HUGっと!プリキュア ROAD TO MAESTRO 作:シロX
「明日の土曜日皆んなでデートしよ!」
「デート。男女のペア又は、愛し合う2人が会う事を言う。何か少し違う気も…」
「いいのいいの!」
ビューティーハリーで集まり話していたところ、はながデートと表してお出掛けの誘いを掛ける
「プリキュア 3人揃った記念!」
「コラコラ!プリキュア は4人おる筈なんやで!」
「ちゃんと揃ったらその時またお祝いするよ。それより皆んなで出掛けよう!」
急な誘いで3人は困り果てる
「はぎゅ?」
「はぐたんと一緒なら!」
「何処へでも参ります〜!」
と思っていた矢先ですぐこれだ。はぐたんの顔を見ただけで、さあやとほまれは心変わりして行く事にした
「お前らそんなノリが軽いとは知らんかったで!」
「わたしも、アンタがネズミだとは知らなかった」
「ネズミちゃうっちゅうねん!ハリハム・ハリーさんや!」
ほまれもプリキュア となって、ハリーのちゃんとした姿を見たのは最近。見た感想としては皆同じでネズミと言う
「拓人からも何か言ってやってくれへんか!」
「う〜ん…ハムスター?」
「それはもういいねん!!」
「まあ、それは置いといて」
「置いとくやな!重要な事やぞ!」
ハリーが何か言っているが拓人は気にせず話を続ける
「明日は予定が合って行けないんだ!ごめんね」
「そうですか…。ではまた今度拓人さんも一緒に行こう!」
////////
「それで、何でホームセンターなんや?」
はな達がやって来たのは、去年から改装して大きくなった「ホームセンターHUGMAN」
行く場所は決まってたらしいが、その場所についてはさあや達は知らないかった様子
「いざ店へゴー!」
はなに連れられてさあや達も店へと足を運ぶ
「此処だね。ホームセンターHUGMANは」
「ホームセンターで何を買うのです?」
まさかの入れ違いで、拓人とえみるがHUGMANに到着した
「父さんがまた物作りをするのに、グルースティックが必要って言ってたからね」
「拓人お兄さんのお父様は相変わらず多趣味なのです」
「そうだね。でも、何でえみるちゃんも来るの?」
「えっ!?それは…そ、そんな事より早くグルースティックとやらを買いに行くのです!」
店に入って早々に驚く
「ホームセンターって割には、充実なラインナップだね。何でも揃ってる感じがするよ」
「服やスポーツ用品まで置いてあるのです」
「折角だし全部見て回る?」
「はいなのです!」
店の下から上まで、端から端まで探検する。その中でも2人が注目したのは
「ピアノだ」
「ピアノなのです」
もはや何でもアリのホームセンターHUGMAN
「えみるちゃん弾いてみる?」
「た、拓人お兄さんと一緒なら…」
えみるは拓人との連弾を希望していた。上目遣いで頼んで来るえみる。
えみるに対して甘々な拓人の返事は勿論
「えみるちゃんが望むなら俺はこの身を捧げるよ!」
「思ってた返事と少し違うのです…」
2人はピアノ椅子に座ろうとするのだが、小さくてとても一緒に座る事が難しい
「う〜ん…あっ」
拓人は何か閃いた。その閃きは
「えみるちゃんどうぞ!」
拓人の膝上に座る事だった
「は、恥ずかしいのです!」
「そんな事言わないで」
結局、えみるは拓人の膝上に座りそのまま連弾する事になった
「しまった。この体勢では鍵盤が見えない!」
そんな事を言いつつも、ちゃんとピアノは弾けており音を奏でていた
(そういえば昔はよくこんな風に…)
今より小さい頃、よくえみるは拓人の膝の上に座って楽器を演奏していた。上手い、下手に限らず何でも演奏するえみるを褒めていた。
大好きな人が一番の近くで、沢山褒めて貰える事がとにかく楽しく嬉しかった
「えみるちゃんどうしたの?ニヤけて」
「ふにゃ!?」
どうやら顔に出ていたようだ
「えみるちゃん可愛い」
「拓人お兄さん!!//」
あまりの恥ずかしさに思わず叫んでしまった。それを機に連弾を辞めて、最初の目的である買い物をする事に
「確かこの辺りだったような……ん?」
拓人はとある花屋に目を移した。別に気にする事でも無いのだが、明らかに見覚えのある人物達が居た
「あの子ってはなちゃん?」
「拓人お兄さん?」
「ごめんね、よそ見してたよ。早く行こうか」
はなの姿が見えた気はしたのだが見ないフリをした。何故なら、はなと思わしき人物が店での仕事をしていたからだ。
中学生が仕事はおろか、アルバイトですら出来ないのだ。他人の空似、目の錯覚と判断して見なかった事にした
ようやくして買い物を済ましたのだが
「今の声って…」
拓人は窓から裏口の方へ目を移すと、オシマイダーが居る事に気が付いた
「やっぱり」
「拓人お兄さん!飲み物買って来たなのです!」
「えみるちゃん!俺お手洗いに行って来る!」
「え、あ、ちょ!」
簡潔に素早くえみると別れた
「あんなに張り切ってお手洗いに行くなんて、拓人お兄さんはいつから我慢したのです?」
////////
「居た!オシマイダー!良し、デュアル──」
「拓人さん!?」
「はなちゃん!?」
ほぼ同時にオシマイダーの居る現場に到着し、おまけに拓人とはな達がばったりと出会った
「「何で此処に?」」
「2人共話は後で!」
「今はあっち!」
「「「ミライクリスタル!ハートキラっと!」」」
「「輝く未来を抱きしめて!」」
「みんなを応援!元気のプリキュア!キュアエール!」
「みんなを癒す!知恵のプリキュア!キュアアンジュ!」
「みんな輝け!力のプリキュア!キュアエトワール!」
「ちょっとストッピ!一瞬いい?」
「え、はいどうぞ」
クライアス社の一員と思われる女性からストップを掛ける
「アンタ誰?」
「プリキュア だって」
「えぇ〜!?何でプリキュア また増えてんの?」
女性はエトワールが居る事は初耳らしく、1人増えてる事に驚いていた
「貴方こそ誰なの?」
こちらも同じく、チャラリートとは違う人が今回襲って来たので誰かと問う
「パップル様よ!」
女性の名はパップル
「知らないの?」
「「「「知らない」」」」
知ってるかと訊かれたので素直な答えを言ったのだが、それが気に入らないと思いパップルは怒りを露わにする
「おのれプリキュア !ぶっとびな!」
「オシマイダー!」
「プリズムシンバル!」
鞭のような攻撃を拓人が受け止め
「「「ハァァァッ!」」」
そして、その影からエール達が同時攻撃でオシマイダーを倒した
「ったく!ホワイト以外にドンドンミライクリスタルが増えてんじゃないの?チャラリートの奴『ホウレンソウ』がなってない」
「何で報連相?」
「報告・連絡・相談で『ホウレンソウ』。仕事で1番大事な事でしょ?」
「仕事ですって?」
「そうよ。ミライクリスタル・ホワイトを手に入れる事、明るい未来を消す事。それが私らクライアス社のお・し・ご・と!」
クライアス社は自分達がする事を仕事と自負した。それを仕事と言われて、ますますエール達は許せなくなった
もう一度ジャンプして同時攻撃を仕掛けようとするも
「「「キャーッ!」」」
「皆んな!」
ハエトリソウを模した腕でエール達を食べて動きを封じた。
食虫植物は虫を溶かして食べてしまう。このままだと時期に溶かされる危険性がある
「3人纏めて溶けちゃいな!」
勝利の確信を得たのかパップルは喜ぶ
でも
「甘いね!3人…4人一緒ならこんな物!」
オシマイダーの体を伝って拓人が走る
「デュアルクラリネット!」
拓人の手に黄色に光るクラリネットが握られていた。そして、そのクラリネットのマウスピースとベルから光剣が出現し、デュアルクラリネットは槍となった
「ハッ!」
槍となったデュアルクラリネットでオシマイダーの腕を切断した
「おまけにもう一つ!エトワール!」
エトワールからミライクリスタル・イエローを受け取り、バレル部分にセットする
「スパーキング・ブリランテ!」
振りかざす二連撃の刃が、オシマイダーの手足を全て切断して動きを封じ込めた
「エール!」
「フレフレ!ハート・フォー・ユー!」
「ヤメサセテモライマ〜ス」
「3人…いや4人じゃなきゃ倒せたのに〜!」
パップルは捨て台詞を吐いて退散した
「そういえば何で拓人さんが此処に?」
「俺は知り合いの子と買い物に……あーーー!!」
普段大声を出さない拓人にエール達が驚く
「お手洗いで誤魔化してたの忘れてた!ごめんね!また今度!」
すぐさま拓人は店へと戻って行った
「行っちゃった…」
////////
「随分と長いお手洗いなのです」
「ご、ごめんね」
「もういいのです。それよりも折角ですし、もっと色んな所へ出掛けるのです!」
えみるは元気良く、拓人の手を引いてHUGMANを後にした
今日もえみるに振り回されながらも楽しい1日を過ごした拓人だった
オリ主、終始謝ってばっかだな
ここまでの拝読ありがとうございました!