとルールーに挟まって拓人は唸っていた

 

「う〜…」

 

「拓人お兄さん何してるのです?」

 

「これは…参考書の様ですね」

 

唸っていた原因は、手に持っていた参考書だった

 

「そういえば拓人さんは三年生。そろそろ受験でしたよね」

 

さあやがそう言うと拓人は参考書を閉じて、立ち上がり背伸びをした

 

「俺の未来はきっと明るいと思う。うん」

 

「現実逃避してる場合?勉強だよ拓人」

 

「拓人さんってそんなに成績悪かったかな?」

 

「少なくともはなよりは出来ています」

 

「めちょっく!ルールーさん、そこでわたしを出さないで下さい」

 

「お兄様から聞く限り、何も問題は無いと思うのです!」

 

 

 

 

 

そして学校が終わると、未来へ帰る為の準備をする為ビューティーハリーで身支度をしていた

 

もう殆ど整理はされており、ビューティーハリーの中はもの毛の殻となっている

 

現代に留まるのも残り一日

 

そこではなは思い付いた

 

「よし、皆んな明日はデートしよ!」

 

 

 

 

 

////////

 

次の日の朝早くから、色んな場所へと渡り歩いた

 

洋服を見たり、ライブを見たり、美味しい物を食べたりと笑顔が絶えない最後を過ごしていた

 

「ねぇねぇ!次は何処行くはぐたん?」

 

はながはぐたんを抱えてクルクルと回り、次の目的地を考える途中

 

「はなちゃん後ろ!」

 

「えっ───」

 

はしゃぐはなが通行中の人とぶつかり、背中で押し倒す様に倒れてしまった

 

「痛っ!?」

 

「ご、ごめんなさい!!」

 

すぐに起き上がり、はぐたんをハリーに預けてから起き上がらせる

 

「危ないだろ…それに赤ん坊も」

 

ぶつかった相手は、はなと同じ年頃の少年だった

 

「あの、怪我は…?」

 

「無い。そっちこそ大丈夫なのかよ?赤ん坊も含めて」

 

「はい…ごめんなさい」

 

反省もあり、少年はそれを受け止めてそれ以上は何も言わなかった

 

「まぁこれ以上は何も言わないが……代わりにちょっと聞いてもいいか?」

 

「うん!」

 

「実は人を捜してるんだ。俺やお前と同じくらいの女子。見なかったか?」

 

「特徴を教えてくれるかな?はなちゃんと同じ年頃の女の子はいっぱい居るから」

 

そこへ拓人達も会話に入って、人探しの手伝いをする

 

「無愛想、無駄にプライドが高い、それに偉そう。後は……堅物学級委員長みたいな奴だな」

 

「な、仲良しの友達だよね?」

 

「知るかあんな奴。俺は好かん」

 

その女の子を捜すくらいだから、てっきり友達かと思ったが聞く限りでは、かなりその子の事を毛嫌いしてる様だ

 

「で、知ってるか?」

 

「だ、誰かそれらしい人知ってるかな?」

 

はなが周りに視線を向けるが、全員揃って首を横に振る

 

「ごめんね。押し倒した上に力になれなくて…」

 

「別に気にしてない。迷子になったアイツが悪い」

 

少年は手を腰に当てて溜め息を吐く

 

「手間取らせて悪かったな。じゃ」

 

「本当にごめんね!」

 

去って行く少年は、振り返らずに手を振ってその場を後にした

 

「で、はなちゃん。さっきのは本当に危なかったよ」

 

「はい、深く反省しております…」

 

「うん。それならいいよ」

 

拓人は優しく頭を撫でて終わらせた

 

その時だった

 

「猛オシマイダー!!」

 

「え゛っ!?」

 

突然カエルの猛オシマイダーが現れたのだ

 

「誰が発注したんや!?」

 

それを追い掛けて、トラウムに奏音、それにくっ付いてリストルとビシンがやって来た

 

「待って!私の『未来へカエル君』が!」

 

「また貴方ですか。何やってるんですか」

 

「まぁでもそこは、先生やルールー達が対処してくれるし内心大丈夫かなと」

 

「わたし達に丸投げされたのです!?」

 

「やはり、世界からトゲパワワは消えないと言うことか…」

 

「そりゃそうだよね。けど、皆んなの心にアスパワワは満ちてるんだから!」

 

 

 

「「「「「ミライクリスタル!ハートキラっと!」」」」」

 

 

「「「輝く未来を抱きしめて!」」」

 

「みんなを応援!元気のプリキュア!キュアエール!」

 

「みんなを癒す!知恵のプリキュア!キュアアンジュ!」

 

「みんな輝け!力のプリキュア!キュアエトワール!」

 

 

「「みんな大好き!愛のプリキュア!」」

 

「キュアマシェリ!」

 

「キュアアムール!」

 

 

「「「「「HUGっとプリキュア!」」」」」

 

 

 

「ミライクリスタル・マエストロセット!」

 

プリキュア に変身すると同時に、拓人はクロノスタクトにマエストロをセットした

 

「行くよ皆んな!」

 

 

〜〜〜〜〜〜〜〜

 

「「「「「「────ッ!」」」」」」

 

〜〜〜〜〜〜〜〜

 

 

全員に未来視の能力を与え、そして拓人とエール達はアイコンタクトを取る

 

「「「心のトゲトゲ!」」」

 

「「ズッキュン打ち抜く!」」

 

エールとアンジュが足を攻撃して怯んだところへエトワールが蹴り上げて、マシェリとアムールが高くジャンプして地面へと叩き付けた

 

「猛…オシマイダー!!」

 

猛オシマイダーも負けじに、舌を伸ばして攻撃する

 

皆んな避けて当たりはしなかったものの、その衝撃ではぐたんが転がって行く

 

それを狙って猛オシマイダーがはぐたんに襲い掛かった

 

「はぐたーん!!」

 

エールが追いついて抱き寄せるも避ける暇が無い

 

だがしかし、そんなエールの横から黒い斬撃が飛んで猛オシマイダーを吹き飛ばした

 

「一体何が…?」

 

「ったく、騒ぎがあって戻ってみれば」

 

「貴方はさっきの!」

 

振り返ると先程ぶつかった少年が居たのだ

 

「祭りなら俺も混ぜろよ」

 

しかし雰囲気が全く違っていた

 

手には漆黒の刀を持ち、右腕から肩まで服の上から黒いアザが覆い尽くし、右半身のみだがボロボロの翼が生えていた

 

「オ、オシマイ…」

 

「オイオイ、あれだけでへばってるのかよ。これなら15…いや、10%で充分だったな」

 

「ありがとう!」

 

「あ〜気にすんなよ。でも今日は最悪だな。未だにアイツ見つかんねぇし──」

 

「き、君!後ろ!」

 

拓人の言葉で少年は振り返るも遅い。猛オシマイダーの舌が、すぐそこまで迫って来ていた

 

 

「「やあぁぁぁ!!」」

 

 

その寸前で、上空から猛オシマイダーの頭に蹴りを入れる少女二人組が乱入した

 

「今度は何!?」

 

少女二人はエール達プリキュア と似た格好していた

 

猛オシマイダーから降りると二人は名乗りを上げた

 

 

 

「ふたりの奇跡!キュアミラクル!」

 

「ふたりの魔法!キュアマジカル!」

 

 

「「魔法つかいプリキュア !」」

 

 

 

「プリキュア !?」

 

「キュアミラクル、キュアマジカル……エール達以外にも居たんだ」

 

ミラクルとマジカルの元へ少年は歩み寄る

 

「悪いな助かった……な〜んて言うと思ったかこの迷子野郎!!」

 

そう言ってマジカルの頭を叩いた

 

「一体誰のせいでこんな目に遭ってんだよ!」

 

「迷子は貴方でしょう!」

 

「な訳あるか!俺とミラクルでずっと捜してたんだぞ!」

 

「……け、計算通りだし!」

 

「何だとこの迷子野郎。テメェのケツの穴に杖をぶっ刺すぞ!」

 

「やれるものならやってみなさいよ!」

 

少年の言っていた捜し人はキュアマジカルと言うプリキュア だったらしい。

けれど、出会って早々なんとも騒がしい喧嘩が始まった

 

ミラクルはというと、いつも通りなのか苦笑いしていた

 

「ごめんねお取り込み中のところ。わたし達の事は気にしないで」

 

「みたいだね。エール、俺達は俺達で猛オシマイダーをなんとかしようか」

 

「そ、そうですね〜…」

 

エールは気持ちを切り替えて皆んなに呼び掛ける

 

「行くよ皆んな!」

 

 

 

「「「「「メモリアルキュアクロック!マザーハート!」」」」」

 

「「「「「ミライパッド・オープン!」」」」」

 

「「「「「HUGっとプリキュア!今ここに!」」」」」

 

 

「ワン・フォー・オール!」

 

「オール・フォー・ワン!」

 

「ウィーアー!」

 

「プリーキュアー!」

 

「明日にエールを!」

 

「「「「「ゴーファイ!みんなでトゥモロー!」」」」」

 

 

「モウヤメサセテモライマ〜ス」

 

 

 

 

 

////////

 

「さっきはありがとう!」

 

変身を解除して、お互いに元の姿で話し合っていた

 

「あ、わたし野乃はな!宜しくね!」

 

「わたしは『朝日奈みらい』!それで…」

 

未だに口喧嘩をし続ける二人に視線を送る

 

「二人共挨拶しないと!」

 

「『リコ』よ!」

 

「『翼』だ!」

 

投げかける様に名前を教えると、またも口喧嘩をする

 

「あはは…また機会があったら会おうね!行くよ二人共」

 

「みらいが言うなら仕方ない。ほら行くぞリコ」

 

「だから!何で貴方はいつもいつもみらいには素直なのよ!?」

 

そう言って三人は去って行った

 

「なんて言うか、嵐の様な子達だったね」

 

「また会おうね、か。その時が楽しみだね!」

 

夕方のチャイムが街中に響き渡った

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

別れの時間がやってきた




本来ならスターが登場でしたが、作者の場合は次の作品を書くシリーズの子を登場させる方針です。
まぁなので次書くのは……つ、次は一から百まで物語の構成考えたらから大丈夫だし!

次回で未来組が帰るっといったところです。

ここまでの拝読ありがとうございました
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。