HUGっと!プリキュア ROAD TO MAESTRO 作:シロX
前回の内容とか忘れちまった!
ではスタート!
「にんじん兄さん、ネギ姉さん♪野菜はわたしの家族なの♪」
今はなが歌ってるのは「野菜少女」という昔CMで流れていた歌を口ずさんでいた
そのCMに、幼い時さあやが出演していてこの話題になっているのだ
「まさか、あの野菜少女がこんな身近に居たなんて!」
「何で教えてくれなかったの?」
「言う程じゃ無かったと思って」
そんな何気ない話をしていると、何処からともなく高笑いする声が聞こえて来た
「薬師寺さあや!ここで会ったが100年目!」
そして草むらから出て来たのは1人の女の子だった。見る限りでは、はな達と同世代と見た
「『一条蘭世』でございます」
蘭世と言う子はどうやら、さあやと同じCMに出ていたと言うのだが
「そんな子居た?」
「わたし覚えてない」
「出てたっけ?」
「出てますわよ!」
拓人達は全く記憶に無い。一応出てる証拠として、あのCMを動画で流してくれて確認したところ
「ネギ?」
「ネギだね」
ネギとして出演していた事が明らかになった
「あのCMで、貴女は野菜少女としてお茶の前に親しまれた。なのにわたしはネギ!只のネギ!」
蘭世はネギという役に未だに根に持っていたのだ
「悔しかった、惨めだった。あの時誓ったの、いつか貴女をギャフンと言わせてやると!」
「ギャフンって。面白い子だね」
「そうゆう問題じゃないと思うけど…」
「貴女には分からないでしょうね!大女優の母という後ろ盾を持った貴女には!!」
「大女優?」
ガミガミと突っ掛かる蘭世の会話の中で、大女優というワードを耳にした
「あらご存知ありませんでしたの?この子の母は、あの『薬師寺れいら』ですわよ」
「知ってる知ってる!あのCMの綺麗な人!サイン頂戴!」
超有名人な人の名前が出て興奮し、はなはさあやにサインをせがむ様に頼む
「一方わたしは、何のバックも持たないで、どんなに小さな役でも地道にやって来ました」
「凄い努力家。尊敬するよ」
「ありがとうございます。それよりも貴女、今度舞台のヒロイン役のオーディションを受けるのでしょう?」
「一応そうゆう話はあるけど…」
「わたしも、同じオーディションを受ける事になっていますの。必ずや、貴女を蹴落とし役をゲットして見せますわ!」
「でもわたしは──」
「問答無用!」
何か言い掛けたさあやだったが、蘭世は全く聞く耳を持たずだった
「叩き上げの底力見せ付けてやりますわ!」
そうして、また高笑いをしながら去って行った
「でも、オーディションなんてすっごいね!フレフレさあや!」
はなからエールを貰うのだが、少々さあやの表情が曇っていた
////////
次の日
ビューティーハリーで、はぐたんのお世話をしながらもさあやの事を話していた
「しかし、さあやがオーディション受け取るとは驚きやな。アイツ、今もTVに出てるんか?」
「昨日少し調べたけど全然出ていない。何かあったのかな?ところで、はぐたんは何を作っているの?」
はぐたんは、何やら機械を使って作っていた
「これええやろ!可愛いハートのアクセが作れるんや!」
「そうだこれ…!」
はなが何か思い付いた
学校でさあやに会っても本人はまだ浮かない顔。拓人達は、そんなさあやを心配をして跡をつける事にした
そして着いたのはちょっとした池
「こんな所で何を?」
「あ、池に入るよ」
様子を見ていたら、何やら1人で話し出した。オーディションの練習中だ
3人は、そんな練習中のさあやの姿を見て思った
「天使様?」
「はな!?ほまれ!?拓人さんまで!?」
はなが思わず溢した声で気付いてしまった
「ご、ごめん。覗き見するつもりじゃ…」
「今のは何!?天使が本当に居るのかと思ったらさあやだったの!天使がさあやで、さあやが天使で!」
「はなちゃん興奮し過ぎてだよ。でも、本当にそう見えたよ」
「そうそう、背中に羽が見えたってゆうか!」
ちょっとした演技だったのだが、拓人達から見たらそれはとても美しいものだった
「ありがとう。今度のオーディション、地上に降りた天使の役なの」
「マジ凄い!役に入りきってる感じだった。スケートの演技の参考になる」
「ねえ!もう一回やって!ワンモア!ワンモア!」
はなが期待の目で見つめる。さあやもそれに応えてもう一度するのだが
「ココハ何処?ワタシハ誰?分カラナイ、暗クテ何モ見エマセン!」
「「「…えっ?」」」
急なカタコトに3人は首を傾げてしまう
「人に見られてるとこうなの。オーディションは特に駄目」
「緊張するって事?」
「色々考え過ぎちゃうのかな。『この人はわたしに何を求めてるんだろう?』、『何が正解なんだろ?』って」
「でも、野菜少女のCMを見る限りではそんな事は」
「確かに、昔は何も考えず役になり切る事が出来たの。でも──」
周りの大人達が昔、勝手な期待をさあやに押し付けていたせいもあり、上手く出来無くなっていた。
要はプレッシャーが原因だったのだ
「わたしは、母の様になりたいのか?それとも…。だんだん、色んな事が分からなくなっていって、女優になりたいかどうか自分の気持ちも分からなくなっちゃった」
「「……」」
「…えい!」
「冷たっ!?何?」
周りの空気が重たく感じ始めたはなは、さあやに水を掛ける
「さあやがこ〜んな顔をしてたからさ」
「そんな顔してない」
「してたよ。ほら、2人もおいで!」
「今行くよ」
「それ!」
拓人達も参加してさあやに水を掛ける
「ちょっと2人まで!」
「ねぇ、さあやはどうしてオーディションを受け続けてるの?」
「何かを求めてるからじゃないかな?」
迷うさあやに、拓人とほまれはそう質問する
「きっと、自分の気持ちが知りたいからだと思う。答えが分からないまま諦めたく無い。でも、結局は今みたいに悩んでるままだし…」
「いっぱい悩めば良いんじゃないかな?悩む事は恥では無いよ」
「それに、わたし達がいつも側にいるし」
「はな、ほまれ、拓人さん!ありがとう」
「ルールーちゃ〜ん。今日暇だったりする?」
「マスターの御用命であれば何なりと」
クライアス社では、パップルがルールーに何か仕事を持って来た
「実は、シーカレに誘われちゃってさ〜。今日の仕事代わってくんない?」
「シーカレ、登録情報に無い言葉です」
「彼氏よ彼氏。仕事も大切だけどLOVEも大切じゃない?」
パップルは強引に仕事を押し付け、彼氏の元へと帰って行ってしまった
「プリキュアの分析は完了済み。排除成功確率99%。そして」
ルールーはひとつの映像を映し出す
「この男の分析も完了済み」
映し出されてるのは拓人。ルールーは拓人の映像を観ながら、自分が持ってるハーモニカを強く握り締めていた
////////
そしてオーディション当日
「此処からは1人で大丈夫」
「頑張ってね」
「は〜ぎゅ〜!」
「コレ、はぐたんと皆んなで作ったの」
はなが渡したのは、先日はぐたんが作っていたアクセをはな、さあや、ほまれのイメージカラーを基にして作ったブレスレット
「お揃い」
「ありがとう」
さあやがオーディション会場に入ったのを確認すると、はなはミライパッドを取り出してミライクリスタルをセットする
「ミライパッドオープン!お仕事スイッチオン!」
「お〜!服が変わった!」
はなとほまれの服はCAの服装に早変わりした
拓人は、この様なミライパッドの使い方を見るのは初めてだった
「お前ら、何するつもりなんや?」
はなは何やら悪い顔をして企んでいた
「それはね──」
はなの計画では、緊張するさあやの為に会場に乗り込んでほぐしてあげるという、何とも言えない計画だった
「それ、下手したら追い出される様な…」
「大丈夫です!…多分!」
「はぁ…じゃあ俺は遠目で見守っておくよ。さあやちゃんに宜しくね」
それからは計画通り、さあやの出番の直前で乱入して行った。遠目です見る限りでは、何とかさあやの緊張はほぐせれたとみた
「お疲れ様。正直、見てるコッチが恥ずかしかったよ」
「付き合わされた俺も恥ずかしいわ…」
そんな事を話してると外から大きな音が聞こえた
「オシマイダーや!」
「急いでさあやと合流するよ!」
拓人達はさあやと合流して変身した
「「「ミライクリスタル!ハートキラっと!」」」
「「輝く未来を抱きしめて!」」
「みんなを応援!元気のプリキュア!キュアエール!」
「みんなを癒す!知恵のプリキュア!キュアアンジュ!」
「みんな輝け!力のプリキュア!キュアエトワール!」
『現れましたねプリキュア』
オシマイダーの近くに、一機のUFOが飛んで女の子の声響いていた
「えぇ〜!?UFO!」
『貴方達のデータは分析済みです。行きなさいオシマイダー』
UFOに乗ってるのはルールーだった。そしてルールーの指示によりオシマイダーが攻撃を開始する
「ハァァ!」
先に仕掛けたのはエール。だけど、攻撃が届く前にカウンターを食らい建物に叩き付けられた
「「ハァッ!」」
今度はアンジュとエトワールが加勢するも簡単にあしらわれる
「デュアルクラリネット!」
拓人も隙を突いて突き刺そうとするも容易く防御された
「何のこれしき!」
エールが再度突っ込んで行く
「オシ!」
「それがどうした!」
「オシ!」
何度も攻撃するが、エールの動きを読んで全て避けた
『キュアエール。貴女の動きは直線的で読みやすい』
「エトワール行くよ」
エトワールが先頭を走り、拓人が後ろから援護しようする
けれどもそれも予測済みだった。
オシマイダーが大きく土煙りを立てた事により、エトワールは困惑して動きを止めてしまった
「キュアエトワール。貴女の身体能力は群を抜いてる。だけど…』
「あぁーっ!」
『思い掛けない出来事に対して非常に脆い』
「ブーケトランペット!」
拓人はオシマイダーの視角に潜り込み、遠距離で攻撃しようとするも
『音宮拓人。貴方はプリキュアの動きに合わせてサポートをする戦い方』
「うわっ!」
『しかし火力が無い上、これといった決め手が無い』
「拓人さん!」
オシマイダーは次にアンジュに狙いを定めた
『キュアアンジュ。貴女の戦闘能力は最も低く…』
「フレフレ!ハート・フェザー!」
ハート・フェザーで傷付く仲間を守ろうとするも、簡単に破壊されてしまった
『得意とするバリアーも、わたしのオシマイダーめ破壊可能』
「オシマイダー!」
オシマイダーは止めに入る。連続で繰り出される攻撃に、なす術も無く地に伏せてしまう
「プリキュア排除完了…?」
「まだ…」
しかしアンジュだけは立っていた
『キュアアンジュ、もう諦めたらどうですか?』
「わたしは諦めない。何故なら……3人を守りたい気持ちは誰にも負けない!!」
そんなアンジュの気持ちに新たなミライクリスタルが生まれた。ブルーよりも深い青色の「ミライクリスタル・ネイビー」が
「オシマイダー!」
「フレフレ!ハート・フェザー!」
今までより更にパワーが上がったハート・フェザー
「天使の中には強さもあるの!」
アンジュはそのまま、バリアーを投げ付けてオシマイダーに攻撃した
「フレフレ!ハート・フォー・ユー!」
「ヤメサセテモライマ〜ス」
隙を突いたエールの技でオシマイダーを浄化した
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「折角応援してくれたのにごめんね。合格出来なくて」
結局オーディションの方は落ちてしまった
「どうして謝るの?」
「さあやの自分の気持ち言えたんでしょ?」
さあやの表情は前より清々しかった
「オーディション受けて良かった。女優になりたいかはまだ分からないけど、自分の心をきちんと見つめて頑張ろうって思えたから」
さあやの手には先程新たに生まれた、ミライクリスタル・ネイビーがあった
「一つ目のミライクリスタルより色が深くなっとるな」
「わたしよ心の…もっと深い所から出て来たからかも」
まだ迷ってる部分もあるが、少しずつ前に進み始めてる
そして皆んな前に1人の男の子が現れる
「ほまれ」
その子は金髪で、女の子にも引けを取らない顔立ちの子
「やっと会えた!」
その子はいきなりほまれに抱き付くのであった
ほまれとその子の関係は果たして──
もっと書くぞ〜!しかし一旦寝る!
ここまでの拝読ありがとうございました