無限の空を飛ぶ妖精   作:北方守護

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第9話 転入生の噂

鈴音が転入して来た日の翌日……

 

「皆、おはよう」

 

「おはよう、織斑君。ねぇ知ってる?2組に転入生が入って来たんだって」

 

「しかも、その転入生って中国から来たんだって」

一夏が教室に入ると話していたクラスメイト達が近くに来て情報を教えてくれた。

 

「この様な時期に転入生とは珍しいな……」

 

「多分、この私がいるから来たのですわ」

 

「中国からか……(そう言えば、アイツは武昭の事が……)」

 

「一夏、何か考えているが……どうしたんだ?」

一夏の感じ変わった事に気付いた箒が声をかけた。

 

「いや、中国って聞いてな……「ねぇ、ここに織斑一夏が居るから会いに来たんだけど?」その声……」

一夏が答えようとした時に誰かの声がしたので確認しようと見ると凰だった。

 

「お前鈴?……鈴じゃないか!久し振りだな!!」

 

「えぇ、久し振りね一夏。1年振りかしら?」

 

「あぁ、そうだな……なぁ鈴、アイツの……武昭の事は……」

 

「別に良いわよ、もう……」

 

「やぁ、初めまして、俺は2人目の男性操縦者の添誠って言うんだ、よろしく」

一夏の鈴が話してると登校して来た添が話に入ってきた。

 

「えぇ、私は中国の代表候補生の凰・鈴音よ。言っておくけど私はアンタと仲良くするつもりは無いから」

 

「なっ!?(チッ、まだ知り合って間も無いから仕方ないか……)まぁ、同じ学園の生徒なんだから」

 

「そろそろSHRが始まるわね、それじゃ一夏」

 

(おいおいおい待てよ、()()()()()()()()()()()()()()()()簿()()()()()()()()()()()()()()()()

添が自分が知る流れと違う事に軽く戸惑っていると鈴が教室を出たと入れ違いに千冬が入ってきたので皆は席に座った。


昼休みになって一夏達が食堂に行くと鈴がアキと昼食を食べていた。

 

「あれ?鈴、ドレアーと知り合いなのか?」

 

「ん?えぇ、そうよ。だって私は」

鈴はポケットから何かを取り出すと一夏に見せた。

 

「私はニュムパ・カウダ所属 凰・鈴音よ。よろしくね。悪いけど一夏、私はアキと仕事の話をしないとダメだから2人だけにしてくれる?」

 

「あぁ、そんな事情があるならしょうがないな」

一夏は事情を察すると、その場から離れていった。

 

一方……

 

(ハァ!?なんだよ、それ!!そんな企業があったなんて俺は知らないぞ!?)

その様子を見てた添が軽く怒っていた。

 

(そうか……あのアキって奴は俺と同じ転生者なんだな……なるほど、アイツさえ始末すれば……)

添はアキを見ながら何かを考えていた。


アキと鈴の所では……

 

「それでスズ、中国の方はどうなんだ?」

 

「えぇ、社長が軽く話をしてくれてね特に問題は無いわ」

 

「そうか、おじさん達も日本に来たのか?」

 

「父さん達はこっちの会社にいるわよ……()()()()()()()()()()()()()()()……」

スズの言葉を聞いたアキは何処が納得していた。

 

その後、昼食を終えたアキとスズは教室に戻った。

 

 

 

 




アキとスズが学食にいた頃……

ニュムパ・カウダの社内の一室で……

「ねぇ?なんでこんなに散らかってるのかしら?」

 「えっと、あの、その……開発に熱中してて……」 
束が何処かスズと似たスタイルの良い女性に怒られていた。

「あの、すみません……私が束様の手伝いをしなかったから……」

「いえ、クロエちゃんは悪くないわ……それよりも、そろそろお昼にしましょうか……アナタ」

「おぉ、言われた通りに作ったぜ」
部屋に1人の男性が料理を乗せたワゴンを持って入ってきた。

皆がそれぞれの席に座ったが……

「えっと……劉さん?私の麻婆豆腐だけ……何か赤いって言うよりドス黒いんですけど?」

「ん?あぁ、束ちゃんの奴はいつもの奴の数倍の辛さにしたからな」

「え?数倍の辛さって……」

「そうそう、束ちゃん、それを食べないと……次は、更に倍になるから」
束は女性の有無を言わせない笑顔を見せられて泣きながらご飯を食べていた。


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