所々、文章がおかしいところもあるかもしれませんが楽しんで頂ければ幸いです。
それでは、本編をどうぞ!
「う…ん…あれ?ここどこだ?」
ふと、目を覚ますとそこには辺り一面が真っ白な光景が広がっていた。
え?マジで何処だここ…確か、俺は久しぶりにダンボール戦機のプラモを買いに行くために近くの店に向かっていたはずだけど…
そこまで思い出して、突如として記憶が甦ってきた。
甦った記憶は店へ向かう途中で俺に向かって車が飛び込んでくる記憶…そして、そのまま俺が命を落とした記憶だった。
「そうか…俺は死んだのか…じゃあ、ここはあの世ってことか」
そう言葉を口にすると同時に自然と涙が零れてきた。
思い出すのは日々の幸せ…家族や友達と語らい、当たり前のようにご飯を食べて、風呂に入って…寝て、明日を迎える。
そんなありきたりではあるが幸せな日々だ。
「…はぁ、まだまだ生きたかったなぁ…」
「では、第二の人生を歩むのはどうじゃ?」
「えっ…!?」
不意に聞こえてきた声に思わずそんな言葉を口にする。
第二の人生…?どういうことだ?転生させてくれるとでも言うのか?
「いかにも!お主を転生させるつもりじゃ」
そう言いながら俺の前に姿を現したのは神々しいオーラを放つ老人。世間的にイメージされる神様のような人物だった。
「転生…本当なのか?」
「もちろんじゃ!それにしてもお主のような人間は久しぶりじゃな…大抵、この手の話はすぐに信用する人間が多いんじゃが」
「転生なんて、本当にするなんて思ってなかったし…何より、自分が死んだっていう事実だって受け入れられてないんだから、無茶言わないでください」
「それはすまんかったな…さて、話を戻すが転生する気はあるか?」
「まぁ、転生できるならしたいですけど…転生する世界を選べたりはするんですか?」
自分が死んだという事実をとりあえずは一旦飲み込み、そう尋ねる。
「残念じゃが、お主の転生先はすでに決まったおるんじゃ…今更、変えることはできぬ」
「そうですか…ちなみにどんな世界なんですか?」
「それは…今は教えることができんのじゃ。ただ、過酷な世界というのは間違いない」
過酷な世界…一体どんな世界なんだ?というか何で教えることができないんだ?
いくつもの疑問が頭に浮かぶが、とりあえず今は選択の余地はなさそうだ。
「わかった。色々と混乱してるけど、転生させてください」
「うむ、承った!じゃが、その前にお主には修行をしてもらう」
「修行…?何でそんなことをするんだ?」
「お主が転生する世界は過酷な世界だと言ったじゃろ?だから、お主に何の経験も積ませないまま転生させるわけにはいかんのじゃ…すまんの」
「な、なるほど…正直、不安しかないけどやるしかないか…」
それにしても、修行する必要がある世界って…本当にどんな世界なんだろうか…怖すぎるんだけど。
「では、さっそく始めるつもりじゃが…心の準備はできたかの?」
「…あぁ、なんとか」
「では、始めるぞよ!修行開始じゃ!」
神様がそう口にすると同時に辺りの景色が変化していく。
そうして、気づけば俺は荒廃した街の中に立っていた。
そして、10体ほどの大きな機械達が俺の目の前に出現する。
出現した機械達はどれも3メートル〜4メートルほどはあり、いくつもの銃火器を装備している。
(これは…!なんだろう、すごく嫌な予感がするぞ…)
そう直感的に感じ取り、近くの路地裏に全力で飛ぶ。
すると、その瞬間に大きな爆発音が響き、俺は自分の直感が正しかったことを理解した。
(何だよ!今の!あんなの喰らったら、絶対死ぬって…!これが修行…?冗談キツいって!)
「どうする?どうする?どうすれば良いんだよ!くそっ!ふざけんなよ!あの神、戻ったら絶対一発ぶん殴る!」
(とりあえず、一旦落ち着け、俺…今はこの状況を切り抜けるのが先だ。)
そう考えながら、何か武器はないかと辺りを見渡す。
そうして、自分がハンドガンと剣の柄のようなものを装備していることに気がついた。
「銃はまぁわかるけど…この剣の柄みたいなのは何だ?何かライトセーバーみたいだけど…スイッチみたいなものは…あった!」
そうして、スイッチを入れると光の剣が飛び出した。
「すっげー!マジでライトセーバーみたいだ!…っと、そろそろ場所を移動しないと!敵がいつ来るかもわかんないからな…」
そうして、光剣を展開しながら路地裏を抜ける。
だが、路地裏を抜けた先に居たのは機械の軍団…数は半分ぐらいになってはいるがそれでも十分脅威だ。
「嘘だろ!ここであの機械達かよ!…くそっ!どけーっ!!」
そう叫びながら、地を蹴り空中に飛ぶ。そして、一回転して敵の攻撃を回避し、その勢いのまま目の前の敵を一刀両断する。
続けて、サイドステップで左右の敵に近づき、そのまま切りふせる。
その直後、敵の銃撃が放たれる…それを回避して敵の懐に潜り込みそのまま撃破する。そして、残った敵に光剣を投げつけすべての敵を掃討した。
「はぁ…はぁ…やった?俺がやったのか…?ふぅ〜…」
敵をすべて倒しきり、安心感を感じると同時に疲労がどっと押し寄せてきて、思わず地面に座り込んだ。
「し、死ぬかと思った…あ、そうだ…まだ終わってないんだった…座り込むにしてももう少し安全な場所に行ったほうが良いな」
そう考えて立ち上がり、落ちていた光剣を回収しつつ近くの建物に身を隠すことにした。
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「…はぁ…はぁ…ふぅ…これで最後か」
ようやく最後の機械を倒し終え、一息つく。
あの後、建物に隠れつつハンドガンで1体ずつおびき寄せて撃破するという方法を取り、何とかすべての敵を倒しきった。
ったく…いきなりこんなことさせるとかどういうつもりだよ…本気で死ぬかと思ったぞ。
いやまぁ、すでに死んではいるんだけども……多分転生する前にこんなことさせられたのなんて俺ぐらいなものじゃないだろうか。実際どうか知らないけど。
『どうやら生き残れたようじゃな…ひとまず安心したわい』
「声だけ!?今どこに居るんだ!とりあえず一発ぶん殴らせろ!」
『落ち着くのじゃ!説明不足に関しては謝罪するがこれには深い訳があるんじゃ!ともかく今は修行に集中してくれ!まだ終わりではないからの…』
「まだ終わりじゃないのか…勘弁してくれよ」
『大丈夫じゃ…お主ならできる!きっと、切り抜けられるはずじゃ!』
「根拠のない自信!!…あぁっ!くそっ!わかったよ!やってやるよ!やれば良いんだろ!こうなりゃヤケクソだ」
『うむ!その意気じゃ!期待しておるぞ』
その言葉を最後に頭に響いていた声が聞こえなくなり、再び辺りの景色が変化していく。
ここから先の戦い、俺は生き残れるんだろうか…だけど、やるしかないよなぁ…もうなるようになれだ。
俺はそんなことを思いながら次の戦いに向かうのだった。
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「うーん…」
「あ、隊長…起こしちゃった?」
「あぁ、おはよう…カリナ」
俺に声を掛けてくれたのは綺麗な金色の髪に碧色の瞳を持つ美少女、ミカヅキカリナ。俺の率いているチームアテナスの装甲娘で、コードネームはアキレスだ。
どうやらいつの間にやら眠っていたらしい…それにしても、随分懐かしい夢を見たな。
本当にあの修行は地獄だったぜ…巨大な機械を相手にするはめになるわ、ファンタジー世界に出てきそうなモンスター達と戦うことになるわ…他にも、とにかく色んな敵と戦うことになったからな。
その都度、一応攻略方法を神様が用意してくれてたけど、自分で考えてその方法を見つけださなきゃならなかったし、そこまで持っていくのが超大変だった。
だけど、おかげさまで俺は戦いというものを知ることができたし、敵の特徴を分析して、その敵の対処方をすぐに考えられるようになる力が身についたけどな。
そういう意味ではあの神様には感謝している…まぁ、あまりにも説明不足過ぎたのはどうかと思うが。
「うん?どうかしたか?カリナ」
俺がそんな風に過去を思い出していると、カリナが何やら驚いた顔をしていたので声を掛けてみる。
「隊長があたしの名前を普通に呼んでくれたからびっくりしちゃって…」
「おっと、すまん…コードネームで呼ばなきゃだな…寝ぼけてたってことで許してくれ」
「いや、全然良いよ!むしろ、どんどん名前で呼んで!そっちの方があたしとしても嬉しいし…」
「そうなのか?わかった。なら、今みたいに周りに誰も居なさそうだったら、極力名前呼びすることにするか?」
「うん、そうしてほしいかな…」
「了解。さて、時間も時間だしカリナもそろそろ寝ろよ…俺はもう寝る…それじゃあお休み」
「はーい。隊長もゆっくり休んでね……お休み」
カリナのそんな言葉を聞きながら、お休みの意味も込めて軽く手を振りながら俺は自室へと向かう。
このままソファで寝ても良いんだが、正直寝づらいんだよな…まぁ、あまりに疲れが貯まりすぎてる時は大して気にならないんだけど。
それに、エンペラーに余計な心配を掛けるかもしれないし、自室で寝るのが妥当だろう。
…さぁて、明日も朝早いしさっさと寝るかな。
俺はそんなことを考えながら自室で眠りに着いた。
といった感じのプロローグでした!
最近、ダンボール戦機のアニメを見返して見たんですが、やっぱり良いですね!それだけに装甲娘の世界でアニメで見た街並みが荒廃しているのを見ると心にくるものがあります…それでは今回はここまで!ここまでの拝読ありがとうございます。