無限の空を飛ぶ妖精   作:北方守護

15 / 24
第12話 クラス代表対抗戦。(前編)

鈴が学園に来て日にちが経ち、クラス代表対抗戦の日が来た。

 

1回戦は1組の織斑一夏と2組の凰鈴音だった。

 

試合前のアリーナ内の2組のピットには鈴とアキがいた。

 

「まさか、最初の相手がイチだとはな……でスズはどうするんだ?」

 

「どうするも何もどんな相手でも私は本気で行くだけよ」

 

「そうか、まぁ今のスズならイチ相手でも問題ないしな おっと入場アナウンスが流れたか」

 

「じゃあ行ってくるわ、アキは観客席で見てなさい、私が勝つ所を」

鈴がアリーナに出たのを見たアキは観客席に向かった。

 

アリーナで対抗戦が始まる少し前……

 

「あぁ、そう言う訳だから頼むぜ」

添が校舎の物陰で誰かに連絡を入れていた。

 

「へっ、俺以外に転生者が居るなんて思わなかったぜ……けど()()()()が来れば……

おっと、そろそろ観客席に行かないとな……」

添は歪んだ笑みを浮かべながら、その場を離れた。

 

「どうやら、アイツは何かを企んでるみたいだな……まぁ、何をしようが……()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()

添が気付かれない場所にいた何者かは、その場から姿を消した。


その後、アリーナでは一夏と鈴の戦いが行われていたが……

 

「一夏、やるわねアンタ……けど、私の方が上手みたい」

 

「仕方ないだろ……俺はISの事なんか、この学園に入ってから教わったんだから……」

鈴の攻撃に一夏は息が上がっていた。

 

「そうなの……けど、あんたは自分から教わりたいって誰かに頼んだりしたの?」

 

「いや、箒やセシリアが教えてくれるっていうから教わってるけど……」

一夏の言葉を聞いた鈴は軽く落ち込んだ表情を見せた。

 

「あんたね自分の立場が分かってるの?」

 

「は?俺の立場って……」

 

「いい?アンタはこの世界で3()()()()()()()()()()()()なのよ……

最低限自分から何かを教わろうとしないと身につく物は少ないわ…」

 

「それは……」

鈴の言葉に一夏は心当たりがあったので反論出来なかった。

 

「どうやら自分でも分かったみたいね……だったらこれで終わらせてあげるわ!!」

 

「そうだとしても俺も負ける訳にはいかないんだ!!」

2人が決着をつけようとした時だった……

 

アリーナの上空から何らかの攻撃がバリアを破壊して侵入してきた。

 

侵入し出来たのは3()()の黒い機体だった。

 

「なっ!?一体何が起きたんだ!!」

 

「一夏!チッ!どうやらコイツらは私達に用があるみたいね……」

 

「くそっ!コイツら何が目的だっ!?」

 

「さぁ!?けど取り敢えずはコイツを倒さないとダメねっ!!」

2人が謎の機体を相手にしていると麻耶から通信が入った。

 

〔織斑くん!凰さん!早く避難して下さい!直ぐに教師陣が向かいますから!!〕

 

「分かりますけど!コイツが逃してくれないんです!!」

 

「それに、あの攻撃が観客席に向かったら、どうなるんですか!?」

 

〔それは……分かりますけど……〕

 

「だから避難が終わるまで俺たちが何とかします!!」

2人は通信を切った。


管制室side……

 

「織斑くん!?凰さん!!応答してください!!」

 

「麻耶、そんなに慌ててないで、まずは落ち着くんだ。コレを見るんだ」

千冬がモニターをさしたので確認すると……

 

「なっ!?観客席の隔壁が閉鎖されてる!しかもレベル4!?」

 

「どうやら、あの機体が関係してるみたいだな……まぁ、まずは落ち着いてコーヒーでも飲むんだ、ほら砂糖を沢山入れたぞ」

 

「あの、織斑先生……その砂糖の入れ物に【塩】って書いてある様に見えるんですけど……」

麻耶に言われた千冬が確認すると確かに塩と書かれていた。

 

「なぁ山田先生……なぜ、ここに塩なんかがおいてあるんだ?……」

 

「それは私に言われても……あっ、やっぱり織斑君の事が心配なんですね……え?先輩?」

 

「さぁ、麻耶コイツを飲んで落ち着くんだ……」

 

「いや、あの、それって塩が入ってる奴ですよね!?」

麻耶に言われた千冬は、そのまま詰め寄って麻耶を抑えると無理矢理コーヒーを薦めていた。

 

そんな中……

 

「えっ!?織斑先生!観客席に()()()()()()1()()()()()()()()()()()

 

「なんだと!?」

千冬がモニターを見ると3体の内の1体がアリーナと観客席を隔ててる障壁を破壊して観客席に侵入していた。

 

「まずい!あのままでは〔織斑先生、何か来たんですけど……()()()()()()()()()()()()〕アキか!あぁ、私が許可する!!」

千冬が慌てているとアキから通信が来たので、そのまま任せた。

 

「織斑先生!今のは?……」

 

「1年4組のアキ・ドレアーだ。彼ならば問題はない」

千冬は落ち着くと新しいコーヒーを淹れ始めた。

 

 

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。