翌日、ユエとシアが見たのは、艶々したような笑顔で生き生きとしている香織と、痩せ細ったかのように干からびたような見た目のハジメだった。
ユエ「はぁ、香織もやり過ぎ」
シア「は、ハジメさん大丈夫ですか?」
ハジメ「だ、大丈夫だ…。さて、今日は買い物をするから、準備しろ。そして、シアの服もだ。」
シア「え?いいんですか?」
香織「何?これからもその格好で出掛けるつもり?」
ハジメ「さて、じゃあシアを呉服屋に送ってくか。」
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服屋
ハジメ「…!?」
ギルド支部のマドンナことキャサリンさんがおすすめする呉服屋さんにつくと、そこには2mを超えるくらいの大きな漢女がいた。
「いらっしゃ~い♥あら、かわいい子達ね、嬉しいわ♥お姉さんいっぱいサービスしちゃう♥」
ハジメ「な、なんなんだ……。」
ユエ「人間……?」
「だぁ~れが、伝説級の魔物すら裸足で逃げ出す、見ただけで正気度がゼロを通り越してマイナスに突入するような化物だゴラァァアア!!」
ハジメ「そ、そんなつもりは無いんだが……ところで実は、こいつの服を仕立ててもらいたいんだが…。」
ハジメはシアをこの店の店長クリスタベルの前に出す。
「あら~、素材がいいわね。…わかったわ。任せなさい!!」
クリスタベルがシアを担ぎ上げて店の奥に入っていく。
それから、1時間後
「出来たわよ~!どうかしら?」
出てきたシアは店長の見た目と違って素晴らしい出来だった。
ハジメ「おお~!!」
香織「すごい…。」
ユエ「シア、よく似合ってる。」
シア「あ、ありがとうございます。」
ハジメ「さすが、呉服屋の店長だな。香織とユエもここで服を買ってみたらどうだ?」
ユエ「いいの?」
ハジメ「ああ。お金が足りなくなっても素材はまだあるからそれを売ればまたお金は出来る。」
香織「そう。なら、お言葉に甘えて、クリスタベルさん。私達もお願いします。」
「お姉さんに任せなさい!!」
それから、クリスタベルの神的センスによって磨かれた香織達は着替える前と比べて魅力に磨きがかかっていた。
ハジメ「お前達、よく似合ってるな。」
「「「ありがとう(ございます)、ハジメ(君)(さん)。」」」
店を出たあと、3人の魅力にハジメから奪おうとした下心丸出しの男達を男の大事なところと一緒に撃ち抜いて返り討ちにしていったりして、買い物を済ませた。
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翌日
またしても、艶々した香織と干からびたようなハジメを見てから、4人はブルックの町を出て、本格的にライセン大峡谷にあると言われる(オルクスの手記より)ライセン大迷宮を探し始めた。
そして、その道中、ハジメは改めて生成魔法の便利さを知った。
キャンプ道具は生成魔法で作れるし、自身の錬成でテント見たいな物も作れるからである。
そんなこんなでキャンプをしながらライセン大迷宮を探すこと早3日
見付けたのはシアだった。
シア「あの~、お花摘みに行ってきます。」
ハジメ「お花なんてこんなところには…冗談です、冗談ですから香織さん銃構えないで…。」
香織「ハジメ君、次やったら本当に撃つからね?」
ハジメ「わ、わかりました…。」
シア「ハジメさ~ん!!……大迷宮の入り口見付けました~!!」
「「「は!?」」」
シアの声のした方に行くと、そこには
〝ミレディのおいでませ、ドキわく迷宮〟
という看板が付けられた洞窟の入り口があった。
ハジメ「こんなところにあったのか。」
中に入ると、そこには行き止まりで、何もなかった。
シア「うわっ!!!」
シアが消えたと思ったらシアの触れたところが忍者屋敷のような回転扉になっていたのだ。
ハジメ「まるで、からくり屋敷だな。…!?」
ハジメは自身に向く脅威にいち早く気付き、防ぐために錬成で即席の壁を作り出した。
しかし、その壁で防げたのは自分自身と香織とユエだけ。
ハジメ「あれ?シアはどこだ?」
シア「ふぇぇぇ~、ハジメさん見ないで助けてください…。」
シアが某バンドのドラマーのような声を出して助けを求めていたが、ハジメには動けなかった。
ユエ「おもらしウサギ。」
シア「そんな~、」
香織「ハジメ君は後ろ向いてて。」
ハジメ「あ、ああ。」
ハジメが後ろを向くと、近くにあった石碑に文字が刻まれていった。
〝どう?ビックリした?もしかして、チビっちゃった?それとも、死んじゃってた?プクク~〟
ハジメはイラつきつつも突っ込まずにいると、
シア「な、何ですかこの文は~!!」
シアはハジメに作ってもらったハンマー状の武器“ドリュッケン”で石碑を破壊した。
しかし……
〝ざんね~ん、この石碑は一定時間経つと復元しちゃいま~す!!'`,、('∀`) '`,、〟
ハジメ「ミレディ=ライセンは解放者云々関係なく人類の敵ってことでいいな?」
ユエ「同意。」
香織「力強く同意。」
知らぬ間に、人類の敵認定されるミレディ=ライセンだった。
次回はライセン大迷宮の続きです。
では、また次回。