ありふれた錬成師は治癒師と最強を目指す   作:旭姫

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第七話 奈落の魔物と囚われ姫

ハジメと香織は新しい武器(銃の名前はドンナーという名前にした。)を持って爪熊の元に向かっていった。

 

ちなみに、ハジメは弾を記憶錬成でいくらでも作れるのでそんなに作っていない。

 

もちろん、香織のも意思伝達で弾の有無を確認できるため無くなったときもすぐに記憶錬成で補充出来る。

 

やがて、爪熊の前までいくと、ハシメがひとりでに話し始めた。

 

ハジメ「よう、爪熊。俺の腕は美味しかったか?」

 

爪熊は雄叫びで返した。

 

ハジメ「そうか。なら、今回は俺がお前を殺して喰ってやる」

 

爪熊が爪を伸ばして香織に飛ばす。

 

ハジメ「後ろに下がれ!!」

 

香織は後ろに下がって爪熊の左腕をドンナーで撃つ

 

左腕が破裂して肘から下が放り出される。

 

ハジメは咄嗟に爪熊の左腕を喰らった。

 

ハジメ「くそ不味いな…。でも、何でだろうな。今まで食べた肉の中で一番うまいな。」

 

ハジメは肉を食べた後、光剣を起動して片手剣単発ソードスキル《ソニック・リープ》で爪熊を切り裂いた。

 

香織「終わったね。」

 

ハジメ「ああ。とりあえず、これの皮を剥いで、肉を削ぐ。」

 

ハジメは記憶錬成で簡単なナイフを作り出し、皮を剥いで、肉を削いだ。

 

ハジメ「よし。拠点に戻るぞ。」

 

拠点に戻ると、香織は爪熊の肉を調理して、ハジメは爪熊の皮と香織の元の服で香織の服を作った(理由は言わずもがな)。

 

香織「ハジメくん、ご飯出来たよ。」///

 

香織は服がなく裸であるため、顔を赤くしてる

 

ハジメ「やっとこっちもできたぞ。速く着てくれ。(俺も恥ずかしいから)」///

 

香織は渡された服を着た。

その時にハジメの心の声が共鳴で聞こえていたので顔が沸騰しそうなくらい赤くなったのは言うまでもない。

 

ハジメ「とりあえず食べようか。」

 

ハジメと香織は爪熊の肉を食べながら今後のことを話し合った。

 

上に続く階段が見つからずに、下に降りなくてはならないことがわかったため、明日から下に降りていくことにした。

 

そして、神水がどのくらいあるのかわからないが、ここにある分を少量づつに纏めて保管庫にしまった。

 

神結晶も保管庫にしまった。

 

最後に爪熊を食べたことによって、風爪という爪を伸ばして飛ばす技能を手に入れたり、ハジメの錬成に派生技術である精密錬成や鉱物探査なる技能が手に入っていたことを確認してその日を終えた。

 

その後は目を見たら石化するトカゲやら鉱石の中を住み処として気配を完全に遮断できるサメ、斬ったところから無限に増えるムカデやリンゴのような見た目をして味がスイカという謎の果物(すべて取り尽くして保管庫にしまった。)を飛ばしてくるトレント擬き等を倒しては喰らったりして、落下地点からちょうど五十階層のところまで来ていた。

 

現在のハジメと香織のステータスがこうなった。

 

―――――――――――――――――――――――

 

南雲ハジメ 17歳 Lv.50

 

天職;錬成師  冒険者ランク;赤

 

筋力;1060

 

体力;980

 

耐性;865

 

敏捷;1040

 

魔力;780

 

魔耐;780

 

技能;錬成[鉱物鑑定][記憶錬成][精密錬成][複製錬成][鉱物分離][鉱物融合]・二刀流[ソードスキル(片手剣)(二刀流)]・■■魔法・共鳴[意思伝達][思考共有]・魔力操作・胃酸強化・纏雷・天歩[空力][縮地][豪脚]・風爪・夜目・遠見・気配感知・魔力感知・気配遮断・毒耐性・麻痺耐性・石化耐性・言語理解

 

―――――――――――――――――――――――

 

―――――――――――――――――――――――

 

白崎香織 17歳 Lv.50

 

天職;治癒師  冒険者ランク;赤

 

筋力;720

 

体力;720

 

耐性;960

 

敏捷;935

 

魔力;1210

 

魔耐;1210

 

技能;回復魔法[高速治癒]・光属性適正・高速魔力回復・■■魔法・共鳴[意思伝達][思考共有]・魔力操作・胃酸強化・纏雷・共鳴[意思伝達][思考共有]・天歩[空力][縮地][豪脚]・風爪・夜目・遠見・気配感知・魔力感知・気配遮断・毒耐性・麻痺耐性・石化耐性・言語理解

 

―――――――――――――――――――――――

 

五十階層には大きな扉と2つの石像があった。

 

ハジメ「何かあるならここだな。」

 

香織「いかにもって感じだね。」

 

ハジメ「しかし、この封印の陣は初めて見るな…。」

 

ハジメは錬成で鍵を開けようと扉に手を置いて魔力を流した。

 

否、流そうとした。

 

ハジメ「ちっ、錬成封じか…。」

 

香織「ハジメくん、横!!」

 

横を見ると2体の石像が動き出した。

 

ハジメは即座に一体を目をドンナーで狙い撃ちして倒した

 

ハジメ「ベタと言えばベタだな。(香織は後方から銃撃頼む)」

 

香織「(了解!!)くらえぇぇ!!」

 

香織は何発か銃を撃つが、石像、否、サイクロプスは腕を使って防いだ。

 

ハジメ「防御の固有魔法か。」

 

ハジメはドンナーをしまって、光剣を取り出した。

 

ハジメ「香織、そのまま防御を崩せるか?」

 

香織「いけるよ。」

 

ハジメ「わかった。なら俺が切り込む。」

 

ハジメは光剣を起動して片手剣四連撃ソードスキル《バーチカル・スクエア》でサイクロプスの足を再起不能にすると、タイミングよく香織が防御を崩したのでそのまま《ホリゾンタル》で目の部分を切り裂いた。

 

ハジメ「お疲れ。」

 

ハジメと香織は即席のナイフでサイクロプスの中から魔石を取り出し、扉の窪みにそれぞれはめた。

 

すると、封印が解けて扉が開いた。

 

中に入ると、中央に人がいた。

 

ハジメ「人…なのか?」

 

「……だ…れ…。」

 

ハジメ・香織「「すみません、間違えました!!」」

 

「……まって……助けて」

 

ハジメ「……。(どうする?)」

 

香織「……。(理由を聞いてみよう?)」

 

ハジメ「はぁ。わかった。だが、質問に答えろ。お前は何でここにいる?」

 

「……私、先祖返りの吸血鬼。……すごい力持ってる。……だから国のために頑張った。……でも、家臣達がいらないって……おじ様も今日から俺が王様だって……。私はそれでもよかった……でも、力が強いから封印された。……死なないから。」

 

ハジメ「王様だったのか?」

 

「……そう。」

 

ハジメ「死なないって、どういう意味だ?」

 

「……傷が出来てもすぐ治る。」

 

香織「再生…かしら?」

 

「そう。」

 

ハジメ「凄い力ってなんだ?」

 

「……魔力直接操れる。陣もいらない。」

 

香織「(私たちと同じ……だけど、魔物の肉を食べたわけではなさそうだからつれていっても損はないと思うよ。)」

 

ハジメ「(香織が言うなら。)……わかった。」

 

ハジメは女の子の囚われているキューブに手を当てて錬成の派生技術である鉱物分離を行った。

 

ハジメ「くっ、……全魔力を使う。壊れろ!!」

 

やがて、キューブが壊れて女の子が解放された。

 

とりあえずハジメは女の子に保管庫に入っていた服を渡して着せた。

 

香織「……(ハジメくん、後ろ!!)」

 

ハジメは咄嗟に女の子を抱えてその場から離れた。

 

すると、ハジメのいたところに針のような物が数本刺さった。

 

ハジメたちの目の前にはさそり型のモンスターが現れた。

 

ハジメ「どうしてもこの子を出す気はないんだな。(香織、やるぞ)」

 

香織「(了解)」

 

香織はドンナーをさそりに向けて撃った

 

香織「ハジメくん!!」

 

ハジメ「ああ。」

 

ハジメはさそりに向けてとある玉を投げた。

 

すると、その玉が爆ぜて光が辺りを包んだ。

 

ハジメが投げたのは閃光手榴弾だった。

 

閃光手榴弾はサメのところで見つけた火がつくと燃え続けるタール鉱石で全体を覆い、中に緑光石と燃焼石の粉末を混ぜてある。

 

ハジメ「今だ!!」

 

ハジメは光剣を風爪で伸ばして真空刃を五本ぐらい撃った。

 

さそりの尻尾が切れてさそりが攻撃手段を失う。

 

ハジメ「畳み掛けるぞ。」

 

「……なんで私を置いて逃げないの?」

 

ハジメ「一度助けると決めたんだ。最後まで助けて見せる。」

 

「……ハジメ。ちょっと、来て」

 

ハジメ「ん?」

 

女の子はハジメに抱きつき、首に噛みついた。

 

香織「(ハジメ…君?)」

 

ハジメ「(誤解だ!!俺は悪くない)」

 

「……ごちそうさま。」

 

やがて、女の子がハジメから離れるとさそりの前に出て一言…

 

「……蒼天」

 

さそりの頭上に青色の炎の玉が出てきて、さそりに当たる

 

ハジメ「……えぐいな。」

 

「最上級…疲れる。」

 

香織「お疲れさま。ハジメくん、ラスト行くよ」

 

ハジメ「おう。」

 

香織はハジメから受け取ったドンナーとあわせて二丁で総攻撃を始めた。

 

ハジメは片手剣単発技ソードスキル《バーチカル》でさそりを横に真っ二つにした。

 

さそりが完全に倒れたことを確認してハジメと香織は緊張の糸を解く

 

ハジメ「はぁ、疲れた。それよりお前名前なんて言うんだ?」

 

「……前の名前は捨てた。…ハジメにつけてほしい。」

 

ハジメ「俺か!?」

 

「……うん。」

 

ハジメ「(香織、ヘルプ!!)」

 

香織「……なら、ユエって、どう?」

 

ハジメ「ユエ……確か、中国語で月だったな。」

 

香織「うん。だってこの部屋に入って初めて見た時は月のように見えたから」

 

ハジメ「だそうだ。……じゃあお前は今日からユエだ。」

 

ユエ「……ユエ……うん。いい名前。ありがとう、ハジメ、香織。」

 

ハジメ「お、おう。とりあえずさっきのサイクロプスとさそりの素材を回収しますか。」

 

このあと、サイクロプスとさそりの皮や鱗をとった後に肉を削いだ。

 

―ハジメがさそりの鱗が魔力で強度が変わるシュタル鉱石だということを知って項垂れたのは3人の秘密となった。

 

その後、ご飯の準備やら鉱石を使ってシュラーケンと呼ぶライフルを作ったりといろいろしつつも話をしていた。

 

ハジメ「……ってことはユエは300年も生きているのか…」

 

ユエ「……マナー違反」

 

香織「ハジメくん…。」

 

ハジメ「うっ、…す、すまん。」

 

ユエ「それよりも2人は何でこんなところにいるの?」

 

ハジメはユエに2人が落ちた経緯を話した。

 

ユエ「ハジメ辛い。香織も辛い。私も……」

 

ハジメ「……そうだな。……そういえば、ここはどこなんだ?」

 

ユエ「わからないけど、ここは反逆者の作った迷宮だと言われてる。」

 

ハジメ「反逆者…神に楯突いた者達か…。」

 

香織「ねぇ、ハジメくん。もしかして、上のクラスのみんなと潜った迷宮は仮初めで本当は私たちが落ちた奈落が迷宮のスタートなんじゃない?」

 

ハジメ「なるほど。それならいろいろ説明がつく。…落ちた先で見たベヒモスよりも全然強い魔物とかな。」

 

香織「とりあえず下に降りていけば何かあるんじゃないかしら?」

 

ハジメ「ああ、そうだな。それよりユエはご飯食べないの?」

 

ユエ「私はいい。最高の食事があるから」

 

ユエは舌舐りをしながらハジメと香織の所にいった。

 

ハジメ「ユ…ユエさんや。なぜそこで舌舐りをする?」

 

ユエ「ハジメは熟成された味」

 

ハジメ「なっ、」

 

ユエ「香織も同じだと思う。だから、いただきます。」

 

ユエは香織の首筋に噛みついた。

 

香織「えっ、きゃっ、やっ、」

 

ハジメは意識しないように、黙々と作業に入った。

 






というわけで、なんか無茶苦茶な気がしますが、ユエさんが仲間になりました。

次回は百層まで行けたらいいなと思ってます。

クラスメイトのシーンはカットします。(申し訳ありません。)

よって雫さん達の登場は魔人族の女の人が登場するあのシーンからです。
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