HUGっと!プリキュア ROAD TO MAESTRO   作:シロX

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別れのシーン、まさか朝から泣くとは思わなかった

ではスタート


第49話 そしてわたしたちは、未来へ進む

別れの時

 

いつでも出発準備が完了して、後は別れの挨拶をするだけとなった

 

「皆さん、未来に帰ってもお元気で」

 

「サンキューで〜す!」

 

「えみる、絶対ビックなスターになりなさいよ」

 

「はい…」

 

「行くわよルールー」

 

「はい」

 

未来組が未来へカエル君に乗り始める中で、ルールーは最後の別れを告げる

 

「わたし、もっともっとギターと歌も上手くなりますから……ツインラブは…っ、これからも、ずっと、ずっとぉ…いつまでも…っ!」

 

ルールーはえみるを優しくハグをする

 

「ルールー元気でね」

 

「甘いものばっか食べちゃダメだよ」

 

「ルールーはご飯も食べるから大丈夫」

 

「何ですかそれ?」

 

最後の会話に笑って終わり、ハリーがはぐたんを預かろうとする

 

「そろそろ時間や。行こかはぐたん」

 

「どこへ?」

 

「未来や。未来に帰るんや」

 

「みらい?みらい!みんないっしょ!」

 

はぐたんはまだ赤ん坊。これがお別れになるという事は知らない

 

「ハリー、笑顔で」

 

「ああ、そうやな」

 

目に涙を浮かべながら、ルールーとハリーは乗り込んで行く

 

しかしはなは振り向けない。

まだ笑顔ではないから

 

そしてやっと決心がついて振り返ると、汽車の扉は閉じてしまった

 

アスパワワで出来た線路を作り上げ、大きな汽笛を鳴らして動き始めた

 

それと同時に拓人達は走り出した

 

「ほんまおおきに!ありがとう!」

 

「わたしこそ、ありがとうハリー!ありがとうはぐたん!」

 

「まぁ〜まぁ〜!」

 

「はぐたん絶対また会えるよ!だからいっぱい食べて、いっぱい遊んで大きくなるんだよ!」

 

汽車のスピードが少しずつ速くなり、走って追い掛けるのもやっとになって来た

 

「はぐたん!!」

 

「まぁ〜まぁ〜!!」

 

はなとはぐたん、お互いに手を精一杯伸ばして一瞬だがその手を掴んだ

 

そして思い返すは初めてはぐたんと出会った日

 

汽車は浮かび始め、そして

 

「はぐたーーーーん!!!」

 

未来へと帰って行った

 

はなはその場で只々、悲しみの涙を流すしか出来なかった

 

「行っちゃったね…」

 

「はい」

 

「わたし達も未来へ進もう」

 

泣くはなをさあやとほまれが手を貸し、拓人はえみるの手を繋いで歩き始める

 

「さぁ、帰ろうか」

 

「はい…!」

 

「そうですね」

 

何事も無く帰ろうとしたのだが、全員違和感に気付いて足を止める

 

「「「「「……えっ?」」」」」

 

「はな、今日のご飯は何でしょうか?」

 

「おかしいな。わたしの目の前にルールーが居るんだけど…」

 

「大丈夫ですはな先輩。わたしにもしっかりと見えてるのです」

 

未来へカエル君に乗って、ハリーやはぐたん達と一緒に帰った筈のルールーは何故か残っていたのだ

 

「え、ルールーちゃん帰ったんじゃ…」

 

「最後の最後まで本当に迷いました。でも決めたのです。現代に残って、未来に音楽を届けると」

 

「ル、ルールー!!」

 

えみるは泣きじゃくりながらルールーに抱き付いた

 

「もう、わたし達の涙返してよ!」

 

「トラウムさんはよかったの?」

 

「お父さんが言いました。『ルールーの好きなように。何処に居ても愛してる』と」

 

「そっか!」

 

はな達も納得してルールーにハグした

 

「ルールーちゃん」

 

「拓人」

 

「これから大変だよ」

 

「大丈夫です。皆さんが側に居てくださるので」

 

「フフ、じゃあ今度こそ帰ろうか!」

 

「なのです!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ハリーやはぐたん達との別れは終わった

 

そして次の別れの季節がやって来ようとしていた




若干強引さもありましたが、ルールーだけでも引き止めました

次回は卒業式です。主人公が三年生設定なので書きたかった

ではここまでの拝読ありがとうございました
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