束と銀髪の少女は自分達を助けてくれた者を連れて隠れ基地に戻っていた。
「そう言えば束様は、あの方をご存知なのですか?」
「ん?そうかクーちゃんには、まだ話してなかったっけ……」
束は椅子に座ると机の引き出しから一枚の写真を出した。
その写真には……
「これは……束様に箒様、千冬様に一夏様……それに、この少年は?」
今よりも若い束に黒い髪をリボンで縛った道着姿の少女、短い黒髪にツリ目の女性に、その女性の面影がある道着姿の少年、そして……
「その子は
束は優しい表情を浮かべていた。
その頃……
「ん……アレ?ここは……束姉は、何処だ?……」
青年は目覚めると自分が居る場所を確認した。
「うーん……多分だけど束姉関係の場所だろうなぁ……さてと探しますか……〔クンクン〕匂いは向こうからするな」
青年はベッドから降りると部屋から出た。
一方、クーちゃんと呼ばれた少女は束から少年の事を聞いていた。
「その様な方だったのですか……」
「うん……最初、私は興味が無かったんだけど凄く純粋に私の研究を喜んでくれて信じてくれたんだ……「必ず宇宙に行けるだったよね?束姉」タッくん?……」
声がした方を見ると、その両手に多量の食物を持った青年が立っていた。
目を覚ました青年【武昭】は束達と軽く互いの状況を確認しながら食事をしていた。
「そっか……この子は束姉が違法研究所から助け出した子だったのか」
「はい、私の名前はクロエ・クロニクルと申します」
「それでタッくんは違う世界で無事だったんだ……」
「えぇ、その世界で俺は魔導師ギルドっていう所に所属してたんです」
「そっか……けど本当にタッくんに再会出来るなんて……私も嬉しいよ」
束は優しい笑顔でタッくんと呼んだ青年を見ていた。
「それで
武昭の呼び方が変わった事に気付いた束は真剣な表情になった。
「うん、私も頑張ってるんだけどね……けど諦めないよ、こうやってタッくんにも再会出来たんだから!」
「そうか……じゃあ俺にも何か手伝わせてよ……まぁ何が出来るか分からないけど」
「大丈夫です、私も手伝いますので」
「あぁ、ありがとうなクロエ」
「さてと、それじゃあタッくん〔ピピピピ〕ん?これって確か……えっ!?
束が研究所の機械から反応がしたので確認をすると驚いていた。
「「束姉(様)??どうした(の)(んですか)」」
「えっとねタッくんは……イッくんの事は覚えてるよね?」
「当たり前じゃないですか、幼馴染だし
「うん……イッくんがねISを動かしちゃったの……」
「ふーん……ん?………えぇーっ!?」
束から理由を聞いて武昭も驚いていた。
それから日にちが経って……
「皆さん、ようこそIS学園へ 私は1年1組の副担任の
(なんで……俺はここに居るんだ?……)
IS学園の教室で
一方……
(フフフ、やっと……やっと
同じ教室にいた
彼の名前は
彼は前世で命を落としたが神によって
(へっ、世界の強制力とやらで欲しかった特典は貰えなかったが、この顔があれば問題は無いか)
彼は転生特典として、この世界において最も格好良い顔を貰ったのだったが……
(おぉ、
生前、彼は他人を下に見ており自分以外がどうなろうとも関係ないというクズの性格だった。
だが、彼は知らなかった……この世界は彼が知る世界とは違う事に……
その後、一夏が自己紹介をしたが姉で担任でもある
一方、同じ頃1年4組の教室で……
「えーっと世界で調査して見つかった
皆さんとは違い昔から勉強してないので何か分からない事があったら教えて下さい、よろしくお願いします」
「「「おぉっしゃーっ!!!」」」
アキの自己紹介を聞いたクラスメイト達は大声で喜んでいた。
「はいはい静かにしましょうね、それじゃドレアー君の席は更識さんの隣になるわ」
「ここか、宜しく更識さん」
「あっ……う、うん……宜しく……」
「さてと、それじゃあ授業を始めるわよー」
担任が言うと皆は授業を開始した。
(ふー……さてと、どうなるか分からないけど……久し振りのこの世界での生活だ……楽しみますか……)
アキは授業を聴きながら何かを考えていた。
アキ・ドレアー
武昭が変身魔法を使った時の名前。
顔はラクサスを黒髪にしただけ。
添誠 (そえ まこと)
神様によってIS世界に転生させられた存在。
生前は自分以外を下に見ていた。
名前は【てんせい】という読みから探したのでこうしました。