無限の空を飛ぶ妖精   作:北方守護

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第7話 スズとの再会

1組でのクラス代表決定戦が終わってから、少し経って……

 

「それでは、機体練習を行う。織斑、オルコット、添、前に出るんだ、そして機体を展開させろ」

千冬に言われた3人は前に出ると指示通りに機体を展開したが……

 

「おい、どうしたんだ織斑、添……もっと早く展開しろ」

セシリアが機体展開を終えている横では一夏と添がなかな展開出来ないでいた。

 

「あぁーっ!来い!白式!!」

 

「ストライク!起動!!」

 

「織斑は5秒、添は8秒か……慣れている操縦者ならば、2人よりももっと早い時間で展開が可能だ。では次に空中へ飛行しろ」

次の指示を受けた3人は言われた通りの動作をしていた。


一方、4組では……

 

「じゃあ、ここの問題を……ドレアー君に答えてもらおうかしら?」

 

「はい、分かりました、ここの答えはーーーになります」

 

「えぇ正解よ、じゃあ今度は……」

普通の高校で行うはずの授業をしていた。


その日の放課後……

 

「うーんと……虚さん、この書類ってこうで良いんですか?」

 

「見せてください……はい、大丈夫です」

 

「アキ君も生徒会の仕事に慣れてきたわね」

生徒会室で3人が作業をしていた。

 

「そういや……今日の授業中に何か凄い音がしたんですけど何か知ってますか?」

 

「えぇ、1組の織斑君が機体操作の授業中に急降下を行なってグラウンドに穴を開けたと本音から聞いてます」

 

「そうですか……(全く……イチの奴は何をしてるんだ……)」

 

「あら、そう言えば。今日は放課後に食堂で織斑君のクラス代表の歓迎会をするみたいだけど」

 

「ふーん、そうですか……だから本音はいないんですね」

アキが室内を見回すと本音の姿が見えなかった。

 

「アキ君も行きたかったら行っても良いのよ?残りの仕事は私と虚ちゃんで片付けるから」

 

「別に行きたいとは思いませんよ。クラスが違うんですから」

 

「そう、ふぅじゃあ一旦休みましょうか。虚ちゃん、紅茶を淹れてくれる?」

 

「はい、分かりました。アキ君は温めでしたね?」

 

「ありがとうございます虚さん。何か手伝う事ありますか?」

 

「それなら冷蔵庫からケーキを出してください」

アキは虚の指示通りにケーキを出すとそれぞれの前に置いた。


その後、生徒会の仕事を終えたアキは寮に帰っていた。

 

「うーん晩飯は何にするかなぁ……「アァーッ!もう!職員室って何処にあるのよーっ!!」ん?今の声……それとこの匂いは……何をしてるんだ?アイツは……」

アキは何か声が聞こえたが心当たりがあったので、そちらに向かった。

 

アキが声が聞こえた時と前後して……

 

「全く……こんな地図でどうやって行けって言うのよ……」

 

「どこか探してるなら俺が案内するぞ?()()

 

「え?……私をそう呼ぶって事は……やっぱりアキだったのね」

アキが声のした場所に行くと茶髪のツインテールで肩にボストンバッグを下げた少女がいた。

 

「久し振り……って訳でも無いわねアキ」

 

「あぁ、そうだなスズ、それよりもお前が来るのは来週だって聞いてたけど……」

 

「それはウチのお偉いさん達が行くなら早い方が良いだろうってね」

 

「そうか、それよりもどこに行くんだ?俺が案内するぞ」

 

「そう、じゃあ総合案内所って所に行きたいんだけど……」

 

「総合案内所だったら向こうの校舎にあるぞ、ほら行くぞ」

 

「あ……ありがとう……アキ……(うん、やっぱりアキは昔と変わってないわ……)」

スズと呼ばれた少女はアキに右手を握られて顔を赤くしていたが喜んでいた。

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